2011年04月13日(水) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
★△ナイル・ロジャーズ・ツアー開始~ プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
テーマ:Walking On Planet C
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 (79回~81回)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
ライヴ。
いよいよ、昨日(2011年4月12日)からナイル・ロジャーズの日本公演が始まった。12日にコットンクラブ、14日から18日までブルーノート東京、そして、20日大阪で公演が行われる。
初日の模様は明日付けのブログでご紹介します。
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『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、「ウォーキング・オン・プラネットC~プラネットCを歩いて」、2011年4月6日~4月8日分、写真・キャプション、ユーチューブ、訳注付き。
前回までのブログ、写真、ユーチューブ映像などはソウルサーチンの本サイト、ブログhttp://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください。なお、当日に写真なしの文字のみの翻訳をツイッターにアップしていますので、早くお読みになりたい方は、ツイッターをごらんください。ツイッターのアドレスは、https://twitter.com/soulsearcher216 です。
このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています。第1回から http://ameblo.jp/soulsearchin/theme-10032211060.html のファイルにアーカイブが所蔵されています
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳 第79回(4月6日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第79回 徹底してライヴ
#79 It’s All The Way Live
Written on Wednesday, 06 April 2011 04:50 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 06 April 2011 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/305-walking-on-planet-c-its-all-the-way-live
「アイ・ウォナ・ダンス」を歌いながらスタジオを出た
「アイ・ウォナ・ダンス」を歌いながらスタジオを出た。バンド向けにこの曲のライヴ用アレンジを準備していたからだ。僕たちは、この曲をレコーディングのときに、一度しか演奏していない。
これは、僕たちがR&Bレジェンド、クール&ザ・ギャングとともに作った作品だが、いくつかの不幸な状況のため制作が延期されていたものだ。中でもっとも大きかったのが、癌になったことだ。
いつも僕がウォーキングをするとき、脳内には多くの曲が思い浮かぶ。今日僕は、「アイ・ウォナ・ダンス」のことばかり考えていた。これを日本でライヴ演奏するからだ。そして、まだこの曲は誰も知らない。ただこの曲はとてもオールド・スクール(古いタイプ)のコンセプトで作られている。
時代は変わる。人々がなじみのない曲を敬遠することは知っている。だが、僕は二度目の人生を生きる機会を与えられ、それを最大限全う(まっとう)したいと思う。シックはライヴ・R&Bダンス・バンドだ。ショーがライヴで行われるとき、多くの想定外のことが起こる。だがそれこそが音楽をプレイすることを胸躍らせるものにする。そうして、僕は自分の人生をこう生きる。レイクサイドが「イッツ・オール・ザ・ウェイ・ライヴ(徹底的にライヴ)」と歌うように。
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『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳 第80回(4月7日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第80回 春
#80 Springtime
Written on Thursday, 07 April 2011 04:50 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 07 April 2011 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/306-walking-on-planet-c-springtime
白鳥をバックに僕を手前にして一緒に写真を撮ろうとした
僕は、腕を伸ばしてカメラを持ち、向こう側にいる白鳥をバックに僕を手前にして一緒に写真を撮ろうとした。だが、僕と白鳥は一枚の写真に収められず、しかたなく別々に撮影した。春を感じるのにどちらの写真がいいかはわからない。
僕のパートナー、バーナード・エドワーズは日本の東京で1996年4月18日、亡くなった。暖かい春の一日だったが、僕にとっては人生でもっとも寒さに凍えた日だった。度重なるモーニング・コールに答えなかった彼が、ホテルの部屋で死んで横たわっていたのを僕が発見した。その前夜、シック、スラッシュ、シスター・スレッジ、スティーヴ・ウィンウッド、デュラン・デュランのサイモン・ルボンらとともにコンサートをちょうど成功裏に終わらせていた。
あの夜の後、自分は決して再びシックの音楽をプレイすることはないだろうと思った。しかし次の年、僕は日本に招かれ、自分がシックを続けなければならないと悟った。それ以来、僕は毎年4月に日本で演奏している。
春の日本は一年でもっとも素晴らしい時期だ。今、日本の人々は最悪の惨事に見舞われている。しかし、僕は彼らが強い精神力を持っていることを知っている。彼らが僕と同じように復活し元気になると信じている。日本ほど素晴らしい場所はないからだ、特に春は。
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『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳 第81回(4月8日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第81回 ディスコ・スピード
#81 Disco Speed
Written on Friday, 08 April 2011 04:50 by Nile Rodgers (Japan Standard Time, 08 April 2011 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/307-walking-on-planet-c-disco-speed
今日、僕はちょっとばかりフォーレスト・ガンプのような感じだった。(ドキュメンタリーの)監督が、僕にウォーキングをして欲しいと言い、スタッフ全員が僕についてきたのだ。今、ドキュメンタリーを撮影しており、彼らがウォーキングによる治療について興味を持った。最初はカジュアルに歩いていたが、徐々に僕がいつもの歩くスピードにしたところ、彼らは驚いたようだった。そう、いつものスピードとは、ディスコ・スピード(ディスコのテンポの速いスピード)だ。
僕の人生には多くのことが急速に起こった。通常の検査に通っていたころ、僕はそのドクターの患者の中でもっとも健康的な男だった。だが、ほんの数日の間に僕は悪性の癌と診断された。その変化の速さは、まさにディスコ・スピードだった。
僕はそうした速さに順応する。速いもの、たとえば、車やボート、ゲーム、そして、おそらく猛スピードの人生にも順応するのだろう。僕の中でひとつテンポが遅いものがあるとすれば、それは前立腺癌手術から治るスピードだ。医者からは、長いスパンのスケジュールでみれば決して遅くはないと言われている。だが僕にとっては、草が伸びてくるのを見ているように思える。
誤解しないで欲しいのは、僕はこうして生命をもらっていることに感謝し、幸せだということだ。ウォーキング中の僕の表情を見ればおわかりになるだろう。特に、ディスコ・スピードで歩いているときはごきげんだ。
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Walking On Planet C>79,80,81> It's All The Way Live / Spring time / Disco Speed
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
ライヴ。
いよいよ、昨日(2011年4月12日)からナイル・ロジャーズの日本公演が始まった。12日にコットンクラブ、14日から18日までブルーノート東京、そして、20日大阪で公演が行われる。
初日の模様は明日付けのブログでご紹介します。
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『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、「ウォーキング・オン・プラネットC~プラネットCを歩いて」、2011年4月6日~4月8日分、写真・キャプション、ユーチューブ、訳注付き。
前回までのブログ、写真、ユーチューブ映像などはソウルサーチンの本サイト、ブログhttp://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください。なお、当日に写真なしの文字のみの翻訳をツイッターにアップしていますので、早くお読みになりたい方は、ツイッターをごらんください。ツイッターのアドレスは、https://twitter.com/soulsearcher216 です。
このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています。第1回から http://ameblo.jp/soulsearchin/theme-10032211060.html のファイルにアーカイブが所蔵されています
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳 第79回(4月6日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第79回 徹底してライヴ
#79 It’s All The Way Live
Written on Wednesday, 06 April 2011 04:50 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 06 April 2011 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/305-walking-on-planet-c-its-all-the-way-live
「アイ・ウォナ・ダンス」を歌いながらスタジオを出た
「アイ・ウォナ・ダンス」を歌いながらスタジオを出た。バンド向けにこの曲のライヴ用アレンジを準備していたからだ。僕たちは、この曲をレコーディングのときに、一度しか演奏していない。
これは、僕たちがR&Bレジェンド、クール&ザ・ギャングとともに作った作品だが、いくつかの不幸な状況のため制作が延期されていたものだ。中でもっとも大きかったのが、癌になったことだ。
いつも僕がウォーキングをするとき、脳内には多くの曲が思い浮かぶ。今日僕は、「アイ・ウォナ・ダンス」のことばかり考えていた。これを日本でライヴ演奏するからだ。そして、まだこの曲は誰も知らない。ただこの曲はとてもオールド・スクール(古いタイプ)のコンセプトで作られている。
時代は変わる。人々がなじみのない曲を敬遠することは知っている。だが、僕は二度目の人生を生きる機会を与えられ、それを最大限全う(まっとう)したいと思う。シックはライヴ・R&Bダンス・バンドだ。ショーがライヴで行われるとき、多くの想定外のことが起こる。だがそれこそが音楽をプレイすることを胸躍らせるものにする。そうして、僕は自分の人生をこう生きる。レイクサイドが「イッツ・オール・ザ・ウェイ・ライヴ(徹底的にライヴ)」と歌うように。
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『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳 第80回(4月7日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第80回 春
#80 Springtime
Written on Thursday, 07 April 2011 04:50 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 07 April 2011 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/306-walking-on-planet-c-springtime
白鳥をバックに僕を手前にして一緒に写真を撮ろうとした
僕は、腕を伸ばしてカメラを持ち、向こう側にいる白鳥をバックに僕を手前にして一緒に写真を撮ろうとした。だが、僕と白鳥は一枚の写真に収められず、しかたなく別々に撮影した。春を感じるのにどちらの写真がいいかはわからない。
僕のパートナー、バーナード・エドワーズは日本の東京で1996年4月18日、亡くなった。暖かい春の一日だったが、僕にとっては人生でもっとも寒さに凍えた日だった。度重なるモーニング・コールに答えなかった彼が、ホテルの部屋で死んで横たわっていたのを僕が発見した。その前夜、シック、スラッシュ、シスター・スレッジ、スティーヴ・ウィンウッド、デュラン・デュランのサイモン・ルボンらとともにコンサートをちょうど成功裏に終わらせていた。
あの夜の後、自分は決して再びシックの音楽をプレイすることはないだろうと思った。しかし次の年、僕は日本に招かれ、自分がシックを続けなければならないと悟った。それ以来、僕は毎年4月に日本で演奏している。
春の日本は一年でもっとも素晴らしい時期だ。今、日本の人々は最悪の惨事に見舞われている。しかし、僕は彼らが強い精神力を持っていることを知っている。彼らが僕と同じように復活し元気になると信じている。日本ほど素晴らしい場所はないからだ、特に春は。
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『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳 第81回(4月8日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第81回 ディスコ・スピード
#81 Disco Speed
Written on Friday, 08 April 2011 04:50 by Nile Rodgers (Japan Standard Time, 08 April 2011 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/307-walking-on-planet-c-disco-speed
今日、僕はちょっとばかりフォーレスト・ガンプのような感じだった。(ドキュメンタリーの)監督が、僕にウォーキングをして欲しいと言い、スタッフ全員が僕についてきたのだ。今、ドキュメンタリーを撮影しており、彼らがウォーキングによる治療について興味を持った。最初はカジュアルに歩いていたが、徐々に僕がいつもの歩くスピードにしたところ、彼らは驚いたようだった。そう、いつものスピードとは、ディスコ・スピード(ディスコのテンポの速いスピード)だ。
僕の人生には多くのことが急速に起こった。通常の検査に通っていたころ、僕はそのドクターの患者の中でもっとも健康的な男だった。だが、ほんの数日の間に僕は悪性の癌と診断された。その変化の速さは、まさにディスコ・スピードだった。
僕はそうした速さに順応する。速いもの、たとえば、車やボート、ゲーム、そして、おそらく猛スピードの人生にも順応するのだろう。僕の中でひとつテンポが遅いものがあるとすれば、それは前立腺癌手術から治るスピードだ。医者からは、長いスパンのスケジュールでみれば決して遅くはないと言われている。だが僕にとっては、草が伸びてくるのを見ているように思える。
誤解しないで欲しいのは、僕はこうして生命をもらっていることに感謝し、幸せだということだ。ウォーキング中の僕の表情を見ればおわかりになるだろう。特に、ディスコ・スピードで歩いているときはごきげんだ。
エヴリバディ・ダンス!
posted with amazlet at 11.04.12
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Walking On Planet C>79,80,81> It's All The Way Live / Spring time / Disco Speed