2011年04月28日(木) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
◎ タワー・オブ・パワー~エンタテインメントの真髄~震災翌々日のライヴ
テーマ:ライヴ評・レポート
◎ タワー・オブ・パワー~エンタテインメントの真髄
【Tower Of Power: No Same Songs On Two Sets】
日本の歴史を変えた2011年3月11日。そのとき、日本の地にいたアーティストが何組かいた。シンディ・ロウパーは、その日成田に到着。さまざまな議論の末、ライヴを決行。同じ頃すでに来日していて、前日すでにライヴを行っていたタワー・オブ・パワーも、当日こそ中止にしたものの、続く日程を果敢にライヴを行った。今となっては貴重なライヴとなったタワー・オブ・パワーのライヴ評を、ライヴ直後に書いたものを一月余、遅ればせながらご紹介する。
+++++
決行。
3月11日は中止。12日~14日は決行。来日したタワー・オブ・パワーのライヴだ。13日の夜、セカンドに足を運んだ。タワーのライヴは2010年5月以来、約10ヶ月ぶり。来日コンサートは19回目。
かなり、行くかどうかは迷ったが、とりあえず行ってみよう、という感じで会場へ。ブルーノートの階段を下りると、ちょうど1曲目が始まり、中を見渡すと超満員。相変わらずの人気だ。ひょっとして11日中止での振り替えがなかったので、11日に来られなかった人もここに参戦したのかもしれない。
そして、いつもの通り、ファンキーでグルーヴィーなライヴを聴かせてくれた。まるでこの会場の中は、外で何が起こっているか、まったく関係ないかのよう。これがエンタテインメントの真髄だ。何か辛いことや嫌なことがあったら、ライヴや映画を見て、ほんのひととき、現実逃避しよう。いい悪いではなく、それがエンタテインメントの役割だ。タワーたちは、プロフェッショナルとして、そのエンタテインメントを遂行する。それだけ。それ以上でもなく、それ以下でもない。これは優れたエンタテイナーであったら誰でも同じはず。
さて、今回は、昨年参加のミック・ジレットが参加できなくなり、日本在住のエリック・ミヤシロ、コリン・ライコウという二人がスケジュールによって特別に参加。エリックさんは日本で大活躍中のトランペット奏者。コリン・ライコウは、横須賀在住だという。13日日曜セカンドは、両者がいたため、どちらかということではなく、二人がステージにあがった。
それにしても、もう何度も書いているが、ステージ前面にあれだけのホーン・セクションがどーんと立つと、それだけで迫力いっぱい。ブラス・セクションが動き、奏でる音がとにかくかっこいい。いつ見ても、何度見てもいいものはいい。
今回は、10日のセットリストを見ると、ファーストとセカンドの曲がまったくかぶっていない。これもすごい。ファースト、セカンド通しで見るファンは嬉しいことこの上ないだろう。
■過去関連記事(リンクがうまくつながらない場合は、コピー&ペーストなどしてみてください)
2010年05月12日(水)
タワー・オブ・パワー、ファンクでTKO
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10532446262.html
2009年05月27日(水)
タワー・オブ・パワー~ホーン炸裂41年のソウル・バンド
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090527.html
February 03, 2009
Tower Of Power’s New Album Is Also Soul Cover CD
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090203.html
May 26, 2008
Tower Of Power Live: Power Of Horns, Rhythms, Vocals And Everything (Part 1): Hi Energy Funk Exploded More Than 2 Hours & Half
【タワー・オブ・パワー、ブルーノート史上初、2時間半超ライヴ(パート1)】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080526.html
2008年5月のタワー最終日ライヴ・レポート。パート1。5月27日付け、28日付へ続く。
May 27, 2008
Tower Of Power Live (Part 2) : History Of Tower Of Power
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート2)~歴史集大成ライヴ】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080527.html
May 28, 2008
Tower Of Power Live (Part 3): Any Questions? Asked Emilio Number Of Times
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080528.html
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート3)~歴史集大成ライヴ】
March 17, 2007
Tower Of Power Live: Continuation Makes Power
http://blog.soulsearchin.com/archives/001645.html
2004/01/21 (Wed)
Down To The Night Club: Tower Of Power Show What Is Hip
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040121.html
2004/01/22 (Thu)
Stranger Turned To Be A Friend By Power Of Tower & Champagne
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040122.html
February 24, 2006
Tower Of Power Live: It’s Soooo Hot Downstairs, Upstairs, Too
http://blog.soulsearchin.com/archives/000852.html
■ タワー・オブ・パワー・最新作『ライヴ・アット・フィルモア~結成40周年記念ライヴ』(DVD付き)(2011-3-2発売)
■ タワー・オブ・パワー 『アメリカン・ソウル・ブック』
■ ベスト・アルバム
■ メンバー
イミーリオ(エミリオ)・カスティーヨ(テナー・サックス、ヴォーカル)Emilio Castillo(ts,vo)
ラリー・LB・ブラッグス(ヴォーカル)Larry Braggs(vo)
トム・ポリッツァー(サックス)Tom Politzer(sax)
スティーブン・“ドック”・クプカ(バリトン・サックス)Stephen "Doc" Kupka(sax)
エリック宮城(トランペット) Eric Miyashiro (tru)(3月10日、3月12日、13日セカンド)、
コリン・ライコウ(トランペット)Colin Reicow (tru)(3月11日、3月13日ファースト)
アドルフォ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)Adolfo Acosta(tp,flh)
ロジャー・スミス(キーボード、ヴォーカル)Roger Smith(key,vo)
ジェリー・コーテス / Jerry Cortez(Guitar)
フランシス・ロッコー・プレスティア(ベース)Francis Rocco Prestia(b)
デイヴィッド・ガルバルディー(ドラムス)David Garibaldi(ds)
■ セットリスト タワー・オブ・パワー、2011年3月13日日曜
Setlist: Tower Of Power, March 13, 2011, Bluenote Tokyo
Show started 20:45
01. We Came To Play
02. Soul With A Capitol “S”
03. Can’t You See (You Doin’ Me Wrong)
04. On The Serious Side
05. Get Yo’ Feet Back On The Ground
06. How Could This Happen To Me
07. Maybe It’ll Rub Off
08. You Got To Funkifize
09. Me & Mrs. Jones
10. James Brown Medley: Mother Popcorn – Give It Up Turn It Loose – I Got You – Diggin’ On James Brown
11. So Very Hard To Go
12. What is Hip? – Soul Power
Enc. This Time It’s Real
Show ended 22:12
(2011年3月13日日曜、東京ブルーノート、タワー・オブ・パワー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tower Of Power
2011-
【Tower Of Power: No Same Songs On Two Sets】
日本の歴史を変えた2011年3月11日。そのとき、日本の地にいたアーティストが何組かいた。シンディ・ロウパーは、その日成田に到着。さまざまな議論の末、ライヴを決行。同じ頃すでに来日していて、前日すでにライヴを行っていたタワー・オブ・パワーも、当日こそ中止にしたものの、続く日程を果敢にライヴを行った。今となっては貴重なライヴとなったタワー・オブ・パワーのライヴ評を、ライヴ直後に書いたものを一月余、遅ればせながらご紹介する。
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決行。
3月11日は中止。12日~14日は決行。来日したタワー・オブ・パワーのライヴだ。13日の夜、セカンドに足を運んだ。タワーのライヴは2010年5月以来、約10ヶ月ぶり。来日コンサートは19回目。
かなり、行くかどうかは迷ったが、とりあえず行ってみよう、という感じで会場へ。ブルーノートの階段を下りると、ちょうど1曲目が始まり、中を見渡すと超満員。相変わらずの人気だ。ひょっとして11日中止での振り替えがなかったので、11日に来られなかった人もここに参戦したのかもしれない。
そして、いつもの通り、ファンキーでグルーヴィーなライヴを聴かせてくれた。まるでこの会場の中は、外で何が起こっているか、まったく関係ないかのよう。これがエンタテインメントの真髄だ。何か辛いことや嫌なことがあったら、ライヴや映画を見て、ほんのひととき、現実逃避しよう。いい悪いではなく、それがエンタテインメントの役割だ。タワーたちは、プロフェッショナルとして、そのエンタテインメントを遂行する。それだけ。それ以上でもなく、それ以下でもない。これは優れたエンタテイナーであったら誰でも同じはず。
さて、今回は、昨年参加のミック・ジレットが参加できなくなり、日本在住のエリック・ミヤシロ、コリン・ライコウという二人がスケジュールによって特別に参加。エリックさんは日本で大活躍中のトランペット奏者。コリン・ライコウは、横須賀在住だという。13日日曜セカンドは、両者がいたため、どちらかということではなく、二人がステージにあがった。
それにしても、もう何度も書いているが、ステージ前面にあれだけのホーン・セクションがどーんと立つと、それだけで迫力いっぱい。ブラス・セクションが動き、奏でる音がとにかくかっこいい。いつ見ても、何度見てもいいものはいい。
今回は、10日のセットリストを見ると、ファーストとセカンドの曲がまったくかぶっていない。これもすごい。ファースト、セカンド通しで見るファンは嬉しいことこの上ないだろう。
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2010年05月12日(水)
タワー・オブ・パワー、ファンクでTKO
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2009年05月27日(水)
タワー・オブ・パワー~ホーン炸裂41年のソウル・バンド
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090527.html
February 03, 2009
Tower Of Power’s New Album Is Also Soul Cover CD
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May 26, 2008
Tower Of Power Live: Power Of Horns, Rhythms, Vocals And Everything (Part 1): Hi Energy Funk Exploded More Than 2 Hours & Half
【タワー・オブ・パワー、ブルーノート史上初、2時間半超ライヴ(パート1)】
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2008年5月のタワー最終日ライヴ・レポート。パート1。5月27日付け、28日付へ続く。
May 27, 2008
Tower Of Power Live (Part 2) : History Of Tower Of Power
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート2)~歴史集大成ライヴ】
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May 28, 2008
Tower Of Power Live (Part 3): Any Questions? Asked Emilio Number Of Times
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080528.html
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート3)~歴史集大成ライヴ】
March 17, 2007
Tower Of Power Live: Continuation Makes Power
http://blog.soulsearchin.com/archives/001645.html
2004/01/21 (Wed)
Down To The Night Club: Tower Of Power Show What Is Hip
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February 24, 2006
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■ タワー・オブ・パワー・最新作『ライヴ・アット・フィルモア~結成40周年記念ライヴ』(DVD付き)(2011-3-2発売)
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■ タワー・オブ・パワー 『アメリカン・ソウル・ブック』
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タワー・オブ・パワー
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■ ベスト・アルバム
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タワー・オブ・パワー
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■ メンバー
イミーリオ(エミリオ)・カスティーヨ(テナー・サックス、ヴォーカル)Emilio Castillo(ts,vo)
ラリー・LB・ブラッグス(ヴォーカル)Larry Braggs(vo)
トム・ポリッツァー(サックス)Tom Politzer(sax)
スティーブン・“ドック”・クプカ(バリトン・サックス)Stephen "Doc" Kupka(sax)
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コリン・ライコウ(トランペット)Colin Reicow (tru)(3月11日、3月13日ファースト)
アドルフォ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)Adolfo Acosta(tp,flh)
ロジャー・スミス(キーボード、ヴォーカル)Roger Smith(key,vo)
ジェリー・コーテス / Jerry Cortez(Guitar)
フランシス・ロッコー・プレスティア(ベース)Francis Rocco Prestia(b)
デイヴィッド・ガルバルディー(ドラムス)David Garibaldi(ds)
■ セットリスト タワー・オブ・パワー、2011年3月13日日曜
Setlist: Tower Of Power, March 13, 2011, Bluenote Tokyo
Show started 20:45
01. We Came To Play
02. Soul With A Capitol “S”
03. Can’t You See (You Doin’ Me Wrong)
04. On The Serious Side
05. Get Yo’ Feet Back On The Ground
06. How Could This Happen To Me
07. Maybe It’ll Rub Off
08. You Got To Funkifize
09. Me & Mrs. Jones
10. James Brown Medley: Mother Popcorn – Give It Up Turn It Loose – I Got You – Diggin’ On James Brown
11. So Very Hard To Go
12. What is Hip? – Soul Power
Enc. This Time It’s Real
Show ended 22:12
(2011年3月13日日曜、東京ブルーノート、タワー・オブ・パワー・ライヴ)
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2011-