2011年03月20日(日) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第57回~第61回(3月15日~19)
テーマ:Walking On Planet C
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、「ウォーキング・オン・プラネットC~プラネットCを歩いて」、2011年3月15日~3月19日分、写真・キャプション、ユーチューブ、訳注付き。
前回までのブログ、写真、ユーチューブ映像などはソウルサーチンの本サイト、ブログhttp://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください
このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています。第1回から http://ameblo.jp/soulsearchin/theme-10032211060.html のファイルにアーカイブが所蔵されています
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第57回 微笑を与えてくれるバーナード
#57 It Also Makes Me Smile
Written on Tuesday, 15 March 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 15 March 2011 18:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/283-walking-on-planet-c-it-also-makes-me-smile
バーナードの最後のインタヴューを見ながらホームランナーでウォーキング
今日のウォーキングは、バーナードの最後のインタヴューを見ながら、ルームランナーで行(おこな)った。彼は、僕たちがどのようにして、まったく資金なしに最初のヒット曲(「ダンス・ダンス・ダンス」)を録音したかを語っていた。あの頃、僕たちはみなお互い助け合っていたので、録音が実現できたのだ。
癌が僕を襲ってから、多くの人たちが彼らの癌物語を語り、僕のブログを読んでくれるあらゆる人たちがコメントを寄せてくれる。それはまるでひとつのコミュニティーがここに出来、お互い助け合っているようだ。それはかつて、ルーサーやバーナード、その他の友人たちがお互い助け合っていた様子と同じだ。
ルーサー・ヴァンドロス、「ネヴァー・トゥ・マッチ」名盤
ルーサー・ヴァンドロス、「シンス・アイ・ロスト・マイ・ベイビー」同曲の収録されている『フォーエヴァー・フォー・オールウェイズ』
癌手術後初めてのコンサートは、4月に日本で行われることになっている。僕は人々のスピリットを信じている。僕はそれまで祈り、日本に行く頃には日本と僕たちの心がお互い癒しあえればと思う。僕たちは毎年やっているように、日本のみんなと一緒に歌い、踊り、そして愛を確認しあう。
4月は、バーナード逝去から15周年になる。僕は今度のショーを今までで最高のものにしたい。
バーナードの最後のインタヴューを何度も繰り返し見続けている。まるであたかもバーナードがここにいて、僕に強くなれと指示をしているかのように思える。それを見てまた、僕は微笑む。
シック「ダンス・ダンス・ダンス」、最初はブッダ・レコードから出た
シック「エヴリバディー・ダンス」
Bernard Videoがここに貼り付けられないので、原文のオリジナル・リンクをごらんください。
+++++
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第58回(3月16日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第58回 ほろ苦い
#58 Bittersweet
Written on Wednesday, 16 March 2011 04:50 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 16 March 2011 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/284-walking-on-planet-c-bittersweet
今日はほろ苦い
今日、検査の結果が出た。「癌消滅」だった。最高に嬉しかった。
だが、ニューズで日本の状況を見て、すぐに悲しくなった。原発での放射線レヴェルが高く、従業員が避難しなければならないと言っていた。
僕の幸運も、日本の人々を心配するあまりに、心地よくはない。今日はウォーキングを取りやめにした。
今夜は朝まで起きてCNNを見続けよう。今日は、ほろ苦い一日だ。
+++++
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第59回(3月17日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第59回 癌消滅
#59 Cancer Free
Written on Thursday, 17 March 2011 04:50 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 17 March 2011 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/285-walking-on-planet-c-cancer-free
今日、雨は降っていたが暖かかった
2日連続で医師のところに行った今日、雨は降っていたが暖かかった。今、僕は「癌消滅」と診断されたが、術後の症状は膨大な回復セラピーを必要とする。
昨日、「癌消滅」と言われたとき、僕は驚喜した。しかし、日本の地震、津波、そして、放射能漏れの可能性についての休むことなきニューズ報道に落ち込んでいる。
日本は僕にとってとても重要な地だ。数週間内にかの地に戻ることが待ちきれない。1996年4月、僕の長い間のパートナーであるバーナード・エドワーズは、モーニング・コールに起きなかった。彼が部屋で亡くなっていたのを僕は発見した。
彼の最後の言葉になったのは、3本の素晴らしいコンサートを終えた後、観客に言ったおやすみだった。あれは僕の人生の中でももっとも幸福な一夜だった。しかし、それが翌日、人生でもっとも悲しい日の一日となってしまった。
それは、昨日僕が癌消滅と宣言されたときに感じた複雑なほろ苦い感情と、とてもよく似ていた。
+++++
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第60回(3月18日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第60回 モダン・ラヴ
#60 Modern Love
Written on Friday, 18 March 2011 03:50 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 18 March 2011 16:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/286-walking-on-planet-c-modern-love
暖かい日、デッキに出て陽を浴びた
今日は2日間続く暖かい日の初日だ。デッキに出て陽を浴びた。ここ数日少し悲しかったが、癌消滅の思いにふけり、ハッピーでファンキーな人生を再生しようと思った。
元デュラン・デュランのギタリスト、アンディー・テイラーとそのすご腕マネージャー、オーストラリアにいるアッシャーからのメッセージに目覚めた。
癌戦争の初期から、応援してくれるEメール、ショート・メール、ツイートをたくさんもらっている。僕はそれを「ラヴ」あるいは「モダン・ラヴ」とニックネームをつけている。愛について考えるとき、僕は音楽のことを考える。そして、それが今日のウォーキングにでかけるキュー(きっかけ)となった。
僕は決してミュージック・プレイヤーを持ち歩かない。口笛を吹き、ハミングし、歌う。僕が見聞きしたり、何かのテーマを思いついたとたんいつでも曲を変えられるからだ。テンポもすぐに変えられるし、キーもアレンジもそのときのムードに従って変えられるのだ。
僕は今日ごきげんでノリノリだったので、踊りながらウォーキングしている感じだった。そこで、道を歩きながら歌ったのは、ザ・B52ズ(ビー・フィフティートゥーズ)の「ラヴ・シャック」だった。
ディスコのスピードになると、僕の脳内DJは、マドンナの「ドレス・ユー・アップ」、ABCの「ザ・ルック・オブ・ラヴ」、ダイアナ・ロスの「ラヴ・ハングオーヴァー」、マルーン5の「ディス・ラヴ」、そのほかの「愛」をテーマにした曲を次々とかけた。
Look of Love: the Very Best of ABC +DVD
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、「ウォーキング・オン・プラネットC~プラネットCを歩いて」、2011年3月15日~3月19日分、写真・キャプション、ユーチューブ、訳注付き。
前回までのブログ、写真、ユーチューブ映像などはソウルサーチンの本サイト、ブログhttp://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください
このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています。第1回から http://ameblo.jp/soulsearchin/theme-10032211060.html のファイルにアーカイブが所蔵されています
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第57回 微笑を与えてくれるバーナード
#57 It Also Makes Me Smile
Written on Tuesday, 15 March 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 15 March 2011 18:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/283-walking-on-planet-c-it-also-makes-me-smile
バーナードの最後のインタヴューを見ながらホームランナーでウォーキング
今日のウォーキングは、バーナードの最後のインタヴューを見ながら、ルームランナーで行(おこな)った。彼は、僕たちがどのようにして、まったく資金なしに最初のヒット曲(「ダンス・ダンス・ダンス」)を録音したかを語っていた。あの頃、僕たちはみなお互い助け合っていたので、録音が実現できたのだ。
癌が僕を襲ってから、多くの人たちが彼らの癌物語を語り、僕のブログを読んでくれるあらゆる人たちがコメントを寄せてくれる。それはまるでひとつのコミュニティーがここに出来、お互い助け合っているようだ。それはかつて、ルーサーやバーナード、その他の友人たちがお互い助け合っていた様子と同じだ。
ルーサー・ヴァンドロス、「ネヴァー・トゥ・マッチ」名盤
ルーサー・ヴァンドロス、「シンス・アイ・ロスト・マイ・ベイビー」同曲の収録されている『フォーエヴァー・フォー・オールウェイズ』
癌手術後初めてのコンサートは、4月に日本で行われることになっている。僕は人々のスピリットを信じている。僕はそれまで祈り、日本に行く頃には日本と僕たちの心がお互い癒しあえればと思う。僕たちは毎年やっているように、日本のみんなと一緒に歌い、踊り、そして愛を確認しあう。
4月は、バーナード逝去から15周年になる。僕は今度のショーを今までで最高のものにしたい。
バーナードの最後のインタヴューを何度も繰り返し見続けている。まるであたかもバーナードがここにいて、僕に強くなれと指示をしているかのように思える。それを見てまた、僕は微笑む。
シック「ダンス・ダンス・ダンス」、最初はブッダ・レコードから出た
シック「エヴリバディー・ダンス」
Bernard Videoがここに貼り付けられないので、原文のオリジナル・リンクをごらんください。
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★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第58回(3月16日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第58回 ほろ苦い
#58 Bittersweet
Written on Wednesday, 16 March 2011 04:50 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 16 March 2011 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/284-walking-on-planet-c-bittersweet
今日はほろ苦い
今日、検査の結果が出た。「癌消滅」だった。最高に嬉しかった。
だが、ニューズで日本の状況を見て、すぐに悲しくなった。原発での放射線レヴェルが高く、従業員が避難しなければならないと言っていた。
僕の幸運も、日本の人々を心配するあまりに、心地よくはない。今日はウォーキングを取りやめにした。
今夜は朝まで起きてCNNを見続けよう。今日は、ほろ苦い一日だ。
+++++
★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第59回(3月17日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第59回 癌消滅
#59 Cancer Free
Written on Thursday, 17 March 2011 04:50 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 17 March 2011 17:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/285-walking-on-planet-c-cancer-free
今日、雨は降っていたが暖かかった
2日連続で医師のところに行った今日、雨は降っていたが暖かかった。今、僕は「癌消滅」と診断されたが、術後の症状は膨大な回復セラピーを必要とする。
昨日、「癌消滅」と言われたとき、僕は驚喜した。しかし、日本の地震、津波、そして、放射能漏れの可能性についての休むことなきニューズ報道に落ち込んでいる。
日本は僕にとってとても重要な地だ。数週間内にかの地に戻ることが待ちきれない。1996年4月、僕の長い間のパートナーであるバーナード・エドワーズは、モーニング・コールに起きなかった。彼が部屋で亡くなっていたのを僕は発見した。
彼の最後の言葉になったのは、3本の素晴らしいコンサートを終えた後、観客に言ったおやすみだった。あれは僕の人生の中でももっとも幸福な一夜だった。しかし、それが翌日、人生でもっとも悲しい日の一日となってしまった。
それは、昨日僕が癌消滅と宣言されたときに感じた複雑なほろ苦い感情と、とてもよく似ていた。
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★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第60回(3月18日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第60回 モダン・ラヴ
#60 Modern Love
Written on Friday, 18 March 2011 03:50 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 18 March 2011 16:50)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/286-walking-on-planet-c-modern-love
暖かい日、デッキに出て陽を浴びた
今日は2日間続く暖かい日の初日だ。デッキに出て陽を浴びた。ここ数日少し悲しかったが、癌消滅の思いにふけり、ハッピーでファンキーな人生を再生しようと思った。
元デュラン・デュランのギタリスト、アンディー・テイラーとそのすご腕マネージャー、オーストラリアにいるアッシャーからのメッセージに目覚めた。
癌戦争の初期から、応援してくれるEメール、ショート・メール、ツイートをたくさんもらっている。僕はそれを「ラヴ」あるいは「モダン・ラヴ」とニックネームをつけている。愛について考えるとき、僕は音楽のことを考える。そして、それが今日のウォーキングにでかけるキュー(きっかけ)となった。
僕は決してミュージック・プレイヤーを持ち歩かない。口笛を吹き、ハミングし、歌う。僕が見聞きしたり、何かのテーマを思いついたとたんいつでも曲を変えられるからだ。テンポもすぐに変えられるし、キーもアレンジもそのときのムードに従って変えられるのだ。
僕は今日ごきげんでノリノリだったので、踊りながらウォーキングしている感じだった。そこで、道を歩きながら歌ったのは、ザ・B52ズ(ビー・フィフティートゥーズ)の「ラヴ・シャック」だった。
ディスコのスピードになると、僕の脳内DJは、マドンナの「ドレス・ユー・アップ」、ABCの「ザ・ルック・オブ・ラヴ」、ダイアナ・ロスの「ラヴ・ハングオーヴァー」、マルーン5の「ディス・ラヴ」、そのほかの「愛」をテーマにした曲を次々とかけた。
Look of Love: the Very Best of ABC +DVD
posted with amazlet at 11.03.19
今週、僕は「愛」に心を奪われている。音楽への愛、人生に対する愛、バーナード・エドワーズへの愛、日本の人々への愛、そして広がり続ける世界中のオンライン・ファミリーからの愛。自宅の道に近づいたときに流れてきた最後の曲は、デュラン・デュランの「ザ・ワイルド・ボーイズ」だ。デュランのサイモン・ルボンが日本でバーナードが亡くなったときに傍らにいてくれたことが何より嬉しく、そのことを思っていた。そして、それに続いて歌ったのが、もっともこのテーマにどんぴしゃのデイヴィッド・ボウイの「モダン・ラヴ」だった。
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第61回 日本と僕の復活
#61 Rebirth of a Nation and Me
Written on Saturday, 19 March 2011 03:55 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 19 March 2011 16:55)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/287-walking-on-planet-c-rebirth-of-a-nation-and-me
暖かく気持ちのいい最高の日
昨日はこの季節で一番暖かい日だった。本当に気持ちのいい一日だった。
僕は自分の絶好調時のパフォーマンスに戻るまでに、膨大な量、肉体を動かさなければならない。だが、僕は生きていることが本当に嬉しい。
僕は音楽が持つ癒しの力を信じており、毎日何時間もギターを弾いている。プレイするメインのギターは、1960年のフェンダー・ストラトキャスター、1959年のメイプル・ネック付きのものだ。1973年にこれを300ドルで買った。僕はこれに「ザ・ヒットメイカー」と名づけた。というのもこれでプレイしたレコードの売り上げは10億ドル以上にもなっているからだ。
このギターでプレイしたレコードの売り上げは10億ドル以上にもなる
キャリアの初期、よく楽器店に行っては将来の夢の話をしていた。今、僕は日本の将来も輝いているとわかっている。
僕は今こそ日本にいてこのヒットメイカーを鳴らせればいいと思う。毎日、友人のミュージシャンたちからかの地でプレイし、コンサートでの日本のファンの素晴らしいヴァイヴについての話を次々と聴く。今、直面しているあらゆる困難の途上で、彼らはひじょうに強い精神力を持っている。
僕は、ギターを持って行き、日本と僕の復活の一翼を担うのが待ちきれない。
左・バーナードのギターマン・ベース Nard's Guitarman Bass 右・僕のギターマン・ストラットMy Guitarman Strat
Walking on Planet C>57 - 61>It Also Make Me Smile / Bittersweet / Cancer Free / Modern Love / Rebirth of a Nation and Me