2011年03月17日(木) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
◆ 日本復興と絆
テーマ:エッセイ>ブログ関連
◆ 日本復興と絆
【Kizuna & Reconstruction of Japan : Stay Positive】
復興。
ずっとテレビがついている。物資が避難している人たちに届かない。東京でも、ガソリンや燃料がない。近くのガソリンスタンドは、ふだんは24時間営業なのに、夕方には閉店していた。スーパーの棚はけっこう空になっていたり、お米がなかったり。普段の生活にジャブがじわじわと効いてきている。一体いつになったら、普段の生活に戻れるのだろうか。ゆっくり復興していくしかない。
それでも、ここは電気・水道があるので、テレビもネットも見られる。固定電話も、携帯もいちおうつながっている。
原発。
しかし、それにしても一番心配なのが、原発だ。福島原発の問題は、気がかりで、世界中が注目している。だが、政府・東電の発表が心もとないので心配がつのる。
原発容認派、反対派、それぞれがさまざまな解説を試みていて、正しく理解するのが難しい。そんな中で、大前研一氏のユーストリームでの解説がわかりやすかった。(70分あるが、すべて見てしまった。すでに一部の文字起こしがあるらしい)
この中で、大前氏は、こういう事故が起こったら、今後日本、世界で新しく原発を作ることはできなくなるだろうと明言している。代替えは、30パーセント節電すれば、幸い日本の経済は右肩上がりではないので、まかなえる、とも提言している。大前氏は原子力発電のエンジニアでもあったわけだから、解説にも重みがあった。
原子力はこれまで我々に多大な恩恵を与えてくれた。もうこのあたりで御役御免でいいのではないだろうか。便利さと事故のリスク、想定外のリスクを考えたら、多少の便利さも我慢しよう。人間が作るものは必ず、間違いが起こる。間違いが起こったとき、想定外のことが起こったとき、どれほど甚大な影響を受けるか、それとのバランスだ。原発事故はあまりにその被害が甚大すぎる。
どちらかといえば原発容認派だった上杉隆氏が危機を訴え、どちらかといえば反対派だった元NHKの池田信夫氏が「おちつけ。スリーマイル以上、チェルノブイリ以下。東京では大きな影響はない」とコメントしているのも興味深い。この3人に同時にテレビで解説してほしい。
+++++
Kizuna.
放送作家の小山薫堂氏、俳優の渡辺謙氏らが音頭を取り、「Kizuna 311(きずな311)」というサイトを立ち上げた。コンセプトは、「エンターテインメント・コンテンツの差し入れ」だという。すでに渡辺謙氏の「雨にも負けず」の朗読がユーチューブでアップされている。
http://kizuna311.com/index.html
素晴らしい試みだと思う。
+++++
ハマーの絆。
昨日(3月16日)、MCハマーが、@MCHammer My Body is in Zurich But my Heart is in Japan. #Pray4Japan僕は今チューリッヒにいるが、僕の心は日本にある、というツイートを出した。彼のフォロワーは200万人以上いる。すると、瞬く間に世界中から、これに反応があった。My Body is in (都市名) But my Heart is in Japan というツイートが毎分何通もあふれ出ている。これも、世界の絆の例だと思う。
+++++
救助人数。
被災地の映像や津波の映像を繰り返し見ていると、本当に心が滅入る。見ないようにしようとも思うが、ぐらっと揺れればテレビをつけてしまう。テレビももっとポジティヴなエネルギーの出る映像を出してほしい。救出劇などは何度見てもいい。それから、死亡者数の推移より、むしろ、自衛隊が救助した人数をグラフにして紹介して欲しい。それだけでも、気分が晴れる。
正直に言って、自分が何をすべきか、何ができるか、わからない。
節電、節エネルギー、買いだめをしないこと、必要以上に出歩かないこと。それぞれが出来ることを地道にやる。それしかない。そして、前向きに、ポジティヴに生きるしかない。
+++++
シンディ。
そして、親日家のシンディ・ロウパー。16日(水)、渋谷オーチャード・ホールでライヴ。あちこちに「ゲンキ~~?」と日本語を交えながら、観客を思い切り元気にしてくれた。今必要なのは、彼女のような明るさだ。
シンディは、11日(金)に来日。通常だったら、成田からホテルへ直行だが、地震の影響ですぐに行けず、結局、紆余曲折あってホテルにチェックインしたのは、朝の4時過ぎだったとか。NHKの『ソングス』の収録を日本のトランペット/フルーゲルホーン奏者TOKUと一緒にした、という。放送日は未定。
TOKUは、シンディの最新盤のボーナス・トラックで共演していることから、今回は東京3日間、同じステージに立って、6曲も一緒にやった。シンディとTOKUの共演というのもすごい。シンディはTOKUのことを気に入ってくれたという。嬉しいね。
シンディ・ロウパー・ライヴは、木曜・金曜もオーチャードで。21日・22日大阪。当日券もあります
http://cyndilauper-japantour.com/
■ すでに、あちこちでご紹介されていますが、空港で足止めされた客にアカペラで大サーヴィス
■ シンディ・ロウパー最新作『メンフィス・ブルーズ』
シンディ・ローパーのライヴ評は後日改めてお送りします。
ESSAY>Earthquake
NEWS>Earthquake
【Kizuna & Reconstruction of Japan : Stay Positive】
復興。
ずっとテレビがついている。物資が避難している人たちに届かない。東京でも、ガソリンや燃料がない。近くのガソリンスタンドは、ふだんは24時間営業なのに、夕方には閉店していた。スーパーの棚はけっこう空になっていたり、お米がなかったり。普段の生活にジャブがじわじわと効いてきている。一体いつになったら、普段の生活に戻れるのだろうか。ゆっくり復興していくしかない。
それでも、ここは電気・水道があるので、テレビもネットも見られる。固定電話も、携帯もいちおうつながっている。
原発。
しかし、それにしても一番心配なのが、原発だ。福島原発の問題は、気がかりで、世界中が注目している。だが、政府・東電の発表が心もとないので心配がつのる。
原発容認派、反対派、それぞれがさまざまな解説を試みていて、正しく理解するのが難しい。そんな中で、大前研一氏のユーストリームでの解説がわかりやすかった。(70分あるが、すべて見てしまった。すでに一部の文字起こしがあるらしい)
この中で、大前氏は、こういう事故が起こったら、今後日本、世界で新しく原発を作ることはできなくなるだろうと明言している。代替えは、30パーセント節電すれば、幸い日本の経済は右肩上がりではないので、まかなえる、とも提言している。大前氏は原子力発電のエンジニアでもあったわけだから、解説にも重みがあった。
原子力はこれまで我々に多大な恩恵を与えてくれた。もうこのあたりで御役御免でいいのではないだろうか。便利さと事故のリスク、想定外のリスクを考えたら、多少の便利さも我慢しよう。人間が作るものは必ず、間違いが起こる。間違いが起こったとき、想定外のことが起こったとき、どれほど甚大な影響を受けるか、それとのバランスだ。原発事故はあまりにその被害が甚大すぎる。
どちらかといえば原発容認派だった上杉隆氏が危機を訴え、どちらかといえば反対派だった元NHKの池田信夫氏が「おちつけ。スリーマイル以上、チェルノブイリ以下。東京では大きな影響はない」とコメントしているのも興味深い。この3人に同時にテレビで解説してほしい。
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Kizuna.
放送作家の小山薫堂氏、俳優の渡辺謙氏らが音頭を取り、「Kizuna 311(きずな311)」というサイトを立ち上げた。コンセプトは、「エンターテインメント・コンテンツの差し入れ」だという。すでに渡辺謙氏の「雨にも負けず」の朗読がユーチューブでアップされている。
http://kizuna311.com/index.html
素晴らしい試みだと思う。
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ハマーの絆。
昨日(3月16日)、MCハマーが、@MCHammer My Body is in Zurich But my Heart is in Japan. #Pray4Japan僕は今チューリッヒにいるが、僕の心は日本にある、というツイートを出した。彼のフォロワーは200万人以上いる。すると、瞬く間に世界中から、これに反応があった。My Body is in (都市名) But my Heart is in Japan というツイートが毎分何通もあふれ出ている。これも、世界の絆の例だと思う。
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救助人数。
被災地の映像や津波の映像を繰り返し見ていると、本当に心が滅入る。見ないようにしようとも思うが、ぐらっと揺れればテレビをつけてしまう。テレビももっとポジティヴなエネルギーの出る映像を出してほしい。救出劇などは何度見てもいい。それから、死亡者数の推移より、むしろ、自衛隊が救助した人数をグラフにして紹介して欲しい。それだけでも、気分が晴れる。
正直に言って、自分が何をすべきか、何ができるか、わからない。
節電、節エネルギー、買いだめをしないこと、必要以上に出歩かないこと。それぞれが出来ることを地道にやる。それしかない。そして、前向きに、ポジティヴに生きるしかない。
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シンディ。
そして、親日家のシンディ・ロウパー。16日(水)、渋谷オーチャード・ホールでライヴ。あちこちに「ゲンキ~~?」と日本語を交えながら、観客を思い切り元気にしてくれた。今必要なのは、彼女のような明るさだ。
シンディは、11日(金)に来日。通常だったら、成田からホテルへ直行だが、地震の影響ですぐに行けず、結局、紆余曲折あってホテルにチェックインしたのは、朝の4時過ぎだったとか。NHKの『ソングス』の収録を日本のトランペット/フルーゲルホーン奏者TOKUと一緒にした、という。放送日は未定。
TOKUは、シンディの最新盤のボーナス・トラックで共演していることから、今回は東京3日間、同じステージに立って、6曲も一緒にやった。シンディとTOKUの共演というのもすごい。シンディはTOKUのことを気に入ってくれたという。嬉しいね。
シンディ・ロウパー・ライヴは、木曜・金曜もオーチャードで。21日・22日大阪。当日券もあります
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■ すでに、あちこちでご紹介されていますが、空港で足止めされた客にアカペラで大サーヴィス
■ シンディ・ロウパー最新作『メンフィス・ブルーズ』
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シンディ・ローパーのライヴ評は後日改めてお送りします。
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