2011年03月12日(土) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
◎ マサ小浜3回目のライヴ~「レッド・マサ・スペシャル」、アツシ飛び入りも
テーマ:ライヴ評・レポート
◎ マサ小浜3回目のライヴ~「レッド・マサ・スペシャル」、アツシ飛び入りも
【Red Masa Special : Masa Kohama Special】
3度目。
このところすっかり売れっ子ギタリストとなり、あちこちからひっぱりだこになっているアメリカ帰りのファンキー・ギタリスト、マサ小浜の2010年7月(初)、2011年1月に続く三回目のソロライヴ。メンバーは気心のしれたケイリブ・ジェームス(キーボード、ヴォーカル)、ジーノ(ベース)、ジェイ・スティックス(ドラムス)と全部で4人というシンプルな編成。前回同様、ブルーズ、ロック、ソウル、フュージョン・ジャズと、多様性を思い切り見せ、黒い雰囲気たっぷりのライヴ・ショーだ。
4人しか音を出す人間はいないのに、かなりの音圧で、ファンキーでグルーヴィーで、楽しい音がこれでもかと出てくる。20曲以上、たっぷり。満腹だ。
お客さんもブルース・アレイがほぼいっぱい。レコード(CD)デビュー前にこれだけの観客を動員できるのだからたいしたもの。
さて、7時半ぎりぎりに会場に到着すると、客席にキャプテン(サノ・ケンジさん)(エグザイルなどのバンド・マスター)が、アツシ・ライヴ以来か。ひょっとしてと思っていると、しばらくして、エグザイルのアツシさん登場。ジーノたちに誘われて見に来たという。
ライヴは約19分押しでスタート。4曲、ほぼ一気に行き、観客を熱くする。ホール&オーツの「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」では、ロッド・スチュワートの「ドゥ・ヤ・シンク・アイム・セクシー」をからませたり、こうしたちょっとしたメロディーを入れ込むのがうまい。「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」からだったら、次回はぜひ「ビリー・ジーン」につないでください。
今回は、80年代映画特集と銘打って「フット・ルース」と「トップ・ガン」をやったり、いつのまにか、「恒例マイケル・ジャクソン・コーナー」となって「ヒューマン・ネイチャー」「ロック・ウィズ・ユー」がでてきたり、選曲がわかりやすい。
ステージ一番前の若い子たちがマサ小浜をガン見してるのが、印象的だった。
ファーストとセカンドの間に、ジーノがアツシさん、キャプテンたちと談笑しつつ、飛び入りで何を歌うか検討。結局、「エンド・オブ・ザ・ロード」か「ホワッツ・ゴーイング・オン」ということになり、みんなでやりやすいということで「ホワッツ・ゴーイング・オン」になった。歌詞が自信がないというので即お店のパソコンで歌詞カードを出してもらった。
第二部、ベイビー・フェイス・トリビュートを終えて、マサがアツシとキャプテンを呼び込み、「ホワッツ・ゴーイング・オン」へ。この飛び入りに一気に観客も熱くなった。練習もなし、打ち合わせもキーだけで、その場でできてしまうっていうのが、やはり、ミュージシャンたちのすごいところ。アツシさん「ホワッツ・ゴーイング・オン」も歌いなれてる感じでよかった。途中ジーノからベースを引き継いで、暴れたキャプテンものりのり。キャプテンは「あと、2-3曲、やりたかった」とシャンパーンを飲みながら絶好調だ。
アツシさんがステージを降りると今度は、ジーノがなんとジーノ・パパこと日野皓正さんを呼び込み。客席にいた父は、「今日はトランペットをもってきてない」とジェスチャーするが、客席からやんやの喝采が飛び、結局ステージにあがり、何をするかと思えば、口トランペットではなく、一節歌ったのだ。これもまた盛り上がった。気軽に客席にこうしたミュージシャンやシンガーたちがいて、すぐにステージに上がれるっていうのが、こういうライヴハウスの楽しいところ。
さらに、日本在住のソウル・シンガー、グリニス・マーティンも控えていて、2曲その場で決めて歌った。アンコール「パープル・レイン」は、ギタリスト、マサがもっとも輝く場面。これは本当にギタリストがかっこよく見える。
全20曲以上、終演は11時を超えた。それにしても、マサ小浜ライヴ、盛り上がる。ギター好きだったら、絶対に見ておいて損はないライヴだ。
■ メンバー
マサ小浜(ギター)
ジーノ日野賢二 (ベース)
ジェイ・スティックス (ドラムス)
ケイリブ・ジェームス (キーボード、ヴォーカル)
■ セットリスト
Setlist : Masa Kohama Special @ Blues Alley Japan, March 10, 2011
Show started 19:49
01. Everyday I Have The Blues [Memphis Slim] (Kaleb)
02. Another Sad Love Song [Toni Braxton]
03. Weekend In LA [George Benson]
04. Creepin’ [Stevie Wonder]
05. I Can’t Go For That [Hall & Oates] – A riff of Do Ya Think I’m Sexy [Rod Stewart] (Kaleb)
06. All I Am [Al Jarreau + George Benson]
07. Footloose [Kenny Loggins] (Kaleb)
08. Top Gun [Harold Faltermeyer & Steve Stevens]
09. Human Nature [Michael Jackson]
10. Rock With You [Michael Jackson]
11. Little Wing [Jimi Hendrix]
Show ended 20:58
Second set
Show started 21:27
01. I Got A Woman [Ray Charles] (Kaleb)
02. Anytime, Anywhere [Janet Jackson]
03. Babyface Medley: End Of The Road [Boys II Men] – Can We Talk [Tevin Campbell] – Red Light Special [TLC]-a riff of The Way We Were
04. What’s Going On [Marvin Gaye] (Atsushi of Exile, Captain Sano Kenji of Exile Band)
05. Hideaway [Eric Clapton, Freddie King]
06. Doing Wrong Woman [Johnny Guitar Watson] (Hino Terumasa jumped in)
07. Ascension [Maxwell] (Glynis Marin)
08. Yearnin’ For Your Love [Gap Band] (Glynis Marin)
09. Because You Loved Me [Celine Dion]
10. Never Too Much [Luther Vandross]
Enc. No Diggity [Black Street] – Purple Rain [Prince]
Show ended 23:02
(2011年3月10日木曜、目黒ブルース・アレイ、マサ小浜ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kohama, Masa
2011-
【Red Masa Special : Masa Kohama Special】
3度目。
このところすっかり売れっ子ギタリストとなり、あちこちからひっぱりだこになっているアメリカ帰りのファンキー・ギタリスト、マサ小浜の2010年7月(初)、2011年1月に続く三回目のソロライヴ。メンバーは気心のしれたケイリブ・ジェームス(キーボード、ヴォーカル)、ジーノ(ベース)、ジェイ・スティックス(ドラムス)と全部で4人というシンプルな編成。前回同様、ブルーズ、ロック、ソウル、フュージョン・ジャズと、多様性を思い切り見せ、黒い雰囲気たっぷりのライヴ・ショーだ。
4人しか音を出す人間はいないのに、かなりの音圧で、ファンキーでグルーヴィーで、楽しい音がこれでもかと出てくる。20曲以上、たっぷり。満腹だ。
お客さんもブルース・アレイがほぼいっぱい。レコード(CD)デビュー前にこれだけの観客を動員できるのだからたいしたもの。
さて、7時半ぎりぎりに会場に到着すると、客席にキャプテン(サノ・ケンジさん)(エグザイルなどのバンド・マスター)が、アツシ・ライヴ以来か。ひょっとしてと思っていると、しばらくして、エグザイルのアツシさん登場。ジーノたちに誘われて見に来たという。
ライヴは約19分押しでスタート。4曲、ほぼ一気に行き、観客を熱くする。ホール&オーツの「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」では、ロッド・スチュワートの「ドゥ・ヤ・シンク・アイム・セクシー」をからませたり、こうしたちょっとしたメロディーを入れ込むのがうまい。「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」からだったら、次回はぜひ「ビリー・ジーン」につないでください。
今回は、80年代映画特集と銘打って「フット・ルース」と「トップ・ガン」をやったり、いつのまにか、「恒例マイケル・ジャクソン・コーナー」となって「ヒューマン・ネイチャー」「ロック・ウィズ・ユー」がでてきたり、選曲がわかりやすい。
ステージ一番前の若い子たちがマサ小浜をガン見してるのが、印象的だった。
ファーストとセカンドの間に、ジーノがアツシさん、キャプテンたちと談笑しつつ、飛び入りで何を歌うか検討。結局、「エンド・オブ・ザ・ロード」か「ホワッツ・ゴーイング・オン」ということになり、みんなでやりやすいということで「ホワッツ・ゴーイング・オン」になった。歌詞が自信がないというので即お店のパソコンで歌詞カードを出してもらった。
第二部、ベイビー・フェイス・トリビュートを終えて、マサがアツシとキャプテンを呼び込み、「ホワッツ・ゴーイング・オン」へ。この飛び入りに一気に観客も熱くなった。練習もなし、打ち合わせもキーだけで、その場でできてしまうっていうのが、やはり、ミュージシャンたちのすごいところ。アツシさん「ホワッツ・ゴーイング・オン」も歌いなれてる感じでよかった。途中ジーノからベースを引き継いで、暴れたキャプテンものりのり。キャプテンは「あと、2-3曲、やりたかった」とシャンパーンを飲みながら絶好調だ。
アツシさんがステージを降りると今度は、ジーノがなんとジーノ・パパこと日野皓正さんを呼び込み。客席にいた父は、「今日はトランペットをもってきてない」とジェスチャーするが、客席からやんやの喝采が飛び、結局ステージにあがり、何をするかと思えば、口トランペットではなく、一節歌ったのだ。これもまた盛り上がった。気軽に客席にこうしたミュージシャンやシンガーたちがいて、すぐにステージに上がれるっていうのが、こういうライヴハウスの楽しいところ。
さらに、日本在住のソウル・シンガー、グリニス・マーティンも控えていて、2曲その場で決めて歌った。アンコール「パープル・レイン」は、ギタリスト、マサがもっとも輝く場面。これは本当にギタリストがかっこよく見える。
全20曲以上、終演は11時を超えた。それにしても、マサ小浜ライヴ、盛り上がる。ギター好きだったら、絶対に見ておいて損はないライヴだ。
■ メンバー
マサ小浜(ギター)
ジーノ日野賢二 (ベース)
ジェイ・スティックス (ドラムス)
ケイリブ・ジェームス (キーボード、ヴォーカル)
■ セットリスト
Setlist : Masa Kohama Special @ Blues Alley Japan, March 10, 2011
Show started 19:49
01. Everyday I Have The Blues [Memphis Slim] (Kaleb)
02. Another Sad Love Song [Toni Braxton]
03. Weekend In LA [George Benson]
04. Creepin’ [Stevie Wonder]
05. I Can’t Go For That [Hall & Oates] – A riff of Do Ya Think I’m Sexy [Rod Stewart] (Kaleb)
06. All I Am [Al Jarreau + George Benson]
07. Footloose [Kenny Loggins] (Kaleb)
08. Top Gun [Harold Faltermeyer & Steve Stevens]
09. Human Nature [Michael Jackson]
10. Rock With You [Michael Jackson]
11. Little Wing [Jimi Hendrix]
Show ended 20:58
Second set
Show started 21:27
01. I Got A Woman [Ray Charles] (Kaleb)
02. Anytime, Anywhere [Janet Jackson]
03. Babyface Medley: End Of The Road [Boys II Men] – Can We Talk [Tevin Campbell] – Red Light Special [TLC]-a riff of The Way We Were
04. What’s Going On [Marvin Gaye] (Atsushi of Exile, Captain Sano Kenji of Exile Band)
05. Hideaway [Eric Clapton, Freddie King]
06. Doing Wrong Woman [Johnny Guitar Watson] (Hino Terumasa jumped in)
07. Ascension [Maxwell] (Glynis Marin)
08. Yearnin’ For Your Love [Gap Band] (Glynis Marin)
09. Because You Loved Me [Celine Dion]
10. Never Too Much [Luther Vandross]
Enc. No Diggity [Black Street] – Purple Rain [Prince]
Show ended 23:02
(2011年3月10日木曜、目黒ブルース・アレイ、マサ小浜ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kohama, Masa
2011-