2011年02月24日(木) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
◎シャリース・ペンペンコ~その圧倒的な歌唱
テーマ:ライヴ評・レポート
◎シャリース・ペンペンコ~その圧倒的な歌唱
【Charice Pempengco: Overwhelming Live Performance】
圧巻。
いわゆる「ユーチューブ・センセーション」と呼ばれている、今、もっとも注目されている新人シンガー、シャリース。ファミリー・ネーム、ペンペンコも知名度あがってきた。1992年5月10日フィリピン生まれのまだ18歳。大学一年生だ。
昨年(2010年)10月のデイヴィッド・フォスターでのライヴで圧倒的な存在感を見せたシャリース初の単独ライヴ。名古屋、大阪、東京の3都市を周る。95分におよぶ圧巻のライヴだった。彼女のライヴを見ていると、「歌がうまい人の歌を聴くことの快感」を十分に感じられる。ゼップは1階がスタンディングで超満員。2階ももちろん全席埋まっている。大変な人気ぶり。テレビなどに出て紹介されていることも大きな一因だ。
それにしても18歳にして、この堂々とした風格には恐れ入る。いやあ、すごい。この堂々とした歌いっぷり。しかも、声量、声域ともに圧倒的だ。緑のレーザー光線が会場を飛び、ときにミラーボールも。
彼女にあう楽曲、それほどでもない楽曲というのはあるもので、やはり、「オール・バイ・マイセルフ」や、ホイットニーの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」、セリーヌ・ディオンなどの作品は彼女にどんぴしゃ。これくらいの楽曲でオリジナルが出てくれば、まちがいない。
暗転すると、会場からは「シャリース!」のほかに、「ペンペンコー~~」の掛け声も。
彼女は、最近ではとても珍しい「CDよりもライヴのほうが圧倒的にいいシンガー」だ。この声量、歌のうまさは、ライヴ会場で百倍映える。
課題はいくつかある。今回バンドがドラムス、ギター、ベース、キーボードの4人だけだったが、もう少しバンドを充実させたい。コーラスも2-3人いれたほうがいい。録音でコーラスがでてくると、さすがにちょっとという感じに。また、シャリースはけっこうアップテンポの曲で踊っていたので、プロのダンサーを3人くらいでもいれれば、今よりショーアップできる。
マイケル・ジャクソン・メドレーとして「ビリー・ジーン」と「ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール」をやったが、ショーの中のひとつのアクセント的なものになっていた。軽くやるのではなく、ダンサーをいれてもっと完成度の高いものにすれば、それはそれでおもしろいものになるだろう。
アンコール2曲目、なんとビヨンセの「ヘイロー」で幕を閉じるが、これはビヨンセがライヴでマイケルに捧げた曲だった。シャリースはそのことを知っているのかな。クインシー・ジョーンズがプロデューサーとしての最大の役目は「いい楽曲を探すこと」というように、彼女にあうオリジナル楽曲を探し出すことが最大の課題だ。
とはいっても、18歳でここまでやるのだから、後は上に上がるだけ。どんどん上を目指して素晴らしいショーを作り上げていって欲しい。日本初のライヴとしては、十分すぎる合格点だ。
++++
2日目は、後半若干曲をカット。「オール・バイ・マイセルフ」がなくなり、アンコールの最後の「ヘイロー」がなくなった。そのかわり、セリーヌの「トゥ・ラヴ・ユー・モア」で盛り上げて終わった。2日目のほうが声はよく出ている感じがした。この日はステージで、誰かからもらったのか、リラックマのぬいぐるみを持っていた。シャリースの顔、けっこうまるくてかわいい。ペンペンコというより、マルマルコという感じだ。
A Note To God: (2009-彼女はまだ17才)
http://www.youtube.com/watch?v=P4Xd435coD4
In This Song / Halo
■ シャリース過去関連記事
2010年10月21日(木)
デイヴィッド・フォスター&フレンズ~シャリースがすべてを持っていった夜
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101021.html
2010年10月22日(金)
デイヴィッド・フォスター・ライヴ~時代の変遷によって入れ替わるスター
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10683847162.html#main
2010年10月24日(日)
シャリースの未来~若年層向けヒットと「ビッグ・ソング」での大ヒット
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10685418833.html#main
■ シャリース
■ メンバー
Charice Pempengco (Vocal)
Troy Laureta (Musical Director, Keyboards)
Christopher Wrate (Guitar)
Lance Tolbert (Bass)
LaRoid Larkin (Drums)
■ セットリスト シャリース 2011年2月22日火曜、ゼップ東京
setlist: Charice @ Zepp Tokyo, Feb 22, 2011
show started 19:05
00. Video
01. Musical Intro / Rocketeer
02. Crazy In Love
03. Empire State Of Mind
04. Pyramid
05. Dance Medley: Only Girl / Telephone
06. Fireworkds
Acoustic segment
07. I Love You / Officially Missing You
08. Just The Way You Are
09. Crescent Moon (三日月)
10. Love Medley: The Truth is / I Will Always Love You
Uptempo segment
11. Déjà vu
12. Rude Boy
13. Wherever You Are featuring Unique
14. I Love So Deep
15. Michael Jackson Medley: Billie Jean / The Way You Make Me Feel
Video
16. Power Medley: In This Song / All By Myself
> A riff of Doraemon
17. No Air
18. Note To God
19. To Love You More
Enc. Reset
Enc. Halo
Show ended 20:40
(2011年02月22日火曜、ゼップ東京、シャリース・ペンペンコ・ライヴ)
■ セットリスト シャリース 2011年2月23日水曜、ゼップ東京
setlist: Charice @ Zepp Tokyo, Feb 23, 2011
show started 19:06
00. Video
01. Musical Intro / Rocketeer
02. Crazy In Love
03. Empire State Of Mind
04. Pyramid
05. Dance Medley: Only Girl / Telephone
06. Fireworkds
Acoustic segment
07. I Love You / Officially Missing You
08. Just The Way You Are
09. Crescent Moon (三日月)
10. Love Medley: The Truth is / I Will Always Love You
Uptempo segment
11. Déjà vu
12. Rude Boy
13. Wherever You Are featuring Unique
14. I Love So Deep
15. Michael Jackson Medley: Billie Jean / The Way You Make Me Feel
Video
16. In This Song
17. No Air
18. Note To God
Enc. Reset
Enc. To Love You More
Show ended 20:35
(2011年02月23日水曜、ゼップ東京、シャリース・ペンペンコ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Charice
2011-
【Charice Pempengco: Overwhelming Live Performance】
圧巻。
いわゆる「ユーチューブ・センセーション」と呼ばれている、今、もっとも注目されている新人シンガー、シャリース。ファミリー・ネーム、ペンペンコも知名度あがってきた。1992年5月10日フィリピン生まれのまだ18歳。大学一年生だ。
昨年(2010年)10月のデイヴィッド・フォスターでのライヴで圧倒的な存在感を見せたシャリース初の単独ライヴ。名古屋、大阪、東京の3都市を周る。95分におよぶ圧巻のライヴだった。彼女のライヴを見ていると、「歌がうまい人の歌を聴くことの快感」を十分に感じられる。ゼップは1階がスタンディングで超満員。2階ももちろん全席埋まっている。大変な人気ぶり。テレビなどに出て紹介されていることも大きな一因だ。
それにしても18歳にして、この堂々とした風格には恐れ入る。いやあ、すごい。この堂々とした歌いっぷり。しかも、声量、声域ともに圧倒的だ。緑のレーザー光線が会場を飛び、ときにミラーボールも。
彼女にあう楽曲、それほどでもない楽曲というのはあるもので、やはり、「オール・バイ・マイセルフ」や、ホイットニーの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」、セリーヌ・ディオンなどの作品は彼女にどんぴしゃ。これくらいの楽曲でオリジナルが出てくれば、まちがいない。
暗転すると、会場からは「シャリース!」のほかに、「ペンペンコー~~」の掛け声も。
彼女は、最近ではとても珍しい「CDよりもライヴのほうが圧倒的にいいシンガー」だ。この声量、歌のうまさは、ライヴ会場で百倍映える。
課題はいくつかある。今回バンドがドラムス、ギター、ベース、キーボードの4人だけだったが、もう少しバンドを充実させたい。コーラスも2-3人いれたほうがいい。録音でコーラスがでてくると、さすがにちょっとという感じに。また、シャリースはけっこうアップテンポの曲で踊っていたので、プロのダンサーを3人くらいでもいれれば、今よりショーアップできる。
マイケル・ジャクソン・メドレーとして「ビリー・ジーン」と「ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール」をやったが、ショーの中のひとつのアクセント的なものになっていた。軽くやるのではなく、ダンサーをいれてもっと完成度の高いものにすれば、それはそれでおもしろいものになるだろう。
アンコール2曲目、なんとビヨンセの「ヘイロー」で幕を閉じるが、これはビヨンセがライヴでマイケルに捧げた曲だった。シャリースはそのことを知っているのかな。クインシー・ジョーンズがプロデューサーとしての最大の役目は「いい楽曲を探すこと」というように、彼女にあうオリジナル楽曲を探し出すことが最大の課題だ。
とはいっても、18歳でここまでやるのだから、後は上に上がるだけ。どんどん上を目指して素晴らしいショーを作り上げていって欲しい。日本初のライヴとしては、十分すぎる合格点だ。
++++
2日目は、後半若干曲をカット。「オール・バイ・マイセルフ」がなくなり、アンコールの最後の「ヘイロー」がなくなった。そのかわり、セリーヌの「トゥ・ラヴ・ユー・モア」で盛り上げて終わった。2日目のほうが声はよく出ている感じがした。この日はステージで、誰かからもらったのか、リラックマのぬいぐるみを持っていた。シャリースの顔、けっこうまるくてかわいい。ペンペンコというより、マルマルコという感じだ。
A Note To God: (2009-彼女はまだ17才)
http://www.youtube.com/watch?v=P4Xd435coD4
In This Song / Halo
■ シャリース過去関連記事
2010年10月21日(木)
デイヴィッド・フォスター&フレンズ~シャリースがすべてを持っていった夜
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101021.html
2010年10月22日(金)
デイヴィッド・フォスター・ライヴ~時代の変遷によって入れ替わるスター
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10683847162.html#main
2010年10月24日(日)
シャリースの未来~若年層向けヒットと「ビッグ・ソング」での大ヒット
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■ シャリース
シャリース(初回限定スペシャル・プライス盤)
posted with amazlet at 11.02.23
シャリース
ワーナーミュージック・ジャパン (2010-07-07)
売り上げランキング: 195
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売り上げランキング: 195
■ メンバー
Charice Pempengco (Vocal)
Troy Laureta (Musical Director, Keyboards)
Christopher Wrate (Guitar)
Lance Tolbert (Bass)
LaRoid Larkin (Drums)
■ セットリスト シャリース 2011年2月22日火曜、ゼップ東京
setlist: Charice @ Zepp Tokyo, Feb 22, 2011
show started 19:05
00. Video
01. Musical Intro / Rocketeer
02. Crazy In Love
03. Empire State Of Mind
04. Pyramid
05. Dance Medley: Only Girl / Telephone
06. Fireworkds
Acoustic segment
07. I Love You / Officially Missing You
08. Just The Way You Are
09. Crescent Moon (三日月)
10. Love Medley: The Truth is / I Will Always Love You
Uptempo segment
11. Déjà vu
12. Rude Boy
13. Wherever You Are featuring Unique
14. I Love So Deep
15. Michael Jackson Medley: Billie Jean / The Way You Make Me Feel
Video
16. Power Medley: In This Song / All By Myself
> A riff of Doraemon
17. No Air
18. Note To God
19. To Love You More
Enc. Reset
Enc. Halo
Show ended 20:40
(2011年02月22日火曜、ゼップ東京、シャリース・ペンペンコ・ライヴ)
■ セットリスト シャリース 2011年2月23日水曜、ゼップ東京
setlist: Charice @ Zepp Tokyo, Feb 23, 2011
show started 19:06
00. Video
01. Musical Intro / Rocketeer
02. Crazy In Love
03. Empire State Of Mind
04. Pyramid
05. Dance Medley: Only Girl / Telephone
06. Fireworkds
Acoustic segment
07. I Love You / Officially Missing You
08. Just The Way You Are
09. Crescent Moon (三日月)
10. Love Medley: The Truth is / I Will Always Love You
Uptempo segment
11. Déjà vu
12. Rude Boy
13. Wherever You Are featuring Unique
14. I Love So Deep
15. Michael Jackson Medley: Billie Jean / The Way You Make Me Feel
Video
16. In This Song
17. No Air
18. Note To God
Enc. Reset
Enc. To Love You More
Show ended 20:35
(2011年02月23日水曜、ゼップ東京、シャリース・ペンペンコ・ライヴ)
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2011-