2011年02月23日(水) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
◎ メイシー・グレイ~しわがれ声にノックダウン
テーマ:ライヴ評・レポート
◎ メイシー・グレイ~しわがれ声にノックダウン
【Rasty Voice Knocks Me Down】
存在感。
ステージのバックには、メイシーの横顔をシルエットにした大きな幕がどーんとかけられている。
銀色の光物系ドレスに青いスカーフを大胆に巻いたメイシー・グレイ。メイシー・グレイは、一度かつてプロモーションで来日したとき、お台場あたりで見た記憶がある。ツーショットの写真がある。あと、2003年フジ・ロックに来日。しかし、ビルボードで見るのは今回が初めて。
2000年度のグラミー賞新人賞にノミネートされ受賞は逃すものの、翌年「ベスト・フィメール・ポップ」部門を「アイ・トライ」で受賞。これまでにスタジオ・アルバム5枚、出演映画も10本以上を数えるというヴェテランになっている。
僕は個人的に、その声だけで何をやっても許してしまうというシンガーが何人かいる。まず声に惚れ込むというやつだ。メイシー・グレイはまさにそんなシンガーのひとり。他にそのタイプだと、ジョス・ストーンとか、エイミー・ワインハウスなどがいる。メイシーもその存在感は立派なもの。
CDが出た頃、「ドゥ・サムシン」と「アイ・トライ」には、本当にやられた。そのメイシー、コーラス、ギター、キーボード、ドラムス、ベースという5人を従えてのステージ。けっこう満員で、メイシー人気あるなという実感。それにしても、セットリストで「ザット・マン」までのノンストップの冒頭は圧巻だ。このドライヴ感でどんどんファンキーにやってくれる様は、新たなる「クイーン・オブ・ファンク・ソウル」という感じ。特に2曲目で、いきなり、JBズの「ドゥイン・イン・イット・トゥ・デス」をまぜあわせたのには驚いた。比較的1曲が短く、ぽんぽんと歌っては次の曲へ展開していく。「カリギュラ」などでは、プリンスっぽい雰囲気も。ジェームス・ブラウン好きということで、メイシーもプリンスも、同グループということになる。一言で言えば、大迫力、存在感抜群のファンク・クイーンのような印象を持つ。
そして、彼女のもうひとつの売りは、あの話し方。アメリカでは一時期、それこそヴァラエティー的にメイシーのモノマネが流行ったようだが、いわばアニメ声というか、実にかわいらしい話し方をする。それも独特のしわがれ声でしゃべるので、一発で彼女とわかる。あの話し方、声は、日本の芸能人で言うとYOUみたいな感じだ。メイシーは背が高いので、和田アキ子のような感じか。怖そうだがおしゃれで可愛い。
おそらく特注のピンクのマイクスタンドもかわいかった。ファーストは正味57分と短かったが、セカンドは70分超になったようだ。もっと聞きたい。
なお、これまでメイシーは1970年9月生まれとされていたが、今回調べてみると、1967年9月6日オハイオ州カントン生まれ、43歳ということ。ビリー・ホリデイ、ベット・デイヴィスの影響を受けていると書かれているが、確かにその通りだ。メイシーは、オバマが大統領選に出る2年も前から支持していたそうだ。知らなかった。もっとフォローしなきゃ。(笑)
Still – Macy Gray
http://www.youtube.com/watch?v=NxRsrqHVCIE
Sweet Baby – Macy Gray / I Try – Macy Gray
■メイシー・グレイ最新作 『ザ・セルアウト』
■記念すべきファースト・アルバム、アメリカでは700万枚ものセールス
■メンバー
メイシー・グレイ / Macy Gray(Vocals)
シャミカ・シークレスト / Shemika Secrest(Background Vocals)
ゾックス / Zoux(Keyboards)
サミール / Samir(Guitar)
キース・イーディ / Keith Eaddy(Bass)
アイアージ・ハムプデン / Iajhi Hampden(Drums)
■セットリスト メイシー・グレイ 2011年2月21日月曜 ビルボードライブ東京
Setlist Macy Gray, February 21, 2011, Billboard Live Tokyo,
19:06 show started
01. Jazz Intro
02. Kissed It (including a riff of “Doin’ It To Death”)
03. Ghetto Love (including a riff of “It’s A Man’s Man’s Man’s World”)
04. That Man
>MC
05. I’m So Glad You’re Here
06. Slowly
07. Demons
08. Caligula
09. Why Didn't You Call Me
10. Do Something
11. Still / Sweet Baby
12. Lately
13. Beauty In The World
14. I Try
Show ended 20:03
(2011年2月21日月曜、ビルボードライブ東京=メイシー・グレイ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Gray, Macy
2011-
【Rasty Voice Knocks Me Down】
存在感。
ステージのバックには、メイシーの横顔をシルエットにした大きな幕がどーんとかけられている。
銀色の光物系ドレスに青いスカーフを大胆に巻いたメイシー・グレイ。メイシー・グレイは、一度かつてプロモーションで来日したとき、お台場あたりで見た記憶がある。ツーショットの写真がある。あと、2003年フジ・ロックに来日。しかし、ビルボードで見るのは今回が初めて。
2000年度のグラミー賞新人賞にノミネートされ受賞は逃すものの、翌年「ベスト・フィメール・ポップ」部門を「アイ・トライ」で受賞。これまでにスタジオ・アルバム5枚、出演映画も10本以上を数えるというヴェテランになっている。
僕は個人的に、その声だけで何をやっても許してしまうというシンガーが何人かいる。まず声に惚れ込むというやつだ。メイシー・グレイはまさにそんなシンガーのひとり。他にそのタイプだと、ジョス・ストーンとか、エイミー・ワインハウスなどがいる。メイシーもその存在感は立派なもの。
CDが出た頃、「ドゥ・サムシン」と「アイ・トライ」には、本当にやられた。そのメイシー、コーラス、ギター、キーボード、ドラムス、ベースという5人を従えてのステージ。けっこう満員で、メイシー人気あるなという実感。それにしても、セットリストで「ザット・マン」までのノンストップの冒頭は圧巻だ。このドライヴ感でどんどんファンキーにやってくれる様は、新たなる「クイーン・オブ・ファンク・ソウル」という感じ。特に2曲目で、いきなり、JBズの「ドゥイン・イン・イット・トゥ・デス」をまぜあわせたのには驚いた。比較的1曲が短く、ぽんぽんと歌っては次の曲へ展開していく。「カリギュラ」などでは、プリンスっぽい雰囲気も。ジェームス・ブラウン好きということで、メイシーもプリンスも、同グループということになる。一言で言えば、大迫力、存在感抜群のファンク・クイーンのような印象を持つ。
そして、彼女のもうひとつの売りは、あの話し方。アメリカでは一時期、それこそヴァラエティー的にメイシーのモノマネが流行ったようだが、いわばアニメ声というか、実にかわいらしい話し方をする。それも独特のしわがれ声でしゃべるので、一発で彼女とわかる。あの話し方、声は、日本の芸能人で言うとYOUみたいな感じだ。メイシーは背が高いので、和田アキ子のような感じか。怖そうだがおしゃれで可愛い。
おそらく特注のピンクのマイクスタンドもかわいかった。ファーストは正味57分と短かったが、セカンドは70分超になったようだ。もっと聞きたい。
なお、これまでメイシーは1970年9月生まれとされていたが、今回調べてみると、1967年9月6日オハイオ州カントン生まれ、43歳ということ。ビリー・ホリデイ、ベット・デイヴィスの影響を受けていると書かれているが、確かにその通りだ。メイシーは、オバマが大統領選に出る2年も前から支持していたそうだ。知らなかった。もっとフォローしなきゃ。(笑)
Still – Macy Gray
http://www.youtube.com/watch?v=NxRsrqHVCIE
Sweet Baby – Macy Gray / I Try – Macy Gray
■メイシー・グレイ最新作 『ザ・セルアウト』
メイシー・グレイ ボビー・ブラウン ヴェルヴェット・リヴォルヴァー ロミカ
ユニバーサル ミュージック クラシック (2010-06-23)
売り上げランキング: 64502
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■記念すべきファースト・アルバム、アメリカでは700万枚ものセールス
オン・ハウ・ライフ・イズ
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メイシー・グレイ
エピックレコードジャパン (1999-09-08)
売り上げランキング: 108657
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売り上げランキング: 108657
■メンバー
メイシー・グレイ / Macy Gray(Vocals)
シャミカ・シークレスト / Shemika Secrest(Background Vocals)
ゾックス / Zoux(Keyboards)
サミール / Samir(Guitar)
キース・イーディ / Keith Eaddy(Bass)
アイアージ・ハムプデン / Iajhi Hampden(Drums)
■セットリスト メイシー・グレイ 2011年2月21日月曜 ビルボードライブ東京
Setlist Macy Gray, February 21, 2011, Billboard Live Tokyo,
19:06 show started
01. Jazz Intro
02. Kissed It (including a riff of “Doin’ It To Death”)
03. Ghetto Love (including a riff of “It’s A Man’s Man’s Man’s World”)
04. That Man
>MC
05. I’m So Glad You’re Here
06. Slowly
07. Demons
08. Caligula
09. Why Didn't You Call Me
10. Do Something
11. Still / Sweet Baby
12. Lately
13. Beauty In The World
14. I Try
Show ended 20:03
(2011年2月21日月曜、ビルボードライブ東京=メイシー・グレイ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Gray, Macy
2011-