2010年12月23日(木) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
◎パティー・オースティン・ライヴ
テーマ:ライヴ評・レポート
◎パティー・オースティン・ライヴ
【Patti Austin Live: Very Spontaneous Gig】
ソウル。
今回はジャズではなく、ソウル、R&Bを歌うというパティー・オースティンの約1年4ヶ月ぶりのライヴ。前回は、2009年8月、ビルボードライブだった。
パティーは、ステージ慣れしていて、ミュージシャンたちと音で遊ぶ。そして、曲間のトークでも、ちょっとした笑いを取る。バックコーラス3人を従えた、強力なコーラス隊としっかりしたバンド。なにより、パティーの歌のうまさはピカ一なので、安心していられる。ただ、今回は僕が見たのが初日のせいか、バンドがまだこなれていないのか、「ジャスト・フィット」という感じがしなかった。徐々にまとめていくと思う。
冒頭のクインシー・メドレーなどを聴いていると、次の「ソウル・サーチン」でクインシーをやることが思い浮かび、こういうメドレーもありだなあ、などと妙に参考にしてしまう。
前回のセットリストをチェックしてみたら、同じように始めていた。今回は、12月ということもあり、クリスマス・ソングをいれたり、3年かけて作っている新作アルバムに入るポール・マッカートニーの「レット・エム・イン」を披露したり、サーヴィス精神はいっぱい。
今回一番印象に残ったのは、前回もやっていたんだが、ビル・ウィザースの「リ―ン・オン・ミー」。彼女は、今年の初めの「ウィ・アー・ザ・ワールド25、ハイチへ向けて」のなかで、これを歌った。かなりしっとりしていて、よかった。
先週、サム・ムーアがステージに立っていたが、あのとき、サムのマネージャーであり、奥さんのジョイスが途中でステージにあがり、しゃべる場面があった。今日のパティーは、そのジョイスとちょっと雰囲気が似てるところがあって、ジョイスが残ってステージで歌っているのかなどとありえない妄想をしてしまった。(笑)
本編最後を終えて、アンコールになったとき、ミュージシャンたちがちょろちょろと音を出していたら、そのドラムスのリズムパターンの曲を少しずつその場で歌い始めた。全部即興だ。いろいろな曲を思いつきでドラマーが叩き、それをパティーやバックコーラスが歌いだす。ミュージシャンがスタジオで遊んでいるような感じでとてもいい雰囲気だった。ほんの数小節だったが、その曲をメモした。最初にやりだしたのが、ダニー・ハザウェイの「ゲットー」で、これはちょっと続いた。なかなかいい感じだった。あんな中から次の日にやる曲が決まっていくみたいだった。
あ、そうそう、聞き忘れたが、パティーのマイクはかなり良さそうなマイク。あれは、自分で持ってきた「マイ・マイク」なのかな。ちょっと気になる。
ライヴ後、コーラスのリン・フィドモントと再会。去年のパティー以来だった。そして、そのとき、横にベースのイアン・マーティンがいたが、そのときはどこかで会ったことがあるような気がしたが、うちに帰って、分かった。なんと、彼とは9月にデイヴィッド・フォスターのライヴで会っていたのだ。彼も、帰った後、気づいたらしく、メールをくれた。また、ドラムスのトレヴァーが今回のバンドの音楽監督だが、なんと彼はこれまでに15回くらい来日していて、最近ではハービー・ハンコックで来日、1999年にはソロ(ヴォーカル・グループ)のライヴでも来ていた、という。そして、エミネムの最新作で、曲をかなり書いている、とも付け加えた。みたら、今年出たアルバムで曲を書いていた。ゆっくり話したら、またおもしろい話が聞けそうだ。
◎ ライヴは、12月25日まで1日2ステージ、東京ブルーノートで
http://www.bluenote.co.jp/jp/index.html
■ エンド・オブ・ア・レインボー 名曲この日もやった「セイ・ユー・ラヴ・ミー」はこちらに収録
■エラに捧ぐアルバム
■この日はなぜかやらなかった、パティー楽曲では、日本で一番人気曲「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」収録
■過去関連記事パティー・オースティン
2009年08月23日(日)
パティー・オースティン・ライヴ~パティーとの楽しい夕べ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10326302948.html
(前回来日ライヴ評)
2008年02月06日(水)
パティー・オースティン孤軍奮闘
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080206.html
(前々回来日ライヴ評)
■メンバー
Patti Austin(vo) パティー・オースティン(ヴォーカル)
Lamont Van Hook(back vo) ラモント・ヴァン・フック(バック・ヴォーカル)
Lynne Fiddmont(back vo) リン・フィドモント(バック・ヴォーカル)
Fred White(back vo) フレッド・ホワイト(バック・ヴォーカル)
Noriko Wright(key) ノリコ・ライト(キーボード)
Andy Weiner(key) アンディ・ウェイナー(キーボード)
James Harrah(g) ジェイムス・ハラー(ギター)
Ian Martin(b) イアン・マーティン(ベース)
Trevor Lawrence Jr.(ds) トレヴァー・ローレンスJr.(ドラムス)
■セットリスト パティー・オースティン、ブルーノート東京、2010年12月21日火曜
Setlist : Patti Austin Bluenote Tokyo, December 12, 2010
Show started 21:33
01. Stomp
02. Give Me The Night
03. Razzamatazz
04. Say You Love Me
05. Smoke Gets In Your Eyes
06. Baby Come To Me
07. How Do You Keep The Music Playin’
08. Let ‘Em In
09. Winter Wonderland (Christmas song Medley 09-11)
10. The Most Wonderful Time Of The Year
11. Have Yourself A Merry Christmas
12. Love Wins
13. Lean On Me
Enc. (snippets of) Ghetto, Stop To Love, Rosanna, Real Love, Don’t Look Any Further, Rock With You
Enc. You Gotta Be
Show ended 22:49
(2010年12月21日火曜、ブルーノート東京=パティー・オースティン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Austin, Patti
2010-
【Patti Austin Live: Very Spontaneous Gig】
ソウル。
今回はジャズではなく、ソウル、R&Bを歌うというパティー・オースティンの約1年4ヶ月ぶりのライヴ。前回は、2009年8月、ビルボードライブだった。
パティーは、ステージ慣れしていて、ミュージシャンたちと音で遊ぶ。そして、曲間のトークでも、ちょっとした笑いを取る。バックコーラス3人を従えた、強力なコーラス隊としっかりしたバンド。なにより、パティーの歌のうまさはピカ一なので、安心していられる。ただ、今回は僕が見たのが初日のせいか、バンドがまだこなれていないのか、「ジャスト・フィット」という感じがしなかった。徐々にまとめていくと思う。
冒頭のクインシー・メドレーなどを聴いていると、次の「ソウル・サーチン」でクインシーをやることが思い浮かび、こういうメドレーもありだなあ、などと妙に参考にしてしまう。
前回のセットリストをチェックしてみたら、同じように始めていた。今回は、12月ということもあり、クリスマス・ソングをいれたり、3年かけて作っている新作アルバムに入るポール・マッカートニーの「レット・エム・イン」を披露したり、サーヴィス精神はいっぱい。
今回一番印象に残ったのは、前回もやっていたんだが、ビル・ウィザースの「リ―ン・オン・ミー」。彼女は、今年の初めの「ウィ・アー・ザ・ワールド25、ハイチへ向けて」のなかで、これを歌った。かなりしっとりしていて、よかった。
先週、サム・ムーアがステージに立っていたが、あのとき、サムのマネージャーであり、奥さんのジョイスが途中でステージにあがり、しゃべる場面があった。今日のパティーは、そのジョイスとちょっと雰囲気が似てるところがあって、ジョイスが残ってステージで歌っているのかなどとありえない妄想をしてしまった。(笑)
本編最後を終えて、アンコールになったとき、ミュージシャンたちがちょろちょろと音を出していたら、そのドラムスのリズムパターンの曲を少しずつその場で歌い始めた。全部即興だ。いろいろな曲を思いつきでドラマーが叩き、それをパティーやバックコーラスが歌いだす。ミュージシャンがスタジオで遊んでいるような感じでとてもいい雰囲気だった。ほんの数小節だったが、その曲をメモした。最初にやりだしたのが、ダニー・ハザウェイの「ゲットー」で、これはちょっと続いた。なかなかいい感じだった。あんな中から次の日にやる曲が決まっていくみたいだった。
あ、そうそう、聞き忘れたが、パティーのマイクはかなり良さそうなマイク。あれは、自分で持ってきた「マイ・マイク」なのかな。ちょっと気になる。
ライヴ後、コーラスのリン・フィドモントと再会。去年のパティー以来だった。そして、そのとき、横にベースのイアン・マーティンがいたが、そのときはどこかで会ったことがあるような気がしたが、うちに帰って、分かった。なんと、彼とは9月にデイヴィッド・フォスターのライヴで会っていたのだ。彼も、帰った後、気づいたらしく、メールをくれた。また、ドラムスのトレヴァーが今回のバンドの音楽監督だが、なんと彼はこれまでに15回くらい来日していて、最近ではハービー・ハンコックで来日、1999年にはソロ(ヴォーカル・グループ)のライヴでも来ていた、という。そして、エミネムの最新作で、曲をかなり書いている、とも付け加えた。みたら、今年出たアルバムで曲を書いていた。ゆっくり話したら、またおもしろい話が聞けそうだ。
◎ ライヴは、12月25日まで1日2ステージ、東京ブルーノートで
http://www.bluenote.co.jp/jp/index.html
■ エンド・オブ・ア・レインボー 名曲この日もやった「セイ・ユー・ラヴ・ミー」はこちらに収録
エンド・オブ・ア・レインボー
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パティ・オースティン
キングレコード (2006-10-04)
売り上げランキング: 22196
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売り上げランキング: 22196
■エラに捧ぐアルバム
エラ・フィッツジェラルドに捧ぐ
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パティ・オースティン
ビクターエンタテインメント (2002-02-21)
売り上げランキング: 42311
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売り上げランキング: 42311
■この日はなぜかやらなかった、パティー楽曲では、日本で一番人気曲「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」収録
Every Home Should Have One
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Patti Austin
Friday Music (2010-08-31)
売り上げランキング: 8000
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売り上げランキング: 8000
■過去関連記事パティー・オースティン
2009年08月23日(日)
パティー・オースティン・ライヴ~パティーとの楽しい夕べ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10326302948.html
(前回来日ライヴ評)
2008年02月06日(水)
パティー・オースティン孤軍奮闘
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080206.html
(前々回来日ライヴ評)
■メンバー
Patti Austin(vo) パティー・オースティン(ヴォーカル)
Lamont Van Hook(back vo) ラモント・ヴァン・フック(バック・ヴォーカル)
Lynne Fiddmont(back vo) リン・フィドモント(バック・ヴォーカル)
Fred White(back vo) フレッド・ホワイト(バック・ヴォーカル)
Noriko Wright(key) ノリコ・ライト(キーボード)
Andy Weiner(key) アンディ・ウェイナー(キーボード)
James Harrah(g) ジェイムス・ハラー(ギター)
Ian Martin(b) イアン・マーティン(ベース)
Trevor Lawrence Jr.(ds) トレヴァー・ローレンスJr.(ドラムス)
■セットリスト パティー・オースティン、ブルーノート東京、2010年12月21日火曜
Setlist : Patti Austin Bluenote Tokyo, December 12, 2010
Show started 21:33
01. Stomp
02. Give Me The Night
03. Razzamatazz
04. Say You Love Me
05. Smoke Gets In Your Eyes
06. Baby Come To Me
07. How Do You Keep The Music Playin’
08. Let ‘Em In
09. Winter Wonderland (Christmas song Medley 09-11)
10. The Most Wonderful Time Of The Year
11. Have Yourself A Merry Christmas
12. Love Wins
13. Lean On Me
Enc. (snippets of) Ghetto, Stop To Love, Rosanna, Real Love, Don’t Look Any Further, Rock With You
Enc. You Gotta Be
Show ended 22:49
(2010年12月21日火曜、ブルーノート東京=パティー・オースティン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Austin, Patti
2010-