2010年10月24日(日) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
★シャリースの未来~若年層向けヒットと「ビッグ・ソング」での大ヒット
テーマ:アーティスト関連
★シャリースの未来~若年層向けヒットと「ビッグ・ソング」での大ヒット
【Future Of Charice: Looking For “Big Song” Hits】
課題。
今週の最大のセンセーションといったら、デイヴィッド・フォスター&フレンズでその姿を現したフィリピン出身の18歳、シャリースだ。ライヴでの魅了、素晴らしさはものすごくわかった。初日の分がすぐにYouTubeにアップされ、さすがにブログに貼るのを控えたが、なんとその後、その画像をデイヴィッド・フォスター本人のウェッブでもアップしていたので、ここでもご紹介したい。
僕は彼女を、初めてホイットニーをライヴで見て以来の衝撃だと感じた。ホイットニーを初めて見たのはデビュー直後の1985年夏アメリカのボストンあたりだったと思うが、そのとき、歌の力だけでこんなに感動させられるんだ、ということを痛切に感じた。僕は、ホイットニー、セリーヌ、マライアだと一番ホイットニーが好きなのだが、シャリースはこれら3人の魅力を「いいとこどり」している感じさえする。
下記の順でみるとシャリースが出た順で見られる。
10/19/2010 (Day One) At Kokusai Forum
Power Of Love
http://www.youtube.com/user/abilidades?feature=mhum#p/u/4/c5GJcT0izqU
To Love You More
http://www.youtube.com/user/abilidades?feature=mhum#p/u/3/e-xp_fKi0Cc
All By Myself
http://www.youtube.com/user/abilidades?feature=mhum#p/u/2/PLpQt8D69Bg
I Have Nothing/I Will Always Love You Medley
http://www.youtube.com/user/abilidades?feature=mhum#p/u/1/-g9_sEqV62U
Earth Song
http://www.youtube.com/user/abilidades?feature=mhum#p/u/0/bOcFgKXk9WU
ユーチューブのパフォーマンスで感動というのは、めったにあるものではないが、このシャリースのパフォーマンスというのは、それを可能にする。テレビの小さな窓に収まっても、これだけ感動させられる、ということは、いかに本物がすごいかの証明だ。
そもそも、彼女がスターダムにのし上がるきっかけとなったのが、ユーチューブだ。フィリピンのタレント・コンテストに出場したときのユーチューブ映像がアメリカのテレビ・プロデューサーの目に留まり、大きなきっかけとなった。ユーチューブというインターネットなくしてスターにはならなかったかもしれないのだ。最近ではこのユーチューブをきっかけで何かが起こるということがけっこうでてくるようになった。そんな中でも最大級のスターがこのシャリースだろう。まさに、彼女は「ユーチューブのクイーン」だ。
そして、彼女のユーチューブを探してみると、次々といろいろな映像がでてくる。中には彼女が9歳頃の歌を聴かせるものまで出てくる。それですら、歌のうまさを見せている。
日本でも『アンビリーバボー』や、その他のテレビ番組に出演して、話題を集めていた。(僕はそのあたりをまったく見ておらず、今回あわててネットでいろいろ探し回った) 母を喜ばせるため、賞金が少しでも生活の足しになればという思いで一生懸命歌ってきたシャリースの物語は、お涙頂戴好きの日本人向けストーリーとしても受ける。しかし、彼女の本質はそんなことではなく、あの歌唱だ。あの歌声、あの歌のパフォーマンス。歌力。それがすごい。
あのオプラ・ウィンフレーをうならせ、デイヴィッド・フォスターを驚嘆させたシャリース。アメリカ、全世界でのCDデビューを果たしたが、課題はいくつかある。
これまでもカヴァー曲ばかりで大いに人をうならせ、驚かせてきた。しかし、これからはオリジナルで勝負しなければならない。これまでのカヴァーだと、どうしても、支持するのが年齢層の高い、昔ながらの歌好きが中心になってしまう。もちろん、そこの支持がベースになければならないのだろうが、やはり18歳の等身大のヒットも生み出したい。
デイヴィッド・フォスターもそのあたりをしっかり感じていて、インタヴューでアルバムではそうした若い層を狙った作品作りを意識したと言っていた。たぶん、今の10代、20代はラップやヒップホップ系の音が好きと思われ、そうした路線での曲をアルバム中何曲かいれないとだめだと考えられているのだろう。もちろん、それはある意味あってるとは思うが、彼女くらいの歌を聴かせるなら、単純に彼女にあったいい楽曲を堂々と歌わせればいいのではないだろうか。そうすることによって、シャリースがマーケットを作っていくことになるのだ。それはかつて、アレサ・フランクリンがマーケットを作った、といわれたことと同じだ。
今の若い者にはラップばかりで、歌心のある歌手は必要ない、などということは、まったくないのだ。10代の子だって、きっとうまい歌、すごい歌を聴けばそれで感動し、CDを買いに走ると思う。彼女の場合、CDよりも圧倒的にライヴのほうがすばらしい。しかも、オリジナルよりカヴァーのほうが、その魅力に圧倒される。CDがライヴでの魅力に追いついていない稀有なシンガーなのだ。下手をするとCDを買わなくてもライヴは全部行く、みたいな若いファンがでてきてもおかしくはない。
デイヴィッドがステージでも言っていた「『オール・バイ・マイセルフ』のような『ビッグ・ソング』(歌いあげ系の壮大な楽曲)」で、ヒット曲を2-3曲だせば、新しい時代のディーヴァになること間違いない。
デビュー作では、ちょっと若年層へのすり寄りがあって、たとえばホイットニー、セリーヌ系の「ビッグ・ソング」(ホイットニーの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」なども)での決定打がないように思える。彼女たちが持っている「ビッグ・ソング」での大ヒット。これこそ、シャリースに求められている最大のものだ。だが、デイヴィッド・フォスターが後ろに控えていれば、きっと近いうちに大ヒットを出すだろう。若年層への切り込みと、年齢層の高いところにも受ける「ビッグ・ソング」での大ヒット。しかも、カヴァーではなくオリジナルで。この両輪が見事に動いた瞬間、彼女はいまのスケールから宇宙スケールのスーパースターになる。
僕がプロデューサーとかだったら、彼女と向こう10年いや20年でも360度契約、即座にするだろうなあ。
そして、ひとつだけアドヴァイスをするならば、ボビー・ブラウンのような男には近づくな、ということだけだ。
ソウル・サーチンでは、これからも引き続き、シャリースをじっくりフォローしていく。
■ 今日の『ソウル・ブレンズ』(インターFM76.1mhz日曜午後1時~3時)内「ソウル・サーチン」(午後2時半~)で、シャリースをご紹介します。
■ シャリース関連記事
2010年10月21日(木)
デイヴィッド・フォスター&フレンズ~シャリースがすべてを持っていった夜
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101021.html
2010年10月22日(金)
デイヴィッド・フォスター・ライヴ~時代の変遷によって入れ替わるスター
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101022.html
■ シャリース 早くも単独ライヴ決定
シャリース・ジャパン・ツアー2011
2011年2月22日(火)、23日(水)
ゼップ東京 18時開場、19時開演
1階スタンディング 8000円、2階8500円 ドリンク代500円別
問い合わせ キョードー東京0570-064-708
2月21日(月)、ゼップ名古屋、052-972-7466
2月25日(金)、ゼップ大阪、06-7732-8888
http://www.kyodotokyo.com
2010年11月26日18時まで先行予約 0570-064-708
http://www.kyodotokyo.com/charice
■ その前にプロモーション来日の予定も。
■ 本邦デビュー作
ENT>ARTIST>Charice
【Future Of Charice: Looking For “Big Song” Hits】
課題。
今週の最大のセンセーションといったら、デイヴィッド・フォスター&フレンズでその姿を現したフィリピン出身の18歳、シャリースだ。ライヴでの魅了、素晴らしさはものすごくわかった。初日の分がすぐにYouTubeにアップされ、さすがにブログに貼るのを控えたが、なんとその後、その画像をデイヴィッド・フォスター本人のウェッブでもアップしていたので、ここでもご紹介したい。
僕は彼女を、初めてホイットニーをライヴで見て以来の衝撃だと感じた。ホイットニーを初めて見たのはデビュー直後の1985年夏アメリカのボストンあたりだったと思うが、そのとき、歌の力だけでこんなに感動させられるんだ、ということを痛切に感じた。僕は、ホイットニー、セリーヌ、マライアだと一番ホイットニーが好きなのだが、シャリースはこれら3人の魅力を「いいとこどり」している感じさえする。
下記の順でみるとシャリースが出た順で見られる。
10/19/2010 (Day One) At Kokusai Forum
Power Of Love
http://www.youtube.com/user/abilidades?feature=mhum#p/u/4/c5GJcT0izqU
To Love You More
http://www.youtube.com/user/abilidades?feature=mhum#p/u/3/e-xp_fKi0Cc
All By Myself
http://www.youtube.com/user/abilidades?feature=mhum#p/u/2/PLpQt8D69Bg
I Have Nothing/I Will Always Love You Medley
http://www.youtube.com/user/abilidades?feature=mhum#p/u/1/-g9_sEqV62U
Earth Song
http://www.youtube.com/user/abilidades?feature=mhum#p/u/0/bOcFgKXk9WU
ユーチューブのパフォーマンスで感動というのは、めったにあるものではないが、このシャリースのパフォーマンスというのは、それを可能にする。テレビの小さな窓に収まっても、これだけ感動させられる、ということは、いかに本物がすごいかの証明だ。
そもそも、彼女がスターダムにのし上がるきっかけとなったのが、ユーチューブだ。フィリピンのタレント・コンテストに出場したときのユーチューブ映像がアメリカのテレビ・プロデューサーの目に留まり、大きなきっかけとなった。ユーチューブというインターネットなくしてスターにはならなかったかもしれないのだ。最近ではこのユーチューブをきっかけで何かが起こるということがけっこうでてくるようになった。そんな中でも最大級のスターがこのシャリースだろう。まさに、彼女は「ユーチューブのクイーン」だ。
そして、彼女のユーチューブを探してみると、次々といろいろな映像がでてくる。中には彼女が9歳頃の歌を聴かせるものまで出てくる。それですら、歌のうまさを見せている。
日本でも『アンビリーバボー』や、その他のテレビ番組に出演して、話題を集めていた。(僕はそのあたりをまったく見ておらず、今回あわててネットでいろいろ探し回った) 母を喜ばせるため、賞金が少しでも生活の足しになればという思いで一生懸命歌ってきたシャリースの物語は、お涙頂戴好きの日本人向けストーリーとしても受ける。しかし、彼女の本質はそんなことではなく、あの歌唱だ。あの歌声、あの歌のパフォーマンス。歌力。それがすごい。
あのオプラ・ウィンフレーをうならせ、デイヴィッド・フォスターを驚嘆させたシャリース。アメリカ、全世界でのCDデビューを果たしたが、課題はいくつかある。
これまでもカヴァー曲ばかりで大いに人をうならせ、驚かせてきた。しかし、これからはオリジナルで勝負しなければならない。これまでのカヴァーだと、どうしても、支持するのが年齢層の高い、昔ながらの歌好きが中心になってしまう。もちろん、そこの支持がベースになければならないのだろうが、やはり18歳の等身大のヒットも生み出したい。
デイヴィッド・フォスターもそのあたりをしっかり感じていて、インタヴューでアルバムではそうした若い層を狙った作品作りを意識したと言っていた。たぶん、今の10代、20代はラップやヒップホップ系の音が好きと思われ、そうした路線での曲をアルバム中何曲かいれないとだめだと考えられているのだろう。もちろん、それはある意味あってるとは思うが、彼女くらいの歌を聴かせるなら、単純に彼女にあったいい楽曲を堂々と歌わせればいいのではないだろうか。そうすることによって、シャリースがマーケットを作っていくことになるのだ。それはかつて、アレサ・フランクリンがマーケットを作った、といわれたことと同じだ。
今の若い者にはラップばかりで、歌心のある歌手は必要ない、などということは、まったくないのだ。10代の子だって、きっとうまい歌、すごい歌を聴けばそれで感動し、CDを買いに走ると思う。彼女の場合、CDよりも圧倒的にライヴのほうがすばらしい。しかも、オリジナルよりカヴァーのほうが、その魅力に圧倒される。CDがライヴでの魅力に追いついていない稀有なシンガーなのだ。下手をするとCDを買わなくてもライヴは全部行く、みたいな若いファンがでてきてもおかしくはない。
デイヴィッドがステージでも言っていた「『オール・バイ・マイセルフ』のような『ビッグ・ソング』(歌いあげ系の壮大な楽曲)」で、ヒット曲を2-3曲だせば、新しい時代のディーヴァになること間違いない。
デビュー作では、ちょっと若年層へのすり寄りがあって、たとえばホイットニー、セリーヌ系の「ビッグ・ソング」(ホイットニーの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」なども)での決定打がないように思える。彼女たちが持っている「ビッグ・ソング」での大ヒット。これこそ、シャリースに求められている最大のものだ。だが、デイヴィッド・フォスターが後ろに控えていれば、きっと近いうちに大ヒットを出すだろう。若年層への切り込みと、年齢層の高いところにも受ける「ビッグ・ソング」での大ヒット。しかも、カヴァーではなくオリジナルで。この両輪が見事に動いた瞬間、彼女はいまのスケールから宇宙スケールのスーパースターになる。
僕がプロデューサーとかだったら、彼女と向こう10年いや20年でも360度契約、即座にするだろうなあ。
そして、ひとつだけアドヴァイスをするならば、ボビー・ブラウンのような男には近づくな、ということだけだ。
ソウル・サーチンでは、これからも引き続き、シャリースをじっくりフォローしていく。
■ 今日の『ソウル・ブレンズ』(インターFM76.1mhz日曜午後1時~3時)内「ソウル・サーチン」(午後2時半~)で、シャリースをご紹介します。
■ シャリース関連記事
2010年10月21日(木)
デイヴィッド・フォスター&フレンズ~シャリースがすべてを持っていった夜
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101021.html
2010年10月22日(金)
デイヴィッド・フォスター・ライヴ~時代の変遷によって入れ替わるスター
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20101022.html
■ シャリース 早くも単独ライヴ決定
シャリース・ジャパン・ツアー2011
2011年2月22日(火)、23日(水)
ゼップ東京 18時開場、19時開演
1階スタンディング 8000円、2階8500円 ドリンク代500円別
問い合わせ キョードー東京0570-064-708
2月21日(月)、ゼップ名古屋、052-972-7466
2月25日(金)、ゼップ大阪、06-7732-8888
http://www.kyodotokyo.com
2010年11月26日18時まで先行予約 0570-064-708
http://www.kyodotokyo.com/charice
■ その前にプロモーション来日の予定も。
■ 本邦デビュー作
シャリース(初回限定スペシャル・プライス盤)
posted with amazlet at 10.10.23
シャリース アイヤズ
ワーナーミュージック・ジャパン (2010-07-07)
売り上げランキング: 114
ワーナーミュージック・ジャパン (2010-07-07)
売り上げランキング: 114
ENT>ARTIST>Charice
1 ■無題
シャリーススゴいですね~。
昔のホイットニー、セリーヌ好きにはたまりません。
しかし、昨日アルバムを買おうか迷い彼女のCDを視聴しましたが購入するまでの気持ちにはなりませんでした。今後の活躍に期待します
今回のライブのアルバムが出たら必ず買います!