◎ソウル・パワー・サミット2010:アフター・ザ・ダンス
テーマ:ライヴ評・レポート【Soul Power Summit 2010: After The Dance】
5年目。
今年の「ソウル・パワー・サミット2010」は5年目、第5回。順調に歴史を積み重ねている。ますますソウル・ミュージック・ラヴァーズの絆は強くなっているような感じがする。
「ソウル・パワー・サミット~アフター・ザ・ダンス」、土曜日ライヴ終了後の打ち上げ。参加ミュージシャン、アーティストたちがほぼ集い、飲んだり食べたりしながら、そこでかかるソウル・ミュージックにあわせ、自由きままに歌っている。みんなが知ってる曲をプロのミュージシャン、シンガーたちがマイクももたずに、普通に声を張り上げ、大合唱。チェンジ、ホイットニー、アイズレイ、ニュージャック・スイングの数々、マーヴィン、「ナイト&デイ」…。しかし、みんなよく歌詞知ってるなあ。
ちょうどアイズレイがかかっているときに、「イン・ザ・ムード」を聞きたくなったので、DJのところに「イン・ザ・ムード」をリクエストしにいったら、すでにターンテーブルに「イン・ザ・ムード」がのっていた。これをかけるために、アイズレイを前振りに使ったな。もちろん、黒沢さん、タケ、久保田さんが歌う。
クリちゃんは、ホイットニーとジャネットの顔真似を見せてくれた。みんな大爆笑。
たまたま隣に座ったコーンちゃん。なんと本番前日には8度近い熱があったそうだ。薬を飲んで直し、初日の後はすぐに帰り静養、2日目には熱が下がっていた。「俺は、マーチンが(「ソウル・パワー」の真ん中に)どーんといて、ちょっとしたアクセント、色みたいな感じでいられればいいんじゃないかと思ってるんだよ」とモヒートを飲みながら話す。
村上さんと素顔のダンスマンの立ち話。「ダンスマンは、『ソウル・パワー』5回、全部にでてるんですよ。これは、マーチン、ゴス、スクープ以外では彼しかいないんです」 おおっと、そうか。ダンスマンは、ダンスマンになる前、別のバンド(ジャドウズ)でベースを弾いていた。プロのベース奏者だった。だから、今回、ステージでチョッパー・ベース(スラップ・ベース=ベースを叩くように弾く奏法)を堂々と見せていたのだ。彼によると「ラリー・グラハム、マーカス・ミラー、ルイス・ジョンソン、そのあたりの王道のベース奏者はみんな大好きです」という。
そんななか、「ミラクル」川畑さんのイヴェントでライヴをこなしてきたジェイ公山さんが、突然の顔出し。もちろん「ソウル・パワー」には何度もでているヴェテランだ。
ツイッターを携帯で見てると、O社長が「吉岡さん、原稿書いてるでしょう」とちゃちゃをいれてくる。「いやいや、書いてませんよ(笑)」。
黒沢さんは久保田さんに「来年も何かソウルの曲カヴァーするとき、ぜひ呼んでください」と懇願。「『イン・ザ・ムード』、最高でした。ほんと気持ちよく歌えた」と満足げ。僕が久保田さんに、「この3人(久保田、黒沢、タケ)で来年やるとしたら、何か候補曲ありますか」と尋ねると、「あるある、吉岡さんがライナー書いたやつ」とフィリーの名曲のひとつを即答した。その曲には女性のあえぎ声が入っているのだが、「じゃあ、あのあえぎ声はだれがやるの?」と訊くと、「黒沢くんにやってもらう(笑)」と。「レコードでは女だよ(笑)」「大丈夫、大丈夫、黒沢ならできる(笑)」と久保田さん。黒沢さん、「やります!」。「でも、『イン・ザ・ムード』ほど、知名度ないからだめかなあ」と久保田さんが言うので、「いや、その後ルーサーもカヴァーしてるから、けっこう知られてるんじゃない?」と言うと、「ああ、そうだね!」とのリアクション。実現したら、楽しいな。
そうそう、バックステージ・パスの件で、今年はなんかやたらエリア内の移動が厳しく、久保田さんもトイレに行くときにいわゆる「オール・アクセス」のプラスチックのパスを持っていないと、そのエリアに行けないと停められたそうだ。それをきいて「出演アーティストの久保田がだよ、自由に動けないんだよ、笑っちゃうよ」とコーンちゃん。
前年の打ち上げは朝8時まで続いたそうだが、果たしてこれは何時まで続いたのだろう。僕は翌日ラジオの生放送があったので、適当においとましたのだが。(笑)
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ザ・ファンクス 「月刊☆星ガール.net」 レコ直、I-tunesで配信。
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power Summit
1 ■こんにちは
コメントしちゃってもいいんでしょうか・・・。
soul power summit 一日目に参加しました。
今年は久保田さん・マーチンさんに尽きる、
でした。
もちろん他のすべてのアーティストが最高に楽しんでいるのはいつも通り。
気がつけば5回すべて参加しているのですが、
いつもいつも、
「ああきっとこの人達、ライブはねてからがもっと楽しいんだろうな・・・」て思うんですよ。
もちろんステージで手を抜いているっていう意味じゃなく。
適度に疲れて適度にアルコールが入ったときにでる声、たまらないんだろうな。
ずっと「in the mood」が離れません。
3人でまたやってくれるなら、何があっても聴きに行かなくちゃ。
長々失礼しました。
楽しみに読んでます。