2010年09月26日(日) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
◎ソウル・パワー・サミット2010第1日レポート
テーマ:ライヴ評・レポート
◎ソウル・パワー・サミット2010第1日レポート
(ソウルパワー初日の模様です。2日目は明日ご紹介します)
【Soul Power Summit 2010: Day One】
パワー。
いきなり、ブラザー・コーンとマーチンが登場し、「私たち、ダ・フロント・アクターズでございます」と宣言。「前説がやりたかったんです」と言って笑いを誘う。ブラザー・コーン、この日1度目の登場だ。
これに続いて、すぐにゴスペラーズ。マイケル鶴岡振り付けの「1,2,3 for 5」などを経て、昨年出場が体調不良のため不可能になった多和田えみがデュエットで「ユーヴ・ガット・ア・フレンド」を日本語で一緒に。彼女の歌は初めて聴いたが、なかなか低い印象的な声だった。その後、11月にリリースされるゴスペラーズの新曲を一節アカペラで。これはタイトルを「冬響」。こう書いて「とうきょう」と読ませる。「ポーカーフェイス」の後半でラップのライムスターが乱入。ラップをいれながら、ファンキーにし、そのままライムスターのライヴへ。
バンドメンバーはここだけが唯一の休憩場所。DJをバックに次々とよく聞き取れるラップが。「これからの(俺たちがやる)音楽はメロディーがない。だが、ビートとグルーヴとリズムがある」といって始まった。
ダンス・マンのお兄さん、ドリーファンク・ジュニアとダンス・マンのユニットが昨年に続き登場。新曲を披露。
そして、スクープ。「潮騒」はタケの歌が堂々と武道館に響き渡り、聴くものを圧倒的に集中させた。声量、歌唱、非常にインパクトがあった。「バラ色」のゴー・ゴー・ヴァージョンで、ところどころにワシントンDCのゴー・ゴー・サウンドの王者、チャック・ブラウン&ソウル・サーチャーズの「バスティン・ルーズ」のフレーズをいれながら、「ファイヴ・キーズ」に入り、ここでゴスペラーズが乱入。そして、最後でキーボードの学史がロジャーよろしくトーキング・ボックスで「dance, if you want it~」と歌い、久保田利伸を呼び込み。
このあたりのつなぎの演出が実ににくい。久保田もヒット曲を厳選。「ヒットパレード」「ラ・ラ・ラ・ラヴソング」、そして、ベイビーフェイスが書き、ウィスパーズでヒットさせた「イン・ザ・ムード」をカヴァー。ここにゴスから黒沢薫、スクープからタケが参加。大人のムードたっぷりのソウル・フレイヴァーな1曲を演出した。そして大ヒット「ラヴ・レイン」。
そして「オオトリ(出し物の最後のアーティスト)」を務めるのは1年目、3年目と1年おきにでてくる隔年登場ゴスペラッツ。酒井と桑野の漫才コンビが妙におもしろい。新録の新曲は、大瀧詠一が1981年の『ア・ロング・ヴァケーション』で収録していた「パッピドゥビドゥバ・ストーリー(物語)」。これに続き、ムーングロウズの「シンシアリー」をカヴァー。これは、今年亡くなったムーングロウズのベースでリーダーでもあり、マーヴィン・ゲイの育ての親ハーヴィー・フークワに捧げるもの。さらにじっくり歌った「時間飛行」。ヒットメドレーで本編の幕が閉まる。
そしてアンコールは今年でデビュー30周年を迎える鈴木雅之メドレー。そのヒット曲を、参加者が手分けして歌う。サプライズは、「ロンリー・チャップリン」で、お姉さん鈴木聖美が登場したところ。ここにはさらにブラザー・コーンも。そして、最後に久保田利伸が先導で「ランナウェイ」。オールスターで歌いシメ。始まってから、アンコール、挨拶が終わるまで3時間50分。ノンストップ。みなさんおつかれさま。
今回の「ソウル・サミット」の大きなポイントは、ソウル・マン久保田利伸の参加。そして、さらにヒップホップ・アーティストとしてライムスターが参戦してくれたことなどがある。もちろんこれは表のポイントだが、裏メニュー的にコーンちゃんがどこで何をやらかすかが、僕的にはけっこう興味があったのだ。というのも、パンフレットにおける16ページにおよぶ超ビッグ対談の中でも、コーンちゃんは一番たくさんしゃべっているのだが、彼の出番、出方がはっきりしていなかったから。本人曰く「どうやってでるのかなあ」などととぼけながら笑いを誘っていた。
そこに注目してみると、4時間弱の中、コーンちゃんの登場はオープニングのダ・フロント・アクターズのしゃべりと歌、久保田利伸の冒頭での若干のコーラス、そして、マーチン&鈴木聖美の「ロンリー・チャップリン」でのヴォーカルという3箇所。それで、パンフの中では一番たくさんしゃべってるのだ。あんだけしゃべって、歌うの1曲って、さすがだ! (笑)
(第二日の模様は明日お届けします)
■ メンバー
ダ・フロント・アクターズ (鈴木雅之+Bro Kone)
ゴスペラーズ
多和田えみ
ライムスター(24日のみ)
クリスタル・ケイ(25日のみ)
The☆Funks (ファンクス) (ダンサー2名)
スクープ・オン・サムバディー
久保田利伸
ゴスペラッツ
鈴木雅之
鈴木聖美 (サプライズ・ゲスト)
>サポートミュージシャン
松本圭司(キーボード)
武藤良明 (ギター)
上條頌 (ギター)
坂東慧 (ドラムス)
後藤克臣 (ベース)
藤川学史 (Gakushi) (キーボード)
Sasuke (トロンボーン)
ふさはらただひろ (トランペット)
かわ島崇文 (サックス)
神野ゆり (バックヴォーカル=久保田利伸)
オリヴィア・バレル (バックヴォーカル=久保田利伸)
吉田博 (バックヴォーカル=久保田利伸)
■セットリスト
Setlist : Soul Power Summit 2010, September 24, 2010@Budoukan
Show started 18:30
Da Front Actors [Suzuki Masayuki & Bros. Kone]
01. Backstabbers
02. Soul Buddy
Gospellers
00. SE: Soul Ballad
03. 1,2,3 for 5
04. Shall We Dance
05. You’ve Got A Friend [with Tawata Emi]
00. 冬響(とうきょう)(アカペラで一節のみ)
06. Forgive Me
07. 愛のシューティングスター
08. ポーカーフェイス
Rhymester
09. ライムスター・イン・ザ・ハウス
10. Once Again
11. 付和Ride On
12. Walk This Way
The☆Funks (with two dancers)
13. The☆Funksのテーマ
14. 月刊☆ガール.net
Skoop On Somebody
15. ソウルリヴァイバー
16. Getaway
17. 潮騒
18. My Life
19. バラ色(Go Go Version)~Five Keys [+Gospellers]~A Riff of “Bustin Loose”~A Riff of “Dance If You Want It”
Kubota Toshinobu
20. Tawawa ヒットパレード [+Skoop/Gospellers/Rhymester/Tawata]
21. La La La Love Song
22. In The Mood [+Take & Kurosawa Kaoru](Whispers)
23. Love Rain
Gospe☆rats
00. Opening: (Cabaret)
24. まさか赤坂Show Time
25. Valentine Kiss
26. Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語
27. Sincerely (Moonglows)
28. 時間飛行
29. 憧れのスレンダー・ガール~トゥナイト
30. ハリケーン~チェイサー(=エンディング・インスト)
Video. Flashback of Soul Power 1,2,3,4
Encore 「鈴木雅之メドレー」
さよならいとしのBaby Blues [Take of Skoop On Somebody]
恋人 [Kurosawa Kaoru + Yasuoka,Yutaka & Kitayama Youichi]
もう涙はいらない [武田と哲也]
ガラス越しに消えた夏 [鈴木雅之]
ロンリー・チャップリン [鈴木雅之+鈴木聖美, +Bro. Kone]
め組のひと [All Cast + Rhymester]
ランナウェイ [All Cast + Rhymester + 久保田利伸]
performance ended 22:13
show ended 22:20
(2010年9月24日金曜、日本武道館=ソウル・パワー・サミット2010・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power Summit 2010
(ソウルパワー初日の模様です。2日目は明日ご紹介します)
【Soul Power Summit 2010: Day One】
パワー。
いきなり、ブラザー・コーンとマーチンが登場し、「私たち、ダ・フロント・アクターズでございます」と宣言。「前説がやりたかったんです」と言って笑いを誘う。ブラザー・コーン、この日1度目の登場だ。
これに続いて、すぐにゴスペラーズ。マイケル鶴岡振り付けの「1,2,3 for 5」などを経て、昨年出場が体調不良のため不可能になった多和田えみがデュエットで「ユーヴ・ガット・ア・フレンド」を日本語で一緒に。彼女の歌は初めて聴いたが、なかなか低い印象的な声だった。その後、11月にリリースされるゴスペラーズの新曲を一節アカペラで。これはタイトルを「冬響」。こう書いて「とうきょう」と読ませる。「ポーカーフェイス」の後半でラップのライムスターが乱入。ラップをいれながら、ファンキーにし、そのままライムスターのライヴへ。
バンドメンバーはここだけが唯一の休憩場所。DJをバックに次々とよく聞き取れるラップが。「これからの(俺たちがやる)音楽はメロディーがない。だが、ビートとグルーヴとリズムがある」といって始まった。
ダンス・マンのお兄さん、ドリーファンク・ジュニアとダンス・マンのユニットが昨年に続き登場。新曲を披露。
そして、スクープ。「潮騒」はタケの歌が堂々と武道館に響き渡り、聴くものを圧倒的に集中させた。声量、歌唱、非常にインパクトがあった。「バラ色」のゴー・ゴー・ヴァージョンで、ところどころにワシントンDCのゴー・ゴー・サウンドの王者、チャック・ブラウン&ソウル・サーチャーズの「バスティン・ルーズ」のフレーズをいれながら、「ファイヴ・キーズ」に入り、ここでゴスペラーズが乱入。そして、最後でキーボードの学史がロジャーよろしくトーキング・ボックスで「dance, if you want it~」と歌い、久保田利伸を呼び込み。
このあたりのつなぎの演出が実ににくい。久保田もヒット曲を厳選。「ヒットパレード」「ラ・ラ・ラ・ラヴソング」、そして、ベイビーフェイスが書き、ウィスパーズでヒットさせた「イン・ザ・ムード」をカヴァー。ここにゴスから黒沢薫、スクープからタケが参加。大人のムードたっぷりのソウル・フレイヴァーな1曲を演出した。そして大ヒット「ラヴ・レイン」。
そして「オオトリ(出し物の最後のアーティスト)」を務めるのは1年目、3年目と1年おきにでてくる隔年登場ゴスペラッツ。酒井と桑野の漫才コンビが妙におもしろい。新録の新曲は、大瀧詠一が1981年の『ア・ロング・ヴァケーション』で収録していた「パッピドゥビドゥバ・ストーリー(物語)」。これに続き、ムーングロウズの「シンシアリー」をカヴァー。これは、今年亡くなったムーングロウズのベースでリーダーでもあり、マーヴィン・ゲイの育ての親ハーヴィー・フークワに捧げるもの。さらにじっくり歌った「時間飛行」。ヒットメドレーで本編の幕が閉まる。
そしてアンコールは今年でデビュー30周年を迎える鈴木雅之メドレー。そのヒット曲を、参加者が手分けして歌う。サプライズは、「ロンリー・チャップリン」で、お姉さん鈴木聖美が登場したところ。ここにはさらにブラザー・コーンも。そして、最後に久保田利伸が先導で「ランナウェイ」。オールスターで歌いシメ。始まってから、アンコール、挨拶が終わるまで3時間50分。ノンストップ。みなさんおつかれさま。
今回の「ソウル・サミット」の大きなポイントは、ソウル・マン久保田利伸の参加。そして、さらにヒップホップ・アーティストとしてライムスターが参戦してくれたことなどがある。もちろんこれは表のポイントだが、裏メニュー的にコーンちゃんがどこで何をやらかすかが、僕的にはけっこう興味があったのだ。というのも、パンフレットにおける16ページにおよぶ超ビッグ対談の中でも、コーンちゃんは一番たくさんしゃべっているのだが、彼の出番、出方がはっきりしていなかったから。本人曰く「どうやってでるのかなあ」などととぼけながら笑いを誘っていた。
そこに注目してみると、4時間弱の中、コーンちゃんの登場はオープニングのダ・フロント・アクターズのしゃべりと歌、久保田利伸の冒頭での若干のコーラス、そして、マーチン&鈴木聖美の「ロンリー・チャップリン」でのヴォーカルという3箇所。それで、パンフの中では一番たくさんしゃべってるのだ。あんだけしゃべって、歌うの1曲って、さすがだ! (笑)
(第二日の模様は明日お届けします)
■ メンバー
ダ・フロント・アクターズ (鈴木雅之+Bro Kone)
ゴスペラーズ
多和田えみ
ライムスター(24日のみ)
クリスタル・ケイ(25日のみ)
The☆Funks (ファンクス) (ダンサー2名)
スクープ・オン・サムバディー
久保田利伸
ゴスペラッツ
鈴木雅之
鈴木聖美 (サプライズ・ゲスト)
>サポートミュージシャン
松本圭司(キーボード)
武藤良明 (ギター)
上條頌 (ギター)
坂東慧 (ドラムス)
後藤克臣 (ベース)
藤川学史 (Gakushi) (キーボード)
Sasuke (トロンボーン)
ふさはらただひろ (トランペット)
かわ島崇文 (サックス)
神野ゆり (バックヴォーカル=久保田利伸)
オリヴィア・バレル (バックヴォーカル=久保田利伸)
吉田博 (バックヴォーカル=久保田利伸)
■セットリスト
Setlist : Soul Power Summit 2010, September 24, 2010@Budoukan
Show started 18:30
Da Front Actors [Suzuki Masayuki & Bros. Kone]
01. Backstabbers
02. Soul Buddy
Gospellers
00. SE: Soul Ballad
03. 1,2,3 for 5
04. Shall We Dance
05. You’ve Got A Friend [with Tawata Emi]
00. 冬響(とうきょう)(アカペラで一節のみ)
06. Forgive Me
07. 愛のシューティングスター
08. ポーカーフェイス
Rhymester
09. ライムスター・イン・ザ・ハウス
10. Once Again
11. 付和Ride On
12. Walk This Way
The☆Funks (with two dancers)
13. The☆Funksのテーマ
14. 月刊☆ガール.net
Skoop On Somebody
15. ソウルリヴァイバー
16. Getaway
17. 潮騒
18. My Life
19. バラ色(Go Go Version)~Five Keys [+Gospellers]~A Riff of “Bustin Loose”~A Riff of “Dance If You Want It”
Kubota Toshinobu
20. Tawawa ヒットパレード [+Skoop/Gospellers/Rhymester/Tawata]
21. La La La Love Song
22. In The Mood [+Take & Kurosawa Kaoru](Whispers)
23. Love Rain
Gospe☆rats
00. Opening: (Cabaret)
24. まさか赤坂Show Time
25. Valentine Kiss
26. Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語
27. Sincerely (Moonglows)
28. 時間飛行
29. 憧れのスレンダー・ガール~トゥナイト
30. ハリケーン~チェイサー(=エンディング・インスト)
Video. Flashback of Soul Power 1,2,3,4
Encore 「鈴木雅之メドレー」
さよならいとしのBaby Blues [Take of Skoop On Somebody]
恋人 [Kurosawa Kaoru + Yasuoka,Yutaka & Kitayama Youichi]
もう涙はいらない [武田と哲也]
ガラス越しに消えた夏 [鈴木雅之]
ロンリー・チャップリン [鈴木雅之+鈴木聖美, +Bro. Kone]
め組のひと [All Cast + Rhymester]
ランナウェイ [All Cast + Rhymester + 久保田利伸]
performance ended 22:13
show ended 22:20
(2010年9月24日金曜、日本武道館=ソウル・パワー・サミット2010・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power Summit 2010