2010年08月26日(木) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
◎スリー・ディグリーズ:47年の歴史を持つ現役グループ
テーマ:ライヴ評・レポート
◎スリー・ディグリーズ:47年の歴史を持つ現役グループ
【Three Degrees Live: Fun Time With Three Degrees】
現役。
このところ毎年のように、しかも年に2回来ることもあるスリー・ディグリーズ。たまには見てみようと久しぶりにライヴを。個人的にはなんと4年ぶりだった。スリー・ディグリーズは1973年ごろから日本でも特に人気を集めたフィラデルフィア・ソウルの女性3人組ヴォーカル・グループ。当時は、「荒野のならず者」「天使のささやき」「苦い涙」などが大ヒットしたり、「東京音楽祭」に出場したりして、大いに人気を得た。というわけで、その頃をリアルタイムで知っている人たちはかなりの年齢層。やはり観客の年齢層は高い。
ヘレン、シンシア、ヴァレリー3人の芸達者は、数多く来日しているので、実に日本語もうまく、ちょっとしたMCを日本語でやる。これが受ける。まさに演歌のようなエンタテインメント。この3人の中ではヘレン・スコットが一番の古株。彼女は1963年から1966年までグループに在籍、一時抜けて1976年から復帰。以来34年。1963年から数えると47年間、スリー・ディグリーだ。ヴァレリーは1967年以来だから、43年メンバーだ。ヘレンとヴァレリーはほぼオリジナル・メンバーと言っていい。シンシア・ギャリソンも1989年からなので、それでもすでに21年。その女たちの絆はめちゃくちゃ強い。
3人は、『ドリームガールズ』のようなキラキラな赤の衣装で、振りをつけながら歌って踊る。そして、メインのリード・シンガーをステージ中央にすえるので、曲ごとに立ち位置が華麗に変わる。だが、注意深く見ているとシンシアとヴァレリーがセンターを取る曲がほとんど。ヘレンがセンターになったのは、2曲目だけだった。ただ、一番MCでしゃべるのはヘレン。みんなを立たせて踊らせようとするのだが、そのとき、「Everybody!」とやおら煽るのがおもしろい。「私がみんなと言ったときは、みんな、全員のことよ!」と声を張り上げ、座っている人を指差し、立つようにうながす。それが嫌味なく、楽しいので、みんな立ち上がる。
「独身の男はどこ?」と言った観客とのやりとりもおもしろい。「(私たちは)シングル男、求めてる。そして、リトル金持ち…」 受ける。そして、「やらしい男たち」と言って、「ダーティー・オール・マン(荒野のならず者)」へ。
「天使のささやき」も途中から日本語。半分、歌謡ショーを見てるような気になってくる。最後はなぜかアースの「ブギー・ワンダーランド」がアンコール。でも、この観客層ではもちろんバカ受けする。終わりよければすべてよし。
■ 早くも次回来日決定
2010年11月25日(木)~26日(金)名古屋ブルーノート
2010年11月27日(土)横浜モーション・ブルー
2010年11月29日(月)~12月1日(水)丸の内コットンクラブ
■ ベスト・アルバム
■ 過去ライヴ評、スリー・ディグリーズ関連記事
February 18, 2006
Three Degrees Live At Kentos:
http://blog.soulsearchin.com/archives/000839.html
February 04, 2008
Fukamachi Jun Talks About Three Degrees
http://blog.soulsearchin.com/archives/002309.html
■ メンバー
スリー・ディグリーズ=
ヘレン・スコット / Helen Scott(Vocals)
ヴァレリー・ホリデー / Valerie Holiday(Vocals)
シンシア・ギャリソン / Cynthia Garrison(Vocals)
ベニー・シムズ / Bennie Sims(Bass)
クリフ・スターキー / Cliff Starkey(Keyboards)
フランク”バズ”アマト / Frank "Buzz" Amato(Keyboards)
デイヴ・ガードナー / Dave Gardner(Guitar)
ティム”タム タム”ハトソン / Tim "Tom Tom" Hutson(Drums)
■ セットリスト スリー・ディグリーズ@ビルボードライブ東京
Setlist : Three Degrees @ Billboard Live Tokyo, August 22, 2010
show started 19:38
01. Intro ~ Shake Your Groove Thing [Peaches & Herb]
02. Take Good Care Of Yourself
03. Year Of Decision
04. Get Back To Lonely??
05. Signed, Sealed, Delivered & I’m Yours [Stevie Wonder]
06. Make It Easy On Yourself [Dionne Warwick]
07. Nigai Namida
08. Dirty Ol’ Man
09. Philly Medley: The Love I Lost [Harold Melvin & The Bluenotes]
Ain’t No Stopping Us Now [MacFadden & Whitehead]
If You Don’t Know Me By Now [Harold Melvin & The Bluenotes]
Together [Intruders]
Disco Inferno [Trammps]
Love Train [O’Jays]
10. When Will I See You Again (Tenshi No Sasayaki)
Enc. Boogie Wonderland [EWF]
Show ended 20:55
(2010年8月22日日曜、ビルボードライブ東京=スリー・ディグリーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Three Degrees
【Three Degrees Live: Fun Time With Three Degrees】
現役。
このところ毎年のように、しかも年に2回来ることもあるスリー・ディグリーズ。たまには見てみようと久しぶりにライヴを。個人的にはなんと4年ぶりだった。スリー・ディグリーズは1973年ごろから日本でも特に人気を集めたフィラデルフィア・ソウルの女性3人組ヴォーカル・グループ。当時は、「荒野のならず者」「天使のささやき」「苦い涙」などが大ヒットしたり、「東京音楽祭」に出場したりして、大いに人気を得た。というわけで、その頃をリアルタイムで知っている人たちはかなりの年齢層。やはり観客の年齢層は高い。
ヘレン、シンシア、ヴァレリー3人の芸達者は、数多く来日しているので、実に日本語もうまく、ちょっとしたMCを日本語でやる。これが受ける。まさに演歌のようなエンタテインメント。この3人の中ではヘレン・スコットが一番の古株。彼女は1963年から1966年までグループに在籍、一時抜けて1976年から復帰。以来34年。1963年から数えると47年間、スリー・ディグリーだ。ヴァレリーは1967年以来だから、43年メンバーだ。ヘレンとヴァレリーはほぼオリジナル・メンバーと言っていい。シンシア・ギャリソンも1989年からなので、それでもすでに21年。その女たちの絆はめちゃくちゃ強い。
3人は、『ドリームガールズ』のようなキラキラな赤の衣装で、振りをつけながら歌って踊る。そして、メインのリード・シンガーをステージ中央にすえるので、曲ごとに立ち位置が華麗に変わる。だが、注意深く見ているとシンシアとヴァレリーがセンターを取る曲がほとんど。ヘレンがセンターになったのは、2曲目だけだった。ただ、一番MCでしゃべるのはヘレン。みんなを立たせて踊らせようとするのだが、そのとき、「Everybody!」とやおら煽るのがおもしろい。「私がみんなと言ったときは、みんな、全員のことよ!」と声を張り上げ、座っている人を指差し、立つようにうながす。それが嫌味なく、楽しいので、みんな立ち上がる。
「独身の男はどこ?」と言った観客とのやりとりもおもしろい。「(私たちは)シングル男、求めてる。そして、リトル金持ち…」 受ける。そして、「やらしい男たち」と言って、「ダーティー・オール・マン(荒野のならず者)」へ。
「天使のささやき」も途中から日本語。半分、歌謡ショーを見てるような気になってくる。最後はなぜかアースの「ブギー・ワンダーランド」がアンコール。でも、この観客層ではもちろんバカ受けする。終わりよければすべてよし。
■ 早くも次回来日決定
2010年11月25日(木)~26日(金)名古屋ブルーノート
2010年11月27日(土)横浜モーション・ブルー
2010年11月29日(月)~12月1日(水)丸の内コットンクラブ
■ ベスト・アルバム
ザ・ベスト・オブ・スリー・ディグリーズ
posted with amazlet at 10.08.24
スリー・ディグリーズ
Sony Music Direct (2004-02-18)
売り上げランキング: 12120
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売り上げランキング: 12120
■ 過去ライヴ評、スリー・ディグリーズ関連記事
February 18, 2006
Three Degrees Live At Kentos:
http://blog.soulsearchin.com/archives/000839.html
February 04, 2008
Fukamachi Jun Talks About Three Degrees
http://blog.soulsearchin.com/archives/002309.html
■ メンバー
スリー・ディグリーズ=
ヘレン・スコット / Helen Scott(Vocals)
ヴァレリー・ホリデー / Valerie Holiday(Vocals)
シンシア・ギャリソン / Cynthia Garrison(Vocals)
ベニー・シムズ / Bennie Sims(Bass)
クリフ・スターキー / Cliff Starkey(Keyboards)
フランク”バズ”アマト / Frank "Buzz" Amato(Keyboards)
デイヴ・ガードナー / Dave Gardner(Guitar)
ティム”タム タム”ハトソン / Tim "Tom Tom" Hutson(Drums)
■ セットリスト スリー・ディグリーズ@ビルボードライブ東京
Setlist : Three Degrees @ Billboard Live Tokyo, August 22, 2010
show started 19:38
01. Intro ~ Shake Your Groove Thing [Peaches & Herb]
02. Take Good Care Of Yourself
03. Year Of Decision
04. Get Back To Lonely??
05. Signed, Sealed, Delivered & I’m Yours [Stevie Wonder]
06. Make It Easy On Yourself [Dionne Warwick]
07. Nigai Namida
08. Dirty Ol’ Man
09. Philly Medley: The Love I Lost [Harold Melvin & The Bluenotes]
Ain’t No Stopping Us Now [MacFadden & Whitehead]
If You Don’t Know Me By Now [Harold Melvin & The Bluenotes]
Together [Intruders]
Disco Inferno [Trammps]
Love Train [O’Jays]
10. When Will I See You Again (Tenshi No Sasayaki)
Enc. Boogie Wonderland [EWF]
Show ended 20:55
(2010年8月22日日曜、ビルボードライブ東京=スリー・ディグリーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Three Degrees