2010年08月11日(水) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
◎ハヴァナ・ラカタン~灼熱の音楽とダンスが爆発
テーマ:ライヴ評・レポート
◎ハヴァナ・ラカタン~灼熱の音楽とダンスが爆発
【”Havana Rakatan”* Explosion of Rhythm, Music, Action And Dance】
灼熱。
キューバを本拠とするダンス・カンパニーのキューバ音楽とそのダンスを集大成して見せるショーが、この『ハヴァナ・ラカタン』だ。2時間ほど、彼らの熱い音楽とダンスは、我々をキューバへ旅させてくれる。
激しいキューバの音楽、サルサ、ラテン、マンボ、ルンバなど、さまざまなタイプの音楽がこのステージにあふれ、同時に様々な種類のダンスがここで踊られる。13人のダンサー、9人のバンド。彼らが繰り広げる灼熱のダンスワンダーランドは、音楽と踊りがいかにキューバの日常、人々の生活に根付いているかを改めて感じさせてくれた。本当に普段の生活に、音楽とダンスが「水」のように当たり前に存在しているのが目に浮かぶ。歌があり踊れれば、人生ハッピー。そうした明るい前向きな姿が全面に出る。
彼らの踊りを見ていてさらに感じたことは、キューバに限らず、アフリカでも南米でもどこでも世界中にあてはまるが、リズムがあるところに音楽が生まれ、音楽があるところに、人間の体の「動き」が生まれ、それが「ダンス」というものになっていく、という流れだ。リズム→音楽→動き→ダンスという一連の流れは、有史以来今日まで様々に形を変えて発展してきている。一見社交ダンスのように思えるダンスから、バレエを彷彿とさせるダンス、ヒップホップ・ダンサーがやりそうなロボットダンスを思わせるダンスなど様々な動き、ダンスは圧巻だ。
それにしても、ダンサーたちの強靭な体と美しい肉体には惚れ惚れする。しかも体は柔らかくしなやか。そして、リズムが強烈にアピールすれば、体は小刻みに震え、リズムを肉体化する。みな軸がぶれずに踊り、素晴らしい。
たとえば、女性ダンサーが腰を動かす。キューバでは激しく、震えるように動かす。しかし、ハワイのフラダンスではゆったりと優雅に動かす。同じ腰を動かすのでも、地域によって違う。しかし、地域によって違っても動作の根本は同じだ。きっと、地球の根っこではどちらもつながっているのだろう。
冒頭、港がスクリーンに映り、そこに一人の男が微動だにせず立っている。それも絵の一部かと思えるほど、動かない。しかし、音楽があるところまで行った瞬間、その男もスイッチが入ったように激しく動き出した。静から動に移った瞬間だ。そして、生バンドの姿が見えないと思ったら、2曲目からその港が映ったスクリーンの向こう側にバンドがいたことがわかった。粋な演出だ。20分の休憩をはさんで、第一部、第二部それぞれ50分ずつ。灼熱の国からやってきた灼熱のエンタテインメントだった。踊りをやっている人には超お勧めだ。
■ ハヴァナ・ラカタン
詳しくはこちら↓
http://www.havanarakatan.jp/
ハヴァナ・ラカタンは、2010年8月6日から8月15日まで。
■メンバー
Nilda Guerra (director, choreographer)
Amarylis Pons Mesa (assistant director)
Mariluz Ramirez Perez (assistant choreographer)
Yoanis Reinaldo Pelaez Tamayo (assistant choreographer)
Yordan Mayedo Perez (choreographer)
Alexander Duran Toirac (dancer)
Joel Garmendia Diaz (assistant choreographer)
Kenia Margarita Anaya Salazar (dancer)
Misael Maure Matos (dancer)
Berto Mirabal Lopez (dancer)
Nayara Nunez Oliva (dancer)
Maria Mercedes Perez Rodriguez (dancer)
Nadiezhda Caridad Valdes Carbonell (dancer)
Sissi Hernandez Quesada (dancer)
Rolando Ferrer Rosado (musical director)
Geidy Chapman (lead vocal)
Michel Antonio Gonzales Pacheco (lead vocal)
Abel Gutierrez Rios (bongos)
Ruben Pascual Longchamp (congas)
Ramon Elias Catasus Abrea (guitar, vocal)
Aliandis Mora Cristi (tres guitar)
Frankis Lagno Rodriguez (trombone)
Alberto Pellicer (trumpet)
■ セットリスト(シーンリスト)
Setlist: Scene
Act 1
Show started 13:05
01. Malecon
02. Afro-Flamenco
03. Guateque
04. Guajira En Flor
05. Manicero
Performance ended 13:54
Break
Act2
Performance started 14:16
01. Mambo Ay Ay Ay
02. Bolrero
03. Que Te Hace Pensar?
04. Inconciencia
05. Parsy Llego A La Havana
06. Proposiciones
07. Rumba En Luyano
08. Salsa Rakatan
Show ended 15:07
(2010年8月7日土曜、国際フォーラムC=ハヴァナ・ラクタン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Havana Raktan
2010-
【”Havana Rakatan”* Explosion of Rhythm, Music, Action And Dance】
灼熱。
キューバを本拠とするダンス・カンパニーのキューバ音楽とそのダンスを集大成して見せるショーが、この『ハヴァナ・ラカタン』だ。2時間ほど、彼らの熱い音楽とダンスは、我々をキューバへ旅させてくれる。
激しいキューバの音楽、サルサ、ラテン、マンボ、ルンバなど、さまざまなタイプの音楽がこのステージにあふれ、同時に様々な種類のダンスがここで踊られる。13人のダンサー、9人のバンド。彼らが繰り広げる灼熱のダンスワンダーランドは、音楽と踊りがいかにキューバの日常、人々の生活に根付いているかを改めて感じさせてくれた。本当に普段の生活に、音楽とダンスが「水」のように当たり前に存在しているのが目に浮かぶ。歌があり踊れれば、人生ハッピー。そうした明るい前向きな姿が全面に出る。
彼らの踊りを見ていてさらに感じたことは、キューバに限らず、アフリカでも南米でもどこでも世界中にあてはまるが、リズムがあるところに音楽が生まれ、音楽があるところに、人間の体の「動き」が生まれ、それが「ダンス」というものになっていく、という流れだ。リズム→音楽→動き→ダンスという一連の流れは、有史以来今日まで様々に形を変えて発展してきている。一見社交ダンスのように思えるダンスから、バレエを彷彿とさせるダンス、ヒップホップ・ダンサーがやりそうなロボットダンスを思わせるダンスなど様々な動き、ダンスは圧巻だ。
それにしても、ダンサーたちの強靭な体と美しい肉体には惚れ惚れする。しかも体は柔らかくしなやか。そして、リズムが強烈にアピールすれば、体は小刻みに震え、リズムを肉体化する。みな軸がぶれずに踊り、素晴らしい。
たとえば、女性ダンサーが腰を動かす。キューバでは激しく、震えるように動かす。しかし、ハワイのフラダンスではゆったりと優雅に動かす。同じ腰を動かすのでも、地域によって違う。しかし、地域によって違っても動作の根本は同じだ。きっと、地球の根っこではどちらもつながっているのだろう。
冒頭、港がスクリーンに映り、そこに一人の男が微動だにせず立っている。それも絵の一部かと思えるほど、動かない。しかし、音楽があるところまで行った瞬間、その男もスイッチが入ったように激しく動き出した。静から動に移った瞬間だ。そして、生バンドの姿が見えないと思ったら、2曲目からその港が映ったスクリーンの向こう側にバンドがいたことがわかった。粋な演出だ。20分の休憩をはさんで、第一部、第二部それぞれ50分ずつ。灼熱の国からやってきた灼熱のエンタテインメントだった。踊りをやっている人には超お勧めだ。
■ ハヴァナ・ラカタン
詳しくはこちら↓
http://www.havanarakatan.jp/
ハヴァナ・ラカタンは、2010年8月6日から8月15日まで。
■メンバー
Nilda Guerra (director, choreographer)
Amarylis Pons Mesa (assistant director)
Mariluz Ramirez Perez (assistant choreographer)
Yoanis Reinaldo Pelaez Tamayo (assistant choreographer)
Yordan Mayedo Perez (choreographer)
Alexander Duran Toirac (dancer)
Joel Garmendia Diaz (assistant choreographer)
Kenia Margarita Anaya Salazar (dancer)
Misael Maure Matos (dancer)
Berto Mirabal Lopez (dancer)
Nayara Nunez Oliva (dancer)
Maria Mercedes Perez Rodriguez (dancer)
Nadiezhda Caridad Valdes Carbonell (dancer)
Sissi Hernandez Quesada (dancer)
Rolando Ferrer Rosado (musical director)
Geidy Chapman (lead vocal)
Michel Antonio Gonzales Pacheco (lead vocal)
Abel Gutierrez Rios (bongos)
Ruben Pascual Longchamp (congas)
Ramon Elias Catasus Abrea (guitar, vocal)
Aliandis Mora Cristi (tres guitar)
Frankis Lagno Rodriguez (trombone)
Alberto Pellicer (trumpet)
■ セットリスト(シーンリスト)
Setlist: Scene
Act 1
Show started 13:05
01. Malecon
02. Afro-Flamenco
03. Guateque
04. Guajira En Flor
05. Manicero
Performance ended 13:54
Break
Act2
Performance started 14:16
01. Mambo Ay Ay Ay
02. Bolrero
03. Que Te Hace Pensar?
04. Inconciencia
05. Parsy Llego A La Havana
06. Proposiciones
07. Rumba En Luyano
08. Salsa Rakatan
Show ended 15:07
(2010年8月7日土曜、国際フォーラムC=ハヴァナ・ラクタン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Havana Raktan
2010-