2010年08月05日(木) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
◎フィリップ・ウー&フレンズ・ライヴ(パート1): 東京ナンバーワン・ソウルフル・ナイト ~ お
テーマ:ライヴ評・レポート
◎フィリップ・ウー&フレンズ・ライヴ(パート1): 東京ナンバーワン・ソウルフル・ナイト ~ おばあちゃんの手の思い出
(YMN納涼ソウル放談パート4は、明日以降におおくりします)
【Philip Woo & Friends Live : The Story Of Grandma’s Hands】
ソウル。
フィリップ・ウーが久保田利伸バンドのメンバーらと一夜限りのソウル・ミュージック・セッション。この趣旨の企画は、前回久保田ツアー2006年時に同様の試みを行っていたので、4年ぶり。
気心知れた仲間たち、そしてミュージシャンみんなが知っている曲ばかり、ということで、特にリハーサル日を設けることなく、当日のリハだけでできてしまうところが、毎度感心する。今回はシンガーも多く、さまざまなヴァリエーションでソウル・ヒットがこれでもかこれでもかと登場。1970年代からのソウル・ミュージック好きにはたまらない。しかも、これが東京のライヴハウスで聞くことができるなんて、本当に嬉しい。
多くの曲でドラムのラルフが喉を聞かせ、そのほかの曲でブレンダ・ヴォーン、ユリ、ゲイリー・アドキンス、そしてオリヴィアがリードを取った。まさに東京ソウル・ショー、東京ニューヨークのソウルパワーだ。
ファースト1曲目、いきなりキーボードの柿崎さんがトークボックスで、ロジャーばりにロジャーの「カリフォルニア・ラヴ」をやりだし、度肝を抜かされた。ブレンダが歌うゴスペル曲「ゴーイング・オヴァー・ヨンダー」は、聴きなれたせいかブレンダの持ち歌のようにさえ聴こえる。お見事。
そして、驚かされたのが、ゲイリーが突然呼び出されフィリップのピアノ一本バックで歌った下記セットリスト5の「アット・ディス・モーメント」。ゲイリーが歌っている間誰か思い出せず、彼が戻ってきて尋ねたら、ビリー・ヴェラだとの答え。そうだ! あのブルーアイド・ソウル・シンガー、ビリー・ヴェラ&ザ・ビーターズのヒット。名曲である。なんでもゲイリーが昔からこの曲を好きで、フィリップとよくやっていたという。だから、リハなしでもすぐにその場でできた。
ゲイリーに、ビリー・ヴェラがジュディー・クレイと歌ったヒット曲は知ってるかと聞くと、知らない、という。そこでゲイリーのアイフォンですかさず検索。その曲、「ストーリーブック・チルドレン」が出てきて、彼はさっそくダウンロードしていた。そこで、ビリー・ヴェラについて、彼に少し解説してしまった。この曲は、日本のアルファ・レコードで成功した村井さんらが、アルファUSAを作って、契約して出したヒット曲。ビリー・ヴェラはジュディー・クレイとのデュエット・ヒットを出したが、当時60年代は異人種間カップルということで、大変だったこと。ビリーは基本的にはソングライターだがR&B音楽について詳しく、その後、ブルーノートで制作の仕事もする、などという話をした。ゲイリーも、最初聞いたときは、黒人だと思ったという。僕もそれこそ20年以上ぶりに聴いた。
■「グランドマズ・ハンド」の思い出
そして、さらに印象に残ったのはセカンド、「グランドマズ・ハンズ(おばあちゃんの手)」のところ。フィリップが祖母の話をしてから、ブレンダが客席後方からノーマイクで実にブルージーに歌いながら、ステージにあがり、そこでバンドが入ると、今度はメロディーに乗せてブレンダも自分の祖母の話をすこしして、「グランドマズ・ハンド」(ビル・ウィザース)を歌い始めた。
フィリップはこんな思い出話をした。「僕が12歳の頃、いっしょによく遊んでいた友達2人といつもいろんなライヴを見に行っていた。マディー・ウォーターズ、シカゴ、ジョー・コッカー、スティーヴ・ミラー・バンド、タジ・マハール、タワー・オブ・パワー、デイヴィッド・サンボーンがポール・バターフィールドと一緒にやってた頃、BBキング…。ありとあらゆるアーティストを見に行った。ライヴが終わると僕たちは、おばあちゃんがやっていたカフェに遊びに行ったものだ。スキッドローという地域にあった。兵隊や海の男たちが出向いて、一杯ひっかけ、そんな酔っ払いばかりがいるような地域だ。おばあちゃんのチャイニーズ・カフェは、シャングリラーズという名だった。ライヴ後に行くので、いつも夜中の12時半くらいになっていた。おばあちゃんはよく言っていた。『あんたたち、12歳の子供がこんな12時半に何やってんの』
でもおばあちゃんは僕たちに冷たいコーラと温かいシュリンプ・フライド・ライス(エビ・チャーハン)を大きなボールいっぱい作ってくれたんだ。僕たちはそのフライド・ライスを食べ、冷たい昔ながらのコーラを飲む。そして、2時過ぎになるだろうか。帰り際に、おばあちゃんはいつも、4ドルを何かに包んでその手から僕のポケットにぎゅっと押し込んでくれるんだ。そして、耳元でおばあちゃんはいつも言う。『おじいちゃんには内緒だよ』(観客から笑い) そう、僕にとってのおばあちゃんの手(Grandama’s Hands)っていうのは、その4ドルをくれる手なんだ。祖母は僕のことをとても愛してくれていた。おばあちゃん、愛してるよ」
そして、しゃべり終えるとフィリップはおもむろにブルージーなハーモニカを吹き出した。それにあわせ、客席後方からブレンダのgrandma’s handsという生声が聞こえてきた! ブレンダの声がだんだん近づいてきて、僕の横を通り、ステージに進んでいった。ステージまではノーマイク。ステージに上がるとマイクをとる。するとバンドは曲のイントロを演奏し始めていた。今度は、ブレンダが「私のおばあちゃんは、今、96歳でミシシッピーで元気にしています~」といったことをメロディーに乗せて歌いだしたのだ。そして、曲本編へ。すばらしい歌唱、いやあ、感動した。
ブレンダは曲が終わり、「私のグランマは、めちゃくちゃ元気なんですが、さびしいんです。96歳で、友達という友達がみんな先に亡くなっていて孤独なんです。電話をすると、日本ではまだライス(米)を食べているのか、みんな着物をきているのか、といわれる。(笑) 彼女にとっての日本はいまでも米と着物なの(笑)」といった話をした。
フィリップにライヴ後に「なぜいつも4ドルなの?」と尋ねた。「さあ、わからないな。たぶん、4ドルをふたつに折ると、たくさんお金があるように見えたからじゃないか。でも、12歳にとっての4ドルはビッグマネーだよ」ちなみにこの祖母は、フィリップの母方の祖母だそうだ。
確かに5ドル札だと1枚になってしまう。4ドルだったら、ふたつに折れば8枚に見える。チャイニーズの知恵かもしれない。いい話ではないか。
おそらく、誰にでもあるようなちょっとした祖母の話、そして、そこから歌われたビル・ウィザースの「グランドマズ・ハンド」。いつになく、この曲の魅力が伝わってきた。
(この後、ラルフ・ロールがフィリップと初めて出会ったときの話をします)
(この項、続く)
■ ビル・ウィザース 『ベスト』 「グランドマズ・ハンズ」収録
■前回の久保田バンド、ニューヨーク・オールスターズのときのライヴ評
July 13, 2006
Philip Woo Band: So Tight, So Funky
http://soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_13.html
July 21, 2006
Philip Woo & New York Allstars: Don't Leave Me This Way (Japanese Version)
http://soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_21.html
同じく英語版。セットリストなど↓
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_20.html
■今回メンバー
Philip Woo Presents“TOKYO+N.Y.=SOUL POWER!”
(Pf/HAMMOND B-3/Fender Rhodes/Synth) Philip Woo (Vo) Brenda Vaughn (Ds/Vo) Ralph Rolle (B) Cliff Archer (Key) 柿崎洋一郎 (G) 西山‘HANK’史翁 (Sax) Koran Daniels
(Vo) Yuri Kamino, Gary Adkins, Olivia Burrell
■ セットリスト
Setlist : Philip Woo Presents Tokyo & New York = Soul Power, August 3rd, 2010, Blues Alley Meguro
( )= original artist
[ ]= tonight’s lead singer
show started 19:42
01. California Love (Roger) [Kakizaki on talkbox]
02. Give Me Your Love (Curtis Mayfield) [Ralph]
03. Let’s Stay Together (Al Green) [Ralph]
04. Going Over Yonder (Hawkins Family) [Brenda Vaughn]
05. At This Moment (Billy Vera) [Gary Adkins]
06. You Got The Love (Rufus/Chaka Kahn) [Yuri]
07. I’ll Take You There (Staple Singers) [Brenda Vaughn]
Performance ended 20:46
Second set
Performance started 20:21
08. Everything Is Everything (Donny Hathawy) [Philip]
09. Groovin (Rascals) [Ralph]
10. Grand ma’s Hand (Bill Withers) [Brenda]
11. It’s A Man’s Man’s Man’s World (James Brown) [Brenda + Ralph +Gary + Olivia +Yuri]
12. La La La Means I Love You (Delfonics) [Gary Adkins + Lyn? & Kamata Mizuki]
13. People Get Ready (Impressions) [Ralph]
14. Don’t You Worry ‘Bout A Thing (Stevie Wonder) [Olivia Burrell]
15. I’ll Be Around (Spinners) [Ralph]
16. Them Changes (Buddy Miles) [Brenda]
Enc. Thank You (Sly & Family Stone) [All + Shanti]
Show ended 23:04
(2010年8月3日火曜、目黒ブルース・アレイ=フィリップ・ウー&フレンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Woo, Philip
2010-118
(YMN納涼ソウル放談パート4は、明日以降におおくりします)
【Philip Woo & Friends Live : The Story Of Grandma’s Hands】
ソウル。
フィリップ・ウーが久保田利伸バンドのメンバーらと一夜限りのソウル・ミュージック・セッション。この趣旨の企画は、前回久保田ツアー2006年時に同様の試みを行っていたので、4年ぶり。
気心知れた仲間たち、そしてミュージシャンみんなが知っている曲ばかり、ということで、特にリハーサル日を設けることなく、当日のリハだけでできてしまうところが、毎度感心する。今回はシンガーも多く、さまざまなヴァリエーションでソウル・ヒットがこれでもかこれでもかと登場。1970年代からのソウル・ミュージック好きにはたまらない。しかも、これが東京のライヴハウスで聞くことができるなんて、本当に嬉しい。
多くの曲でドラムのラルフが喉を聞かせ、そのほかの曲でブレンダ・ヴォーン、ユリ、ゲイリー・アドキンス、そしてオリヴィアがリードを取った。まさに東京ソウル・ショー、東京ニューヨークのソウルパワーだ。
ファースト1曲目、いきなりキーボードの柿崎さんがトークボックスで、ロジャーばりにロジャーの「カリフォルニア・ラヴ」をやりだし、度肝を抜かされた。ブレンダが歌うゴスペル曲「ゴーイング・オヴァー・ヨンダー」は、聴きなれたせいかブレンダの持ち歌のようにさえ聴こえる。お見事。
そして、驚かされたのが、ゲイリーが突然呼び出されフィリップのピアノ一本バックで歌った下記セットリスト5の「アット・ディス・モーメント」。ゲイリーが歌っている間誰か思い出せず、彼が戻ってきて尋ねたら、ビリー・ヴェラだとの答え。そうだ! あのブルーアイド・ソウル・シンガー、ビリー・ヴェラ&ザ・ビーターズのヒット。名曲である。なんでもゲイリーが昔からこの曲を好きで、フィリップとよくやっていたという。だから、リハなしでもすぐにその場でできた。
ゲイリーに、ビリー・ヴェラがジュディー・クレイと歌ったヒット曲は知ってるかと聞くと、知らない、という。そこでゲイリーのアイフォンですかさず検索。その曲、「ストーリーブック・チルドレン」が出てきて、彼はさっそくダウンロードしていた。そこで、ビリー・ヴェラについて、彼に少し解説してしまった。この曲は、日本のアルファ・レコードで成功した村井さんらが、アルファUSAを作って、契約して出したヒット曲。ビリー・ヴェラはジュディー・クレイとのデュエット・ヒットを出したが、当時60年代は異人種間カップルということで、大変だったこと。ビリーは基本的にはソングライターだがR&B音楽について詳しく、その後、ブルーノートで制作の仕事もする、などという話をした。ゲイリーも、最初聞いたときは、黒人だと思ったという。僕もそれこそ20年以上ぶりに聴いた。
■「グランドマズ・ハンド」の思い出
そして、さらに印象に残ったのはセカンド、「グランドマズ・ハンズ(おばあちゃんの手)」のところ。フィリップが祖母の話をしてから、ブレンダが客席後方からノーマイクで実にブルージーに歌いながら、ステージにあがり、そこでバンドが入ると、今度はメロディーに乗せてブレンダも自分の祖母の話をすこしして、「グランドマズ・ハンド」(ビル・ウィザース)を歌い始めた。
フィリップはこんな思い出話をした。「僕が12歳の頃、いっしょによく遊んでいた友達2人といつもいろんなライヴを見に行っていた。マディー・ウォーターズ、シカゴ、ジョー・コッカー、スティーヴ・ミラー・バンド、タジ・マハール、タワー・オブ・パワー、デイヴィッド・サンボーンがポール・バターフィールドと一緒にやってた頃、BBキング…。ありとあらゆるアーティストを見に行った。ライヴが終わると僕たちは、おばあちゃんがやっていたカフェに遊びに行ったものだ。スキッドローという地域にあった。兵隊や海の男たちが出向いて、一杯ひっかけ、そんな酔っ払いばかりがいるような地域だ。おばあちゃんのチャイニーズ・カフェは、シャングリラーズという名だった。ライヴ後に行くので、いつも夜中の12時半くらいになっていた。おばあちゃんはよく言っていた。『あんたたち、12歳の子供がこんな12時半に何やってんの』
でもおばあちゃんは僕たちに冷たいコーラと温かいシュリンプ・フライド・ライス(エビ・チャーハン)を大きなボールいっぱい作ってくれたんだ。僕たちはそのフライド・ライスを食べ、冷たい昔ながらのコーラを飲む。そして、2時過ぎになるだろうか。帰り際に、おばあちゃんはいつも、4ドルを何かに包んでその手から僕のポケットにぎゅっと押し込んでくれるんだ。そして、耳元でおばあちゃんはいつも言う。『おじいちゃんには内緒だよ』(観客から笑い) そう、僕にとってのおばあちゃんの手(Grandama’s Hands)っていうのは、その4ドルをくれる手なんだ。祖母は僕のことをとても愛してくれていた。おばあちゃん、愛してるよ」
そして、しゃべり終えるとフィリップはおもむろにブルージーなハーモニカを吹き出した。それにあわせ、客席後方からブレンダのgrandma’s handsという生声が聞こえてきた! ブレンダの声がだんだん近づいてきて、僕の横を通り、ステージに進んでいった。ステージまではノーマイク。ステージに上がるとマイクをとる。するとバンドは曲のイントロを演奏し始めていた。今度は、ブレンダが「私のおばあちゃんは、今、96歳でミシシッピーで元気にしています~」といったことをメロディーに乗せて歌いだしたのだ。そして、曲本編へ。すばらしい歌唱、いやあ、感動した。
ブレンダは曲が終わり、「私のグランマは、めちゃくちゃ元気なんですが、さびしいんです。96歳で、友達という友達がみんな先に亡くなっていて孤独なんです。電話をすると、日本ではまだライス(米)を食べているのか、みんな着物をきているのか、といわれる。(笑) 彼女にとっての日本はいまでも米と着物なの(笑)」といった話をした。
フィリップにライヴ後に「なぜいつも4ドルなの?」と尋ねた。「さあ、わからないな。たぶん、4ドルをふたつに折ると、たくさんお金があるように見えたからじゃないか。でも、12歳にとっての4ドルはビッグマネーだよ」ちなみにこの祖母は、フィリップの母方の祖母だそうだ。
確かに5ドル札だと1枚になってしまう。4ドルだったら、ふたつに折れば8枚に見える。チャイニーズの知恵かもしれない。いい話ではないか。
おそらく、誰にでもあるようなちょっとした祖母の話、そして、そこから歌われたビル・ウィザースの「グランドマズ・ハンド」。いつになく、この曲の魅力が伝わってきた。
(この後、ラルフ・ロールがフィリップと初めて出会ったときの話をします)
(この項、続く)
■ ビル・ウィザース 『ベスト』 「グランドマズ・ハンズ」収録
Lean on Me-Best of Bill Withers
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■前回の久保田バンド、ニューヨーク・オールスターズのときのライヴ評
July 13, 2006
Philip Woo Band: So Tight, So Funky
http://soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_13.html
July 21, 2006
Philip Woo & New York Allstars: Don't Leave Me This Way (Japanese Version)
http://soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_21.html
同じく英語版。セットリストなど↓
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_20.html
■今回メンバー
Philip Woo Presents“TOKYO+N.Y.=SOUL POWER!”
(Pf/HAMMOND B-3/Fender Rhodes/Synth) Philip Woo (Vo) Brenda Vaughn (Ds/Vo) Ralph Rolle (B) Cliff Archer (Key) 柿崎洋一郎 (G) 西山‘HANK’史翁 (Sax) Koran Daniels
(Vo) Yuri Kamino, Gary Adkins, Olivia Burrell
■ セットリスト
Setlist : Philip Woo Presents Tokyo & New York = Soul Power, August 3rd, 2010, Blues Alley Meguro
( )= original artist
[ ]= tonight’s lead singer
show started 19:42
01. California Love (Roger) [Kakizaki on talkbox]
02. Give Me Your Love (Curtis Mayfield) [Ralph]
03. Let’s Stay Together (Al Green) [Ralph]
04. Going Over Yonder (Hawkins Family) [Brenda Vaughn]
05. At This Moment (Billy Vera) [Gary Adkins]
06. You Got The Love (Rufus/Chaka Kahn) [Yuri]
07. I’ll Take You There (Staple Singers) [Brenda Vaughn]
Performance ended 20:46
Second set
Performance started 20:21
08. Everything Is Everything (Donny Hathawy) [Philip]
09. Groovin (Rascals) [Ralph]
10. Grand ma’s Hand (Bill Withers) [Brenda]
11. It’s A Man’s Man’s Man’s World (James Brown) [Brenda + Ralph +Gary + Olivia +Yuri]
12. La La La Means I Love You (Delfonics) [Gary Adkins + Lyn? & Kamata Mizuki]
13. People Get Ready (Impressions) [Ralph]
14. Don’t You Worry ‘Bout A Thing (Stevie Wonder) [Olivia Burrell]
15. I’ll Be Around (Spinners) [Ralph]
16. Them Changes (Buddy Miles) [Brenda]
Enc. Thank You (Sly & Family Stone) [All + Shanti]
Show ended 23:04
(2010年8月3日火曜、目黒ブルース・アレイ=フィリップ・ウー&フレンズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Woo, Philip
2010-118