2010年06月19日(土) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
★ライアン・ショウ&ジェイソン・マイルス・ライヴ
テーマ:ライヴ評・レポート
★ライアン・ショウ&ジェイソン・マイルス・ライヴ
【Jason Miles & The New York Funky Soul Collective Featuring Ryan Shaw 】
ファンキー。
月曜日(6月14日)まで「グローヴァー・ワシントン・トリビュート」を演奏していた7人の侍のうち5人が残り、そこにヴォーカリストとしてライアン・ショウが入ってのライヴ。バンド名は、「ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ・フィーチャリング・ライアン・ショウ」。今回ブルーノートのライヴのために結成された。このうちのアンディー・スニッツァーは来週もマンハッタン・ジャズ・クインテットの一員として日本に残る。
サウンドのコンセプトは、スムース・ジャズを一歩ファンク寄りにしたサウンド。バンド・リーダーのジェイソン・マイルスは、けっこうファンキーなサウンドが好きなニューヨーカーだ。冒頭3曲、バンドのみのインストゥルメンタルで、それからライアンのヴォーカル曲4曲、最後に1曲インストをやって、アンコールでライアンが再登場という構成。
バンドはひじょうにうまく、タイトで、ファンキー。ライアン・ショウが登場しての1曲目は「イット・ゲッツ・ベター」、これに続いて、マーヴィン・ゲイの「イナー・シティー・ブルース」を。そして、ジェイソンが次にやる曲の説明をした。「先週、グローヴァー・ワシントンのトリビュートで多くの人からなぜこの曲をやらないのかと言われ続けたのですが、それはヴォーカリストがいなかったためです。今日は、ライアンというヴォーカリストがいます。おおくりしましょう。『ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス』」観客からいっせいに歓声が。そして、カーティス・メイフィールドの名曲「ピープル・ゲット・レディー」。
最後のアンコールでは、ライアンの大ヒット「ドゥ・ザ・45」。これはさすがにのりのりになった。
このバンドでライアンが歌うのはもちろん初めてだが、メンバーは個々に知っていたというので、気心は知れていたらしい。ただやはり、ライアンもバンド(みな凄腕の先輩たち)にちょっと遠慮しているところもあり、ライアン主役のライヴというより、ジェイソン・マイルスのバンドのライヴに、ちょっとゲスト的にライアンが入ったという感じが強かった。ライアンが歌うときは、もっと張り上げてほしいのだが、曲のせいもあってかそうはいかなかった。ライアン目当てだと若干消化不良。バンド目当てならいいのだが。こういう組み合わせって、やってみないとわからないものだ。
ライヴ後は、ミュージシャンたちがみなでてきて、売るCDがある者はサイン会。ライアンに前回のブログで問題になった誕生日を聞いた。これは、やはり12月25日(1980年)だとのこと。「なぜか、26日って間違って印刷されていてね。驚いている。誕生日は12月25日だよ」。やっぱり、25日であってたんだ。(笑)
そして、ジェイソン・マイルスもバディー・ウィリアムスも気軽にファンと話していた。ジェイソンは今回が初来日。ものすごく日本のことが気に入ったよう。「日本人はみんなやさしく、相手のことを考え、とても気持ちいい。アメリカではどこへ行っても、めちゃくちゃだよ」と苦笑する。すしが大好きで、あちこち食べに行っているそうだ。「チュウトロ! おおっ、イエー。オオトロ、エクスペンシヴ(高い)」
バディーは低いよく通る声で「日本に何回来たかなんて、とても勘定はできないよ。だって初めて来たのは僕が16歳のとき。そのときはハービー・マンと来たんだから。僕は今58だよ。何年前だ? 僕は計算が苦手だから、君が計算しろよ。たぶん、まだジミ・ヘンドリックスが生きてた頃だと思うよ(笑)。ジミが死んだのは何年だ?」「1969年か1970年かな(正しくは1970年9月18日でした)」「ほら、そうだろ(笑)」と早口でまくしたてる。ルーサーからロバータ・フラック、ありとあらゆるアーティストのバックを務めてきたヴェテランだ。
■ライアン・ショウのデビュー作
■ メンバー
ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ・ウィズ・スペシャル・ゲスト・ライアン・ショウTHE NEW YORK FUNKY SOUL COLLECTIVE with special guest RYAN SHAW
ライアン・ショウ(ヴォーカル)Ryan Shaw(vo)
ジェイソン・マイルス(キーボード)Jason Miles(key)
アンディ・スニッツァー(サックス)Andy Snitzer(sax)
ニック・モロク(ギター)Nick Moroch(g)
ジェラルド・ヴィーズリー(ベース)Gerald Veasley(b)
バディー・ウィリアムス(ドラムス)Buddy Williams(ds)
■セットリスト; ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ
ウィズ・スペシャル・ゲスト・ライアン・ショウ
THE NEW YORK FUNKY SOUL COLLECTIVE with special guest RYAN SHAW
show started 21:31
01. Street Vibe
02. Jean Pierre
03. Cactus
>Ryan Shaw came on the stage
04. It Gets Better
05. Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)
06. Just The Two Of Us
07. People Get Ready
>Ryan off the stage
08. Let It Flow
Enc. Do The 45 (Ryan on the stage)
Show ended 22:48
(2010年6月17日木曜、ブルーノート東京=ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ・ウィズ・スペシャル・ゲスト・ライアン・ショウ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>The New York Soul Collective With Special Guest Ryan Shaw
【Jason Miles & The New York Funky Soul Collective Featuring Ryan Shaw 】
ファンキー。
月曜日(6月14日)まで「グローヴァー・ワシントン・トリビュート」を演奏していた7人の侍のうち5人が残り、そこにヴォーカリストとしてライアン・ショウが入ってのライヴ。バンド名は、「ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ・フィーチャリング・ライアン・ショウ」。今回ブルーノートのライヴのために結成された。このうちのアンディー・スニッツァーは来週もマンハッタン・ジャズ・クインテットの一員として日本に残る。
サウンドのコンセプトは、スムース・ジャズを一歩ファンク寄りにしたサウンド。バンド・リーダーのジェイソン・マイルスは、けっこうファンキーなサウンドが好きなニューヨーカーだ。冒頭3曲、バンドのみのインストゥルメンタルで、それからライアンのヴォーカル曲4曲、最後に1曲インストをやって、アンコールでライアンが再登場という構成。
バンドはひじょうにうまく、タイトで、ファンキー。ライアン・ショウが登場しての1曲目は「イット・ゲッツ・ベター」、これに続いて、マーヴィン・ゲイの「イナー・シティー・ブルース」を。そして、ジェイソンが次にやる曲の説明をした。「先週、グローヴァー・ワシントンのトリビュートで多くの人からなぜこの曲をやらないのかと言われ続けたのですが、それはヴォーカリストがいなかったためです。今日は、ライアンというヴォーカリストがいます。おおくりしましょう。『ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス』」観客からいっせいに歓声が。そして、カーティス・メイフィールドの名曲「ピープル・ゲット・レディー」。
最後のアンコールでは、ライアンの大ヒット「ドゥ・ザ・45」。これはさすがにのりのりになった。
このバンドでライアンが歌うのはもちろん初めてだが、メンバーは個々に知っていたというので、気心は知れていたらしい。ただやはり、ライアンもバンド(みな凄腕の先輩たち)にちょっと遠慮しているところもあり、ライアン主役のライヴというより、ジェイソン・マイルスのバンドのライヴに、ちょっとゲスト的にライアンが入ったという感じが強かった。ライアンが歌うときは、もっと張り上げてほしいのだが、曲のせいもあってかそうはいかなかった。ライアン目当てだと若干消化不良。バンド目当てならいいのだが。こういう組み合わせって、やってみないとわからないものだ。
ライヴ後は、ミュージシャンたちがみなでてきて、売るCDがある者はサイン会。ライアンに前回のブログで問題になった誕生日を聞いた。これは、やはり12月25日(1980年)だとのこと。「なぜか、26日って間違って印刷されていてね。驚いている。誕生日は12月25日だよ」。やっぱり、25日であってたんだ。(笑)
そして、ジェイソン・マイルスもバディー・ウィリアムスも気軽にファンと話していた。ジェイソンは今回が初来日。ものすごく日本のことが気に入ったよう。「日本人はみんなやさしく、相手のことを考え、とても気持ちいい。アメリカではどこへ行っても、めちゃくちゃだよ」と苦笑する。すしが大好きで、あちこち食べに行っているそうだ。「チュウトロ! おおっ、イエー。オオトロ、エクスペンシヴ(高い)」
バディーは低いよく通る声で「日本に何回来たかなんて、とても勘定はできないよ。だって初めて来たのは僕が16歳のとき。そのときはハービー・マンと来たんだから。僕は今58だよ。何年前だ? 僕は計算が苦手だから、君が計算しろよ。たぶん、まだジミ・ヘンドリックスが生きてた頃だと思うよ(笑)。ジミが死んだのは何年だ?」「1969年か1970年かな(正しくは1970年9月18日でした)」「ほら、そうだろ(笑)」と早口でまくしたてる。ルーサーからロバータ・フラック、ありとあらゆるアーティストのバックを務めてきたヴェテランだ。
■ライアン・ショウのデビュー作
ディス・イズ・ライアン・ショウ
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ライアン・ショウ
ビクターエンタテインメント (2008-04-23)
売り上げランキング: 26714
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■ メンバー
ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ・ウィズ・スペシャル・ゲスト・ライアン・ショウTHE NEW YORK FUNKY SOUL COLLECTIVE with special guest RYAN SHAW
ライアン・ショウ(ヴォーカル)Ryan Shaw(vo)
ジェイソン・マイルス(キーボード)Jason Miles(key)
アンディ・スニッツァー(サックス)Andy Snitzer(sax)
ニック・モロク(ギター)Nick Moroch(g)
ジェラルド・ヴィーズリー(ベース)Gerald Veasley(b)
バディー・ウィリアムス(ドラムス)Buddy Williams(ds)
■セットリスト; ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ
ウィズ・スペシャル・ゲスト・ライアン・ショウ
THE NEW YORK FUNKY SOUL COLLECTIVE with special guest RYAN SHAW
show started 21:31
01. Street Vibe
02. Jean Pierre
03. Cactus
>Ryan Shaw came on the stage
04. It Gets Better
05. Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)
06. Just The Two Of Us
07. People Get Ready
>Ryan off the stage
08. Let It Flow
Enc. Do The 45 (Ryan on the stage)
Show ended 22:48
(2010年6月17日木曜、ブルーノート東京=ザ・ニューヨーク・ファンキー・ソウル・コレクティヴ・ウィズ・スペシャル・ゲスト・ライアン・ショウ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>The New York Soul Collective With Special Guest Ryan Shaw