2010年05月24日(月) 01時02分44秒 soulsearchinの投稿

▲ナタリー・コール(パート2):レパートリーは800曲以上

テーマ:ブログ
▲ナタリー・コール(パート2):レパートリーは800曲以上

(「ナタリー・コール完全復活」2010年5月20日付けのつづき)

【Natalie Cole Has More Than 800 Repertoires】

アメイジング。

5月20日付けブログで書いたナタリーのライヴ評のつづき。

2010年5月20日付けブログ↓ 
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100520.html

ライヴ後、余韻に浸っていたが、さすがに最初のインストゥルメンタル3曲がわからなかったので、ステージから降りてきたピアノのジョッシュに声をかけ、最初の3曲の曲名を尋ねた。すると、2曲目は、そのジョッシュが書いた曲で、「アンティドート」という曲名をすぐ教えてくれた。それから、日曜日(5月16日)の1曲目で演奏していた「ポイント・オブ・オリジン」は、この日3曲目に演奏した、という。そして、最初に曲はもうひとりのキーボード奏者アレックスの作品なので、彼に聞こうということになった。すると、ちょうどそのアレックスが通りがかり、彼の曲名を教えてくれた。それが「ヒューマン・レヴォリューション」という曲だ。

ジョッシュがどこかに行き、アレックスと話になった。いきなり、「わたしのなまえはアレックスです。初めまして」と日本語で挨拶。びっくりすると、「奥さん、日本人です、LAに住んでます」。アイフォンをカチャカチャやって、「これ、私の4歳の娘」、カチャカチャ、「これ10歳の娘、日本語、英語、イタリア語、しゃべります」 「ええっ?」 「僕、もともとイタリア人です。イタリア出身。ローマ出身。奥さん、練馬区出身」(笑)

いろいろ聞くと1958年の生まれで、24歳の時(1982年)ボストンのバークリーに行った。そこで音楽を学んだが、そのときの同級生に小曽根真がいる、という。「彼はすばらしいね、すごいね」。

初めて日本に来たのは1988年、ボビー・ブラウンの初来日のときだそうだ。以後、ベイビーフェイス、ボビー、クリスティーナ・アギレラ、ピンクなどで来日経験豊富だ。今の奥さんは1988年に日本に来たときに知り合った、という。

ナタリーのバンドは、ここ5年ほどやっている、という。前回来日時(2008年)は、タミールというピアニストだったので、彼は来ていないが、ナタリー・バンドには入ったり、スケジュールの都合で参加できなかったり、だそう。

「彼女とのライヴ、ツアーは実に楽しいよ。だって、毎日セットリストが違うんだよ。だから飽きない。ここ(ブルーノート)にも毎日来るお客さんがいるだろう。だから、毎回セットリストを変えるんだ。ファーストとセカンドもね。ポップ・アーティストは、きっちりセットリストがあって、いつでも来る日も来る日も同じことを繰り返すが、ナタリーは違う。その場の雰囲気で観客と直接触れ合うんだ。ハート・トゥ・ハートだよ(といって僕の胸をドンと強くたたく)。彼女は経験があるから、観客が何を望んでいるか、その場でわかる。そして、それを与える。だから、曲も予定とは違った曲をやることだってしょっちゅうだ」

この日のセカンドセットのセットリストがB5の紙に印刷されていた。「これは、そうだな、ショーが始まる30分くらい前にナタリーが決めた。もちろん、これどおりにいかないこともある。何かを急に歌い出したら、僕らバンドはそれについていく。それから、違う曲の場合は、MD(音楽ディレクター)のゲイルが、楽譜番号をメンバーに言って、それを演奏するんだ」

確かにセットリストには数字が振ってある。上から、8、520,18、といった具合だ。楽譜にはすべて数字が振ってあって、急に曲が決まってもその数字を伝えれば即座にその曲を演奏することができるわけだ。

「ナタリーは、驚くべきことに800曲くらいレパートリーを持っているんだよ。しかも、彼女はそれをほとんど覚えているんだ。すごいことだよ」

「あ、でも今日は、『テル・ミー・オール・アバウト・イット』を歌うときに、歌詞を覚えていないからって、歌詞カードを探してたよね」と僕。

「過去5年で、あんなことは3度くらいしかない。今夜は珍しかったね」

では、今回も800曲分の楽譜があるのだろうか。

「いや、800曲は持ってきてない。行く先々で、それぞれのマーケットで人気のある曲があるんだ。フィリピンだと、『ホエン・アイ・フォーリン・イン・ラヴ』が人気だったり、『スターダスト』が人気の国があったりするんだ。今回は7-80曲分かな。そこから毎日、いろいろ選ぶんだ。で、そのセットリストも30分ほど前に作ったというわけ。だから、セットリストは毎日違うよ」

「人を待たせてるんで、行かなきゃ」 早口でまくし立て、あっという間にどこかへ消えていった。そうそう、明日はオフだから、箱根の温泉に行くんだと嬉しそうに言っていた。

■アレックスの紹介ページ
http://nucircle.com/people/alex.html

■ジョッシュ・ネルソンのウェッブ
http://www.joshnelsonmusic.com/

ジョッシュは、サラ・ガザレクのライヴでコットンクラブにも来ていた。

演奏された「アンティドート」収録のアルバム

I Hear a Rhapsody
I Hear a Rhapsody
posted with amazlet at 10.05.19
Josh Nelson
(2009-06-23)
売り上げランキング: 627351


■サラ・ガザレク 『ユアーズ』

ユアーズ
ユアーズ
posted with amazlet at 10.05.19
サラ・ガザレク
オーマガトキ (2006-04-26)
売り上げランキング: 9443


ENT>MUSIC>LIVE>Cole, Natalie
ENT>MUSIC>ARTIST>Nelson, Josh / Alessandroni Jr., Alex

コメント

[コメントをする]

コメント投稿

一緒にプレゼントも贈ろう!

トラックバック

この記事のトラックバック Ping-URL :

http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/soulsearchin/10543219181/8c60e2bc

Amebaおすすめキーワード

    アメーバに会員登録して、ブログをつくろう! powered by Ameba (アメーバ)|ブログを中心とした登録無料サイト