2010年05月18日(火) 02時13分18秒
soulsearchinの投稿
◎ジャズ・ピアニスト、ハンク・ジョーンズ91歳で死去
テーマ:訃報関連
◎ジャズ・ピアニスト、ハンク・ジョーンズ91歳で死去
【Hank Jones Dies At 91】
訃報。
ジャズ・ピアニストの超ヴェテラン、ハンク・ジョーンズが2010年5月16日午後10時半ごろ、ニューヨークのホスピスで死去した。91歳だった。4月頃体調を崩し、入院していたという。死因など詳細は不明。ジョーンズは、今年(2010年)2月に来日、ブルーノート東京で元気にライヴを行っていた。
ハンク・ジョーンズは、1918年7月31日(大正7年)ミシシッピー州ビックスバーグ生まれ。1930年代から全米のジャズ・シーンで活躍。8ディケード(10年単位)にわたって活躍した。日本にもたびたび来日している。アルバムも自己名義で60枚以上、ゲスト作品は600枚以上を数える。姉2人もピアノをたしなみ、弟2人、サド・ジョーンズ(1923年3月28日~1986年8月21日、63歳)はトランペット奏者、エルヴィン・ジョーンズ(1927年9月9日~2004年5月18日、76歳)はドラマーとして活躍、ジョーンズ3兄弟は、いずれもジャズ界で名声を得た稀有な兄弟となった。ハンクは長兄でしかももっとも長生きしたことになる。
ハンクも幼い頃からピアノを弾きだすようになり、アール・ハインズ、アート・テイタムなどのジャズの巨匠の影響を受けた。1944年、ニューヨークに出て、さまざまなジャズ・ミュージシャンたちと交流するようになり、ジャズの歴史を作った。中でもチャーリー・パーカーとの共演作は注目された。
1956年か1957年頃、ベニー・グッドマン楽団で初来日。(そのときの回想が下記2004年2月のブログに、少しだけある) その後も数々の伝説を作り、ジャズ界の重鎮となっていく。1962年には、ケネディー大統領のためにマリリン・モンローが「ハッピー・バースデイ」を歌ったとき、そのピアノを演奏していのたが、ハンク・ジョーンズだった。1978年には、ファッツ・ウォーラー作品を中心にしたミュージカル『エイント・ミス・ビヘイヴィン』のピアノ奏者になり、これはロングランとなった。その後もコンスタントに活動を続け、2000年代に入っても精力的に来日。2006年、2008年の東京ジャズにも出演。2010年2月のブルーノート公演などが日本での最後の公演となった。このときは、日本人アーティスト、トクなども飛び入りで参加していた。トクを始め、多くの日本人アーティスト、音楽関係者とも交流していた。
■ 訃報記事
ニューヨーク・タイムス 2010年5月17日付け
http://www.nytimes.com/2010/05/18/arts/music/18jones.html?src=tptw
■ 過去関連記事
2004/02/05 (Thu)
In A Class By Itself: Witnessed God's Hands: Hank Jones Live At Blue Note
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20040205.html
ハンク・ジョーンズのすばらしいライヴの空気感、その後のちょっとした会話。このとき、楽屋に連れて行っていただいたのは、伊藤八十八さんです。
September 04, 2006
Tokyo Jazz Live: Young Meets Old, East Meets West, Fresh Meets Mature...All Happening Here
http://blog.soulsearchin.com/archives/001248.html
September 23, 2008
Tokyo Jazz Now On The Air
http://blog.soulsearchin.com/archives/002680.html
■ ハンク・ジョーンズ、最近の作品は日本のヴィレッジ・レコードから 『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』
ラウンドミッドナイト
ENT>OBITUARY>Jones, Hank, July 31, 1918 – May 16, 2010, 91 years old
【Hank Jones Dies At 91】
訃報。
ジャズ・ピアニストの超ヴェテラン、ハンク・ジョーンズが2010年5月16日午後10時半ごろ、ニューヨークのホスピスで死去した。91歳だった。4月頃体調を崩し、入院していたという。死因など詳細は不明。ジョーンズは、今年(2010年)2月に来日、ブルーノート東京で元気にライヴを行っていた。
ハンク・ジョーンズは、1918年7月31日(大正7年)ミシシッピー州ビックスバーグ生まれ。1930年代から全米のジャズ・シーンで活躍。8ディケード(10年単位)にわたって活躍した。日本にもたびたび来日している。アルバムも自己名義で60枚以上、ゲスト作品は600枚以上を数える。姉2人もピアノをたしなみ、弟2人、サド・ジョーンズ(1923年3月28日~1986年8月21日、63歳)はトランペット奏者、エルヴィン・ジョーンズ(1927年9月9日~2004年5月18日、76歳)はドラマーとして活躍、ジョーンズ3兄弟は、いずれもジャズ界で名声を得た稀有な兄弟となった。ハンクは長兄でしかももっとも長生きしたことになる。
ハンクも幼い頃からピアノを弾きだすようになり、アール・ハインズ、アート・テイタムなどのジャズの巨匠の影響を受けた。1944年、ニューヨークに出て、さまざまなジャズ・ミュージシャンたちと交流するようになり、ジャズの歴史を作った。中でもチャーリー・パーカーとの共演作は注目された。
1956年か1957年頃、ベニー・グッドマン楽団で初来日。(そのときの回想が下記2004年2月のブログに、少しだけある) その後も数々の伝説を作り、ジャズ界の重鎮となっていく。1962年には、ケネディー大統領のためにマリリン・モンローが「ハッピー・バースデイ」を歌ったとき、そのピアノを演奏していのたが、ハンク・ジョーンズだった。1978年には、ファッツ・ウォーラー作品を中心にしたミュージカル『エイント・ミス・ビヘイヴィン』のピアノ奏者になり、これはロングランとなった。その後もコンスタントに活動を続け、2000年代に入っても精力的に来日。2006年、2008年の東京ジャズにも出演。2010年2月のブルーノート公演などが日本での最後の公演となった。このときは、日本人アーティスト、トクなども飛び入りで参加していた。トクを始め、多くの日本人アーティスト、音楽関係者とも交流していた。
■ 訃報記事
ニューヨーク・タイムス 2010年5月17日付け
http://www.nytimes.com/2010/05/18/arts/music/18jones.html?src=tptw
■ 過去関連記事
2004/02/05 (Thu)
In A Class By Itself: Witnessed God's Hands: Hank Jones Live At Blue Note
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/diary20040205.html
ハンク・ジョーンズのすばらしいライヴの空気感、その後のちょっとした会話。このとき、楽屋に連れて行っていただいたのは、伊藤八十八さんです。
September 04, 2006
Tokyo Jazz Live: Young Meets Old, East Meets West, Fresh Meets Mature...All Happening Here
http://blog.soulsearchin.com/archives/001248.html
September 23, 2008
Tokyo Jazz Now On The Air
http://blog.soulsearchin.com/archives/002680.html
■ ハンク・ジョーンズ、最近の作品は日本のヴィレッジ・レコードから 『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』
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ハンク・ジョーンズ
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ラウンドミッドナイト
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ハンク・ジョーンズ
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ENT>OBITUARY>Jones, Hank, July 31, 1918 – May 16, 2010, 91 years old