2010年04月17日(土) 04時51分39秒
soulsearchinの投稿
◆エリカ・バドゥー~堂々としたその存在感
テーマ:ライヴ評・レポート
◆エリカ・バドゥー~堂々としたその存在感
【Erykah Badu: My Pace, My Style, My Way】
哲学。
エリカ・バドゥーの2000年、2005年、2006年(スプリング・グルーヴ)以来通算4回目のライヴ。バンドがイントロを延々と演奏する。ゆったりしたグルーヴで女王の登場をじっと待つ。暗転して、演奏が始まってからおよそ8分。遂にクイーンがステージに現れた。
自身が音楽的にやりたいことを充分わかっていて、他の邪魔者から一切の干渉なしに独自の音楽を貫く。ぶれずに軸足がしっかりしていて、地に足がついている。そうした自信から醸し出される存在感は、ステージで煌いていた。マイ・ペースにして、マイ・スタイルをマイ・ウェイで。そんな感じだ。
ゼップは1階を座席にしてほぼ満員か。事前に一応形だけのセットリストがあったが、途中からはまったく自由に音楽と戯れ、観客を虜にしていった。
ドラムス、ギター、ベース、キーボード、DJにコーラス3人。メンバー紹介の名前などがなかなか聞き取れなかったが、ドラマーが15歳と言ったような気がした。15歳だったら、すごい。
事前にセットリストを作らない彼女らしい、実に音楽の自由度の高いライヴだ。途中で衣装変えが1回。最初は黒いハットに黒の上下だったが、衣装変えした後はオーガニックなファッションが印象的だ。
カラフルなエリカ風ファッションで全身を包んだファンもけっこう目立ち、エリカがそのライフスタイル、ファッション性でも大きな影響を与えていることがよくわかる。
センター中央にテルミンという2本の棒を使った一種のシンセサイザー的な楽器が置いてあり、これを自由自在に扱って音をだしていた。テルミンとは、最初のシンセサイザー、つまり電子楽器といえるもの。2つの棒があって、1本のほうに手を近づけたり遠ざけたりして、音の高低を調整、もう1本のほうに同様に手を近づけたり、遠ざけたりして、音量(音の大きさ)を微調整する。手が入ることによって空気抵抗が生まれ、その変化が電子信号になって音の変化になる。それで、5オクターヴくらい出るという。これが、手は楽器に触れないのに、音がいろいろ出てくるので、手品のようだ。もうひとつ、電子パーカッションのようなものも置いて、適度に叩いていた。そのあたりが出す音が、このゆったりまったり感に妙にはまる。
それにしても、このゆったりまったりで、エリカ・バドゥー・ワールドを作るのだからたいしたもの。ポエトリー・リーディングにさらに音楽が付き、その中心線にエリカの哲学があるようなライヴ・パフォーマンスだ。
● ライヴは今日(4月17日土曜)横浜ベイホールでも。
詳しくはポジティヴ・プロダクション。
http://www.bmopositive.com/
■ 過去関連記事
テルミンについて少し触れている記事
November 28, 2005
Jun Played Newly Arrived Piano: The Sound Of Piano Has Changed In Two Hours
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_11_28.html
2005年のエリカ・ライヴ評
April 03, 2005
Erykah Badu: Purple Queen
http://blog.soulsearchin.com/archives/000014.html
■ エリカ・バドゥー 最新作『ニュー・アメリカ パート・ツー(リターン・オブ・ザ・アンク)』
エリカ その前の2008年作品
『バドゥイズム』 なんといってもファーストアルバム(1997年作品)
■ メンバー Members
Erykah Badu (vocal)
drums
guitar
bass
DJ
3 chorus
■ セットリスト エリカ・バドゥー
Setlist (incomplete): Erykah Badu
(わかる方いらしたら、ebs@st.rim.or.jpまでお知らせください。このほかにWant U と Dangerもどこかでやったそうです)
show started 20:07
Erykah appeared 20:15
01. Intro
02. 20 Feet Tall
03. Love Come Into
04. The Healer
05. Me
06. My People
07. On And On
08. Didn't Cha Know
09. Liberation ? ("Lord, coming to...")
10. Humble Mumble
11. Love Of Life
12. Off The Wall [Michael Jackson]
13. I Want You
14. (Disco Night sampling??)
15. ??
16. (Prince sampling??)
17. Appletree (Love Of My Life Worldwide)
18.
19. CD (old CD)
20. Outside Of The Game
21. Nuclear War - Milk Is Chillin(?)
22. Soldier
23. DJ Introduction with his 3 songs
24. Out Of My Mind?
Enc.1 Tyrone
Enc.2 Bag Lady
show ended 22:13
(2010年4月16日金曜、ゼップ東京=エリカ・バドゥー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Badu, Erykah
2010-59
【Erykah Badu: My Pace, My Style, My Way】
哲学。
エリカ・バドゥーの2000年、2005年、2006年(スプリング・グルーヴ)以来通算4回目のライヴ。バンドがイントロを延々と演奏する。ゆったりしたグルーヴで女王の登場をじっと待つ。暗転して、演奏が始まってからおよそ8分。遂にクイーンがステージに現れた。
自身が音楽的にやりたいことを充分わかっていて、他の邪魔者から一切の干渉なしに独自の音楽を貫く。ぶれずに軸足がしっかりしていて、地に足がついている。そうした自信から醸し出される存在感は、ステージで煌いていた。マイ・ペースにして、マイ・スタイルをマイ・ウェイで。そんな感じだ。
ゼップは1階を座席にしてほぼ満員か。事前に一応形だけのセットリストがあったが、途中からはまったく自由に音楽と戯れ、観客を虜にしていった。
ドラムス、ギター、ベース、キーボード、DJにコーラス3人。メンバー紹介の名前などがなかなか聞き取れなかったが、ドラマーが15歳と言ったような気がした。15歳だったら、すごい。
事前にセットリストを作らない彼女らしい、実に音楽の自由度の高いライヴだ。途中で衣装変えが1回。最初は黒いハットに黒の上下だったが、衣装変えした後はオーガニックなファッションが印象的だ。
カラフルなエリカ風ファッションで全身を包んだファンもけっこう目立ち、エリカがそのライフスタイル、ファッション性でも大きな影響を与えていることがよくわかる。
センター中央にテルミンという2本の棒を使った一種のシンセサイザー的な楽器が置いてあり、これを自由自在に扱って音をだしていた。テルミンとは、最初のシンセサイザー、つまり電子楽器といえるもの。2つの棒があって、1本のほうに手を近づけたり遠ざけたりして、音の高低を調整、もう1本のほうに同様に手を近づけたり、遠ざけたりして、音量(音の大きさ)を微調整する。手が入ることによって空気抵抗が生まれ、その変化が電子信号になって音の変化になる。それで、5オクターヴくらい出るという。これが、手は楽器に触れないのに、音がいろいろ出てくるので、手品のようだ。もうひとつ、電子パーカッションのようなものも置いて、適度に叩いていた。そのあたりが出す音が、このゆったりまったり感に妙にはまる。
それにしても、このゆったりまったりで、エリカ・バドゥー・ワールドを作るのだからたいしたもの。ポエトリー・リーディングにさらに音楽が付き、その中心線にエリカの哲学があるようなライヴ・パフォーマンスだ。
● ライヴは今日(4月17日土曜)横浜ベイホールでも。
詳しくはポジティヴ・プロダクション。
http://www.bmopositive.com/
■ 過去関連記事
テルミンについて少し触れている記事
November 28, 2005
Jun Played Newly Arrived Piano: The Sound Of Piano Has Changed In Two Hours
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_11_28.html
2005年のエリカ・ライヴ評
April 03, 2005
Erykah Badu: Purple Queen
http://blog.soulsearchin.com/archives/000014.html
■ エリカ・バドゥー 最新作『ニュー・アメリカ パート・ツー(リターン・オブ・ザ・アンク)』
ニュー・アメリカ パート・ツー(リターン・オブ・ザ・アンク)
posted with amazlet at 10.04.17
エリカ・バドゥ カーステン・アグネスタ
ユニバーサル インターナショナル (2010-04-14)
売り上げランキング: 693
ユニバーサル インターナショナル (2010-04-14)
売り上げランキング: 693
エリカ その前の2008年作品
ニュー・アメリカ パート・ワン(第4次世界大戦)
posted with amazlet at 10.04.17
エリカ・バドゥ
ユニバーサル インターナショナル (2008-03-12)
売り上げランキング: 9328
ユニバーサル インターナショナル (2008-03-12)
売り上げランキング: 9328
『バドゥイズム』 なんといってもファーストアルバム(1997年作品)
エリカ・バドゥ
MCAビクター (1997-04-23)
売り上げランキング: 15363
MCAビクター (1997-04-23)
売り上げランキング: 15363
■ メンバー Members
Erykah Badu (vocal)
drums
guitar
bass
DJ
3 chorus
■ セットリスト エリカ・バドゥー
Setlist (incomplete): Erykah Badu
(わかる方いらしたら、ebs@st.rim.or.jpまでお知らせください。このほかにWant U と Dangerもどこかでやったそうです)
show started 20:07
Erykah appeared 20:15
01. Intro
02. 20 Feet Tall
03. Love Come Into
04. The Healer
05. Me
06. My People
07. On And On
08. Didn't Cha Know
09. Liberation ? ("Lord, coming to...")
10. Humble Mumble
11. Love Of Life
12. Off The Wall [Michael Jackson]
13. I Want You
14. (Disco Night sampling??)
15. ??
16. (Prince sampling??)
17. Appletree (Love Of My Life Worldwide)
18.
19. CD (old CD)
20. Outside Of The Game
21. Nuclear War - Milk Is Chillin(?)
22. Soldier
23. DJ Introduction with his 3 songs
24. Out Of My Mind?
Enc.1 Tyrone
Enc.2 Bag Lady
show ended 22:13
(2010年4月16日金曜、ゼップ東京=エリカ・バドゥー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Badu, Erykah
2010-59
1 ■あー観たかった
いつも楽しく勉強させてまらってますエリカ・パトゥ・・まったりよかったんですねやっぱりマイケルのオブザ・ウォール聞きたかったですぅさっそく今夜はエリカ様のCDをひっぱりだして、寒いし雨だしまったりします吉岡さんも風邪などヒカナイヨウニ暖まってください