2010年04月01日(木) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
△スティーヴィー・ワンダー・トリビュート(2日目)
テーマ:ライヴ評・レポート
△スティーヴィー・ワンダー・トリビュート(2日目)
【Stevie Wonder Tribute Day 2】
深い。
スティーヴィーの楽曲をじっくり研究し、カヴァー作品を選び抜いておこなったスティーヴィー・トリビュート。動員から言えば1日でよかったかもしれないが、ケイリブがどうしてもやりたい曲がたくさんあるから2日にする、ということで2日になったそうだ。2日目は、5曲前日にやらなかった曲をやった。
ファーストのオープニングは、『キー・オブ・ライフ』からの「コンテュージョン」(インスト)。マサ・コハマのギターが光る。もう1曲「ブギー・オン・レゲエ・ウーマン」をインストでこなした後、「スーパーウーマン」のフル・ヴァージョン。ケイリブはMCでこれを『トーキング・ブック』からの曲と紹介したが、実は正解はその前のアルバム『ミュージック・オン・マイ・マインド(邦題、心の詩)』からの作品。これはなかなかのものだった。ケイリブがこういう曲をやりだすと、本当にスティーヴィーっぽくなる。
そして、この日の第一のハイライトがユリとのデュエット「ユー・アー・マイ・ヘヴン」。ロバータ&ダニーの曲だ。ユリ、お見事です。そして続いて、サユリーが歌う「センド・ワン・ユア・ラヴ」。こうしたあんまり黒っぽくない曲調はサユリーにとってもあっている。ユリもサユリーも英語がネイティヴだけに、安心して聴いてられる。これもよかった。
セカンドの「レイトリー」も、この日だけ。ユリとケイリブのデュエットで聴かせたが、これが思った以上に素晴らしかった。浮気が発覚したという切ない曲を、男女のデュエットでやるとは。その時点で、大アイデア賞だが、ユリのパフォーマンスが圧巻。この2日全曲の中で1番よかった。彼女の歌を聴いている限り、誰も日本人だなんて思わない。このヴァージョンは、ほんと、スティーヴィーに聴かせたい。それくらいクリエイティヴだった。スティーヴィー楽曲は、日本人歌手も多数カヴァーしているが、たいがい、楽曲の表面をなぞるだけで終わる。英語の問題もあるが、楽曲の咀嚼度の問題で、その点、ユリのパフォーマンスは見事だ。
ユリはこの日大活躍で、もう1曲『シークレット・ライフ・オブ・プランツ』収録の「カンバック・アズ・フラワーズ」を熱唱。あまりなじみのない曲だが、がんばっていた。
3月30日は、なんとファンキー・ドラマー、ジェイ・スティックスの誕生日当日。ということで、アンコール前に、ジェイに誕生日ケーキが贈られ、バンド全員でスティーヴィーの「ハッピー・バースデイ」が歌われた。「Happy birthday, Jay Stixx」と全員がコーラスするところなどは、なかなか。最後、アンコール「スーパースティション」のところでは、前日になかった「サー・デューク」をマッシュアップして差し込んだ。
それにしても、スティーヴィーの楽曲は、深い。そして、前日見た後、スティーヴィーの2007年のライヴ評を読み返してから臨んだ2日目は、改めて、スティーヴィーのライヴにおける偉大さを思い出した。
◎ライヴ音源をオンエアー
ということで、来る4月4日(日)から始まる『ソウル・ブレンズ』内『ソウル・サーチン』のコーナーで、この日のライヴ音源からご紹介しようと思っている。『ソウル・サーチン』(インターFM東京地区76.1mhz=毎週日曜午後2時半~2時50分頃)では、ソウル・サーチャー吉岡正晴ならではの切り口で、ソウルをサーチンしていきます。他ではかからないようなレア音源も大放出。お楽しみに。
■ キー・オブ・ライフ~最高傑作
『心の詩』「スーパーウーマン」はこちらに収録
『シークレット・ライフ・オブ・プランツ』(サユリーが歌った「センド・ワン・ユア・ラヴ」、ユリが歌った「カンバック・アズ・フラワーズ」はこちら)
■ メンバー
WE Love Stevie Wonder
(Vo/Key)Kaleb James (Pf/Key)秋谷えりこ (Ds)JAY Stixx (B)滝元堅志
(G)マサ小浜 (Sax/Fl) Andy Wulf (Vo) Yuri、Sayulee、(Vocal, Sax, Percussion) Gary Scott
■ セットリスト ウィ・ラヴ・スティーヴィー・ワンダー
Setlist: We Love Stevie Wonder, March 30, 2010 @ Blues Alley
show started 19:44
1. Contusion [Instrumental]
2. Boogie On Reggae Woman [Instrumental]
3. Superwoman (Where Were You When I Needed You) [Kaleb]
4. Isn't She Lovely [Gary]
5. You Are My Heaven [Yuri, Kaleb]
6. Send One Your Love [Sayulee]
7. As [Kaleb]
show ended 20:44
show started 21:17
1. Higher Ground [Instrumental]
2. Too High [Instrumental]
3. Lately [Yuri, Kaleb]
4. Medley: Signed, Sealed, Delivered And I'm Yours [Kaleb]
Until You Come Back To Me [Yuri]
It's A Shame [Gary + Yuri]
If You Really Love Me [Kaleb]
Betcha Wouldn't Hurt Me [Yuri]
All I Do [Kaleb]
5. Creepin [Kaleb]
6. Living For The City [Kaleb]
Enc. Happy Birthday Jay Stixx
Enc. Supersitition [Gary]
Enc. I Wish [Kaleb] ~ Supersitition including Sir Duke
show ended 22:56
(2010年3月31日水曜、目黒ブルース・アレイ=ウィ・ラヴ・スティーヴィー・ワンダー・トリビュート)
ENT>MUSIC>LIVE>We Love Stevie Wonder Tribute
2010-49
【Stevie Wonder Tribute Day 2】
深い。
スティーヴィーの楽曲をじっくり研究し、カヴァー作品を選び抜いておこなったスティーヴィー・トリビュート。動員から言えば1日でよかったかもしれないが、ケイリブがどうしてもやりたい曲がたくさんあるから2日にする、ということで2日になったそうだ。2日目は、5曲前日にやらなかった曲をやった。
ファーストのオープニングは、『キー・オブ・ライフ』からの「コンテュージョン」(インスト)。マサ・コハマのギターが光る。もう1曲「ブギー・オン・レゲエ・ウーマン」をインストでこなした後、「スーパーウーマン」のフル・ヴァージョン。ケイリブはMCでこれを『トーキング・ブック』からの曲と紹介したが、実は正解はその前のアルバム『ミュージック・オン・マイ・マインド(邦題、心の詩)』からの作品。これはなかなかのものだった。ケイリブがこういう曲をやりだすと、本当にスティーヴィーっぽくなる。
そして、この日の第一のハイライトがユリとのデュエット「ユー・アー・マイ・ヘヴン」。ロバータ&ダニーの曲だ。ユリ、お見事です。そして続いて、サユリーが歌う「センド・ワン・ユア・ラヴ」。こうしたあんまり黒っぽくない曲調はサユリーにとってもあっている。ユリもサユリーも英語がネイティヴだけに、安心して聴いてられる。これもよかった。
セカンドの「レイトリー」も、この日だけ。ユリとケイリブのデュエットで聴かせたが、これが思った以上に素晴らしかった。浮気が発覚したという切ない曲を、男女のデュエットでやるとは。その時点で、大アイデア賞だが、ユリのパフォーマンスが圧巻。この2日全曲の中で1番よかった。彼女の歌を聴いている限り、誰も日本人だなんて思わない。このヴァージョンは、ほんと、スティーヴィーに聴かせたい。それくらいクリエイティヴだった。スティーヴィー楽曲は、日本人歌手も多数カヴァーしているが、たいがい、楽曲の表面をなぞるだけで終わる。英語の問題もあるが、楽曲の咀嚼度の問題で、その点、ユリのパフォーマンスは見事だ。
ユリはこの日大活躍で、もう1曲『シークレット・ライフ・オブ・プランツ』収録の「カンバック・アズ・フラワーズ」を熱唱。あまりなじみのない曲だが、がんばっていた。
3月30日は、なんとファンキー・ドラマー、ジェイ・スティックスの誕生日当日。ということで、アンコール前に、ジェイに誕生日ケーキが贈られ、バンド全員でスティーヴィーの「ハッピー・バースデイ」が歌われた。「Happy birthday, Jay Stixx」と全員がコーラスするところなどは、なかなか。最後、アンコール「スーパースティション」のところでは、前日になかった「サー・デューク」をマッシュアップして差し込んだ。
それにしても、スティーヴィーの楽曲は、深い。そして、前日見た後、スティーヴィーの2007年のライヴ評を読み返してから臨んだ2日目は、改めて、スティーヴィーのライヴにおける偉大さを思い出した。
◎ライヴ音源をオンエアー
ということで、来る4月4日(日)から始まる『ソウル・ブレンズ』内『ソウル・サーチン』のコーナーで、この日のライヴ音源からご紹介しようと思っている。『ソウル・サーチン』(インターFM東京地区76.1mhz=毎週日曜午後2時半~2時50分頃)では、ソウル・サーチャー吉岡正晴ならではの切り口で、ソウルをサーチンしていきます。他ではかからないようなレア音源も大放出。お楽しみに。
■ キー・オブ・ライフ~最高傑作
Songs in the Key of Life
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Stevie Wonder
Japanese Import (2000-05-02)
売り上げランキング: 4712
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『心の詩』「スーパーウーマン」はこちらに収録
心の詩(紙ジャケット仕様)
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スティーヴィー・ワンダー
USMジャパン (2009-01-28)
売り上げランキング: 186860
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『シークレット・ライフ・オブ・プランツ』(サユリーが歌った「センド・ワン・ユア・ラヴ」、ユリが歌った「カンバック・アズ・フラワーズ」はこちら)
シークレット・ライフ
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スティーヴィー・ワンダー
ユニバーサルインターナショナル (1992-11-01)
売り上げランキング: 397317
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売り上げランキング: 397317
■ メンバー
WE Love Stevie Wonder
(Vo/Key)Kaleb James (Pf/Key)秋谷えりこ (Ds)JAY Stixx (B)滝元堅志
(G)マサ小浜 (Sax/Fl) Andy Wulf (Vo) Yuri、Sayulee、(Vocal, Sax, Percussion) Gary Scott
■ セットリスト ウィ・ラヴ・スティーヴィー・ワンダー
Setlist: We Love Stevie Wonder, March 30, 2010 @ Blues Alley
show started 19:44
1. Contusion [Instrumental]
2. Boogie On Reggae Woman [Instrumental]
3. Superwoman (Where Were You When I Needed You) [Kaleb]
4. Isn't She Lovely [Gary]
5. You Are My Heaven [Yuri, Kaleb]
6. Send One Your Love [Sayulee]
7. As [Kaleb]
show ended 20:44
show started 21:17
1. Higher Ground [Instrumental]
2. Too High [Instrumental]
3. Lately [Yuri, Kaleb]
4. Medley: Signed, Sealed, Delivered And I'm Yours [Kaleb]
Until You Come Back To Me [Yuri]
It's A Shame [Gary + Yuri]
If You Really Love Me [Kaleb]
Betcha Wouldn't Hurt Me [Yuri]
All I Do [Kaleb]
5. Creepin [Kaleb]
6. Living For The City [Kaleb]
Enc. Happy Birthday Jay Stixx
Enc. Supersitition [Gary]
Enc. I Wish [Kaleb] ~ Supersitition including Sir Duke
show ended 22:56
(2010年3月31日水曜、目黒ブルース・アレイ=ウィ・ラヴ・スティーヴィー・ワンダー・トリビュート)
ENT>MUSIC>LIVE>We Love Stevie Wonder Tribute
2010-49