2010年03月30日(火) 00時37分01秒
soulsearchinの投稿
◎椎名純平ライヴ@モーション・ブルー
テーマ:ライヴ評・レポート
◎椎名純平ライヴ@モーション・ブルー
【Shiina Junpei & Soul Force Live At Motion Blue】
ゴツイ。
けっこうよく遭遇するシンガーながら、本人のフル・ライヴはまだ見たことがなかった椎名純平さんが、彼のバンド「ソウル・フォース」でのライヴをやるという。本人と奇しくもキーボードのスインゴー(Swing-O)氏からもお誘いいただき、横浜モーション・ブルーへでかけた。椎名さんには、マーヴィン・ゲイの自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』の書評を、週刊文春で書いていただき大変お世話になりました。その節はありがとうございます。
さて、ドラムス、ギター、ベース、キーボードの4人にスペシャル・ゲストでソイル・アンド・ザ・ピンプスからトランペット、サックスが参加。本人もキーボードを弾きながらヴォーカルを担当。今回はほとんど新曲ということで、僕も初めて聴く曲ばかりだったが、アップテンポの曲も、ミディアムテンポの曲も、どれもものすごくグルーヴ感があって、ときにファンキーですごくソウルフルだった。ギターが木下航志くんの品川教会のライヴでお世話になった武内さんだったのだが、そのときとはまったく違った感じのファンキーさでびっくりした。
ドラムスの白根くん、ベースの鈴木さん、そして、キーボードのスインゴー、そして、ゲストで入ったサックス(元晴)とトランペット(ダブゾンビ)(いずれもソイル・アンド・ザ・ピンプスのメンバー)の2人も、たぶん黒い音楽への理解が一致しているので、きちんとこうした音が出せるのだろう。つまり、ミュージシャンたちが音のイメージと方向性をしっかりと共有しているわけだ。すばらしい。
おもしろかったのが、白根くん以外、全員帽子を被っていたこと。スインゴー氏の意見で、メンバーそれぞれが自分自身の考えるソウルフルさをファッションに取り入れるということで、この日のファッションをそろえたそうだ。
イカしたTシャツの白根くん
椎名さんは滑舌よく、日本語詞がはっきり聴こえる。たとえば、「キスはせつなく」では、「キスは切なく後を引くのがいいよね。何も言わないで今は唇だけで語り明かそう」とか、「ゴキゲンナナメ」での「同じ部屋にいるのに、そこにはベルリンの壁、ごっきげん・なな~~め」などの、ちょっとしたフレーズがソウルフルな声とともに印象に残る。「奇跡の庭」という曲は、モータウン・サウンド(シュープリームスの「ユー・キャント・ハリー・ラヴ」など)を思わせるリズムパターンでポップだった。
なお、この日彼が歌った楽曲については、彼自身が本人のブログで後日曲解説を書くとのこと。
彼がMCで「分厚いバンド、ゴツイ・サウンド」と言っていたこのバンドは、まさにその言葉通り。後は、これをどうやって広めていくか、ということですね。こういうバンドで、武道館とまでは言わなくとも、500人~1000人入ると状況は変わるような気がする。ぜひがんばって欲しい。
■ 椎名純平ブログ
http://blog.goo.ne.jp/shiinajunpei/
■ メンバー
Shiina Junpei & The Soul Force /椎名純平 & The Soul Force
椎名純平(vo,electric piano)、竹内朋康(g)、鈴木 渉(b) 、白根佳尚(ds)
ゲスト:SWING-O(key)、タブゾンビ(tp)、元晴(sax)
■ セットリスト 椎名純平&ザ・ソウル・フォース @モーション・ブルー、2010年3月28日(日)
Setlist
show started 20:36
00. Intro
01. Eyes On Me
02. To The Limit
03. Rainbow Eyes
04. キスはせつなく
05. Shine Shine Shine
06. やみつきスピード
07. ゴキゲンナナメ
08. 奇跡の庭
Enc. Bluebird Lady (Swing-O on piano)
Enc. (Jam session)
Enc. ショウタイム
show ended 22:04
(2010年3月28日日曜、横浜モーション・ブルー=椎名純平&ソウル・フォース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shiina, Junpei & Soul Force
2010-47
【Shiina Junpei & Soul Force Live At Motion Blue】
ゴツイ。
けっこうよく遭遇するシンガーながら、本人のフル・ライヴはまだ見たことがなかった椎名純平さんが、彼のバンド「ソウル・フォース」でのライヴをやるという。本人と奇しくもキーボードのスインゴー(Swing-O)氏からもお誘いいただき、横浜モーション・ブルーへでかけた。椎名さんには、マーヴィン・ゲイの自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』の書評を、週刊文春で書いていただき大変お世話になりました。その節はありがとうございます。
さて、ドラムス、ギター、ベース、キーボードの4人にスペシャル・ゲストでソイル・アンド・ザ・ピンプスからトランペット、サックスが参加。本人もキーボードを弾きながらヴォーカルを担当。今回はほとんど新曲ということで、僕も初めて聴く曲ばかりだったが、アップテンポの曲も、ミディアムテンポの曲も、どれもものすごくグルーヴ感があって、ときにファンキーですごくソウルフルだった。ギターが木下航志くんの品川教会のライヴでお世話になった武内さんだったのだが、そのときとはまったく違った感じのファンキーさでびっくりした。
ドラムスの白根くん、ベースの鈴木さん、そして、キーボードのスインゴー、そして、ゲストで入ったサックス(元晴)とトランペット(ダブゾンビ)(いずれもソイル・アンド・ザ・ピンプスのメンバー)の2人も、たぶん黒い音楽への理解が一致しているので、きちんとこうした音が出せるのだろう。つまり、ミュージシャンたちが音のイメージと方向性をしっかりと共有しているわけだ。すばらしい。
おもしろかったのが、白根くん以外、全員帽子を被っていたこと。スインゴー氏の意見で、メンバーそれぞれが自分自身の考えるソウルフルさをファッションに取り入れるということで、この日のファッションをそろえたそうだ。
イカしたTシャツの白根くん
椎名さんは滑舌よく、日本語詞がはっきり聴こえる。たとえば、「キスはせつなく」では、「キスは切なく後を引くのがいいよね。何も言わないで今は唇だけで語り明かそう」とか、「ゴキゲンナナメ」での「同じ部屋にいるのに、そこにはベルリンの壁、ごっきげん・なな~~め」などの、ちょっとしたフレーズがソウルフルな声とともに印象に残る。「奇跡の庭」という曲は、モータウン・サウンド(シュープリームスの「ユー・キャント・ハリー・ラヴ」など)を思わせるリズムパターンでポップだった。
なお、この日彼が歌った楽曲については、彼自身が本人のブログで後日曲解説を書くとのこと。
彼がMCで「分厚いバンド、ゴツイ・サウンド」と言っていたこのバンドは、まさにその言葉通り。後は、これをどうやって広めていくか、ということですね。こういうバンドで、武道館とまでは言わなくとも、500人~1000人入ると状況は変わるような気がする。ぜひがんばって欲しい。
■ 椎名純平ブログ
http://blog.goo.ne.jp/shiinajunpei/
■ メンバー
Shiina Junpei & The Soul Force /椎名純平 & The Soul Force
椎名純平(vo,electric piano)、竹内朋康(g)、鈴木 渉(b) 、白根佳尚(ds)
ゲスト:SWING-O(key)、タブゾンビ(tp)、元晴(sax)
■ セットリスト 椎名純平&ザ・ソウル・フォース @モーション・ブルー、2010年3月28日(日)
Setlist
show started 20:36
00. Intro
01. Eyes On Me
02. To The Limit
03. Rainbow Eyes
04. キスはせつなく
05. Shine Shine Shine
06. やみつきスピード
07. ゴキゲンナナメ
08. 奇跡の庭
Enc. Bluebird Lady (Swing-O on piano)
Enc. (Jam session)
Enc. ショウタイム
show ended 22:04
(2010年3月28日日曜、横浜モーション・ブルー=椎名純平&ソウル・フォース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shiina, Junpei & Soul Force
2010-47