2010年02月23日(火) 23時38分37秒
soulsearchinの投稿
◆シグマ・スタジオ(フィリーの名門スタジオ)火事に~放火の疑いも
テーマ:ニュース関連
◆シグマ・スタジオ(フィリーの名門スタジオ)火事に~放火の疑いも
【Sigma Sound Studio Is On Fire】
火事。
1960年代以降、数多くのヒット曲を生み出したフィラデルフィアの名門スタジオ、シグマ・サウンド・スタジオで、2010年2月21日(日)朝7時半頃、火災が起こり、一部を損傷した。現場は309サウス・ブロード・ストリート。シグマ・スタジオと、名プロデューサー、ギャンブル&ハフの持つ「フィラデルフィア・インターナショナル・レコード」のオフィースなどが入っている。
火災は7時28分前後に、3階から起こり、すぐに通報が行き、4分後には消防車などが到着。1時間弱で鎮火した。火災の起きたビルから男が1人出てきて、怪我をしていたので、病院で治療後、警察に連行されている。原因はまだ不明だが、火の気がないことから、放火の可能性も否定できないという。
出火した3階には、フィラデルフィア・インターナショナルのメイン・オフィースがあり、ゴールド・ディスクなどの記念品が数多く飾られていた、という。一応、マスター・テープなどにはダメージはないと伝えられている。このビルは、20世紀初めに建てられたもので、現在はギャンブル&ハフとトム・ベルの3者共有になっている。
なお、スタジオは、もともと12ス(12丁目、トゥエルフス)・ストリートにあり、それまでカメオ・パークウェイの所有スタジオだったが、1968年にレコーディング・エンジニアのジョー・ターシャによって買収され、現在の名前になった。その後、チャック・ギャンブル(ケニー・ギャンブルの甥で、現在フィラデルフィア・インターナショナルのヴァイス・プレジデント)によれば、1971年から現在の309サウス・ブロード・ストリートで活動していた、という。また、オウナーだったターシャも2003年に同スタジオをケニー・ギャンブルらに売却している。
ここのスタジオからは、古くはキャメオ・パークウェイ・レーベルのヒット曲、たとえば、チャビー・チェッカーの「ツイスト」、さらに、同地のインディだったギャンブル・レコードからのイントゥルーダーズなど、フィラデルフィア・インターが出来てからは、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツ、オージェイズ、スリー・ディグリーズなどのヒットが多数輩出されている。
++++
マスター。
第一報を聞いてから一番心配したのが、ギャンブル&ハフたちは大丈夫だったのか、過去のマスター・テープは無事だったかということ。日曜朝ということで、ほとんどオフィースには人がいなかったらしい。また、どうやら、アーカイブは無事だったそうで、一安心だが、それでもこうした歴史的レコード会社が火事になるなんていうことは驚く。ずいぶん昔だが、サルソウル・レコードのマスター・テープを管理しているところが火災になり、サルソウル関係の大量のマスター・テープが焼失したときいた。だからサルソウル関係の作品は、一部にはアルバムから起こしたCDがあるという。
フィリー関係では、今年になってテディー・ペンダーグラスの訃報があったばかりだが、オフィースの火事とは、予想外のニュースだった。
++++
■ フィリー・ソウル集大成 (輸入盤)5025円
■ 同日本盤 9975円
ENT>NEWS>Philadelphia International Records
【Sigma Sound Studio Is On Fire】
火事。
1960年代以降、数多くのヒット曲を生み出したフィラデルフィアの名門スタジオ、シグマ・サウンド・スタジオで、2010年2月21日(日)朝7時半頃、火災が起こり、一部を損傷した。現場は309サウス・ブロード・ストリート。シグマ・スタジオと、名プロデューサー、ギャンブル&ハフの持つ「フィラデルフィア・インターナショナル・レコード」のオフィースなどが入っている。
火災は7時28分前後に、3階から起こり、すぐに通報が行き、4分後には消防車などが到着。1時間弱で鎮火した。火災の起きたビルから男が1人出てきて、怪我をしていたので、病院で治療後、警察に連行されている。原因はまだ不明だが、火の気がないことから、放火の可能性も否定できないという。
出火した3階には、フィラデルフィア・インターナショナルのメイン・オフィースがあり、ゴールド・ディスクなどの記念品が数多く飾られていた、という。一応、マスター・テープなどにはダメージはないと伝えられている。このビルは、20世紀初めに建てられたもので、現在はギャンブル&ハフとトム・ベルの3者共有になっている。
なお、スタジオは、もともと12ス(12丁目、トゥエルフス)・ストリートにあり、それまでカメオ・パークウェイの所有スタジオだったが、1968年にレコーディング・エンジニアのジョー・ターシャによって買収され、現在の名前になった。その後、チャック・ギャンブル(ケニー・ギャンブルの甥で、現在フィラデルフィア・インターナショナルのヴァイス・プレジデント)によれば、1971年から現在の309サウス・ブロード・ストリートで活動していた、という。また、オウナーだったターシャも2003年に同スタジオをケニー・ギャンブルらに売却している。
ここのスタジオからは、古くはキャメオ・パークウェイ・レーベルのヒット曲、たとえば、チャビー・チェッカーの「ツイスト」、さらに、同地のインディだったギャンブル・レコードからのイントゥルーダーズなど、フィラデルフィア・インターが出来てからは、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツ、オージェイズ、スリー・ディグリーズなどのヒットが多数輩出されている。
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マスター。
第一報を聞いてから一番心配したのが、ギャンブル&ハフたちは大丈夫だったのか、過去のマスター・テープは無事だったかということ。日曜朝ということで、ほとんどオフィースには人がいなかったらしい。また、どうやら、アーカイブは無事だったそうで、一安心だが、それでもこうした歴史的レコード会社が火事になるなんていうことは驚く。ずいぶん昔だが、サルソウル・レコードのマスター・テープを管理しているところが火災になり、サルソウル関係の大量のマスター・テープが焼失したときいた。だからサルソウル関係の作品は、一部にはアルバムから起こしたCDがあるという。
フィリー関係では、今年になってテディー・ペンダーグラスの訃報があったばかりだが、オフィースの火事とは、予想外のニュースだった。
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■ フィリー・ソウル集大成 (輸入盤)5025円
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■ 同日本盤 9975円
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