2010年02月19日(金) 05時28分03秒
soulsearchinの投稿
●西麻布イエロー、イレヴンとなって再オープン
テーマ:告知関連
【Space Lab Yellow Turns To Eleven: Grand Opening】
再開。
西麻布の一角に1991年12月12日にオープンしたクラブ、「イエロー」が、16年余の歴史に突然幕を降ろしたのが2008年6月21日。当時はイエローの入っていたビルが再開発で立て壊されるためと説明されていたが、どうやら、その再開発がバブルの崩壊のためか、立ち消えとなり、イエローが再復活することになった。今回はイエローの名前が、イレヴン(Eleven)となり、オープニング・パーティーが2010年2月18日(木)午後10時から、かつてのイエローとまったく同じ場所で行われ、多数のクラブ・ゴーアーがかけつけた。
一時期は30分程度の入場待ちになるほど。中も身動きも取れないほどの牛詰め状態。この日のゲストDJはこれまでにもイエローでゲストDJをしているニューヨーク・クラブ界の大御所フランソワ・ケヴォーキアン。
+++
深夜一時頃、元イエローのあたりに着くと、かなりの行列ができていた。入口あたりから、もはやタバコくさい。昔ながらのクラブの匂いがする。やっとの思いで中に入ると、「ロッカー」も順番待ちとのこと。僕は手荷物はなかったので、さくさく下の階に行こうとするも、満員電車さながらの牛詰め状態でなかなか前に進めない。10分以上かかって地下二階へ。その前の階段あたりから、バスドラの音がどんどんと体に響いてくる。
建物の構造は同じ。中のレイアウトもほとんど同じ。イエローそのままで蘇った感じだ。
ダンススペースに入ると大音量で、フランソワがまわしていた。遠めにも白髪のフランソワがいるのがわかる。ハウス特有のシンプルなドラムビート、強烈なバスドラが体に直接覆いかぶさる。フロアも立錐の余地もなし。真っ暗になったり、青や赤の照明が適度に点滅。この大音量と、照明の暗さに、どんどんと陶酔してくる者も多いだろう。
フランソワは、一段落ついたところでマイクを握り、こう話した。「おかえりなさい!」(しばしDJ)「イエローの人、がんばってくれたから…」 これ、日本語で。
フランソワ・ケヴォーキアンは、1954年1月10日フランス・パリ生まれ。音楽好きでドラムスを手始めに、音楽の道に進もうとする。1975年、21歳でニューヨークにわたり、ミュージシャンとしての道を歩むが仕事はなく、いつしか、当時アンダーグラウンドで人気となり始めたディスコでDJを始める。彼のDJ
デビューを1975年とすれば、今年は彼のDJ歴35周年ということになる。
彼もまた、トム・モウルトンなどと同様、オープンリールのテープを用いた編集をするようになり、ディスコ・メドレーを作り始める。その後、プレリュード・レコードでA&R(レコード制作担当ディレクター)の仕事を獲得。これを機に同レーベルのディスコ作品をリミックスするようになる。彼が初めてリミックスを担当したのは、パトリックス・アダムスがプロデュースしたミュージックの「イン・ザ・ブッシュ」だった。これは1978年7月から全米ディスコでヒットし始め、ディスコチャートでナンバーワンに。以後、Dトレイン、シャロン・レッドなどをはじめ、多数のディスコヒットのリミックスを担当するようになった。その後はプロデュース業にも進出。また、DJとしても、パラダイス・ギャレージ、スタジオ54、ニュージャージーのザンジバーなど有名どころのクラブ、ディスコで人気を集めた。
しかし、リミックス、プロデュースの仕事が多くなった彼は、1983年頃からは、音楽制作のほうに重点を置くようになった。その後、ときどきDJに戻ったり、音楽制作をしたりと活動を続けている。
+++
海外の大物DJを呼ぶというスタイルを確立させたのも、イエローの大きな役割だったと言えるだろう。果たして2010年代のクラブ・シーンにイエロー改めイレヴンは何をもたらすだろうか。
下まで行くのに15分、フランソワのDJに酔いしれて15分、地上に戻るのに15分。まさに西麻布の真夜中のアドヴェンチャーだった。
イレヴンのすぐ隣の駐車場は20分300円。その隣の駐車場は、15分300円。1時間1200円なり。この値段もまた、真夜中のアドヴェンチャー。
eleven
www.go-to-eleven.com
東京都港区西麻布1-10-11セソーラス西麻布B1/B2
電話 03-5775-6206
+++++
(告知)今日のイヴェントでUStreamやってみます
今日(2010年2月19日)の六本木ツタヤでのトーク・イヴェントのUStreamでの生中継を試みます。なにぶん初めてのことなので、うまく映像と音声がストリームできるか。一応アドレスは次のところです。
http://www.ustream.tv/channel/soulsearcher216
8時少し前にテスト映像を流してみます。上記アドレスにアクセスしていただければ、生中継が始まれば、流れるはず。
トーク・イヴェントの内容は次の通り。
吉岡正晴と人気コンピレーションCD『フリー・ソウル・シリーズ』でおなじみの橋本徹さんのフリー・トーク。フリー・ソウルでフリー・トーク、入場フリー。フリー尽くしです。終了後、ご希望の方には、マイケル本やマーヴィン・ゲイ本にサインいたします。お時間ある方、ふるってご参加ください。
吉岡正晴ツイッター
http://twitter.com/soulsearcher216
自分で実況できるかどうかは微妙。(笑)
UStream生中継予定アドレス
http://www.ustream.tv/channel/soulsearcher216
イヴェント詳細こちら↓
http://www.waxpoetics.jp/event/flyer/20100219/
日時 2010年2月19日金曜午後8時~(約1時間)
会場 ツタヤ六本木店
〒106-0032東京都 港区六本木6-11-1 六本木ヒルズ六本木けやき坂通り
電話番号: 03-5775-1515
出演者 橋本徹、吉岡正晴
内容テーマ 1)ワックスポエティックスという雑誌について、2)『フリー・ソウル』について、3)マイケル・ジャクソンについて、など。
入場 無料
ツタヤ六本木店のブログ http://ameblo.jp/tsutaya-2000/
ツタヤ六本木店 http://store.tsutaya.co.jp/storelocator/detail/2000.html
ENT>CLUB>Eleven
ENT>ANNOUNCEMENT>Talk Event
再開。
西麻布の一角に1991年12月12日にオープンしたクラブ、「イエロー」が、16年余の歴史に突然幕を降ろしたのが2008年6月21日。当時はイエローの入っていたビルが再開発で立て壊されるためと説明されていたが、どうやら、その再開発がバブルの崩壊のためか、立ち消えとなり、イエローが再復活することになった。今回はイエローの名前が、イレヴン(Eleven)となり、オープニング・パーティーが2010年2月18日(木)午後10時から、かつてのイエローとまったく同じ場所で行われ、多数のクラブ・ゴーアーがかけつけた。
一時期は30分程度の入場待ちになるほど。中も身動きも取れないほどの牛詰め状態。この日のゲストDJはこれまでにもイエローでゲストDJをしているニューヨーク・クラブ界の大御所フランソワ・ケヴォーキアン。
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深夜一時頃、元イエローのあたりに着くと、かなりの行列ができていた。入口あたりから、もはやタバコくさい。昔ながらのクラブの匂いがする。やっとの思いで中に入ると、「ロッカー」も順番待ちとのこと。僕は手荷物はなかったので、さくさく下の階に行こうとするも、満員電車さながらの牛詰め状態でなかなか前に進めない。10分以上かかって地下二階へ。その前の階段あたりから、バスドラの音がどんどんと体に響いてくる。
建物の構造は同じ。中のレイアウトもほとんど同じ。イエローそのままで蘇った感じだ。
ダンススペースに入ると大音量で、フランソワがまわしていた。遠めにも白髪のフランソワがいるのがわかる。ハウス特有のシンプルなドラムビート、強烈なバスドラが体に直接覆いかぶさる。フロアも立錐の余地もなし。真っ暗になったり、青や赤の照明が適度に点滅。この大音量と、照明の暗さに、どんどんと陶酔してくる者も多いだろう。
フランソワは、一段落ついたところでマイクを握り、こう話した。「おかえりなさい!」(しばしDJ)「イエローの人、がんばってくれたから…」 これ、日本語で。
フランソワ・ケヴォーキアンは、1954年1月10日フランス・パリ生まれ。音楽好きでドラムスを手始めに、音楽の道に進もうとする。1975年、21歳でニューヨークにわたり、ミュージシャンとしての道を歩むが仕事はなく、いつしか、当時アンダーグラウンドで人気となり始めたディスコでDJを始める。彼のDJ
デビューを1975年とすれば、今年は彼のDJ歴35周年ということになる。
彼もまた、トム・モウルトンなどと同様、オープンリールのテープを用いた編集をするようになり、ディスコ・メドレーを作り始める。その後、プレリュード・レコードでA&R(レコード制作担当ディレクター)の仕事を獲得。これを機に同レーベルのディスコ作品をリミックスするようになる。彼が初めてリミックスを担当したのは、パトリックス・アダムスがプロデュースしたミュージックの「イン・ザ・ブッシュ」だった。これは1978年7月から全米ディスコでヒットし始め、ディスコチャートでナンバーワンに。以後、Dトレイン、シャロン・レッドなどをはじめ、多数のディスコヒットのリミックスを担当するようになった。その後はプロデュース業にも進出。また、DJとしても、パラダイス・ギャレージ、スタジオ54、ニュージャージーのザンジバーなど有名どころのクラブ、ディスコで人気を集めた。
しかし、リミックス、プロデュースの仕事が多くなった彼は、1983年頃からは、音楽制作のほうに重点を置くようになった。その後、ときどきDJに戻ったり、音楽制作をしたりと活動を続けている。
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海外の大物DJを呼ぶというスタイルを確立させたのも、イエローの大きな役割だったと言えるだろう。果たして2010年代のクラブ・シーンにイエロー改めイレヴンは何をもたらすだろうか。
下まで行くのに15分、フランソワのDJに酔いしれて15分、地上に戻るのに15分。まさに西麻布の真夜中のアドヴェンチャーだった。
イレヴンのすぐ隣の駐車場は20分300円。その隣の駐車場は、15分300円。1時間1200円なり。この値段もまた、真夜中のアドヴェンチャー。
eleven
www.go-to-eleven.com
東京都港区西麻布1-10-11セソーラス西麻布B1/B2
電話 03-5775-6206
+++++
(告知)今日のイヴェントでUStreamやってみます
今日(2010年2月19日)の六本木ツタヤでのトーク・イヴェントのUStreamでの生中継を試みます。なにぶん初めてのことなので、うまく映像と音声がストリームできるか。一応アドレスは次のところです。
http://www.ustream.tv/channel/soulsearcher216
8時少し前にテスト映像を流してみます。上記アドレスにアクセスしていただければ、生中継が始まれば、流れるはず。
トーク・イヴェントの内容は次の通り。
吉岡正晴と人気コンピレーションCD『フリー・ソウル・シリーズ』でおなじみの橋本徹さんのフリー・トーク。フリー・ソウルでフリー・トーク、入場フリー。フリー尽くしです。終了後、ご希望の方には、マイケル本やマーヴィン・ゲイ本にサインいたします。お時間ある方、ふるってご参加ください。
吉岡正晴ツイッター
http://twitter.com/soulsearcher216
自分で実況できるかどうかは微妙。(笑)
UStream生中継予定アドレス
http://www.ustream.tv/channel/soulsearcher216
イヴェント詳細こちら↓
http://www.waxpoetics.jp/event/flyer/20100219/
日時 2010年2月19日金曜午後8時~(約1時間)
会場 ツタヤ六本木店
〒106-0032東京都 港区六本木6-11-1 六本木ヒルズ六本木けやき坂通り
電話番号: 03-5775-1515
出演者 橋本徹、吉岡正晴
内容テーマ 1)ワックスポエティックスという雑誌について、2)『フリー・ソウル』について、3)マイケル・ジャクソンについて、など。
入場 無料
ツタヤ六本木店のブログ http://ameblo.jp/tsutaya-2000/
ツタヤ六本木店 http://store.tsutaya.co.jp/storelocator/detail/2000.html
ENT>CLUB>Eleven
ENT>ANNOUNCEMENT>Talk Event
1 ■はじめまして
いつも、拝見しております。西麻布イエローは、私がまだ東京在住の頃「聖地」のクラブでした。あの雰囲気、音はとても印象的で…良く芸能界の人が夜な夜な通いつめているイメージ。復活して、全く同じ場所にある!と聴いて、上京した際には、また暗いハコの大好きな音を聴きに訪れてみたいです。ただ…あの頃と同じ場所とは言え、周りの建物が変わっているはずですので…たどり着けるかな?と若干不安もありますが。今夜のトークライヴ配信、楽しみにしております。