2010年02月11日(木) 05時49分46秒
soulsearchinの投稿
▲ホイットニー・ヒューストン・13年ぶりのツアーいよいよ今日から
テーマ:アーティスト関連
【Whitney Houston's Japan Tour First Since 13 Years Kick Off Today】
全貌。
1980年代もっとも売れた女性シンガーのひとり、ホイットニー・ヒューストンの約10年ぶりのツアー「ナッシング・バット・ラヴ・ツアー」の日本の部が今日から始まる。来日は12年9ヶ月ぶり。ソウル・サーチンでは一足先にその全貌を掘り下げてみたい。
すでに、先週末(2月6日、7日)韓国・ソウルで2本のライヴを行ってきており、その後を受けてのショーになる。日本ではさいたまスーパー・アリーナで3回(2月11日、13日、14日)、大阪城ホールで2回(2月17日、18日)行われる。その後、ホイットニーはオーストラリアに向かう。この前哨戦として、2009年12月9日と10日に、ロシアのモスクワで2本、ライヴを行ってきた。
ホイットニーの日本でのライヴは、1986年10月、1988年9月、1990年1月、1991年3月(ボビー・ブラウンと会う)、1993年9月、1997年5月(97年1月予定の振り替え)以来。大規模なワールド・ツアーは1999年の「マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ・ワールド・ツアー」以来のもの。
今回は、新作『アイ・ルック・トゥー・ユー』のリリースを受けたツアー。ホイットニーは、最長2年くらいのツアーをイメージしている、という。アジア、オセアニアのあと、一旦アメリカに戻り、その後ヨーロッパ・ツアー。そして、機が熟せばアメリカ・ツアー。そして、残りの行っていないところ、残りの世界、好評であれば、最後のほうで再度日本でのショーも可能性があるらしい。ちょうどマイケルがバッド・ツアーを日本から始めて日本で終えたような感じだ。現在のところ、アジア・オセアニア、ヨーロッパ(4月から6月)で50本が予定されている。
すでにバンド、シンガーは、2-3週間ほどの入念なリハーサルをアトランタで行い、ソウルでのライヴに臨んだ。初日こそ若干硬かったが、2日目はすでにリラックスしていたという。ホイットニーも、気分が乗ってくれば、どんどんしゃべったり曲が長くなったりして、ショー自体が延びてくるタイプ。そのあたりは、スティーヴィー・ワンダーと似ているかもしれない。
予想セットリストは、『アイ・ルック・トゥ・ユー』から5曲、『マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ』から4曲、あとはヒット曲がこれでもかこれでもかと登場しそうな気配だ。大ヒットはメドレーになる可能性も。また「アンプラグド・セクション」というコーナーで、アコースティックな感じでバラード・メドレーを歌う。基本は90分程度のセットで、興に乗れば120分くらいになるようだ。ということは、観客が盛り上げれば、長く歌ってくれるということだ。
メンバーの中に、マイケル・ジャクソンの『ディス・イズ・イット』ツアーに参加することになっていた3人がいる。パーカッションのバシリ・ジョンソン、ダンサーのシャノン・ホルツフェ、そして、ドレス・リードだ。シャノンはオランダ出身でオーストラリアに移ったダンサー。すでにブリトニー、レオナ・ルイス、ファーギーなど多数のバックをつけている。ドレスは一時期生活保護を受けた苦労人だ。「自分は(夢を)諦めなかったから、ここにいる」というどん底からマイケルのバックダンサーへと上りつめた人物。クリスティーナ・アギレラ、ジャネットなどとも仕事をしている。『ディス・イズ・イット』の中でも、ひときわ印象に残る1人。
バシリ・ジョンソンは、ニューヨークのパーカッション奏者としてはファースト・コールの人物。ニューヨークのソウル、R&Bからポップ、ロックまであらゆるジャンルの音楽に顔を出す。日本のアーティストでも、ジャニーズ系の作品(嵐、スマッピーズ)などにも参加。
またバックコーラスのシンディー・マイゼルも同じくニューヨークのファースト・コールのシンガー。カシーフの作品など多数のレコードが残っている。ヴァレリー・ピンクストンは、ホイットニーの過去のツアーにも参加しているが、最近では、シェリル・リンの2009年、2008年のライヴ(ビルボードライヴ)でも来日していた。デトロイト出身のシンガーで、アニタ・ベイカーが所属していたチャプター8に、アニタが辞めた後加入したシンガー。
今回の音楽ディレクターは、ドラムスも担当するマイケル・ベイカー。スティング、クリスティーナ・アギレラ、エルトン・ジョン、アレサ・フランクリン、およびアリスタ関係の仕事から、ジャズ・フィールド、アル・ジャロウ、ケニー・バレル、ジミー・スミスなどまで幅広く仕事をしてきている人物。ここ数年はホイットニーのツアーの音楽ディレクターを担当している。2001年9月に行われたマイケル・ジャクソンの30周年記念イヴェント(マジソン・スクエア・ガーデン)でも音楽ディレクターを担当した。昨年(2009年)のグラミー賞でのホイットニーの部分も担当している。ギターのシェロッド・バーンズは、ニューヨークを本拠に活躍するギター奏者。音楽シーンで活躍中のジョン・バーンズ、カトリース・バーンズと兄弟のようだ。クインシー、アリフ・マーディン、ロバータ・フラックなどとも仕事をしてきた。
ベースのマシュー・ギャリソン(1970年生まれ)の父、ジミー・ギャリソンは、ジョン・コルトレーンのベース奏者だった。ジャック・デジョネ、ハービー・ハンコックなどジャズ畑のミュージシャンと活動。その後、ポップ系のものもプレイするようになった。
ホイットニーは、今回、ロシアのショーでも、またソウルのショーでも、マイケル・ジャクソン・トリビュートを行っている。ロシアでは、「マン・イン・ザ・ミラー」を歌い、その中に「ミッシング・ユー」を挟みこんだ。今回の日本ツアーで「マン・イン・ザ・ミラー」が歌われるかはわからないが、なんらかのマイケル・トリビュートが行われるのは確実だ。バンドは、ホイットニーからコールがかかれば、いつでも「マン・イン・ザ・ミラー」をやる体制は出来ているそうだ。
さて、10年ぶり以上に姿を見せるホイットニー。どのようなステージになるだろうか。
■来日ライヴ情報
http://www.creativeman.co.jp/artist/2010/02whitney/
当日券は3日ともあるようです。プロモーターはクリエイティブマン。
■過去ホイットニーの記事~最新作関連の記事。(ホイットニーがオプラに過去を語ったもの)
2009年09月15日(火)
ホイットニー・ヒューストン、オプラで赤裸々告白~7年ぶり新作、アルバム1位初登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10342830088.html
2009年09月19日(土)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345413767.html
2009年09月20日(日)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345956495.html#main
■ホイットニー・ヒューストン 7年ぶりの新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』~全米1位初登場
■ホイットニー・ヒューストン自伝 (わかりやすく、そこそこよく書かれた本です)
■ホイットニーといえば『ボディガード』(1992年作品)
ENT>MUSIC>ARTIST>Houston, Whitney
全貌。
1980年代もっとも売れた女性シンガーのひとり、ホイットニー・ヒューストンの約10年ぶりのツアー「ナッシング・バット・ラヴ・ツアー」の日本の部が今日から始まる。来日は12年9ヶ月ぶり。ソウル・サーチンでは一足先にその全貌を掘り下げてみたい。
すでに、先週末(2月6日、7日)韓国・ソウルで2本のライヴを行ってきており、その後を受けてのショーになる。日本ではさいたまスーパー・アリーナで3回(2月11日、13日、14日)、大阪城ホールで2回(2月17日、18日)行われる。その後、ホイットニーはオーストラリアに向かう。この前哨戦として、2009年12月9日と10日に、ロシアのモスクワで2本、ライヴを行ってきた。
ホイットニーの日本でのライヴは、1986年10月、1988年9月、1990年1月、1991年3月(ボビー・ブラウンと会う)、1993年9月、1997年5月(97年1月予定の振り替え)以来。大規模なワールド・ツアーは1999年の「マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ・ワールド・ツアー」以来のもの。
今回は、新作『アイ・ルック・トゥー・ユー』のリリースを受けたツアー。ホイットニーは、最長2年くらいのツアーをイメージしている、という。アジア、オセアニアのあと、一旦アメリカに戻り、その後ヨーロッパ・ツアー。そして、機が熟せばアメリカ・ツアー。そして、残りの行っていないところ、残りの世界、好評であれば、最後のほうで再度日本でのショーも可能性があるらしい。ちょうどマイケルがバッド・ツアーを日本から始めて日本で終えたような感じだ。現在のところ、アジア・オセアニア、ヨーロッパ(4月から6月)で50本が予定されている。
すでにバンド、シンガーは、2-3週間ほどの入念なリハーサルをアトランタで行い、ソウルでのライヴに臨んだ。初日こそ若干硬かったが、2日目はすでにリラックスしていたという。ホイットニーも、気分が乗ってくれば、どんどんしゃべったり曲が長くなったりして、ショー自体が延びてくるタイプ。そのあたりは、スティーヴィー・ワンダーと似ているかもしれない。
予想セットリストは、『アイ・ルック・トゥ・ユー』から5曲、『マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ』から4曲、あとはヒット曲がこれでもかこれでもかと登場しそうな気配だ。大ヒットはメドレーになる可能性も。また「アンプラグド・セクション」というコーナーで、アコースティックな感じでバラード・メドレーを歌う。基本は90分程度のセットで、興に乗れば120分くらいになるようだ。ということは、観客が盛り上げれば、長く歌ってくれるということだ。
メンバーの中に、マイケル・ジャクソンの『ディス・イズ・イット』ツアーに参加することになっていた3人がいる。パーカッションのバシリ・ジョンソン、ダンサーのシャノン・ホルツフェ、そして、ドレス・リードだ。シャノンはオランダ出身でオーストラリアに移ったダンサー。すでにブリトニー、レオナ・ルイス、ファーギーなど多数のバックをつけている。ドレスは一時期生活保護を受けた苦労人だ。「自分は(夢を)諦めなかったから、ここにいる」というどん底からマイケルのバックダンサーへと上りつめた人物。クリスティーナ・アギレラ、ジャネットなどとも仕事をしている。『ディス・イズ・イット』の中でも、ひときわ印象に残る1人。
バシリ・ジョンソンは、ニューヨークのパーカッション奏者としてはファースト・コールの人物。ニューヨークのソウル、R&Bからポップ、ロックまであらゆるジャンルの音楽に顔を出す。日本のアーティストでも、ジャニーズ系の作品(嵐、スマッピーズ)などにも参加。
またバックコーラスのシンディー・マイゼルも同じくニューヨークのファースト・コールのシンガー。カシーフの作品など多数のレコードが残っている。ヴァレリー・ピンクストンは、ホイットニーの過去のツアーにも参加しているが、最近では、シェリル・リンの2009年、2008年のライヴ(ビルボードライヴ)でも来日していた。デトロイト出身のシンガーで、アニタ・ベイカーが所属していたチャプター8に、アニタが辞めた後加入したシンガー。
今回の音楽ディレクターは、ドラムスも担当するマイケル・ベイカー。スティング、クリスティーナ・アギレラ、エルトン・ジョン、アレサ・フランクリン、およびアリスタ関係の仕事から、ジャズ・フィールド、アル・ジャロウ、ケニー・バレル、ジミー・スミスなどまで幅広く仕事をしてきている人物。ここ数年はホイットニーのツアーの音楽ディレクターを担当している。2001年9月に行われたマイケル・ジャクソンの30周年記念イヴェント(マジソン・スクエア・ガーデン)でも音楽ディレクターを担当した。昨年(2009年)のグラミー賞でのホイットニーの部分も担当している。ギターのシェロッド・バーンズは、ニューヨークを本拠に活躍するギター奏者。音楽シーンで活躍中のジョン・バーンズ、カトリース・バーンズと兄弟のようだ。クインシー、アリフ・マーディン、ロバータ・フラックなどとも仕事をしてきた。
ベースのマシュー・ギャリソン(1970年生まれ)の父、ジミー・ギャリソンは、ジョン・コルトレーンのベース奏者だった。ジャック・デジョネ、ハービー・ハンコックなどジャズ畑のミュージシャンと活動。その後、ポップ系のものもプレイするようになった。
ホイットニーは、今回、ロシアのショーでも、またソウルのショーでも、マイケル・ジャクソン・トリビュートを行っている。ロシアでは、「マン・イン・ザ・ミラー」を歌い、その中に「ミッシング・ユー」を挟みこんだ。今回の日本ツアーで「マン・イン・ザ・ミラー」が歌われるかはわからないが、なんらかのマイケル・トリビュートが行われるのは確実だ。バンドは、ホイットニーからコールがかかれば、いつでも「マン・イン・ザ・ミラー」をやる体制は出来ているそうだ。
さて、10年ぶり以上に姿を見せるホイットニー。どのようなステージになるだろうか。
■来日ライヴ情報
http://www.creativeman.co.jp/artist/2010/02whitney/
当日券は3日ともあるようです。プロモーターはクリエイティブマン。
■過去ホイットニーの記事~最新作関連の記事。(ホイットニーがオプラに過去を語ったもの)
2009年09月15日(火)
ホイットニー・ヒューストン、オプラで赤裸々告白~7年ぶり新作、アルバム1位初登場
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10342830088.html
2009年09月19日(土)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート1)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345413767.html
2009年09月20日(日)
ホイットニー・ヒューストン、オプラに3時間語る(パート2)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10345956495.html#main
■ホイットニー・ヒューストン 7年ぶりの新作『アイ・ルック・トゥ・ユー』~全米1位初登場
アイ・ルック・トゥ・ユー
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ホイットニー・ヒューストン
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■ホイットニー・ヒューストン自伝 (わかりやすく、そこそこよく書かれた本です)
ディーヴァ―ホイットニー・ヒューストン物語
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ジェフリー ボウマン
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■ホイットニーといえば『ボディガード』(1992年作品)
THE BODYGUARD
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ホイットニー・ヒューストン カーティス・スタイガース ジョー・コッカー(フィーチャリング・サス・ジョーダン) ケニー・G&アーロン・ネヴィル リサ・スタンスフィールド ザ・ソウル・システム
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ENT>MUSIC>ARTIST>Houston, Whitney