★『ディス・イズ・イット』特典映像は、映画本編と表裏一体(パート1)
テーマ:マイケル・ジャクソン関連【Extra Footage For "This Is It" (Part 1): Reveals Behind The Scene Of "This Is It" Tour】
表裏一体。
2009年7月から行われる予定だったマイケル・ジャクソンのロンドン・ツアーのリハーサルを記録した映画『ディス・イズ・イット』のDVDが2010年1月27日に発売される。その中に、映画では公開されなかった映像が「特典映像」として収録されるが、それを5日、ソニー・ピクチャーズのオフィースで見せてもらった。
特典映像は、トータル約165分。通常のDVDとブルーレイの両方につくものと、ブルーレイだけにつくものがある。
(通常特典)(どちらのディスクにも収録)
1. カンバックにかける想い (2種)
2. キング・オブ・ポップの衣装について
3. スタッフが語るマイケル・ジャクソン
4. ダンサーのオーディション風景
5. コンサート制作の舞台裏 (3種)
ダンサー編、バンド編、ヴォーカリスト編
6. オリジナル劇場予告編
(ブルーレイ用特典)(ブルーレイ・ディスクのみに収録)
1. ショートフィルム 「スリラー」(今回のライヴ用撮り下ろし)
2. ショートフィルム 「スムース・クリミナル」(今回のライヴ用撮り下ろし)
3. メイキング・オブ・ショートフィルム 「スムース・クリミナル」
4. 振り付け師が語るマイケルのダンス
5. フォトギャラリー
6. BD-LIVE (インターネットのサイトに、このディスクを通じてつないで見る映像。このディスク経由でないと見られないらしい。今回はこの部分だけまだ見られなかった)
通常DVDは映画本編と特典映像の2枚組みだが、ブルーレイは1枚のディスクに、本編と特典映像が収録される。ブルーレイのほうがそれだけ容量が多いということだ。
一言で言えば、ここでは多くのミュージシャン、ダンサー、スタッフの証言が多数収録されており、これらの証言を総合していくと、映画『ディス・イズ・イット』本編で見られたものが、あくまで全体像の一部でしかないことが浮き彫りになる。そして映画本編を表の顔とすれば、これは、裏の顔だ。両者を脳内合成して見ると、まるで『ディス・イズ・イット』のライヴを真に体験したかのように思えてくる。
関係者は誰もがこのツアーへの熱い思いと、マイケルへの思いを淡々と語り、胸が熱くなる。そして、曲によってどんな衣装になるか、曲によってどんな舞台装置、仕掛けがあるのかなどが具体的に詳細に語られると、見ているほうは『ディス・イズ・イット』のアドヴェンチャーの壮大なスケールにただただ驚嘆する。多くの世界一流のスタッフがここに集まり、最高のアート(芸術)、エンタテインメント作品を作るために、叡智を結集し、最大限の努力をし、マイケルのドリームワールドを実現させようとしている。映画本編では、表が明らかになったが、ここでは、まさに裏方の人々がどれだけ知恵を絞っているかが明らかになる。まさに表裏一体だ。
最大のポイントは、多くの参加者が、マイケルはこの映画で大きなメッセージを伝えたいと考えていたと証言する部分だ。それは、たとえば「アース・ソング」についての解説のところで顕著だった。「マイケルは、はるか以前から環境破壊について懸念し、立ち上がろうとしていた。もっと我々は自然に対して敬意を払わなければならない。これは現代の人類に対する警鐘だ。マイケルは(コンサートのラストを)ハッピー・エンディングにしたいと思っていなかった。行動しないとだめだというメッセージだった」といったことが語られる。
この「ハッピー・エンディングにしたくなかった」というのは、衝撃だ。本編映画でも映っていたが「アース・ソング」の最後にトラクターが出てくる。前の「ヒストリー・ツアー」では、ここは戦車だった。このメッセージは、「世界を壊すのは機械(トラクター)ではなく、人間なのだ」と説明する。強烈なメッセージだ。
そして、やはりここで語られるマイケル像を見れば、誰しもが「マイケルって何ていい人間だったのだろう」と思わずにはいられなくなるだろう。
ブルーレイ用特典映像の「スリラー」と「スムース・クリミナル」は、ライヴ会場で実際にそれらの曲が歌われる前にLEDスクリーンに映し出されるほぼ完成形の映像だ。もちろん今回のために撮影された撮り下ろし。一部は『ディス・イズ・イット』本編でも紹介されていたのでご記憶の方も多いだろう。
「スリラー」は、3Dで撮影されているが、ここでは平面映像だが、それでも画像がきれいなせいか、この部分が浮き上がってくるのだろう、というのがわかる。これがあの大きなスクリーン(30メートルx9メートル=超巨大だ!)に映し出されたら、それはものすごい迫力だろう。
いくつか軽くネタばれになるが、ここは見所だというところを紹介する。
ショーが始まる部分。本編でも「ライトマン」が少し紹介されていたが、その「ライトマン」の詳細が語られ、どのような形でショーが始まるかがイメージできる。もちろん、マイケルがどんな衣装を着ているかが、詳細に紹介されているから頭の中で合成できる。
そして、「スリラー」「スムース・クリミナル」の映像からライヴへの導入部分。おもわず、「な~~るほど」とうならされた。
さらに圧巻だったのが、映画本編でも少し触れられた謎の「MJエアー」。これはショーのエンディングだが、その全貌が明らかにされる。ケニー・オルテガらの説明とその映像、なによりそのアイデアには度肝を抜かれた。なぜ、この部分が映画本編にいれられなかったのか、少し疑問に思ったのだが、もちろん他にも「ここも本編にいれればいいのに」と思ったシーンは多々あり、あれもこれもいれていくと120分に収まらなくなってしまったのか、泣く泣くカットだったのかとも思った。本当に「すごい」としかいいようがない。
また、一瞬だが、ホワイトボードにセットリストの一部をケニーが書いていたシーンがあった。これが最終的なセットリストかどうかは不明だが、興味深い発見がいくつかあった。
そのホワイトボードには、映画本編では歌われていなかった「ドント・ストップ・ティル・ユー・ゲット・イナフ」、「ロック・ウィズ・ユー」、「デンジャラス」、「ダーティー・ダイアナ」、「ユーアー・ノット・アローン」、「ウィル・ユー・ビー・ゼア」の曲目が書かれていた。さらに「ウィ・アー・ザ・ワールド」と「ヒール・ザ・ワールド」がメドレーで歌われるように書かれていた。その後「ユー・アー・ノット・アローン」に行き、本編が「ビリー・ジーン」で終わる。そして、アンコールで「ウィル・ユー・ビー・ゼア」、「マン・イン・ザ・ミラー」で本当にショーが終わるという形になっていた。前述のようにこれが最終形かどうかはわからない。だが、「マン・イン・ザ・ミラー」で会場を去るというのは、そのメッセージなどあらゆる点から言って僕は納得した。
(この項、明日以降に続く)
■ 『ディス・イズ・イット』関連記事
October 28, 2009
『ディス・イズ・イット』全容~『ムーンウォーカー』も11月7日から公開
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映画公開前に総力取材しての全容。
October 29, 2009
『ディス・イズ・イット』~夢と冒険に溢れる2時間
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091029.html
映画を初日に見ての感想。
October 30, 2009
マイケル・ジャクソン・デイ~『ディス・イズ・イット』と『マイケル・ジャクソン全記録』~セットリスト
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091030.html
映画内で歌われる曲、全曲のセットリスト。
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集中。
昨日は、この映像を西寺郷太さんを誘い、一緒に見たのだが、3時間程度で見られるかと思いきや、途中、DVDを止めたり、戻したり、メモを取ったり、相当2人とも集中して見たため、結局4時間半くらいかかってしまった。この前のお台場でのトーク・ショーと同じくらいの長さになった。(笑) ここはどうなってる、などと言いながら、映像を少し戻したりして見ていたので、えらく時間がかかった。彼も「ほんと集中して見たんで、すごく疲れました」と言う。僕も、これほどテレビ画面を「ガン見」したことはなかった。
今回嬉しかったのは、ダンサーの名前と顔がすべて字幕などもあり、一致したこと。一瞬だが、ケント・モリさんも出ている。また、ミュージシャンらの経歴もインタヴューで軽くでてきたので、勉強になる。しかし、いわゆる特典映像でこんなに楽しめたことはなかった。
見る前に担当の方と少し話したが、僕がブルーレイの再生専用機をドンキかどこかで2-3万円で買うつもりです、と言ったら、再生だけでいいなら、プレステーションが機能的にとてもいいですよ、ディスクとの相性も、普通の機械よりプレステがいいと勧められたので、プレステ3を買うことにした。(笑) ゲームはしないんだけど…。確かに3万弱なら、値段はそれほど変わらない。
Play Station 3 (これを買えばいいのかなあ…)28370円
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This Is It DVD デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組み)2746円
売り上げランキング: 1
This Is It DVD (Blu-Ray) 3500円
売り上げランキング: 2
ENT>MICHAEL JACKSON>This Is It
ENT>MOVIE>This Is It
ENT>MICHAEL JACKSON-OLOGY
1 ■THIS IS IT
DVD(デラックス・コレクターズ・エディション)とブルーレイを予約しました。
発売が待ち遠しいです。
ブルーレイを再生するためにプレステ3を購入しました。
(実はファイナルファンタジー13をやりたいのとTHIS IS ITを見たいために買いました。笑)
初めて絡みはマイケルがきっかけが多いですね。
初めて買ったCDがマイケルのバッドでした。