2009年12月23日(水) 04時22分57秒
soulsearchinの投稿
△エリック・ベネイ・ライヴ~クリスマスのカップルのために
テーマ:ライヴ評・レポート
△エリック・ベネイ・ライヴ~クリスマスのカップルのために
(ライヴの内容がでます。これからごらんになる方はご注意ください)
【Eric Benet With 3 Piece Band~A Gig For Sale】
色気。
エリック・ベネイの2005年9月ブルーノート/モーション・ブルー、2007年9月東京ジャズ、2009年2月ビルボード以来約10ヶ月ぶり通算6回目の来日公演。(1997年7月が初来日、次が1999年7月)
今回は極東ツアーの一環か、初日に韓国から来日、いきなりステージに。バンドは3人、ドラムス、ベース、そして、キーボードという編成。このキーボードがいわゆるシークエンスで、ギターも、女性コーラスも、そしてときにエリック自身のコーラスさえも出す。言ってみれば、壮大なカラオケになる。バンドとしてはエコノミー・セット。
エリック・ベネイ、男の色気は、見事に120パーセント炸裂。そのまま「レオン」あたりの表紙を飾ってもおかしくないモデル然とした佇まいは、それだけで絵になる。
「どうもありがとう」と巧みに日本語を交え、「スパニッシュ・フライ」という自らの作品から取られたドリンクを勧め、インティメートなライヴ・ハウス慣れした感じ。
ふとあれっと思ったのが、6のデイヴィッド・フォスター・メドレー。3曲目にアースの「セプテンバー」を歌ったのだが、これってデイヴィッド・フォスターだっけ、と疑問に思い、家に戻って調べると、作者はモーリス・ホワイト、アル・マッケイ、アリ・ウィリスでフォスターではなかった。「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」をやっているので、そのあたりで勘違いしたのだろう。これは、エリックに言ってあげないと。だが、それに続く「ラスト・タイム」などは、シンガー、エリックの真骨頂を見せる。
この日はよくしゃべったエリック。MCでこんな解説も。「あるとき、オールド・スクールR&Bとニュー・スクールについて、仲間と話が盛り上がった。たとえば、1960年代、70年代のオールド・スクールのシンガーたち、マーヴィン・ゲイ、アル・グリーン、アース・ウィンド&ファイアー、オージェイズ、スタイリスティックス、ルーサー・・・。そういったシンガーと比べると今のシンガーは比較にならない。(no comparison) で、あるとき、そうしたオールド・スクールにインスパイアーされた書いた曲が次の曲です。オールド・スクールな雰囲気を感じとるかもしれません」 こうして歌われたのが、「ユー・アー・ジ・オンリー・ワン」。確かに、ちょっと昔風だった。
これを終え、なんとエリックは一度ステージを去った。まだ始まって41分。拍手に迎えられステージに戻り、初めて人前で歌うという「クリスマス・ソング」、そして、定番「ジョージー・ポージー」。なんとこの中で、エリックはマイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」をはさみこんだ。なるほど、こういう手があったか、と思った。いいアイデアだ。これを終えてちょうど1時間。観客はまだ物足りなく拍手を続ける。すると、もう一度でてきて、「アイ・ウォナ・ビー・ラヴド」を。9曲目終わりでステージを引っ込んだのはなんだったのだろう。(笑)時間配分、間違えたか。(笑)
前回来日(2009年2月)は僕はマーヴィン・ゲイの翻訳にかかりきりだったので見られなかったが、3人編成バンドで来ていたので、最近はこのスタイルで営業しているようだ。しかし、歌がこれだけうまいのだから、2005年来日時の6人編成あたりで来て欲しいところだ。あのライヴは実にすばらしかった。
今回はクリスマス時期のライヴということで、彼の場合はいつでもそうだが、いつも以上にカップル向けのライヴとなりそうだ。
なお、エリック・ベネイも1966年生まれ。昭和41年で、丙午(ひのえうま)の生まれ、ジャネット・ジャクソンと同じ年だ。
(エリック・ベネイ、ブルーノート東京で12月25日まで)
■過去関連記事
September 30, 2005
Eric Benet Live: Best Live Show At Venue Under 500, This Year
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_09_30.html
October 02, 2005
Eric Benet: A Man At Crossroad (Part 1 of 2 Parts)
【人生の交差点】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_10_02.html
Eric Benet: A Man At Crossroad (Part 2 of 2 Parts)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_10_03.html
October 04, 2005
A Chat With Eric Benet: Reveals Real Age
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200510/2005_10_04.html
■ 『ハリケーン』2005年作品~実によかった!
これも傑作です
最新作2008年
■メンバー
エリック・ベネイ(ヴォーカル)Eric Benét(vo)
ルシアン・シロタ(キーボード)Rusian Sirota(key)
グレゴリー・コリアー(ベース、ヴォーカル)Gregory Collier(b,vo)
スティックス(ドラムス)Stixx(ds)
■ セットリスト
Setlist : Eric Benet @ Blue Note Tokyo, December 21, 2009
show started 19/01
01. Love Don't Love Me
02. Spiritual Thing
03. Love, Patience & Time
04. Spanish Fly
05. Don't Let Go
06. David Foster Medley: After The Love Has Gone / Through The Fire / September
07. The Last Time
08. Spend My Life With You
09. You're The Only One
--- off stage one time
10. The Christmas Song
11. Georgy Porgy
Enc. I Wanna Be Loved
show ended 20:10
(2009年12月21日月曜、ブルーノート東京=エリック・ベネイ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Benet, Eric
2009-156
(ライヴの内容がでます。これからごらんになる方はご注意ください)
【Eric Benet With 3 Piece Band~A Gig For Sale】
色気。
エリック・ベネイの2005年9月ブルーノート/モーション・ブルー、2007年9月東京ジャズ、2009年2月ビルボード以来約10ヶ月ぶり通算6回目の来日公演。(1997年7月が初来日、次が1999年7月)
今回は極東ツアーの一環か、初日に韓国から来日、いきなりステージに。バンドは3人、ドラムス、ベース、そして、キーボードという編成。このキーボードがいわゆるシークエンスで、ギターも、女性コーラスも、そしてときにエリック自身のコーラスさえも出す。言ってみれば、壮大なカラオケになる。バンドとしてはエコノミー・セット。
エリック・ベネイ、男の色気は、見事に120パーセント炸裂。そのまま「レオン」あたりの表紙を飾ってもおかしくないモデル然とした佇まいは、それだけで絵になる。
「どうもありがとう」と巧みに日本語を交え、「スパニッシュ・フライ」という自らの作品から取られたドリンクを勧め、インティメートなライヴ・ハウス慣れした感じ。
ふとあれっと思ったのが、6のデイヴィッド・フォスター・メドレー。3曲目にアースの「セプテンバー」を歌ったのだが、これってデイヴィッド・フォスターだっけ、と疑問に思い、家に戻って調べると、作者はモーリス・ホワイト、アル・マッケイ、アリ・ウィリスでフォスターではなかった。「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」をやっているので、そのあたりで勘違いしたのだろう。これは、エリックに言ってあげないと。だが、それに続く「ラスト・タイム」などは、シンガー、エリックの真骨頂を見せる。
この日はよくしゃべったエリック。MCでこんな解説も。「あるとき、オールド・スクールR&Bとニュー・スクールについて、仲間と話が盛り上がった。たとえば、1960年代、70年代のオールド・スクールのシンガーたち、マーヴィン・ゲイ、アル・グリーン、アース・ウィンド&ファイアー、オージェイズ、スタイリスティックス、ルーサー・・・。そういったシンガーと比べると今のシンガーは比較にならない。(no comparison) で、あるとき、そうしたオールド・スクールにインスパイアーされた書いた曲が次の曲です。オールド・スクールな雰囲気を感じとるかもしれません」 こうして歌われたのが、「ユー・アー・ジ・オンリー・ワン」。確かに、ちょっと昔風だった。
これを終え、なんとエリックは一度ステージを去った。まだ始まって41分。拍手に迎えられステージに戻り、初めて人前で歌うという「クリスマス・ソング」、そして、定番「ジョージー・ポージー」。なんとこの中で、エリックはマイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」をはさみこんだ。なるほど、こういう手があったか、と思った。いいアイデアだ。これを終えてちょうど1時間。観客はまだ物足りなく拍手を続ける。すると、もう一度でてきて、「アイ・ウォナ・ビー・ラヴド」を。9曲目終わりでステージを引っ込んだのはなんだったのだろう。(笑)時間配分、間違えたか。(笑)
前回来日(2009年2月)は僕はマーヴィン・ゲイの翻訳にかかりきりだったので見られなかったが、3人編成バンドで来ていたので、最近はこのスタイルで営業しているようだ。しかし、歌がこれだけうまいのだから、2005年来日時の6人編成あたりで来て欲しいところだ。あのライヴは実にすばらしかった。
今回はクリスマス時期のライヴということで、彼の場合はいつでもそうだが、いつも以上にカップル向けのライヴとなりそうだ。
なお、エリック・ベネイも1966年生まれ。昭和41年で、丙午(ひのえうま)の生まれ、ジャネット・ジャクソンと同じ年だ。
(エリック・ベネイ、ブルーノート東京で12月25日まで)
■過去関連記事
September 30, 2005
Eric Benet Live: Best Live Show At Venue Under 500, This Year
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_09_30.html
October 02, 2005
Eric Benet: A Man At Crossroad (Part 1 of 2 Parts)
【人生の交差点】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_10_02.html
Eric Benet: A Man At Crossroad (Part 2 of 2 Parts)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_10_03.html
October 04, 2005
A Chat With Eric Benet: Reveals Real Age
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200510/2005_10_04.html
■ 『ハリケーン』2005年作品~実によかった!
エリック・ベネイ
ワーナーミュージック・ジャパン (2005-06-22)
売り上げランキング: 7886
ワーナーミュージック・ジャパン (2005-06-22)
売り上げランキング: 7886
これも傑作です
ア・デイ・イン・ザ・ライフ
posted with amazlet at 09.12.23
エリック・ベネイ ミシェル・ンデゲオチェロ フェイス・エバンス タミア ロイ・エアーズ
ダブリューイーエー・ジャパン (1999-03-25)
売り上げランキング: 119208
ダブリューイーエー・ジャパン (1999-03-25)
売り上げランキング: 119208
最新作2008年
Love & Life
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Eric Benet
Warner Bros. (2008-09-16)
売り上げランキング: 2657
Warner Bros. (2008-09-16)
売り上げランキング: 2657
■メンバー
エリック・ベネイ(ヴォーカル)Eric Benét(vo)
ルシアン・シロタ(キーボード)Rusian Sirota(key)
グレゴリー・コリアー(ベース、ヴォーカル)Gregory Collier(b,vo)
スティックス(ドラムス)Stixx(ds)
■ セットリスト
Setlist : Eric Benet @ Blue Note Tokyo, December 21, 2009
show started 19/01
01. Love Don't Love Me
02. Spiritual Thing
03. Love, Patience & Time
04. Spanish Fly
05. Don't Let Go
06. David Foster Medley: After The Love Has Gone / Through The Fire / September
07. The Last Time
08. Spend My Life With You
09. You're The Only One
--- off stage one time
10. The Christmas Song
11. Georgy Porgy
Enc. I Wanna Be Loved
show ended 20:10
(2009年12月21日月曜、ブルーノート東京=エリック・ベネイ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Benet, Eric
2009-156