2009年12月22日(火) 03時12分54秒
soulsearchinの投稿
☆ゴスペラーズ15周年記念ライヴ~5本のスポットライトが照らす真骨頂
テーマ:ライヴ評・レポート
☆ゴスペラーズ15周年記念ライヴ~5本のスポットライトが照らす真骨頂
【Gospellers 15th Anniversary Live】
通過点。
1994年12月にメジャー・デビューしたゴスペラーズが、15周年を記念し、「ゴスペラーズ坂ツアー2009--15周年漂流記 秋冬」と題したツアーを行ってきた。2009年12月19日(土)に国立代々木第一体育館で見た。2日間、会場、超満員。2万人以上がかけつける。すごい。
3時間を超える密度の濃い歌とトーク。今回はほとんどの大ヒットを盛り込む感じか。特に本編最後の「永遠に」「ひとり」「誓い」の3連発は圧巻だ。そして、1994年12月19日、ちょうど15年前、20人か30人しかいない、それもみんな知り合いばかりだった小さなライヴハウスでのライヴから15年を経てこの地にたどり着いた感動をメンバー皆が語るときは感慨深い。継続は力なり。
ステージバックのモニター・スクリーンも自己発光のLEDパネルを使っているせいか、実に綺麗で演出効果満点だ。何より正面ステージから伸びている花道が輝かしい。
この日、一番驚いたのが、20曲目の「ラヴ・マシン」(ミラクルズのヒットのカヴァー)の部分。なんと、金・銀ラメ光沢のマントを羽織った、その名も「ミスター・ラヴ・マシン」がステージの上の天井から降りてきたのだ。ふんわりと宙を舞いながら、ゆっくりと下降、途中で宙に浮いたまま歌い、声を出し、センター・ステージ(正面ステージから客席真ん中にせり出した花道)に着地。しばし地上に滞在、また、宙に舞い上がって行った。スーパー歌舞伎みたいだった。度肝を抜かれた。
ライヴ後、ミスター・ラヴ・マシンに話を聞くと、「いやあ、最高8メートルくらい(高さが)あるんですよ。けっこう最初は恐かったですよ。足も動かせないし。左右には動かせないんです。で、何度も何度もリハーサルやりました。あれは、ここ(代々木体育館)だけです。このミスター・ラヴ・マシンは、5年ぶりくらいかな。滅多にでてきません(笑)」とのこと。心なしか、声が酒井さんに似ていた。
メンバーもすっかり使い慣れたかのイアモニター(耳に直接つけるモニター、マイケルがなかなか慣れなかったもの)だが、安岡さんによると「ステージではいいんですけど、センター・ステージ(花道)に行くと、もう反響音があちこちから聞こえてきて、時には1拍遅れて戻ってくるんですよ。その反響音がイアモニから出てくる音より全然大きくてね。かなり慣れましたけどね」ということで、かなり大きな会場では辛そうだ。とは言っても、そこはプロ。一オーディエンスとしてはそんなことはまったく感じなかった。
後半、会場がほとんど真っ暗になり、5本の白いピンスポットだけが5人のメンバーを照らし、アカペラを歌う瞬間、やはりゴスペラーズの真骨頂が感じられた。
古い手帳を調べた。僕がゴスのメンバーと初めて会ったのは、1994年12月8日、そのとき初来日していたベイビーフェイスのプレスパーティーの席上だった。ベイビーフェイスの目の前で彼らがアカペラで歌ったのを見た。あれから15年だ。あの頃、彼らにとってはベイビーフェイスも目標の一つだったかもしれない。
きっと今ライヴハウスで100人の観客を集めるのに苦労している若手のシンガーやグループにとって、ゴスペラーズの「代々木2デイズ完売」は、大きな夢と希望になるにちがいない。そしてゴスペラーズにとっては、これを通過点とすべく、次の地平へ進んでいくのだろう。今、ゴスペラーズが多くの若手の目標になっている。
(12月21日日曜のライヴは、衛星放送局WOWOWが収録し、放送。さらに後日、DVD化される予定)
■ ラヴ・ノーツ(初回限定盤)
■メンバー
ゴスペラーズ
北山陽一
黒沢 薫
酒井雄二
村上てつや
安岡 優
バンド
杉野寿之(すぎの・としゆき) ドラムス
須藤満(すどう・みつる) ベース
福原将宜(ふくはら・まさのぶ)ギター
佐々木まり(ささき・まり) キーボード
本間将人(ほんま・まさと)サックス
石戸谷斉(いしとや・ひとし) トロンボーン
Luis Valle (ルイス・ヴァジェ)トランペット
DJバリケーン
■セットリスト: ゴスペラーズ坂ツアー2009 “15周年漂流記 秋冬”
01. Gospellers' Theme
02. Five Keys
03. The Ruler
04. Slow Luv
05. Sweet
06. 告白
07. Body Calling
08. ラヴ・ノーツ
09. 新大阪
10. ふたつの祈り~X'mas Love To You
11. 残照
12. 約束の季節
13. Moon Glows (On You)
14. 賛歌
15. 星屑の街
16. 宇宙(そら)へ~Reach For The Sky
17. 1,2,3 For 5
18. Sayonara
19. 愛の歌
20. Love Machine
21. 一筋の軌跡
22. 永遠(とわ)に
23. ひとり
24. 誓い
Enc.1 セプテノーヴァ
Enc.2 Promise
show ended 20:20
(2009年12月19日土曜、国立代々木第一体育館=ゴスペラーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Gospellers
2009-154
【Gospellers 15th Anniversary Live】
通過点。
1994年12月にメジャー・デビューしたゴスペラーズが、15周年を記念し、「ゴスペラーズ坂ツアー2009--15周年漂流記 秋冬」と題したツアーを行ってきた。2009年12月19日(土)に国立代々木第一体育館で見た。2日間、会場、超満員。2万人以上がかけつける。すごい。
3時間を超える密度の濃い歌とトーク。今回はほとんどの大ヒットを盛り込む感じか。特に本編最後の「永遠に」「ひとり」「誓い」の3連発は圧巻だ。そして、1994年12月19日、ちょうど15年前、20人か30人しかいない、それもみんな知り合いばかりだった小さなライヴハウスでのライヴから15年を経てこの地にたどり着いた感動をメンバー皆が語るときは感慨深い。継続は力なり。
ステージバックのモニター・スクリーンも自己発光のLEDパネルを使っているせいか、実に綺麗で演出効果満点だ。何より正面ステージから伸びている花道が輝かしい。
この日、一番驚いたのが、20曲目の「ラヴ・マシン」(ミラクルズのヒットのカヴァー)の部分。なんと、金・銀ラメ光沢のマントを羽織った、その名も「ミスター・ラヴ・マシン」がステージの上の天井から降りてきたのだ。ふんわりと宙を舞いながら、ゆっくりと下降、途中で宙に浮いたまま歌い、声を出し、センター・ステージ(正面ステージから客席真ん中にせり出した花道)に着地。しばし地上に滞在、また、宙に舞い上がって行った。スーパー歌舞伎みたいだった。度肝を抜かれた。
ライヴ後、ミスター・ラヴ・マシンに話を聞くと、「いやあ、最高8メートルくらい(高さが)あるんですよ。けっこう最初は恐かったですよ。足も動かせないし。左右には動かせないんです。で、何度も何度もリハーサルやりました。あれは、ここ(代々木体育館)だけです。このミスター・ラヴ・マシンは、5年ぶりくらいかな。滅多にでてきません(笑)」とのこと。心なしか、声が酒井さんに似ていた。
メンバーもすっかり使い慣れたかのイアモニター(耳に直接つけるモニター、マイケルがなかなか慣れなかったもの)だが、安岡さんによると「ステージではいいんですけど、センター・ステージ(花道)に行くと、もう反響音があちこちから聞こえてきて、時には1拍遅れて戻ってくるんですよ。その反響音がイアモニから出てくる音より全然大きくてね。かなり慣れましたけどね」ということで、かなり大きな会場では辛そうだ。とは言っても、そこはプロ。一オーディエンスとしてはそんなことはまったく感じなかった。
後半、会場がほとんど真っ暗になり、5本の白いピンスポットだけが5人のメンバーを照らし、アカペラを歌う瞬間、やはりゴスペラーズの真骨頂が感じられた。
古い手帳を調べた。僕がゴスのメンバーと初めて会ったのは、1994年12月8日、そのとき初来日していたベイビーフェイスのプレスパーティーの席上だった。ベイビーフェイスの目の前で彼らがアカペラで歌ったのを見た。あれから15年だ。あの頃、彼らにとってはベイビーフェイスも目標の一つだったかもしれない。
きっと今ライヴハウスで100人の観客を集めるのに苦労している若手のシンガーやグループにとって、ゴスペラーズの「代々木2デイズ完売」は、大きな夢と希望になるにちがいない。そしてゴスペラーズにとっては、これを通過点とすべく、次の地平へ進んでいくのだろう。今、ゴスペラーズが多くの若手の目標になっている。
(12月21日日曜のライヴは、衛星放送局WOWOWが収録し、放送。さらに後日、DVD化される予定)
■ ラヴ・ノーツ(初回限定盤)
Love Notes II(初回生産限定盤)(DVD付)
posted with amazlet at 09.12.22
ゴスペラーズ
KRE (2009-10-28)
売り上げランキング: 3838
KRE (2009-10-28)
売り上げランキング: 3838
■メンバー
ゴスペラーズ
北山陽一
黒沢 薫
酒井雄二
村上てつや
安岡 優
バンド
杉野寿之(すぎの・としゆき) ドラムス
須藤満(すどう・みつる) ベース
福原将宜(ふくはら・まさのぶ)ギター
佐々木まり(ささき・まり) キーボード
本間将人(ほんま・まさと)サックス
石戸谷斉(いしとや・ひとし) トロンボーン
Luis Valle (ルイス・ヴァジェ)トランペット
DJバリケーン
■セットリスト: ゴスペラーズ坂ツアー2009 “15周年漂流記 秋冬”
01. Gospellers' Theme
02. Five Keys
03. The Ruler
04. Slow Luv
05. Sweet
06. 告白
07. Body Calling
08. ラヴ・ノーツ
09. 新大阪
10. ふたつの祈り~X'mas Love To You
11. 残照
12. 約束の季節
13. Moon Glows (On You)
14. 賛歌
15. 星屑の街
16. 宇宙(そら)へ~Reach For The Sky
17. 1,2,3 For 5
18. Sayonara
19. 愛の歌
20. Love Machine
21. 一筋の軌跡
22. 永遠(とわ)に
23. ひとり
24. 誓い
Enc.1 セプテノーヴァ
Enc.2 Promise
show ended 20:20
(2009年12月19日土曜、国立代々木第一体育館=ゴスペラーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Gospellers
2009-154
1 ■無題
漂流記の東京ライブ、私もいきました(^-^)vもりあがれました(*⌒▽⌒*)