2009年12月09日(水) 05時34分10秒
soulsearchinの投稿
⊿菊地成孔、西寺郷太、松尾潔:マイケル・ジャクソンを語る
テーマ:マイケル・ジャクソン関連
⊿菊地成孔、西寺郷太、松尾潔:マイケル・ジャクソンを語る
【Kikuchi Naruyoshi, Nishidera Gota, Matsuo Kiyoshi Talk About Michael Jackson】
縦横無尽。
2009年12月8日(火)、渋谷区富ヶ谷の白寿ホールでジャズ・ミュージシャン、菊地成孔(なるよし)さん主催の『ナイト・ダイアローグ・ウィズ』というトーク・ショーがあり、西寺郷太さん、松尾潔さんがゲストに出てマイケル・ジャクソンの話をした。
トークは2時間弱。約300席が満席。最初菊地さんが登場し軽く挨拶し、2人を招きいれ、トーク開始。マイケル・ジャクソンをネタにそれぞれがそれぞれの思いを自由自在に語る。一言で言えば、ソウルバーでマイケルネタにみんなが好き勝手にしゃべる、という感じ。徐々に郷太君のピッチがあがり、後半からは独演会の様相を呈す。(笑)あのおしゃべりな松尾さんが比較的静かになったので僕はものすごく驚いたが、後で聞くとステージ上では、2人の声がかなり聴こえにくかったそうだ。確かにこの会場天井が高く、3人の声が異常に響いて聴き取りにくい。特に菊地さんが早口になると、音が響いて聞き取れなかったので、もう少しゆっくりしゃべってくれると助かる。僕も話しに興奮すると早口になってしまい、すぐにディレクターなどから、「ゆっくりゆっくり」とダメダしをされるのだが、他山の石としよう。
さて、冒頭、観客をリサーチ。菊地さんのつい最近オーチャードホールでのライヴに来た人、挙手約半分。さすが、菊地さん主催のイヴェント、菊地ファン多し。続いて西寺郷太著『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書」を持っている人、挙手7割。さすが、マイケル・パワー。松尾氏プロデュースのでたばかり、すでに100万枚以上のセールスを記録しているエグザイルの最新作を持っている人、挙手1割弱で、パネリストたちに受ける。
縦横無尽のトークの話題は、アルバム「バッド」へのラップ・グループ、ランDMCの参加の話があったことから見られるクインシーの狙い、郷太さんのマイケル・ファンとしての孤独をカート・コバーン、レッチリ・ファンと並べての語り、最近、ビームスでレノン、コバーン、マイケルのマグカップを見つけた話し、エルヴィスとマイケルの関連、今回の『ディス・イズ・イット』ツアーは、「バッド再評価ライヴだった」という郷太説、マイケルが十数人のスタッフやダンサーを前に踊って受けているシーンを見て、今まではマイケルにはああいう視点はなかった、という指摘、「新しい教科書」では、マイケルのダンス面についてはほとんど書いていないことなど、マイケル関連ネタが脈略なく次々と出てきた。
2時間のトークセッション後、3人揃ってサイン会。
郷太さんとの12月23日のトーク・ライヴは4時間。この調子だと、4時間でも時間が足りなくなる感じがでるかもしれないなあ。楽しみ楽しみ。
++++
ところで、白寿ホールからほんの徒歩3分以内に住むイラストの真鍋太郎さん、藤原ようこさんらと一緒に観覧したのだが、ようこさんが、郷太さんの所属グループ名をどうしても発音できず、「ノーナイブツ? 脳内異物?」と聞いてきた。う~~む、郷太さんの脳内の中にあるもの、それは、今、マイケル・ジャクソンそのものだ。受けた。
++++
ワックスポエティックスのアメリカ版最新号(第37号)を読んでいたら、元モータウンのスタッフ・ライター、プロデューサー、フォンス・マイゼルが、「アイ・ウォント・ユー」や「ABC」でキーボードを弾いていたと発言している。となると、「アイ・ウォント・ユー・バック」はジョー・サンプルではないのか。再確認が必要になってきた。2人とも弾いている可能性も、またフォンスも弾きつつ、ジョーに差し替えられた、という可能性もある。
++++
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
【Kikuchi Naruyoshi, Nishidera Gota, Matsuo Kiyoshi Talk About Michael Jackson】
縦横無尽。
2009年12月8日(火)、渋谷区富ヶ谷の白寿ホールでジャズ・ミュージシャン、菊地成孔(なるよし)さん主催の『ナイト・ダイアローグ・ウィズ』というトーク・ショーがあり、西寺郷太さん、松尾潔さんがゲストに出てマイケル・ジャクソンの話をした。
トークは2時間弱。約300席が満席。最初菊地さんが登場し軽く挨拶し、2人を招きいれ、トーク開始。マイケル・ジャクソンをネタにそれぞれがそれぞれの思いを自由自在に語る。一言で言えば、ソウルバーでマイケルネタにみんなが好き勝手にしゃべる、という感じ。徐々に郷太君のピッチがあがり、後半からは独演会の様相を呈す。(笑)あのおしゃべりな松尾さんが比較的静かになったので僕はものすごく驚いたが、後で聞くとステージ上では、2人の声がかなり聴こえにくかったそうだ。確かにこの会場天井が高く、3人の声が異常に響いて聴き取りにくい。特に菊地さんが早口になると、音が響いて聞き取れなかったので、もう少しゆっくりしゃべってくれると助かる。僕も話しに興奮すると早口になってしまい、すぐにディレクターなどから、「ゆっくりゆっくり」とダメダしをされるのだが、他山の石としよう。
さて、冒頭、観客をリサーチ。菊地さんのつい最近オーチャードホールでのライヴに来た人、挙手約半分。さすが、菊地さん主催のイヴェント、菊地ファン多し。続いて西寺郷太著『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書」を持っている人、挙手7割。さすが、マイケル・パワー。松尾氏プロデュースのでたばかり、すでに100万枚以上のセールスを記録しているエグザイルの最新作を持っている人、挙手1割弱で、パネリストたちに受ける。
縦横無尽のトークの話題は、アルバム「バッド」へのラップ・グループ、ランDMCの参加の話があったことから見られるクインシーの狙い、郷太さんのマイケル・ファンとしての孤独をカート・コバーン、レッチリ・ファンと並べての語り、最近、ビームスでレノン、コバーン、マイケルのマグカップを見つけた話し、エルヴィスとマイケルの関連、今回の『ディス・イズ・イット』ツアーは、「バッド再評価ライヴだった」という郷太説、マイケルが十数人のスタッフやダンサーを前に踊って受けているシーンを見て、今まではマイケルにはああいう視点はなかった、という指摘、「新しい教科書」では、マイケルのダンス面についてはほとんど書いていないことなど、マイケル関連ネタが脈略なく次々と出てきた。
2時間のトークセッション後、3人揃ってサイン会。
郷太さんとの12月23日のトーク・ライヴは4時間。この調子だと、4時間でも時間が足りなくなる感じがでるかもしれないなあ。楽しみ楽しみ。
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ところで、白寿ホールからほんの徒歩3分以内に住むイラストの真鍋太郎さん、藤原ようこさんらと一緒に観覧したのだが、ようこさんが、郷太さんの所属グループ名をどうしても発音できず、「ノーナイブツ? 脳内異物?」と聞いてきた。う~~む、郷太さんの脳内の中にあるもの、それは、今、マイケル・ジャクソンそのものだ。受けた。
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ENT>ARTIST>Jackson, Michael
1 ■ありがとうございます!
吉岡さん、菊池さんのトークショーの記事UP、ありがとうございます
今回は、特に詳しくトークの内容をお知らせ頂いてて、一つづつタイトルを読むだけでワクワクします♪
気になったのが、「マイケルが十数人のスタッフやダンサーを前に踊って受けているシーンを見て、今まではマイケルにはああいう視点はなかった」というところ。
この視点というのは、今まではマイケルはリハで、たとえメンバーやスタッフにさえも、あのようにダンスをしてるところをみせることは無かったということでいいのでしょうか?・・・
また何かの折にお話に出れば嬉しいです。
昨日ご紹介しておられた大西さんのブログにもお伺い致しました。
これから一つづつ訳詩を読ませて頂くのが楽しみです^^
郷太さんの訳詩集、上梓のお知らせがないなと思っていたのですが、ちょっと難しくなっていたのですね。
でもあきらめずに待っていようと思ってます。