2009年10月26日(月) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
◆『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』~緊急発売決定 (パート2)
テーマ:マイケル・ジャクソン関連
◆『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』~緊急発売決定 (パート2)
【Michael Jackson Visual Documentary】
緊急。
2009年10月2日(金)夜遅くに一本のメールを受け取った。今回編集で尽力された水科さんからのもので、『マイケル・ジャクソン観察日誌』の新版の発売権を取ったので、ぜひ大至急翻訳監修をしていただきたい、というものだった。すぐに翌日(3日・土曜)出版社(今回のユーメイド社)の担当・熊澤さんとともに会い、説明を受けた。変なゴシップ本の翻訳だったら引き受ける気はなかったが、こと、この『観察日誌』の新版であれば、喜んで引き受けた。ただ、この時点では同社は版元と大筋で合意していたが、契約書の調印がまだということで、正式発表は後日、ということになった。
10月5日(月)に社としての出版が確定、改めて翻訳を正式に依頼され、こうして緊急出版計画がスタートした。しかも、なんとか10月28日に出したい、ついては1週間、連休明け(13日)までに追記100ページ分を訳出して欲しいということだった。さすがに1日10ページは厳しいので、何人かに助けてもらうことにする。10月8日、デザイナー、編集者、一堂に会して表紙、本文レイアウトなど打ち合わせ。古い文字データは、昔僕が使っていたキャノワード(ワープロ)のフロッピーに残っていたので、それをパソコンで読めるようにMS-DOS化し、送ることにする。水科さん、熊澤さんらが古いデータの編集作業をしてくれるので、こちらはとにかく新規100ページの翻訳作業に没頭する。表記など、13年前のものなので、すっかり忘れていて、当初はかなり僕もとまどう。
それにしても1週間で入稿、1週間で校正、1週間で印刷、なんて行程表が本当に出るんだと驚く。こうやって、さまざまな関連本が急遽出たわけだ。傍目には見ていたが、それが自分の身にふりかかるとは思わなかった。
そして、10月13日に若干漏れた部分が残ったが、追加された新原稿の第一稿を9割方いれた。翌日、残りを入れ、あと、前書き、あとがき、訳者あとがきなどをいれる。それからすぐに校正がでてくる。と同時にそれまで、初版版の文字データの整理、ディスコグラフィーなどのデータ編集を水科さん熊澤さんらがやってくれていたものが出てきて、チェック作業。
今回はディスコグラフィーが難儀だった。基本はオリジナルのアルバムをリリース順に並べる、というのが一番いいのだが、最近は昔のアルバムがCDのいわゆる2イン1(ツー・イン・ワン=2枚のアナログが1枚のCDになっている形式のもの)で出ていて、並べ方も難しい。またモータウン時代の音源はかなりの数のコンピレーションが出ていて、これらは新音源のないものはスペースの関係もあり泣く泣くカットした。原書にはイギリス盤のシングル・リストもついているのだが、さすがにこれはカット。いずれ時間に余裕が出たら、マイケル関連の完璧ディスコグラフィーなども作って出版してみたい。
また途中からページ数が予想以上に多くなりそうということで、できるだけ無駄を省く作業が始まった。
さて、これらの作業をしつつも、この『観察日誌』の新版が出るという大ニュースははやく発表したいところだが、両社(ユーメイド社とオムニバス社)がまだ契約書にサインしていないので、万が一のことがあるといけないので、準備はしておくが、両社サイン後に印刷機を回すということに。よって、それまでは発売に関しての公式発表ができないことになった。
本の大きさ(版型)は前作と同じ。前作との連続性も整える。また熊澤さんが、西寺郷太さんに本の帯の推薦原稿を書いて欲しいということで、僕が直接、依頼。二つ返事で引き受けてくれ、ほんの3日で素晴らしい帯原稿があがってきた。
タイトルに関してもさまざまな案が出た。結局、それぞれがいくつものアイデアが出たが、西寺郷太さんのアイデアでもあった『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』になる。
何度も何度もメールや電話でやりとりをして、10月23日深夜、完全に最終入稿。その前日あたりまでに、契約書のサインをとりかわしたことで、発表にゴーサインが出た。結局、この後のスケジュールだと10月28日くらいに一度見本が出来上がり、それらが書店・取次ぎへ回り、本格印刷、11月10日くらいまでに書店へ並ぶ、という流れのようだ。アマゾンなどにはこれから情報が流れるので、まだ予約はできない状態。たぶん2-3日で予約が取れる形になるだろう。
水科さん、熊澤さん、そしてその他関係者のみなさん、おつかれさまでした。ありがとうございます。
というわけで、怒涛の3週間だった。
(この項、明日へ続く)
(アマゾンで予約が取れるようになりましたら、すぐにこのブログでもご案内いたします)
ENT>BOOK>Jackson, Michael
【Michael Jackson Visual Documentary】
緊急。
2009年10月2日(金)夜遅くに一本のメールを受け取った。今回編集で尽力された水科さんからのもので、『マイケル・ジャクソン観察日誌』の新版の発売権を取ったので、ぜひ大至急翻訳監修をしていただきたい、というものだった。すぐに翌日(3日・土曜)出版社(今回のユーメイド社)の担当・熊澤さんとともに会い、説明を受けた。変なゴシップ本の翻訳だったら引き受ける気はなかったが、こと、この『観察日誌』の新版であれば、喜んで引き受けた。ただ、この時点では同社は版元と大筋で合意していたが、契約書の調印がまだということで、正式発表は後日、ということになった。
10月5日(月)に社としての出版が確定、改めて翻訳を正式に依頼され、こうして緊急出版計画がスタートした。しかも、なんとか10月28日に出したい、ついては1週間、連休明け(13日)までに追記100ページ分を訳出して欲しいということだった。さすがに1日10ページは厳しいので、何人かに助けてもらうことにする。10月8日、デザイナー、編集者、一堂に会して表紙、本文レイアウトなど打ち合わせ。古い文字データは、昔僕が使っていたキャノワード(ワープロ)のフロッピーに残っていたので、それをパソコンで読めるようにMS-DOS化し、送ることにする。水科さん、熊澤さんらが古いデータの編集作業をしてくれるので、こちらはとにかく新規100ページの翻訳作業に没頭する。表記など、13年前のものなので、すっかり忘れていて、当初はかなり僕もとまどう。
それにしても1週間で入稿、1週間で校正、1週間で印刷、なんて行程表が本当に出るんだと驚く。こうやって、さまざまな関連本が急遽出たわけだ。傍目には見ていたが、それが自分の身にふりかかるとは思わなかった。
そして、10月13日に若干漏れた部分が残ったが、追加された新原稿の第一稿を9割方いれた。翌日、残りを入れ、あと、前書き、あとがき、訳者あとがきなどをいれる。それからすぐに校正がでてくる。と同時にそれまで、初版版の文字データの整理、ディスコグラフィーなどのデータ編集を水科さん熊澤さんらがやってくれていたものが出てきて、チェック作業。
今回はディスコグラフィーが難儀だった。基本はオリジナルのアルバムをリリース順に並べる、というのが一番いいのだが、最近は昔のアルバムがCDのいわゆる2イン1(ツー・イン・ワン=2枚のアナログが1枚のCDになっている形式のもの)で出ていて、並べ方も難しい。またモータウン時代の音源はかなりの数のコンピレーションが出ていて、これらは新音源のないものはスペースの関係もあり泣く泣くカットした。原書にはイギリス盤のシングル・リストもついているのだが、さすがにこれはカット。いずれ時間に余裕が出たら、マイケル関連の完璧ディスコグラフィーなども作って出版してみたい。
また途中からページ数が予想以上に多くなりそうということで、できるだけ無駄を省く作業が始まった。
さて、これらの作業をしつつも、この『観察日誌』の新版が出るという大ニュースははやく発表したいところだが、両社(ユーメイド社とオムニバス社)がまだ契約書にサインしていないので、万が一のことがあるといけないので、準備はしておくが、両社サイン後に印刷機を回すということに。よって、それまでは発売に関しての公式発表ができないことになった。
本の大きさ(版型)は前作と同じ。前作との連続性も整える。また熊澤さんが、西寺郷太さんに本の帯の推薦原稿を書いて欲しいということで、僕が直接、依頼。二つ返事で引き受けてくれ、ほんの3日で素晴らしい帯原稿があがってきた。
タイトルに関してもさまざまな案が出た。結局、それぞれがいくつものアイデアが出たが、西寺郷太さんのアイデアでもあった『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』になる。
何度も何度もメールや電話でやりとりをして、10月23日深夜、完全に最終入稿。その前日あたりまでに、契約書のサインをとりかわしたことで、発表にゴーサインが出た。結局、この後のスケジュールだと10月28日くらいに一度見本が出来上がり、それらが書店・取次ぎへ回り、本格印刷、11月10日くらいまでに書店へ並ぶ、という流れのようだ。アマゾンなどにはこれから情報が流れるので、まだ予約はできない状態。たぶん2-3日で予約が取れる形になるだろう。
水科さん、熊澤さん、そしてその他関係者のみなさん、おつかれさまでした。ありがとうございます。
というわけで、怒涛の3週間だった。
(この項、明日へ続く)
(アマゾンで予約が取れるようになりましたら、すぐにこのブログでもご案内いたします)
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1 ■マイケル・ジャクソン観察日誌 新装版
大変な作業、お疲れ様です。
吉岡さんの仕事を思いながら読ませていただきます。m(_ _)m