2009年10月02日(金) 01時21分54秒
soulsearchinの投稿
⊿ウィリー・ネルソンの新作『アメリカン・クラシック』はジョー・サンプルが顔をだす
テーマ:アーティスト関連
⊿ウィリー・ネルソンの新作『アメリカン・クラシック』はジョー・サンプルが顔をだす
【Willie Nelson's New Album "American Classic" Is Another Joe Sample Album】
グラミー。
僕はそれほど熱心なウィリー・ネルソンのファンではないが、新作を裏のクレジットなども見ずにCDプレイヤーにいれた。1曲目は「ザ・ニアネス・オブ・ユー」だった。すると瞬時に聞き覚えのあるピアノ・サウンドがそこの空気を覆った。一聴してそのピアニストが誰かわかった。その比類なきピアノ、それはジョー・サンプルだ。
そういえば、ジョーが前回来日時(2009年3月)に、ウィリー・ネルソンのアルバムを作っている、と言っていたことを思い出した。しかし、この一歩引き気味ながら、このジョー印のついたピアノの音はなんなのだろう。ウィリー・ネルソンとジョー・サンプルのデュエット・アルバムのようにさえ聴こえる。
ジョーのレイラ・ハサウェイと出したアルバムや、リズ・ライトを迎えたアルバム、そして、ランディ・クロフォードとのアルバムなどを聴いていると、シンガーとジョーが互角にわたりあっているが、このウィリー・ネルソンのアルバムでも同じ感覚に陥った。ウィリーの声も聴くのだが、いつもジョーのピアノに耳を傾けてしまっている。
今度のウィリーのアルバム『アメリカン・クラシック』は、彼の1978年のアルバム『スターダスト』以来、スタンダードばかりを吹き込んだ作品。曲目は下を見ていただくとして、12曲中2曲以外がジョーのピアノだ。彼のピアノでない2曲が、なんとダイアナ・クロールが歌で入り、ピアノも弾く。そして、もう1曲がノラ・ジョーンズが歌い、ピアノで参加。アルバム全体のプロデュースは長年の友人トミー・リピューマ。ドラムス、ルイス・ナッシュ、ベース、クリスチャン・マクブライドという鉄壁な布陣だ。(アルバム・ライナーのクレジットに10~12曲目にジョーのピアノ・クレジットがない。なぜなのだろう。単なるまちがいなのかな)
音楽に普遍的という言葉があるなら、このアルバムこそそれにふさわしいアルバムだろう。1989年にリリースされても、2009年にリリースされても、そんなことはまったく関係ない。きっと来年のグラミーに大きくノミネートされるに違いない。少なくともカントリーか何かは間違いなく獲得だ。ひょっとして「レコード・オブ・ジ・イヤー」「アルバム・オブ・ジ・イヤー」などのノミネートも可能ではないか。
と思って調べてみると、8月25日にリリースされ(次回のグラミーノミネートには間に合う)、カントリー・アルバム・チャートで14位、ポップ・アルバムで43位、とまだあまり売れてない。
ウィリー・ネルソンは1933年4月30日テキサス州アボット生まれ。ジョー・サンプルは1939年2月1日テキサス州ヒューストン生まれ。奇しくも同じテキサス出身だ。ウィリーはテキサス・ソウルマンか。ウィリーのほうが6歳も年上なんだ…。
■ ジョー・サンプル再び来日決定
2009年10月29日(木)~30日(金) コットン・クラブ
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/index.html
2009年11月1日(日曜)~11月5日(木) ブルーノート東京
http://www.bluenote.co.jp/jp/index.html
■ あさって2009年10月4日日曜『ソウル・ブレンズ』内「山野ミュージック・ジャム」(インターFM=東京地区、76.1mhz=午後4時半から)で、このウィリー・ネルソンのアルバムをご紹介します。
■ アルバム『アメリカの歌』(ウィリー・ネルソン)
American Classic / Willie Nelson (Bluenote/EMI)
1 The Nearness Of You
2 Fly Me To The Moon
3 Come Rain Or Shine
4 If I Had You featuring Diana Krall
5 Ain't Misbehavin'
6 I Miss You So
7 Because Of You
8 Baby It's Cold Outside featuring Norah Jones
9 Angel Eyes
10 On The Street Where You Live
11 Since I Fell For You
12 Always On My Mind
■ ウィリー・ネルソン 『アメリカの歌』(EMI、2009年9月16日発売)来年のグラミー、いくつノミネートされるか今から楽しみ
■ 1978年の名盤『スターダスト』 当時は500万枚以上売れたそうです
ENT>ALBUM>Nelson, Willie
ENT>ARTIST>Nelson, Willie
ENT>ARTIST>Sample, Joe
【Willie Nelson's New Album "American Classic" Is Another Joe Sample Album】
グラミー。
僕はそれほど熱心なウィリー・ネルソンのファンではないが、新作を裏のクレジットなども見ずにCDプレイヤーにいれた。1曲目は「ザ・ニアネス・オブ・ユー」だった。すると瞬時に聞き覚えのあるピアノ・サウンドがそこの空気を覆った。一聴してそのピアニストが誰かわかった。その比類なきピアノ、それはジョー・サンプルだ。
そういえば、ジョーが前回来日時(2009年3月)に、ウィリー・ネルソンのアルバムを作っている、と言っていたことを思い出した。しかし、この一歩引き気味ながら、このジョー印のついたピアノの音はなんなのだろう。ウィリー・ネルソンとジョー・サンプルのデュエット・アルバムのようにさえ聴こえる。
ジョーのレイラ・ハサウェイと出したアルバムや、リズ・ライトを迎えたアルバム、そして、ランディ・クロフォードとのアルバムなどを聴いていると、シンガーとジョーが互角にわたりあっているが、このウィリー・ネルソンのアルバムでも同じ感覚に陥った。ウィリーの声も聴くのだが、いつもジョーのピアノに耳を傾けてしまっている。
今度のウィリーのアルバム『アメリカン・クラシック』は、彼の1978年のアルバム『スターダスト』以来、スタンダードばかりを吹き込んだ作品。曲目は下を見ていただくとして、12曲中2曲以外がジョーのピアノだ。彼のピアノでない2曲が、なんとダイアナ・クロールが歌で入り、ピアノも弾く。そして、もう1曲がノラ・ジョーンズが歌い、ピアノで参加。アルバム全体のプロデュースは長年の友人トミー・リピューマ。ドラムス、ルイス・ナッシュ、ベース、クリスチャン・マクブライドという鉄壁な布陣だ。(アルバム・ライナーのクレジットに10~12曲目にジョーのピアノ・クレジットがない。なぜなのだろう。単なるまちがいなのかな)
音楽に普遍的という言葉があるなら、このアルバムこそそれにふさわしいアルバムだろう。1989年にリリースされても、2009年にリリースされても、そんなことはまったく関係ない。きっと来年のグラミーに大きくノミネートされるに違いない。少なくともカントリーか何かは間違いなく獲得だ。ひょっとして「レコード・オブ・ジ・イヤー」「アルバム・オブ・ジ・イヤー」などのノミネートも可能ではないか。
と思って調べてみると、8月25日にリリースされ(次回のグラミーノミネートには間に合う)、カントリー・アルバム・チャートで14位、ポップ・アルバムで43位、とまだあまり売れてない。
ウィリー・ネルソンは1933年4月30日テキサス州アボット生まれ。ジョー・サンプルは1939年2月1日テキサス州ヒューストン生まれ。奇しくも同じテキサス出身だ。ウィリーはテキサス・ソウルマンか。ウィリーのほうが6歳も年上なんだ…。
■ ジョー・サンプル再び来日決定
2009年10月29日(木)~30日(金) コットン・クラブ
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/index.html
2009年11月1日(日曜)~11月5日(木) ブルーノート東京
http://www.bluenote.co.jp/jp/index.html
■ あさって2009年10月4日日曜『ソウル・ブレンズ』内「山野ミュージック・ジャム」(インターFM=東京地区、76.1mhz=午後4時半から)で、このウィリー・ネルソンのアルバムをご紹介します。
■ アルバム『アメリカの歌』(ウィリー・ネルソン)
American Classic / Willie Nelson (Bluenote/EMI)
1 The Nearness Of You
2 Fly Me To The Moon
3 Come Rain Or Shine
4 If I Had You featuring Diana Krall
5 Ain't Misbehavin'
6 I Miss You So
7 Because Of You
8 Baby It's Cold Outside featuring Norah Jones
9 Angel Eyes
10 On The Street Where You Live
11 Since I Fell For You
12 Always On My Mind
■ ウィリー・ネルソン 『アメリカの歌』(EMI、2009年9月16日発売)来年のグラミー、いくつノミネートされるか今から楽しみ
ウィリー・ネルソン ダイアナ・クラール ノラ・ジョーンズ
EMIミュージックジャパン (2009-09-16)
売り上げランキング: 10528
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■ 1978年の名盤『スターダスト』 当時は500万枚以上売れたそうです
スターダスト 30周年記念盤
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ウィリー・ネルソン
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル (2008-08-27)
売り上げランキング: 84073
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売り上げランキング: 84073
ENT>ALBUM>Nelson, Willie
ENT>ARTIST>Nelson, Willie
ENT>ARTIST>Sample, Joe