⊿『新しいマイケル・ジャクソンの教科書』~発売イヴェント
テーマ:マイケル・ジャクソン関連【"New Michael Jackson Textbook" Release Event】
ショーケース。
西寺郷太さんが書いた『新しいマイケル・ジャクソンの教科書』(ビジネス社)の発売記念イヴェントが2009年9月20日(日曜)、渋谷のHMVで行われ、ゲストで参加してきた。
会場に着くと、ちゃんとステージがあり、きちんとした感じでなかなかのものだった。1時過ぎに会場の控え室に入り、簡単な打ち合わせ。そんな中、来場者が200人を越えたので、サイン会にとても時間がかかりそうなので、トークパートを当初の45分から30分にして欲しいとの主催者からのリクエスト。
ま、たしかに200人だったら、1人に1分かけたら、それだけで200分(3時間超)かかってしまう。1人20秒、1分で3人、60分で180人だ…。そんなことを考えると、気が遠くなる。(別に僕はサインはしないのだが…苦笑) 会場は基本的には使用時間が90分というので、トーク30分、サイン会60分でいっぱいいっぱいということになる。
話すことを簡単に郷太さんがメモしたものをメールで送ってくれていたので、それをもとに段取りを決める。
2時。まず郷太さんが舞台に上がり、彼が1984年、当時、チェッカーズの『絶対チェッカーズ!!』(1984年7月21日発売)というアルバムか、ジャクソンズの『ヴィクトリー』のアルバム、どちらを買うかものすごく悩んで、ジャクソンズを買った。もしチェッカーズを買っていたら、今日、こんなことにはなっていなかった。その『ヴィクトリー』のライナーノーツに僕が書いたジャクソンズ・ストーリーがあり、それを何度も何度も読み込んでマイケルのことを知るようになった、という話しなどをしてから、彼の呼び込みで僕が登場。彼が僕のことを熱く紹介してくれ、いろんな話しをその場のノリで。
「すごいですね、みなさん、ノーナ・リーヴス・ファンなんですね」と僕が驚くと、「いやあ、そんなことないですよ」 「ノーナ・ファンは、(ノーナ・)ライヴなら全部来るようなコアなファンの方も、やはりここに来てるわけ?」と訊くと、苦笑いしなら「ノーナ・ファン批判ですか?」(観客爆笑)といわれたので、「違います、違います。ほめてるんです」と応酬。8割がた女性だったので、ノーナ・ファンも女性ファンが多いと思ったのだった。すると、特にノーナ・ファンではなく、マイケル・ファンの人もいて、逆にマイケル・ファンからノーナのことを知った人、またマイケルのことも何も知らなく、今回マイケルが亡くなってからマイケルのことを知った人も多くいる、ということだった。それにしても、マイケルってすごい。
面白かったのは、僕が「どうして、マイケルの父も、マーヴィンの父も、兄弟の中で一番才能のある息子をいじめるのか」と問いかけると、郷太さん、しばし考え、「うーん、それは(長男の)ジャッキーが悪い」ときっぱり。(笑) 「ジャッキーはスポーツ万能で、スカウトが来るほど、素晴らしいアスリートで力も強い。もし、彼が最初のうちに父親の横暴に対して一発ガーンとやっておけば、その後、マイケルにも必要以上に体罰を与えなかったんじゃないか」という説を唱えた。そして、ジャッキーもマーロンもみんな優しすぎるほど優しいといい「マーロンは神だ」とまで言い放ち受けていた。
控え室で雑談をしているときに、1988年3月にグラミー賞にマイケルが出たときのことになり、「それ、僕、見に行ってたよ」というと、「その話し、聞いてませんよ」と詰め寄られた。「まだ、他に、僕に話してないことないですか?」 「う~ん、あるかもしれない。叩けば出てくるかも…」(苦笑) 実はグラミーの翌日のマジソン・スクエア・ガーデンで行われたマイケルのコンサートにも行ってたんだが、そのことをすっかり忘れていた。郷太さん、思い出させてくれてありがとう。その話ができるかと思いきや、時間なしでボツ。
というわけで、横から「あと5分」の紙が出され、なんとか無事時間内に終了。やはり、「ほんのさわりだけ」ということで終わった感があった。ま、「マイケル・トークのショーケース」というところでしょうか。(笑) 今度はどこか、それこそどこかの会場で2時間くらいのトークショーかな。
「マイケルが亡くなって考えたこと」「報道機関の姿勢」「マーヴィン・ゲイとの相似性」「好きなマイケルの曲」など郷太さんがくれたテーマはあったが、全部、時間なくボツ。(笑)
イヴェント後、僕は次の『ソウル・ブレンズ』の生放送があったので、すぐにおいとましたが、サイン会が終わったあと、郷太さんからお礼の電話。結局4時ちかくまでかかったそうだ。で、そのときに彼に言ったのが、「『新しいマイケル・ジャクソンの教科書』を読む読書会」、なんてのができるんじゃないの、ということ。本を何ページか読んで、それについて、あーだこーだ話すというもの。ただの脱線話の会になる危険性もあるが…。
いずれにせよ、とても楽しめました。あっという間だった。おつかれさま、そして、ありがとうございました。
控え室で記念撮影。左が西寺郷太さん。『Victory』のアルバムが彼の出発点でした。
■新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書 ~ 西寺郷太著
マイケル関連本の中でお勧め度★★★★★です。
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
ENT>EVENT>Jackson, Michael
1 ■まだまだ
吉岡さんと郷太くんのジャクソンファミリーについてのトーク、聞きたいです。ぜひ!イベントの実現お願いします!