2009年09月21日(月) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
△カーク・フランクリン・ライヴ~ポップ・ゴスペルの大爆発
テーマ:ライヴ評・レポート
【Kirk Franklin's Big Explosion】
大爆発。
いやあ、すごかった。2001年8月に大阪と福岡のブルーノートに来日したポップ・ゴスペル界のスーパースター、カーク・フランクリンの東京地区初の一般公演。会場に入るや、観客のカークを待ち受ける熱気がものすごかった。
一言で言えば、ゴスペルはゴスペルだが、もはやポップ、R&B、ジャズ、ラップ、ヒップ・ホップ、クラブ系音楽などあらゆるR&B的要素を詰め込んだコンテンポラリーなライヴだ。しかも、圧倒的なコール&レスポンスで観客を巻き込み、会場は興奮のるつぼと化す。ゴスペルを歌っているのか、コーラス好きなのか、もちろん、カーク・ファンが圧倒的で、曲を実によく知っている。
オープニングからアースの「セプテンバー」でいきなり観客は総立ち。白い帽子にジーンズというラフないでたちで登場したカークは意外と小柄。だが、観客の煽り方はさすがだ。そして何より、踊る踊る。こんなに踊るゴスペル・シンガーは初めて見た。まるで、ゴスペル界のマイケル・ジャクソンのように踊る。小柄なところは、ゴスペル界のプリンス。
編成はドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、コーラスが女性4、男性2、これにカークがキーボードを弾く。そしてもうひとりDJがいる。DJを従えたゴスペル・ライヴも初めてだった。
「ブライター・デイ」では、各楽器のソロを回し、このあたりはちょっとジャズ風にも。その後、カークが「なんかリクエストあるか?」と聞くと、観客から矢継ぎ早にいろいろな曲名が出る。そして、ミュージシャンに「今の曲、全部できるか?」と言うと、DJが「イエー」という声のサンプリングを出して笑いを取る。そしてカークがキーボードの前に座り、おもむろに音あわせをして、「モア・ザン・アイ・キャン・ベア」をやりだした。さらに「マイ・エヴリシング」「マイ・ライフ…」「リーン・オン・ミー」と、その場での即興でこなす。
カークには力のあるミュージシャンを統率する「まとめ力」がある。そして、それは観客をも支配する司祭としても素晴らしいものを見せる。歌、踊り、ラップ、ゴスペルの高揚、エネルギー大爆発。それはまさにゴスペルの大パーティー。アンコールのアイズレーの「シャウト」などをゴスペル調でやられると、R&Bにも縦のり(ダンス)があるのだと思わせられる。
ゴスペルの枠に囚われず、しかし、しっかりゴスペルのルーツを持ち、R&Bの要素、ソウル、ジャズ、ヒップホップまでいれ、ブラック・コンテンポラリーの要素をすべて叩き込んだライヴ。しかも、ゆるいライヴなのに、カークのまとめる力がすごいので熱い。
「リーン・オン・ミー」の後、「しんぱいしない…」とコーラスに歌わせる。「みんな隣の人と手をつないで、そして、となりの人とハグして…」とカークは観客を煽った。
今年ビルボードで見たライヴの中で、僕にとっては一番だ。
■ カーク・フランクリン ~ ゴスペラーズも参加
■ メンバー
カーク・フランクリン/Kirk Franklin(Vocals)
エリック・ムーア/Eric Moore(Vocals)
フェイス・アンダーソン/Faith Anderson(Vocals)
アニーシャ・フィゲロア/Anysha Figueroa(Vocals)
シャーメイン・スウィンプソン/Charmaine Swimpson(Vocals)
ニッキー・ターンリー/Nikki Turnley(Vocals)
アイザック・カリー/Isaac Carree(Vocals)
アーネスト・グリーン/Ernest Green(DJ)
ウィリアム・パウエル/William Powell(Guitar)
ボビー・スパークス/Bobby Sparks(Keyboards)
ハロルド・マーティン/Harold Martin(Keyboards)
ドナルド・ローレンス/Donald Lawrence(Bass)
テリー・ベイカー/Terry Baker(Drums)
■ セットリスト:カーク・フランクリン ビルボードライブ
Setlist: Kirk Franklin @ Billboard Live Tokyo, September 18,2009
show started 21:35
01. September
02. We Are The World
03. Man In The Mirror
04. My Life Is In Your Hands
05. Why We Sing
06. Imagine Me
07. Hosanna
08. Brighter Day
09. Medley(09-13): Kirk on piano: More Than I Can Bear
10. My Everything
11. My Life, My Love, My All
12. Lean On Me
13. Don't Worry (?) or just riff of "Shinpai Shinai"
14. Looking For You
Enc. Shout
Enc. Lovely Day ~ a riff of James Brown
show ended 23:03
(2009年9月18日金、ビルボードライブ東京=カーク・フランクリン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Franklin, Kirk
2009-109
大爆発。
いやあ、すごかった。2001年8月に大阪と福岡のブルーノートに来日したポップ・ゴスペル界のスーパースター、カーク・フランクリンの東京地区初の一般公演。会場に入るや、観客のカークを待ち受ける熱気がものすごかった。
一言で言えば、ゴスペルはゴスペルだが、もはやポップ、R&B、ジャズ、ラップ、ヒップ・ホップ、クラブ系音楽などあらゆるR&B的要素を詰め込んだコンテンポラリーなライヴだ。しかも、圧倒的なコール&レスポンスで観客を巻き込み、会場は興奮のるつぼと化す。ゴスペルを歌っているのか、コーラス好きなのか、もちろん、カーク・ファンが圧倒的で、曲を実によく知っている。
オープニングからアースの「セプテンバー」でいきなり観客は総立ち。白い帽子にジーンズというラフないでたちで登場したカークは意外と小柄。だが、観客の煽り方はさすがだ。そして何より、踊る踊る。こんなに踊るゴスペル・シンガーは初めて見た。まるで、ゴスペル界のマイケル・ジャクソンのように踊る。小柄なところは、ゴスペル界のプリンス。
編成はドラムス、ギター、ベース、キーボード2人、コーラスが女性4、男性2、これにカークがキーボードを弾く。そしてもうひとりDJがいる。DJを従えたゴスペル・ライヴも初めてだった。
「ブライター・デイ」では、各楽器のソロを回し、このあたりはちょっとジャズ風にも。その後、カークが「なんかリクエストあるか?」と聞くと、観客から矢継ぎ早にいろいろな曲名が出る。そして、ミュージシャンに「今の曲、全部できるか?」と言うと、DJが「イエー」という声のサンプリングを出して笑いを取る。そしてカークがキーボードの前に座り、おもむろに音あわせをして、「モア・ザン・アイ・キャン・ベア」をやりだした。さらに「マイ・エヴリシング」「マイ・ライフ…」「リーン・オン・ミー」と、その場での即興でこなす。
カークには力のあるミュージシャンを統率する「まとめ力」がある。そして、それは観客をも支配する司祭としても素晴らしいものを見せる。歌、踊り、ラップ、ゴスペルの高揚、エネルギー大爆発。それはまさにゴスペルの大パーティー。アンコールのアイズレーの「シャウト」などをゴスペル調でやられると、R&Bにも縦のり(ダンス)があるのだと思わせられる。
ゴスペルの枠に囚われず、しかし、しっかりゴスペルのルーツを持ち、R&Bの要素、ソウル、ジャズ、ヒップホップまでいれ、ブラック・コンテンポラリーの要素をすべて叩き込んだライヴ。しかも、ゆるいライヴなのに、カークのまとめる力がすごいので熱い。
「リーン・オン・ミー」の後、「しんぱいしない…」とコーラスに歌わせる。「みんな隣の人と手をつないで、そして、となりの人とハグして…」とカークは観客を煽った。
今年ビルボードで見たライヴの中で、僕にとっては一番だ。
■ カーク・フランクリン ~ ゴスペラーズも参加
カーク・フランクリン ゴスペラーズ with カーク・フランクリン ヨランダ・アダムス マーヴィン・L.ワイナンズ スティーヴィー・ワンダー ドリンダ・クラーク-コール J・モス&タイ・トリベット
BMG JAPAN (2006-07-26)
売り上げランキング: 11232
BMG JAPAN (2006-07-26)
売り上げランキング: 11232
■ メンバー
カーク・フランクリン/Kirk Franklin(Vocals)
エリック・ムーア/Eric Moore(Vocals)
フェイス・アンダーソン/Faith Anderson(Vocals)
アニーシャ・フィゲロア/Anysha Figueroa(Vocals)
シャーメイン・スウィンプソン/Charmaine Swimpson(Vocals)
ニッキー・ターンリー/Nikki Turnley(Vocals)
アイザック・カリー/Isaac Carree(Vocals)
アーネスト・グリーン/Ernest Green(DJ)
ウィリアム・パウエル/William Powell(Guitar)
ボビー・スパークス/Bobby Sparks(Keyboards)
ハロルド・マーティン/Harold Martin(Keyboards)
ドナルド・ローレンス/Donald Lawrence(Bass)
テリー・ベイカー/Terry Baker(Drums)
■ セットリスト:カーク・フランクリン ビルボードライブ
Setlist: Kirk Franklin @ Billboard Live Tokyo, September 18,2009
show started 21:35
01. September
02. We Are The World
03. Man In The Mirror
04. My Life Is In Your Hands
05. Why We Sing
06. Imagine Me
07. Hosanna
08. Brighter Day
09. Medley(09-13): Kirk on piano: More Than I Can Bear
10. My Everything
11. My Life, My Love, My All
12. Lean On Me
13. Don't Worry (?) or just riff of "Shinpai Shinai"
14. Looking For You
Enc. Shout
Enc. Lovely Day ~ a riff of James Brown
show ended 23:03
(2009年9月18日金、ビルボードライブ東京=カーク・フランクリン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Franklin, Kirk
2009-109
1 ■great gospel singer!
I think he is the best male Gospel singer woo-! NO doubt it was great live