2009年09月08日(火) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
○ジョージ・クリントン&パーラメント、ファンカデリック・ライヴ
テーマ:ライヴ評・レポート
○ジョージ・クリントン&パーラメント、ファンカデリック・ライヴ
【George Clinton Is Still Funk Master】
教祖。
昨年はスライ・ストーンをブッキングしたNHK主催の音楽イヴェント「東京ジャズ」。ソウル・サーチャー的な今年の目玉は、ジョージ・クリントン。土曜昼の4組目。最初の3組は家で仕事をしながら、FMの生放送を聴いた。ジョージ・クリントンは4時過ぎの出演と思われるので、それを目指して国際フォーラムへ。
会場にあったタイムテーブルでは4時20分からがジョージ・クリントンだった。NHKの発表では、18人がオンステージにいたというファンクの総帥ジョージ・クリントンのPファンク・オールスターズのライヴはおよそ7年ぶり8度目の来日とのこと。予定より5分遅れの4時25分からスタートした。いきなりぞろぞろとメンバーがステージに出てきて、イントロ曲をかまし始めた。そして、1曲目途中からおもむろに、超もったいぶって御大登場。ファンキーなジョージ健在だ。この存在感のすごさは、東京ジャズだろうが、国際フォーラムだろうが、場所、TPO、まったく関係ない。クリントンが登場したところが、クリントン・フォーラム、クリントン・ジャズの瞬間だ。
その姿はまさに新興宗教の教祖様が壇上に上がったような熱狂ぶり。かなり久々感があったが、これをファンクの儀式と言わずして何と言おう。
それにしてもいつものように大軍団でぐちゃぐちゃになりながらも、ファンクという一本線を通すというか。ずいぶんとロックっぽいところもあるが。いつもどおりオムツ姿(ゲイリー・シャイダー)、ウエディング・スタイル(アンドレ・フォックス)などステージ上は妙なコスプレ。儀式なのだから、音楽的にどうのこうのと細かいことは関係ない。
ホーン・セクションがなかったのが若干物足りなかったが、驚くことなかれ、66分でステージを去り、アンコールなし。ジョージ・クリントンがこんなに短いステージで終わるとは、そんなことは関係ない。
それにしても、この土曜の午後の部は4組のアーティストが出たが、最初の3組のアーティストのファンと、ジョージ・クリントンのファンはほとんどかぶらないのではないだろうか。このあたりのブッキングの難しさがこうしたフェスティヴァルの悩みの種だろう。3組見て帰った人、逆に4組目から来た人などもいるのではないか。
生年。
ところで、ファンカデリックの『ハードコア・ジョリーズ』などが1993年に今はなきアルファ・レコードからCD化されたとき、4枚のアルバムにわたって詳細なライナーノーツを書いた。(いずれソウル・サーチン・ホームページのライナーノーツのコーナーにアップする予定) そこには「僕が4回にわたってインタヴューした材料を元に詳細なストーリーを書いた」とある。4回もインタヴューしていたことに驚いた。(忘れてるところが情けない=(笑)) で、このライナーではクリントンの生年を「1941年が有力だが、1940年説」と唱えている。たぶん僕のことだから相当いろいろ調べて、総合的に1940年ではないかとしたのだと思うが、最近のウィキなどでは1941年と書いてあるものもある。一方オール・ミュージック・ガイドほかいくつかの資料は1940年なので、ちょっと再確認が必要かもしれない。(なお現在は、そのアルファ盤は廃盤だが、同じ作品はビクターからリリースされている。ただしビクター盤には僕のライナーは入っていない)
◎ ファンカデリック『ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ』名盤(ビクターからの紙ジャケット)
◎ ベスト
東京ジャズでのNHKの発表によるメンバーは次の通り。
■メンバー
George Clinton -Lead Vocal,
Garry "Starchild" Shider - Rhythm Guitar, vocals
Lige Curry - Bass, Vocals
William "Clip" Payne
Ricardo Rouse - Guitar,
Frankie "Kash" Waddy - Drums
Rico Lewis - Drums
Joseph "Foley" McCreary - Drums
Danny Bedrosian - Keyboards
Steve Boyd - Vocals
Belita Woods - Vocals
Robert "P-Nut" Johnson - Vocals
Patricia Walker- Vocals
Paul Hill - Vocals
Shaunna Hall - Guitar
Andre Foxx -Guitar
Carlos "Sir Nose"McMurray - Dancer
Gene "Poo Poo Man" Anderson - Vocals
○『東京JAZZ 2009』3日間のハイライト、テレビ放映予定
NHK-BS hi 2009年9月28日(月)~10月1日(木) 後11:00~前0:30
NHK-BS 2 2009年10月6日(火)~9日(金) 前0:40~2:10
■ セットリスト (今回はさすがに自信がありません。間違い、あるいは、他に挿入されていた曲などがありましたら、お知らせください)
Setlist:
show started 16:25
01. Intro
02. Cosmic Slop
03. Red Hot Mama
04. Give Up For The Funk
05. Up For The Down Stroke~a riff of Payback
06. The Motor Booty Affair
07. P.Funk
08. Flashlight
09. Atomic Dog
show ended 17:31
(2009年9月5日土曜、国際フォーラム・フォーラムA=ジョージ・クリントン パーラメント/ファンカデリック・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Clinton, George / P Funk
2009-101
【George Clinton Is Still Funk Master】
教祖。
昨年はスライ・ストーンをブッキングしたNHK主催の音楽イヴェント「東京ジャズ」。ソウル・サーチャー的な今年の目玉は、ジョージ・クリントン。土曜昼の4組目。最初の3組は家で仕事をしながら、FMの生放送を聴いた。ジョージ・クリントンは4時過ぎの出演と思われるので、それを目指して国際フォーラムへ。
会場にあったタイムテーブルでは4時20分からがジョージ・クリントンだった。NHKの発表では、18人がオンステージにいたというファンクの総帥ジョージ・クリントンのPファンク・オールスターズのライヴはおよそ7年ぶり8度目の来日とのこと。予定より5分遅れの4時25分からスタートした。いきなりぞろぞろとメンバーがステージに出てきて、イントロ曲をかまし始めた。そして、1曲目途中からおもむろに、超もったいぶって御大登場。ファンキーなジョージ健在だ。この存在感のすごさは、東京ジャズだろうが、国際フォーラムだろうが、場所、TPO、まったく関係ない。クリントンが登場したところが、クリントン・フォーラム、クリントン・ジャズの瞬間だ。
その姿はまさに新興宗教の教祖様が壇上に上がったような熱狂ぶり。かなり久々感があったが、これをファンクの儀式と言わずして何と言おう。
それにしてもいつものように大軍団でぐちゃぐちゃになりながらも、ファンクという一本線を通すというか。ずいぶんとロックっぽいところもあるが。いつもどおりオムツ姿(ゲイリー・シャイダー)、ウエディング・スタイル(アンドレ・フォックス)などステージ上は妙なコスプレ。儀式なのだから、音楽的にどうのこうのと細かいことは関係ない。
ホーン・セクションがなかったのが若干物足りなかったが、驚くことなかれ、66分でステージを去り、アンコールなし。ジョージ・クリントンがこんなに短いステージで終わるとは、そんなことは関係ない。
それにしても、この土曜の午後の部は4組のアーティストが出たが、最初の3組のアーティストのファンと、ジョージ・クリントンのファンはほとんどかぶらないのではないだろうか。このあたりのブッキングの難しさがこうしたフェスティヴァルの悩みの種だろう。3組見て帰った人、逆に4組目から来た人などもいるのではないか。
生年。
ところで、ファンカデリックの『ハードコア・ジョリーズ』などが1993年に今はなきアルファ・レコードからCD化されたとき、4枚のアルバムにわたって詳細なライナーノーツを書いた。(いずれソウル・サーチン・ホームページのライナーノーツのコーナーにアップする予定) そこには「僕が4回にわたってインタヴューした材料を元に詳細なストーリーを書いた」とある。4回もインタヴューしていたことに驚いた。(忘れてるところが情けない=(笑)) で、このライナーではクリントンの生年を「1941年が有力だが、1940年説」と唱えている。たぶん僕のことだから相当いろいろ調べて、総合的に1940年ではないかとしたのだと思うが、最近のウィキなどでは1941年と書いてあるものもある。一方オール・ミュージック・ガイドほかいくつかの資料は1940年なので、ちょっと再確認が必要かもしれない。(なお現在は、そのアルファ盤は廃盤だが、同じ作品はビクターからリリースされている。ただしビクター盤には僕のライナーは入っていない)
◎ ファンカデリック『ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ』名盤(ビクターからの紙ジャケット)
ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ+1(紙ジャケット仕様)
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ファンカデリック
ビクターエンタテインメント (2009-03-25)
売り上げランキング: 81385
ビクターエンタテインメント (2009-03-25)
売り上げランキング: 81385
◎ ベスト
The Best of Parliament: Give Up the Funk
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Parliament
Mercury (1995-06-06)
売り上げランキング: 57650
Mercury (1995-06-06)
売り上げランキング: 57650
東京ジャズでのNHKの発表によるメンバーは次の通り。
■メンバー
George Clinton -Lead Vocal,
Garry "Starchild" Shider - Rhythm Guitar, vocals
Lige Curry - Bass, Vocals
William "Clip" Payne
Ricardo Rouse - Guitar,
Frankie "Kash" Waddy - Drums
Rico Lewis - Drums
Joseph "Foley" McCreary - Drums
Danny Bedrosian - Keyboards
Steve Boyd - Vocals
Belita Woods - Vocals
Robert "P-Nut" Johnson - Vocals
Patricia Walker- Vocals
Paul Hill - Vocals
Shaunna Hall - Guitar
Andre Foxx -Guitar
Carlos "Sir Nose"McMurray - Dancer
Gene "Poo Poo Man" Anderson - Vocals
○『東京JAZZ 2009』3日間のハイライト、テレビ放映予定
NHK-BS hi 2009年9月28日(月)~10月1日(木) 後11:00~前0:30
NHK-BS 2 2009年10月6日(火)~9日(金) 前0:40~2:10
■ セットリスト (今回はさすがに自信がありません。間違い、あるいは、他に挿入されていた曲などがありましたら、お知らせください)
Setlist:
show started 16:25
01. Intro
02. Cosmic Slop
03. Red Hot Mama
04. Give Up For The Funk
05. Up For The Down Stroke~a riff of Payback
06. The Motor Booty Affair
07. P.Funk
08. Flashlight
09. Atomic Dog
show ended 17:31
(2009年9月5日土曜、国際フォーラム・フォーラムA=ジョージ・クリントン パーラメント/ファンカデリック・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Clinton, George / P Funk
2009-101
1 ■早速二枚とも注文しました…
独身なんで人生を何度も生きてる感じが楽しいです。(また聴けるのか~みたいな)ジョージクリントンと聞いてアメリカの元大統領と思う人が今や殆どですよね…確か彼も楽器(トロンボーンかトランペットかサクソフォンか忘れましたが、)演奏するんではなかったでしたっけ?ウディアレンと共演したの誰でしたっけ?
マイケルも実は同時期に見ていて影響を受けているのかファンクが好きですよね…クラシックも好きで詳しいようなので万人受けする音楽が創れたのかもしれません…マイケルジャクソンという人もビールとウィスキーのイギリスの著作家で著名人がいます。ウィキにも出てきますよ。ワンネイション~♪懐かしい。若い人に勧めたいですね…