2009年08月31日(月) 00時01分00秒
soulsearchinの投稿
○マイケル追悼本~どれがお勧め?(パート8)
テーマ:マイケル・ジャクソン関連
マイケル追悼本~どれがお勧め?(パート8)
【Which Books About Michael You Should Read (Part 8)】
お勧め。
マイケル関連本、そのパート8。とても追いつかないのが現状だが、まずはお勧めの一冊。アメリカの黒人雑誌エボニー誌のスペシャル・トリビュート。下のアマゾンのリンクと表紙がちょっと違うのだが、黒バックの表紙のもの。
100ページの本。さすがにエボニーだけあって過去記事、また、今回の逝去後の原稿など充実。まずはアル・シャープトン師、モータウンとの契約をベリー・ゴーディーに強く勧めたベリーの右腕スザンヌ・ドゥ・パースの思い出話し、ベリーの思いで話し、アリサ・フランクリンのコメント、そして、クインシー・ジョーンズのコメント、スモーキー・ロビンソンのコメント、ニーヨのコメント、ジェシー・ジャクソンの寄稿がそれぞれ1ページずつ。このあたりのコメントの人選は実に的確でみんな読ませる。すばらしい。たくさんのモノクロの写真…。エボニー誌1984年12月号の再掲、1992年5月号の再掲、2007年12月号の再掲(これは最後のインタヴューと題され、写真を含め本人の語りで16ページ。これだけでも価値がある)。
各コメントの中でもニーヨの原稿などはおもしろかった。
あるとき、ニーヨのプライヴェートの携帯にマイケルと名乗る人物から電話があった。ニーヨはそんなわけはない、いたずらだと思い、すぐに切る。だがまたかかってきて、別の人物が「ミスター・ジャクソンがあなたとお話したがっています」といって本人につないだ。ニーヨは腰を抜かすほど驚いた。マイケルはニーヨと一緒に曲作りをしたいと申し出て、二人は秘密裏に会って、曲作りを始める。ニーヨは月に2度ほど、それぞれ3-4曲をマイケルに送り、それを聴いたマイケルと電話でやり取りをするようになった。「ナンバー5の曲がよかったが、フックはナンバー3のほうが強いんじゃないか」などとマイケルが意見を言ってくれたりした。これが彼が亡くなるまで続いていたという。
ニーヨは、歌い始めたとき、自分の声が嫌いだった。彼は、自分がテディー・ペンダグラスやマーヴィン・ゲイ、オージェイズのエディー・リヴァートのような声でないことに悩んでいた。高い女性のような声をしていたからだ。そんな頃、母親がマイケルの『オフ・ザ・ウォール』とスティーヴィーの『ホッター・ザン・ジュライ』をくれて「これらのアルバムを聴いて、彼らが自分の楽器(声)をどう使っているか勉強してごらんなさい」と言ったという。「マイケルは今、悩みや苦悩を越えたところにいる。もう誰も彼を傷つけることはできない。そういう意味でほっとしている」とニーヨは言っている。
マイケル・ニーヨのコラボなどは最高のものになるだろうが、ニーヨのアルバムにでも収録されないのだろうか。
■ EBONY SPECIAL TRIBUTE
(↑レヴューはこの表紙のものです)
Johnson
売り上げランキング: 2992
(一言コメント) さすがエボニー。コメント取りも適材適所。同じ速攻でもこれだけのものが出来るところは底力を感じる。ローリング・ストーン誌も中身は濃かったが、若干、ネガティヴな記事もあったが、ここにはそういうものはない。
お勧め度=★★★★★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
=マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
■DVDマイケル・ジャクソン ヒストリーDVD BOX (DVD付) 980円
(一言コメント) ツタヤで見つけて「なんだ、これ」と思って早速買ったDVD。1時間余のものだが、どこか海外の制作会社がこれまでに報道で使われた映像と若干のインタヴュー素材を集めてやっつけで作った映像作品。DVDで980円という値段が安かったからまあいいが、中身はない。民放のマイケル特集程度のもの。まず元のナレーション原稿がいまいち。多分オリジナルの英語を訳してかぶせたものだが、内容があやしげ。マイケル・ジャクソン本人の音源、プロモ・ビデオは一切ない。映像とのリンクの権利を取るのはひじょうに難しいからだろう。唯一音源が聴けるのが、テレビなどで流されたステイプルズ・センターでのリハの模様の映像で流れる「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」の一部だけ。これは、権利はクリアできたのだろうか。じっくり作る時間などないからしかたないのだろう。本もそうだが、速攻で作って中身がないものを作り、あっという間に売り切るというビジネス・モデルができあがってしまったようだ。
お勧め度=★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★ =マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
ENT>MICHAEL JACKSON>Book & Magazine
【Which Books About Michael You Should Read (Part 8)】
お勧め。
マイケル関連本、そのパート8。とても追いつかないのが現状だが、まずはお勧めの一冊。アメリカの黒人雑誌エボニー誌のスペシャル・トリビュート。下のアマゾンのリンクと表紙がちょっと違うのだが、黒バックの表紙のもの。
100ページの本。さすがにエボニーだけあって過去記事、また、今回の逝去後の原稿など充実。まずはアル・シャープトン師、モータウンとの契約をベリー・ゴーディーに強く勧めたベリーの右腕スザンヌ・ドゥ・パースの思い出話し、ベリーの思いで話し、アリサ・フランクリンのコメント、そして、クインシー・ジョーンズのコメント、スモーキー・ロビンソンのコメント、ニーヨのコメント、ジェシー・ジャクソンの寄稿がそれぞれ1ページずつ。このあたりのコメントの人選は実に的確でみんな読ませる。すばらしい。たくさんのモノクロの写真…。エボニー誌1984年12月号の再掲、1992年5月号の再掲、2007年12月号の再掲(これは最後のインタヴューと題され、写真を含め本人の語りで16ページ。これだけでも価値がある)。
各コメントの中でもニーヨの原稿などはおもしろかった。
あるとき、ニーヨのプライヴェートの携帯にマイケルと名乗る人物から電話があった。ニーヨはそんなわけはない、いたずらだと思い、すぐに切る。だがまたかかってきて、別の人物が「ミスター・ジャクソンがあなたとお話したがっています」といって本人につないだ。ニーヨは腰を抜かすほど驚いた。マイケルはニーヨと一緒に曲作りをしたいと申し出て、二人は秘密裏に会って、曲作りを始める。ニーヨは月に2度ほど、それぞれ3-4曲をマイケルに送り、それを聴いたマイケルと電話でやり取りをするようになった。「ナンバー5の曲がよかったが、フックはナンバー3のほうが強いんじゃないか」などとマイケルが意見を言ってくれたりした。これが彼が亡くなるまで続いていたという。
ニーヨは、歌い始めたとき、自分の声が嫌いだった。彼は、自分がテディー・ペンダグラスやマーヴィン・ゲイ、オージェイズのエディー・リヴァートのような声でないことに悩んでいた。高い女性のような声をしていたからだ。そんな頃、母親がマイケルの『オフ・ザ・ウォール』とスティーヴィーの『ホッター・ザン・ジュライ』をくれて「これらのアルバムを聴いて、彼らが自分の楽器(声)をどう使っているか勉強してごらんなさい」と言ったという。「マイケルは今、悩みや苦悩を越えたところにいる。もう誰も彼を傷つけることはできない。そういう意味でほっとしている」とニーヨは言っている。
マイケル・ニーヨのコラボなどは最高のものになるだろうが、ニーヨのアルバムにでも収録されないのだろうか。
■ EBONY SPECIAL TRIBUTE
(↑レヴューはこの表紙のものです)
Ebony [US] September 2009 (単号)
posted with amazlet at 09.08.30
Johnson
売り上げランキング: 2992
(一言コメント) さすがエボニー。コメント取りも適材適所。同じ速攻でもこれだけのものが出来るところは底力を感じる。ローリング・ストーン誌も中身は濃かったが、若干、ネガティヴな記事もあったが、ここにはそういうものはない。
お勧め度=★★★★★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
=マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
■DVDマイケル・ジャクソン ヒストリーDVD BOX (DVD付) 980円
(一言コメント) ツタヤで見つけて「なんだ、これ」と思って早速買ったDVD。1時間余のものだが、どこか海外の制作会社がこれまでに報道で使われた映像と若干のインタヴュー素材を集めてやっつけで作った映像作品。DVDで980円という値段が安かったからまあいいが、中身はない。民放のマイケル特集程度のもの。まず元のナレーション原稿がいまいち。多分オリジナルの英語を訳してかぶせたものだが、内容があやしげ。マイケル・ジャクソン本人の音源、プロモ・ビデオは一切ない。映像とのリンクの権利を取るのはひじょうに難しいからだろう。唯一音源が聴けるのが、テレビなどで流されたステイプルズ・センターでのリハの模様の映像で流れる「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」の一部だけ。これは、権利はクリアできたのだろうか。じっくり作る時間などないからしかたないのだろう。本もそうだが、速攻で作って中身がないものを作り、あっという間に売り切るというビジネス・モデルができあがってしまったようだ。
お勧め度=★
お勧め度を5段階で評価。
★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。
★★★=まあまあ。値段による。
★★=う~~ん、微妙。
★ =マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
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