2009年08月24日(月) 00時05分00秒
soulsearchinの投稿
◎グレッグ・フィリンゲインズとリン・フィドモントとヴァレリー・ピンクストン
テーマ:インタヴュー
【Greg Phillinganes, Lynn Fiddmont & Valerie Pinkston】
チャット。
パティー・オースティン・バンドは、LAの強力メンバーを揃えている。中でも、キーボードのグレッグは、マイケル・ジャクソン、クインシー・ジョーンズ、ライオネル・リッチー、エリック・クラプトンと、錚々たるアーティストから請われ、さまざまなツアーやレコーディングに参加する、超売れっ子ミュージシャン。自身でもアルバムを出していて、日本にも隠れファンがけっこう多い。
グレッグには2-3度インタヴューしたことがある。最初は、マイケル・ジャクソンがソロとして初来日した1987年のバッド・ツアーのとき。そのとき、グレッグはマイケル・バンドの音楽ディレクター。ライヴ関係者をかたっぱしからインタヴューする機会があり、その一環で話をきいた。その後1991年8月に、何かでインタヴューした。原宿のスタジオに行った記憶がある。グレッグはそのことを覚えていなかったが、「ナイス・トゥ・ミート・ユー・アゲイン」という感じでいつもながら気さく。
彼に何回くらい日本に来たか勘定できるかと聞くと、「30回以上だよ。日本が大好きなんだ。最初に来たのは1981年、クインシー・ジョーンズと来た。たしかサントリー・ホールでやったライヴだ」という。確かに。彼は東京都内は、地下鉄で移動する。それだけではない。なんと、「スイカ」カードを持っているのだ。
「なに、そのスイカ・カードって?」とリンが尋ねると、グレッグが説明する。来日ミュージシャン多かれど、さすがにスイカを持っている来日ミュージシャンはなかなかいない。携帯を持っている人はいるが…。
彼に自分自身のアルバムを作る予定はないかと尋ねると、「いやあ、時間がなくてね。今はロッド・スチュワートのアルバムを作ってる。レコーディング、ツアー、レコーディング…、なかなか自分の時間をゆっくりとれないね。日本にも来なきゃならないし。(笑) いつも日本から帰るときは、『次に日本に戻ってくるのはいつだろう』って思ってるほどさ」と立て板に水状態。
「グレッグ・バンドでは来日しないの」と尋ねると、「さあ、どうだろう。お客さんはいるかな」と言う。「たぶん正しい選曲をして、よいショーをすれば、お客さんは来るんじゃないかなあ。グレッグがプレイしたヒット・レコードをプレイする、ということで、ヒット曲のオンパレードになるでしょう」
リンは、2年前の2007年、スティーヴィーが来日したとき、そのバックで来ていた。リンの元夫はウェイン・リンゼイというキーボード奏者。ウェインとは個人的に1990年代から知っていたので、たしかそのつてでリンと知り合っていたような気がする。2人でヴァージンからリンゼイというアーティスト名義でアルバムも出している。随分前に別れたみたいで、今は「エックス(ex)ハズバンド=元夫」と言う。彼女もベイビーフェイスで来たり、ちょくちょく日本には来ている。「私も地下鉄好きよ、でもスイカ・カードは知らなかったわ」
ところで奇しくも、その元夫ウェインがまったく同時期にコットン・クラブで行われるリオン・ウェアのバックで来日中なのだ。「コットンに見に行くの?」と聴くと、「自分もライヴもあるから行けないわ」と笑った。しかし、世の中は狭いものだ。
そして、そのリンに元チャプター8のヴァレリー・ピンクストンを紹介された。ちょうど、一緒に楽屋に行ったライターの金澤さんがチャプター8の話を持ち出し、2枚目以降が好きなんです、と言うとえらく受けて、「今度来年の1月にロンドンでチャプター8、リユニオン・コンサートをやるのよ」という爆弾ニュースが飛び出た。(っていうか、これを爆弾ニュースと思うか、思わないかは各個人の価値観による…。思わない人のほうが多いかもしれませんです。マイナーな話しですいません) で、メンバーはと聞くと、「マイケル・J・パウエル、コートレン・ヘイル、ヴァーノン・フォール…。あと何人か。あ、そして私」 「アニータ・ベイカーは入らないんですね」 「ノー、ノー、はいらないわ(笑) アニータの後に入ったのが、私ですから」 ヴァレリーは、なんとなく僕を見たことがあるようなことを言う。1996年のホイットニー・ヒューストンで来日している、という。じゃあ、そのときに会っているかもしれない。
しかしパティーの今日のステージは随分とスポンテニアスなショーでしたね、とふると、リンが言う。「だいたい、いつもあんな感じよ」 「セットリストから外れて突然予定にない違う曲になって、よく追いつけますね」 「スティーヴィーで鍛えられてるし…(笑)」
ちなみにグレッグのプリンス・ネタは、この日初めて見たという。
この日は客席にベース奏者ウィル・リーが遊びに来ていて、楽屋にもいた。日本の矢野顕子のバックで来日していて、ちょうどこの金曜だけオフだったようだ。
■過去記事
February 23, 2007
Special Jam Night; Stevie Wonder's Band: Music Is My Hobby
http://blog.soulsearchin.com/archives/001605.html
■ グレッグ・フィリンゲインズ、アルバム2枚
■『パルス』 ここにマイケル・ジャクソンが『スリラー』のために録音する候補曲の1曲だった坂本龍一作「ビハインド・ザ・マスク」が入っている。
ENT>LIVE>Austin, Patti
ENT>CHAT>Phillinganes, Greg / Fiddmont, Lynn/ Pinkston, Valerie
チャット。
パティー・オースティン・バンドは、LAの強力メンバーを揃えている。中でも、キーボードのグレッグは、マイケル・ジャクソン、クインシー・ジョーンズ、ライオネル・リッチー、エリック・クラプトンと、錚々たるアーティストから請われ、さまざまなツアーやレコーディングに参加する、超売れっ子ミュージシャン。自身でもアルバムを出していて、日本にも隠れファンがけっこう多い。
グレッグには2-3度インタヴューしたことがある。最初は、マイケル・ジャクソンがソロとして初来日した1987年のバッド・ツアーのとき。そのとき、グレッグはマイケル・バンドの音楽ディレクター。ライヴ関係者をかたっぱしからインタヴューする機会があり、その一環で話をきいた。その後1991年8月に、何かでインタヴューした。原宿のスタジオに行った記憶がある。グレッグはそのことを覚えていなかったが、「ナイス・トゥ・ミート・ユー・アゲイン」という感じでいつもながら気さく。
彼に何回くらい日本に来たか勘定できるかと聞くと、「30回以上だよ。日本が大好きなんだ。最初に来たのは1981年、クインシー・ジョーンズと来た。たしかサントリー・ホールでやったライヴだ」という。確かに。彼は東京都内は、地下鉄で移動する。それだけではない。なんと、「スイカ」カードを持っているのだ。
「なに、そのスイカ・カードって?」とリンが尋ねると、グレッグが説明する。来日ミュージシャン多かれど、さすがにスイカを持っている来日ミュージシャンはなかなかいない。携帯を持っている人はいるが…。
彼に自分自身のアルバムを作る予定はないかと尋ねると、「いやあ、時間がなくてね。今はロッド・スチュワートのアルバムを作ってる。レコーディング、ツアー、レコーディング…、なかなか自分の時間をゆっくりとれないね。日本にも来なきゃならないし。(笑) いつも日本から帰るときは、『次に日本に戻ってくるのはいつだろう』って思ってるほどさ」と立て板に水状態。
「グレッグ・バンドでは来日しないの」と尋ねると、「さあ、どうだろう。お客さんはいるかな」と言う。「たぶん正しい選曲をして、よいショーをすれば、お客さんは来るんじゃないかなあ。グレッグがプレイしたヒット・レコードをプレイする、ということで、ヒット曲のオンパレードになるでしょう」
リンは、2年前の2007年、スティーヴィーが来日したとき、そのバックで来ていた。リンの元夫はウェイン・リンゼイというキーボード奏者。ウェインとは個人的に1990年代から知っていたので、たしかそのつてでリンと知り合っていたような気がする。2人でヴァージンからリンゼイというアーティスト名義でアルバムも出している。随分前に別れたみたいで、今は「エックス(ex)ハズバンド=元夫」と言う。彼女もベイビーフェイスで来たり、ちょくちょく日本には来ている。「私も地下鉄好きよ、でもスイカ・カードは知らなかったわ」
ところで奇しくも、その元夫ウェインがまったく同時期にコットン・クラブで行われるリオン・ウェアのバックで来日中なのだ。「コットンに見に行くの?」と聴くと、「自分もライヴもあるから行けないわ」と笑った。しかし、世の中は狭いものだ。
そして、そのリンに元チャプター8のヴァレリー・ピンクストンを紹介された。ちょうど、一緒に楽屋に行ったライターの金澤さんがチャプター8の話を持ち出し、2枚目以降が好きなんです、と言うとえらく受けて、「今度来年の1月にロンドンでチャプター8、リユニオン・コンサートをやるのよ」という爆弾ニュースが飛び出た。(っていうか、これを爆弾ニュースと思うか、思わないかは各個人の価値観による…。思わない人のほうが多いかもしれませんです。マイナーな話しですいません) で、メンバーはと聞くと、「マイケル・J・パウエル、コートレン・ヘイル、ヴァーノン・フォール…。あと何人か。あ、そして私」 「アニータ・ベイカーは入らないんですね」 「ノー、ノー、はいらないわ(笑) アニータの後に入ったのが、私ですから」 ヴァレリーは、なんとなく僕を見たことがあるようなことを言う。1996年のホイットニー・ヒューストンで来日している、という。じゃあ、そのときに会っているかもしれない。
しかしパティーの今日のステージは随分とスポンテニアスなショーでしたね、とふると、リンが言う。「だいたい、いつもあんな感じよ」 「セットリストから外れて突然予定にない違う曲になって、よく追いつけますね」 「スティーヴィーで鍛えられてるし…(笑)」
ちなみにグレッグのプリンス・ネタは、この日初めて見たという。
この日は客席にベース奏者ウィル・リーが遊びに来ていて、楽屋にもいた。日本の矢野顕子のバックで来日していて、ちょうどこの金曜だけオフだったようだ。
■過去記事
February 23, 2007
Special Jam Night; Stevie Wonder's Band: Music Is My Hobby
http://blog.soulsearchin.com/archives/001605.html
■ グレッグ・フィリンゲインズ、アルバム2枚
グレッグ・フィリンゲインズ
BMGインターナショナル (2001-08-22)
売り上げランキング: 48032
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■『パルス』 ここにマイケル・ジャクソンが『スリラー』のために録音する候補曲の1曲だった坂本龍一作「ビハインド・ザ・マスク」が入っている。
パルス(紙ジャケット仕様)
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グレッグ・フィリンゲインズ
BMG JAPAN (2008-09-24)
売り上げランキング: 124777
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売り上げランキング: 124777
ENT>LIVE>Austin, Patti
ENT>CHAT>Phillinganes, Greg / Fiddmont, Lynn/ Pinkston, Valerie