2009年08月12日(水) 04時46分32秒
soulsearchinの投稿
⊿「キング・オブ・ニュー・ジャック・スウィング」~ガイ・エネルギー炸裂
テーマ:ライヴ評・レポート
(ライヴ内容でます。これからごらんになる方はご注意ください)
【ガイは「リメンバー・ザ・タイム」でマイケルに捧げる】
炸裂。
1988年から1990年頃にかけて全米のブラック・ミュージック・シーンを席巻した跳ねるリズムが特徴のいわゆる「ニュー・ジャック・スウィング」。その生みの親テディー・ライリーは、当時一躍「時代の寵児(ちょうじ)」となったが、そのテディーのグループ、ガイ(Guy)が久しぶりに来日。ガイとしての初来日は1989年10月なので、初来日からちょうど20周年でもある。テディー・ライリー自身の来日は2007年9月、2009年2月のブラックストリート以来。
バンドはキーボード3人、ドラムス、DJ、コーラス3人のバックにガイ3人。うち、テディーは4人目のキーボード奏者ともなる。例によってギター、ベースがいない。
オープニングからいきなり、1階席半分くらいスタンディングとなり、2-3曲進むころには総立ちの様相を呈した。黄色のスーツに黒のシャツ。最初から飛ばす飛ばす。ハイエナジーなリズム、「ニュー・ジャック・スウィング」全開だ。まさに「キング・オブ・ニュー・ジャック・スウィング」、面目躍如。
帽子を被ったテディーは、キーボードも弾きながら煽る煽る。徐々に、ダミアン、アーロンと上着を脱ぎ、アーロンはまもなく上半身裸になった。さらに11曲目あたりからは、アーロンは客席に降り、ファンにもみくちゃにされながら、客席を一周。2階席のテーブルの上に上り、そこで歌った。あそこで歌った歌手は初めて見た。まさにビルボード・ライヴを占拠した感じだ。
アーロン・ホール、2階テーブル席をステージにしてしまった男だ。あの甲高い声が印象的。そしてなによりけっこう細いので驚く。すぐに上半身を脱いだりするあたり、ケイシー&ジョジョを思わせる。
アンコールは、まさに「ニュー・ジャック・スウィング・メドレー」だ。そしてその4曲目に入る前にテディーは言った。「最高のエンタテイナーであり、最高の男だった人物。そして僕のベスト・フレンド。彼はかつても最高だった、今も最高、そして、将来も最高だ。(He was the best, he is the best, he will be the best) ピース・サインを彼に~。1-2-3 マイケル・ジャクソン!」 (ちなみにこの曲の途中にマイケルのかっこうをしたダンサーが登場したが、いまひとつだった。どうせいれるなら、ここはやはり、MJ-Spirit (blue-tree)くらい上手なダンサーをいれたい。これは急にテディーらにマイケルそっくりを集めてくれって頼まれたのかな。言ってくれれば、いつでも紹介します(笑))そして、テディーがプロデュースしたマイケル・ジャクソンの「リメンバー・ザ・タイム」。
真夏を真夏以上に熱くした男たち、ガイ3人組。満足度のひじょうに高いライヴだった。
ライヴ後テディーに「20年以上前に、日本人で一番最初にあなたにインタヴューした音楽ジャーナリストです」と言うと、えらく喜んで「何でも言ってくれ、何でもする」、「俺のカメラで一緒に写真を撮ろう」とスタッフに指示し、写真を撮られた。ので、僕も撮った。歓待ぶりにカンゲキ。会場にはものすごいサイン待ちのファンの列ができていた。
帰って調べてみると、テディーにインタヴューしたのは1988年7月25日、このときはニューヨークでジーン・グリフィンの話も聞いた。この時点ではまだガイのファーストは日本発売されていなかった。ジョニー・ケンプ、キース・スウェットがでていて、そこで注目し彼にインタヴューをオファーして実現したものだ。その後、1989年5月30日に、これはロスで。そして1989年10月14日、ガイ初来日のとき、全員。それでも20年も前。光陰矢のごとし。
(ガイのライヴは8月12日最終)
■ 過去テディー・ライリー関連記事
September 29, 2007
Teddy Riley's Jam @ Billboard Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_09_29.html
■ ガイ~いつのまにかベスト・アルバムが
GUY ~なんといっても、このファーストが歴史的一枚
■ メンバー
テディー・ライリー/Teddy Riley(Vocals)
アーロン・ホール/Aaron Hall(Vocals)
ダミオン・クレイジーレッグズ・ホール/Damion 'Crazy Legs' Hall(Vocals)
ロメオ・ジョンソン/Romeo Johnson(Vocals)
ステファニ・パーカー/Stephani Parker(Vocals)
ミカ・レット/Mika Lett(Vocals)
デリック・マキャリスター/Derrick McAlister(Keyboards)
クリストファー・トンプキンス/Christopher Thompkins(Keyboards)
ケヴィン・スタンシル/Kevin Stancil(Bass)
モーリス・フェリス/Maurice Ferris(Drums)
DJ・スパーク/DJ Spark(DJ)
■ セットリスト ガイ @ビルボード・ライヴ東京
Setlist : Guy @ Billboard Live Tokyo, August 11, 2009
show started 21:43
01. Intro
02. Her
03. Wanna Get With U (including a riff of "Drop The Bomb")
04. D-O-G Me Out
05. Spend The Night
06. My Fantasy
07. Yearning For Your Love
08. Smile
09. Goodbye Love
10. Tease Me Tonite
11. Piece Of My Love
12. Teddy's Jam
13. Let's Chill
14. I Like
15. Groove Me
Encore 1. I Miss You (Aaron Hall)
Encore 2. My Prerogative (Bobby Brown)
Encore 3. Just Got Paid (Johnny Kemp)
Encore 4. Remember The Time (Michael Jackson)
Encore 5. Don't Be Afraid (Aaron Hall)
show ended 23:08
(2009年8月11日火曜、ビルボード・ライヴ東京=ガイ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Guy
2009-91
【ガイは「リメンバー・ザ・タイム」でマイケルに捧げる】
炸裂。
1988年から1990年頃にかけて全米のブラック・ミュージック・シーンを席巻した跳ねるリズムが特徴のいわゆる「ニュー・ジャック・スウィング」。その生みの親テディー・ライリーは、当時一躍「時代の寵児(ちょうじ)」となったが、そのテディーのグループ、ガイ(Guy)が久しぶりに来日。ガイとしての初来日は1989年10月なので、初来日からちょうど20周年でもある。テディー・ライリー自身の来日は2007年9月、2009年2月のブラックストリート以来。
バンドはキーボード3人、ドラムス、DJ、コーラス3人のバックにガイ3人。うち、テディーは4人目のキーボード奏者ともなる。例によってギター、ベースがいない。
オープニングからいきなり、1階席半分くらいスタンディングとなり、2-3曲進むころには総立ちの様相を呈した。黄色のスーツに黒のシャツ。最初から飛ばす飛ばす。ハイエナジーなリズム、「ニュー・ジャック・スウィング」全開だ。まさに「キング・オブ・ニュー・ジャック・スウィング」、面目躍如。
帽子を被ったテディーは、キーボードも弾きながら煽る煽る。徐々に、ダミアン、アーロンと上着を脱ぎ、アーロンはまもなく上半身裸になった。さらに11曲目あたりからは、アーロンは客席に降り、ファンにもみくちゃにされながら、客席を一周。2階席のテーブルの上に上り、そこで歌った。あそこで歌った歌手は初めて見た。まさにビルボード・ライヴを占拠した感じだ。
アーロン・ホール、2階テーブル席をステージにしてしまった男だ。あの甲高い声が印象的。そしてなによりけっこう細いので驚く。すぐに上半身を脱いだりするあたり、ケイシー&ジョジョを思わせる。
アンコールは、まさに「ニュー・ジャック・スウィング・メドレー」だ。そしてその4曲目に入る前にテディーは言った。「最高のエンタテイナーであり、最高の男だった人物。そして僕のベスト・フレンド。彼はかつても最高だった、今も最高、そして、将来も最高だ。(He was the best, he is the best, he will be the best) ピース・サインを彼に~。1-2-3 マイケル・ジャクソン!」 (ちなみにこの曲の途中にマイケルのかっこうをしたダンサーが登場したが、いまひとつだった。どうせいれるなら、ここはやはり、MJ-Spirit (blue-tree)くらい上手なダンサーをいれたい。これは急にテディーらにマイケルそっくりを集めてくれって頼まれたのかな。言ってくれれば、いつでも紹介します(笑))そして、テディーがプロデュースしたマイケル・ジャクソンの「リメンバー・ザ・タイム」。
真夏を真夏以上に熱くした男たち、ガイ3人組。満足度のひじょうに高いライヴだった。
ライヴ後テディーに「20年以上前に、日本人で一番最初にあなたにインタヴューした音楽ジャーナリストです」と言うと、えらく喜んで「何でも言ってくれ、何でもする」、「俺のカメラで一緒に写真を撮ろう」とスタッフに指示し、写真を撮られた。ので、僕も撮った。歓待ぶりにカンゲキ。会場にはものすごいサイン待ちのファンの列ができていた。
帰って調べてみると、テディーにインタヴューしたのは1988年7月25日、このときはニューヨークでジーン・グリフィンの話も聞いた。この時点ではまだガイのファーストは日本発売されていなかった。ジョニー・ケンプ、キース・スウェットがでていて、そこで注目し彼にインタヴューをオファーして実現したものだ。その後、1989年5月30日に、これはロスで。そして1989年10月14日、ガイ初来日のとき、全員。それでも20年も前。光陰矢のごとし。
(ガイのライヴは8月12日最終)
■ 過去テディー・ライリー関連記事
September 29, 2007
Teddy Riley's Jam @ Billboard Live
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_09_29.html
■ ガイ~いつのまにかベスト・アルバムが
Groove Me: The Very Best of Guy
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Guy
Mca (2002-09-10)
売り上げランキング: 14283
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GUY ~なんといっても、このファーストが歴史的一枚
■ メンバー
テディー・ライリー/Teddy Riley(Vocals)
アーロン・ホール/Aaron Hall(Vocals)
ダミオン・クレイジーレッグズ・ホール/Damion 'Crazy Legs' Hall(Vocals)
ロメオ・ジョンソン/Romeo Johnson(Vocals)
ステファニ・パーカー/Stephani Parker(Vocals)
ミカ・レット/Mika Lett(Vocals)
デリック・マキャリスター/Derrick McAlister(Keyboards)
クリストファー・トンプキンス/Christopher Thompkins(Keyboards)
ケヴィン・スタンシル/Kevin Stancil(Bass)
モーリス・フェリス/Maurice Ferris(Drums)
DJ・スパーク/DJ Spark(DJ)
■ セットリスト ガイ @ビルボード・ライヴ東京
Setlist : Guy @ Billboard Live Tokyo, August 11, 2009
show started 21:43
01. Intro
02. Her
03. Wanna Get With U (including a riff of "Drop The Bomb")
04. D-O-G Me Out
05. Spend The Night
06. My Fantasy
07. Yearning For Your Love
08. Smile
09. Goodbye Love
10. Tease Me Tonite
11. Piece Of My Love
12. Teddy's Jam
13. Let's Chill
14. I Like
15. Groove Me
Encore 1. I Miss You (Aaron Hall)
Encore 2. My Prerogative (Bobby Brown)
Encore 3. Just Got Paid (Johnny Kemp)
Encore 4. Remember The Time (Michael Jackson)
Encore 5. Don't Be Afraid (Aaron Hall)
show ended 23:08
(2009年8月11日火曜、ビルボード・ライヴ東京=ガイ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Guy
2009-91