2009年08月10日(月) 05時38分59秒 soulsearchinの投稿

☆ウエスト・サイド・ストーリー、半世紀を越え、海を越え

テーマ:ライヴ評・レポート
☆【ウエスト・サイド・ストーリー、半世紀を越え、海を越え】

クラシック。

まさにクラシックと呼ぶにふさわしい出し物と言っていいだろう。1957年にニューヨーク・ブロードウェイで始まったミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』は、時を越え再演され、しかも、海を越え世界各地で演じられてきた。52年にもわたってこれほど支持されるということは、それだけでクラシックと呼べる。

オーケストラ・ピットにはフル・オーケストラ。そして観客層もまさに老若男女。ダンスをしていそうな若い男女から、昔からのミュージカル好きそうなロマンス・グレイの紳士・淑女まで。

ニューヨークから来たヴァージョンは2006年の来日以来とのこと。ちょうど、ショーが終わったところでキョードーの木下さんがいらしたので軽く立ち話をしたところ、「前回来日より、かなりヴァージョン・アップしてるようで、日に日にお客さんが増えてるんです。たぶん、リピーターの方が再度来てるんでしょう」とのこと。

今回来日したヴァージョンは2009年3月19日からブロードウェイでかかったアーサー・ロレンツ(オリジナルの台本作者)の意向を受けたジョーイ・マクニーリーの演出という点が前回と違っているらしい。

僕は前回を見ていないので比較などはできないが、それでも、このミュージカルが大変よく出来ている作品だというのは十分わかる。まずストーリーがシンプルでわかりやすい。そして、とにかく踊りがかっこいい。ニューヨーク・ウエスト・サイドのシャーク団とジェット団との戦いを、物語展開もダンスもテンポよく進む。

この『ウエスト・サイド・ストーリー』のオーディションは25歳以下限定だったという。それほどハードなダンスなのだ。しかも、僕が見た日(8月5日)は1日2ステージ。恐るべき体力。(主役のトニーとマリア役はダブル・キャスト)

マイケル・ジャクソンの「ビート・イット」のプロモーション・ビデオは、この「ウエスト・サイド・ストーリー」のアイデアを下敷きにしているのは有名だ。シャークスとジェッツのリーダーが、ステージ中央でナイフを片手にくるくる回るシーンなど名シーンで、生で見られて興奮する。しかも歌われる曲が、誰でも知っているような名曲ばかりというのだからこの作品の底力を感じる。

ただ僕は2階から見ていたのだが、両サイドの字幕の字が少し小さかったので、読みにくかった。もうちょっと大きくか、極太ゴシックにしてもらえるとありがたい。将来は劇場の入り口で特別のめがねをもらって、それをかけてみると、字幕がそのめがねを通してステージの下あたりに出たりするようになるのかなあ、などとふと思った。

■ 名古屋、東京公演は終了、西宮公演が2009年8月13日から16日。詳細は下記に
http://www.westsidestory.jp/

■ ウエスト・サイド・ストーリー 最新録音盤



■ セットリスト・『ウエスト・サイド・ストーリー』2009.08.05

Act 1 ·

performance started 19:03
"Overture" (Instrumental) ·
"Prologue" (Instrumental) - Jets and Sharks ·
"Jet Song" - Riff, Action, Baby John, A-rab, Big Deal and Jets ·
"Something's Coming" - Tony ·
"Dance At The Gym" (Instrumental) - Jets and Sharks ·
"Maria" - Tony ·
"Tonight" - Tony and Maria ·
"America" - Anita, Rosalia, Shark Girls, and Sharks ·
"Cool" - Riff and Jets ·
"One Hand, One Heart" - Tony and Maria ·
"Tonight (Quintet and Chorus)" - Anita, Tony, Maria, Jets and Sharks ·
"The Rumble" (Dance) - Jets and Sharks
performance ended 20:24

Act 2 ·

performance started 20:46
"I Feel Pretty" ("Me Siento Hermosa" in the 2009 revival) - Maria, Consuelo, Rosalia, Teresita, Francisca and Shark Girls.
"Somewhere" (Song and Dance) - Company and
"Dream Consuelo" (in the 2009 revival, "Kiddo", Tony, Maria, and Company)
"Gee, Officer Krupke" - Action, A-rab, Diesel, Baby John and the Jets
"A Boy Like That" ("Un Hombre Así" in the 2009 revival)
"I Have A Love" - Anita and Maria
"Taunting Scene" (Instrumental) - Anita and Jets
"Finale" - Tony
performance ended 21:31/
show ended 21:35

(2009年8月5日水曜、文化村オーチャード・ホール=ウエスト・サイド・ストーリー)
ENT>MUSIC>LIVE>West Side Story

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