●マイケル・ジャクソン関連本~どれを読むべきか、ずばり評価
テーマ:マイケル・ジャクソン関連関連本。
先日六本木のツタヤに行き、大量のマイケル関連本があり、目に付いたところを大人買いしてきた。まだ全部は読みきれていないが、さっとポイントをご紹介してみたい。なお、僕も9月末発売のワックスポエティックスでマイケル・ジャクソン特集記事をどーんと書きます。他では書かれないような、ワックスならではの視点で書き下ろしますのでご期待ください。
お勧め度を5段階で評価。★★★★★=お勧め。大変よい。
★★★★=買って損なし。お勧め。 ★★★=まあまあ。値段による。★★=う~~ん、微妙。 ★=マイケルものを全部集める人だけ買えばよろしい。
他に、洋書を何冊か買ったのですが、さすがに英語のものはまだ読めてません。さらにまだ購入してないものもあり、そのあたりも入手しだいご紹介します。
■ ローリング・ストーン増刊
インターナショナル・ラグジュアリー・メディア
(一言評) これは今回ご紹介した雑誌の中では一番読み応えがある。ローリング・ストーン誌は、1970年代からジャクソン・ファイヴ、マイケル・ジャクソンを、熱心にとは言わずとも、そこそこ追いかけてきた。過去記事、1971年4月29日号、1982年のジェリー・ハーシーの記事(これは当時も読んだがいい記事だった)の再掲載も嬉しい。また、書き下ろしのトーレ(アフリカン・アメリカンの作家、ライター)の記事、なんとデイヴィッド・リッツ(『マーヴィン・ゲイ物語』著者)の書き下ろし記事もある。これらはどれもいい視点で書かれており、素晴らしい。勉強になる。やはり音楽を知ったちゃんとしたライターが書いていると違う。
お勧め度★★★★★(★5つが満点)
■マイケル・ジャクソン伝説の軌跡
(一言評) ほぼ25センチ四方という大型ソフトカヴァーの写真集。日米同時発売とのことで、マイケル・ヒートリーという人物が原稿を書いている。なかなか内容があり、特に古い写真(モータウン時代のもの)などには珍しいものがある。原稿はデビュー前からレコードを中心にマイケルの歩みが書かれており、筆致もネガティヴなところはない。これを1週間で書いたとしたら、基本的に書くことが頭の中に整理されて入っていたということになる。(一箇所間違い発見。144ページ=1983年3月25日に放映された『モータウン25』は、この日にライヴ収録が行われ、放映は5月16日) たぶん前から準備していたものに、最後の部分を大急ぎで付けてリリースしたのだろう。
お勧め度★★★(★5つが満点)(写真を求める人には★★★★)
■マイケル・ジャクソン・メモリアル
日経BP社
安い写真集だと思えばOKかな…
私も写真だけ(記事は無いほうがいいものが多かったです。)
入門編?
もっとましなライターを選べなかったものか・・?
(一言評)写真多数、写真集という感じ。原稿の内容は普通。
お勧め度=★★
■マイケル・ジャクソン裁判 あなたは彼を裁けますか(書籍)
ブルース・インターアクションズ
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(一言評) これは死去以前に発売されたもの。何度か本ブログでも紹介しているが、「無罪への全真実」というドキュメンタリー。マイケルについて書くメディアの人全員にはまずこれを読んでもらいたい。いかにしてマイケルが陥れられていったか克明に明らかにする。
お勧め度=★★★★ (マイケルの裁判について詳しく知りたければ、マスト)
■ 緊急報道写真集
講談社
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(一言評) ハードカヴァーの立派な作り。全ページカラー。これも写真集。講談社編集ということで、講談社のフライデイのページが4ページにわたり掲載。読むところはほとんどない。しかしこれが一週間でできるというスピードに驚く。週刊誌を出している出版社ならではの早業だ。
お勧め度=★★
■ ニューズウィーク
阪急コミュニケーションズ
(一言評)ニューズウィーク誌2009年7月22日号。写真多数。記事もタイトルはいいが、中身に白人ライターが書いたと思われる偏見があるものが含まれる。特にトップ記事となったニューズウィーク記者のロレーン・アリの記事はこれまでのアメリカメディアのマイケルに態度となんら変わらない。ニューズウィーク1983年1月10日付け記事の再掲載は歴史の記録としておもしろい。ただ値段が450円なら買いか…。(笑)
お勧め度=★★(★~オマケ) (安いので、ま、いいかという感じ)
+++++
(別枠)
■ マイケル・ジャクソン観察日誌 (書籍)
(一言評) これは現在絶版。1958年のマイケル誕生から、1996年までのマイケルの活動を日付ごとに事実だけを紹介している日誌。マイケル・ファンからはおかげさまで絶大な信頼を得ています。絶版ゆえにヤフー・オークションなどでの入手のみ。中古書店などでお探しください。
お勧め度=★★★★
(クリックすると拡大します)
洋書は徐々にご紹介します。
ENT>ARTIST>Jackson, Michael
1 ■ありがとうございます。
貴重な情報ありがとうございました。
さっそく参考させていただき、数冊注文いたしました。
明日は、本日発売のLIFE誌特別編集マイケルジャクソン追悼を買おうと思っております。
まだまだ悲しくてしかたがありませんが、いろいろな活字の情報を読んでみよう という気になってきました。
ワックスポエティックスの記事、楽しみにしております。