2009年06月19日(金) 03時12分45秒 soulsearchinの投稿

▽ザ・ブルース・ブラザース・パーティーに参加

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ザ・ブルース・ブラザース・パーティーに参加

【ザ・ブルース・ブラザース・パーティーに参加】

パーティー。

「シブヤ~~!」「みんなのってるかい?」 景気のいい声が観客に投げかけられる。ひんぱんに日本語をいれこんだショーは、最近はやりのいわゆる有名アーティストの作品をカヴァーする「トリビュート・バンドのライヴ」のひとつ。アバやエルヴィスなどが知られるが、今回のトリビュートは、1980年の大ヒット映画『ブルース・ブラザース』で世界を席巻したブルース・ブラザース。メンフィスのスタック・レコードからのヒット曲やその他のソウル・ヒッツをカヴァーして人気を集めた、粋なハットにサングラス、黒いスーツに身を包んだ白人2人組みだ。

今回のこのカヴァー・バンドは、元々はイギリス南部からパーティーなどの営業をやり、「ザ・ブルース・ブラザース・パーティー」というユニット名で活動を開始したもの。当初、ミュージカルという触れ込みだったが、ミュージカルではなく、カヴァー・バンドによるトリビュート・ライヴだった。

ドラム、ギター、ベース、キーボード、ホーン・セクション3人、計7人の「マグニフィセント・セヴン」に4人の女性ダンサー、そして、ジェイクとエルウッド役が主役を演じる。

舞台正面、中央から客席に向かってスポットライトが光る。車のヘッドライトのような感じだ。そして、そのライトが消えると、いかにも車に乗って登場という感じでジェイク役とエルウッド役が登場だ。ジェイク役とエルウッド役はイギリス人俳優が演じているがこの2人は、さすがによく雰囲気の似た俳優を選んでいる。

一番驚いたのは、渋谷CC・レモン・ホールが、平日の午後2時だというのに、1階を見る限り8割以上客席が埋まっているという事実。しかも、かなり年齢層が高く、普段はこうしたソウル系のライヴには行かないようなタイプの人たちばかりだったこと。一体どうやってこれだけのお客さんを集めたのだろう。ディスカウント・チケットも出回っていたようだが、この集客、それが一番驚いた。

確かに映画『ブルース・ブラザース』は1980年だから29年も前のこと。その当時20歳の人たちも、今や50代になろうとしている。ブルース・ブラザースというブランドが世界的なものなのだな、とその名前のヴァリューに改めて驚かされた。

全体的には、ステージはパッケージとして、そこそこ研究されている。カヴァー・バンド、トリビュート・バンドとしてはがんばっているが、完成には至っていない途中段階か。本職は俳優のジェイクとエルウッドが歌と踊りに挑戦、さらに女性ダンサーまでもが歌うということで、歌そのもの、バンド演奏を聴かせようということではなく、全体的な雰囲気で楽しませようというもの。だが、振り付けが各曲についているので、見ている分には楽しい。なんとなく、ラスヴェガスのホテルで見るようなショーという感じ。観光客相手に楽しいエンタテインメントを見せます、という雰囲気だ。文字通り、ブルース・ブラザースのパーティーに参加して楽しんだ。

40分やって休憩、そして47分だったら、休憩なしで一気に90分弱やったほうが盛り上がる。

なお、会場で配られていたパンフレットと、会場内に貼られていた演奏曲目は予定されていたもので、実際には違っていた。そこで紹介されていた曲で、「634-5789」「ミニー・ザ・ムーチャー」「フーズ・メイキン・ラヴ」などは演奏されなかった。

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なお、今日(2009年6月19日)は、日本のブルース・ブラザースのカヴァー・バンド、その名も「BBBCB(ブルース・ブラザース・バンド・カヴァー・バンド)」が渋谷デュオでライヴを行う。ここにはスリー・ビックリーズ、鈴木聖美なども出演。彼らのこだわりのステージも注目。(ジェイクTとナニワEさんには、『ソウル・サーチン:ザ・セッション~アリサ・フランクリン』のときにキャメオ出演していただきました)

また、スティーヴ・クロッパーなどを含む本物のブルース・ブラザース・バンドが、2009年7月13日から17日まで4日間、ビルボード・ライヴ東京に登場する。ビルボード大阪は7月18日、ビルボード福岡は7月20日、21日。

6月から7月にかけては、ブルース・ブラザース三昧という感じだ。

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■ ブルース・ブラザースのデビュー作に傑作

ザ・ブルース・ブラザーズ
サントラ ブルース・ブラザーズ ブルース・ブラザーズ・バンド レイ・チャールズ ジェイムズ・ブラウン アレサ・フランクリン キャブ・キャロウェイ
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■ メンバー

サイモン・コノリー(ジェイク)Simon Connolly (as Jake)
ベン・ワトソン(エルウッド)Ben Watson (as Elwood)

~Magnificent Seven~
Anders Rye (guitar)
Dan Hall (bass)
Manny Elias (drums)
Fay Stringer (sax)
Gabriel Garrick (trumpet)
Matt Harrison (trumpet)
Duncan Walsh Atkins (keyboards, musical director)

Dancers: The Sensational Sisters of Soul

Susannna Sotterville
Tamsin Stewart
Rebecca Eady
Olivia Cooper

■セットリスト ブルース・ブラザース・パーティー @ 渋谷シーシー・レモン・ホール(旧・渋谷公会堂) 2009年6月18日(木)
Setlist: Blues Brothers Party

First Set
show started 14:05
01. Peter Gun Theme / Can't Turn You Loose / Everybody
02. In The Midnight Hour
03. Soul Man
04. Hey Bartender
05. Gimme Some Lovin'
06. Think
07. Rawhide
08. Stand By Your Man
09. Mustang Sally
10. Guilty
11. Riot In Cell Block Number Nine
12. Jailhouse Rock
show ended 14:45

Second Set
show started 15:00
01. Old Landmark
02. Treat Her Right
03. Do You Love Me (a riff of "Mother Popcorn")
04. Mr. Pitiful
05. Rubber Biscuit
06. River Deep Mountain High
07. Sweet Home Chicago
08. Going Back To Miami
09. Try A Little Tenderness
10. Shake Your Tailfeather
11. Flip, Flop And Fly
Enc. Everybody Needs Somebody To Love / Gimme Some Lovin'
show ended 15:47

(2009年6月18日木曜、渋谷シー・シー・レモン・ホール=ザ・ブルース・ブラザース・パーティー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>The Blues Brothers Party
2009-63

コメント

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1 ■断然B.B.Bの方が…

もしかしたらお会いしているかしら?
前回のB.B.のツアーではスティーブ・クロッパーしか来なかったけど、今回アラン・ルーバンやルー・マリーニなんかも来るそうですね。
あぁ、ミュージカルなんかより、こっちの方が良かったよなぁ。
あの客層の理由はタダ券の所為なのね、どうりでおかしいと思いました。
正規の値段であの仕打ちと思うと、悲しくなってきます。

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