2009年05月07日(木) 04時39分37秒
soulsearchinの投稿
●エディー・リヴァート・ライヴ~熱いソウルは零れ落ちる汗とともに
テーマ:ブログ●エディー・リヴァート・ライヴ: Eddie Levert Of The O’Jays
(ライヴの内容でます。これからごらんになる方で事前に内容を知りたくない方はご注意ください。行こうか行くまいか迷っている方はごらんください)
【エディー・リヴァート・ライヴ~熱いソウルは零れ落ちる汗とともに】
熱汗。
フィリー・ソウルの人気者、オージェイズが初来日したのは1990年3月。今はなき有明MZA。今回の来日は、そのオージェイズのリード・シンガー、エディー・リヴァートのソロとしては初来日だが、彼の来日としては19年2ヶ月ぶりということになる。これはファンとしては熱く期待に胸が膨らむ。
バンドがドラムス、ギター2、ベース、キーボード2、パーカッション、コーラス8人というしっかりした編成。キーボードのデニスは、もう40年近くエディーらと一緒にやっている音楽ディレクターだという。
アメリカでは絶大な人気を誇るソウル・ヴォーカル・グループの大御所。モータウン代表がテンプテーションズなら、フィリー・ソウルの代表はこのオージェイズだ。
ステージに上がるなり、「マイ・ネーム・イズ・エディー・リヴァート」と自己紹介した瞬間流れ出す「バック・スタバーズ」の軽快なピアノのイントロ。わお~~。いきなりか。冒頭からオージェイズ・メドレーで観客を圧倒し、その力強い喉を披露する。最初の1-2曲だけ声の出方が若干弱かったかもしれないが、すぐに油が乗ると、一気に熱々のソウル・シンガー、エディー・リヴァート全開だ。その歌唱は本当に熱い。とても66歳の喉とは思えない。
「俺はフィラデルフィア・インターナショナル・レコードでたくさんレコードを出した。ギャンブル&ハフたちがたくさん曲を書いた。『ターン・オフ・ザ・ライツ』なんて曲もテディー・ペンダグラスが歌っていたが、あれは本当だったら俺の曲になるはずだった。(笑)」 そんなことを言って歌いだしたのが、ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツの大ヒット「ウェイク・アップ・エヴリバディー」。オリジナルよりぐっとテンポを落としたスローにしてエディーは歌った。エディーが歌うと、テディーのヴァージョンより、さらに重厚さが加わる。こうした曲の解釈力は改めてすごいな、と思った。個人的には、たまたま最近この曲(ブルーノーツのもの)が車に乗っていて聴いていたので、その対照的な歌唱に印象付けられたものだ。
「息子が俺を若い世代の間で、スーパースターにしてくれたんだ」という一言から、エディーの自慢の息子ジェラルド・リヴァート関係の曲を3曲。特に最初の「オールウェイズ・ミッシング・ユー」は亡き息子を思いながら歌うのか、しっとりとしたバラードで、曲の内容からも胸を打つ。マーヴィンの声が濡れるというなら、このあたりのバラードでのエディーの声は悲しみに暮れるそれだ。
「みんなオールド・スクールというと、俺たちのことを指す。だけど、俺がオールド・スクールというと、俺よりも年上のひとたちの曲を意味するんだ。そこで、(俺にとっての)オールド・スクールの作品を何曲か歌おう」 と言って歌い始めたのが、ブルーズのBBキングの「スリル・イズ・ゴーン」(これは実にエディーにあっていて、素晴らしかった!)、さらに、サム・クック・メドレー。こりゃあ、確かに彼から見てもオールド・スクールだ。しかも、その歌唱はどこを切ってもエディー節。
ショーの半分あたりもいかないうちから、厚手のジャケットの背中から半分以上の面積に汗が染み出てきた。そして、ショーを終える頃には、背中全体が汗びっしょり。そして、帰り際通路のところで握手を求めると、袖のところまでびっしょりだった。やはり、熱いソウルは零れ落ちる汗とともに。
(ライヴの内容でます。これからごらんになる方で事前に内容を知りたくない方はご注意ください。行こうか行くまいか迷っている方はごらんください)
【エディー・リヴァート・ライヴ~熱いソウルは零れ落ちる汗とともに】
熱汗。
フィリー・ソウルの人気者、オージェイズが初来日したのは1990年3月。今はなき有明MZA。今回の来日は、そのオージェイズのリード・シンガー、エディー・リヴァートのソロとしては初来日だが、彼の来日としては19年2ヶ月ぶりということになる。これはファンとしては熱く期待に胸が膨らむ。
バンドがドラムス、ギター2、ベース、キーボード2、パーカッション、コーラス8人というしっかりした編成。キーボードのデニスは、もう40年近くエディーらと一緒にやっている音楽ディレクターだという。
アメリカでは絶大な人気を誇るソウル・ヴォーカル・グループの大御所。モータウン代表がテンプテーションズなら、フィリー・ソウルの代表はこのオージェイズだ。
ステージに上がるなり、「マイ・ネーム・イズ・エディー・リヴァート」と自己紹介した瞬間流れ出す「バック・スタバーズ」の軽快なピアノのイントロ。わお~~。いきなりか。冒頭からオージェイズ・メドレーで観客を圧倒し、その力強い喉を披露する。最初の1-2曲だけ声の出方が若干弱かったかもしれないが、すぐに油が乗ると、一気に熱々のソウル・シンガー、エディー・リヴァート全開だ。その歌唱は本当に熱い。とても66歳の喉とは思えない。
「俺はフィラデルフィア・インターナショナル・レコードでたくさんレコードを出した。ギャンブル&ハフたちがたくさん曲を書いた。『ターン・オフ・ザ・ライツ』なんて曲もテディー・ペンダグラスが歌っていたが、あれは本当だったら俺の曲になるはずだった。(笑)」 そんなことを言って歌いだしたのが、ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツの大ヒット「ウェイク・アップ・エヴリバディー」。オリジナルよりぐっとテンポを落としたスローにしてエディーは歌った。エディーが歌うと、テディーのヴァージョンより、さらに重厚さが加わる。こうした曲の解釈力は改めてすごいな、と思った。個人的には、たまたま最近この曲(ブルーノーツのもの)が車に乗っていて聴いていたので、その対照的な歌唱に印象付けられたものだ。
「息子が俺を若い世代の間で、スーパースターにしてくれたんだ」という一言から、エディーの自慢の息子ジェラルド・リヴァート関係の曲を3曲。特に最初の「オールウェイズ・ミッシング・ユー」は亡き息子を思いながら歌うのか、しっとりとしたバラードで、曲の内容からも胸を打つ。マーヴィンの声が濡れるというなら、このあたりのバラードでのエディーの声は悲しみに暮れるそれだ。
「みんなオールド・スクールというと、俺たちのことを指す。だけど、俺がオールド・スクールというと、俺よりも年上のひとたちの曲を意味するんだ。そこで、(俺にとっての)オールド・スクールの作品を何曲か歌おう」 と言って歌い始めたのが、ブルーズのBBキングの「スリル・イズ・ゴーン」(これは実にエディーにあっていて、素晴らしかった!)、さらに、サム・クック・メドレー。こりゃあ、確かに彼から見てもオールド・スクールだ。しかも、その歌唱はどこを切ってもエディー節。
ショーの半分あたりもいかないうちから、厚手のジャケットの背中から半分以上の面積に汗が染み出てきた。そして、ショーを終える頃には、背中全体が汗びっしょり。そして、帰り際通路のところで握手を求めると、袖のところまでびっしょりだった。やはり、熱いソウルは零れ落ちる汗とともに。
◎ ライヴは2009年5月9日(土曜)まで、ビルボード・ライヴ東京で毎日2ステージ。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=6784&shop=1
2009年5月11日~12日、大阪ビルボード・ライヴ
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=6785&shop=2
■ エディー・リヴァート・サー&ジェラルド・リヴァート著 『アイ・ガット・ユア・バック』(洋書)
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=6784&shop=1
2009年5月11日~12日、大阪ビルボード・ライヴ
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=6785&shop=2
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■ オージェイズ『エッセンシャル』
■ メンバー
エディー・リヴァート/Eddie Levert(Vocal)
シェレナ・ウイン/Sherena Wynn(Background Vocals)
トニー・マステラントニオ/Tony Masterantonio(Guitar)
ジョニー・ジョーソン/Johnny Johson(Guitar)
デニス・ウイリアムス/Dennis Williams (Keyboards)
マット・ローズ/Matt Rose(Keyboards)
デイヴィッド・ロメオ/David Romeo(Percussion)
デイヴィッド・イナミネ/David Inamine(Bass)
フレディ・’ゴールデン・スティックス’・ホリデー/Freddie ’Golden Stix’ Holliday(Drums)
■セットリスト エディー・リヴァート・オブ・オージェイズ
Setlist : Eddie Levert Of The O’Jays @ Billboard Live, May 6th, 2009
show started 21:05
01. Back Stabbers
02. I Love Music
03. Love Train
04. She Used To Be My Girl
05. Wake Up Everybody [Harold Melvin & Bluenotes]
06. When The World’s At Peace
07. Always Missing You [Gerald Levert]
08. Baby Hold On To Me [Gerald Levert]
09. Casanova [Levert]
10. Addicted To Love [Robert Palmer]
11. Thrill Is Gone [B.B.King]
12. Twistin’ The Night Away [Sam Cook]
13. Shake [Sam Cook]
14. Having A Party [Sam Cook]
15. Survival
show ended 22:12
(2009年5月6日水曜、ビルボード・ライヴ東京=エディー・リヴァート・オブ・オージェイズ)
ENT>MUSIC>LIVE>Levert, Eddie Of The O’Jays
2009-37
エディー・リヴァート/Eddie Levert(Vocal)
シェレナ・ウイン/Sherena Wynn(Background Vocals)
トニー・マステラントニオ/Tony Masterantonio(Guitar)
ジョニー・ジョーソン/Johnny Johson(Guitar)
デニス・ウイリアムス/Dennis Williams (Keyboards)
マット・ローズ/Matt Rose(Keyboards)
デイヴィッド・ロメオ/David Romeo(Percussion)
デイヴィッド・イナミネ/David Inamine(Bass)
フレディ・’ゴールデン・スティックス’・ホリデー/Freddie ’Golden Stix’ Holliday(Drums)
■セットリスト エディー・リヴァート・オブ・オージェイズ
Setlist : Eddie Levert Of The O’Jays @ Billboard Live, May 6th, 2009
show started 21:05
01. Back Stabbers
02. I Love Music
03. Love Train
04. She Used To Be My Girl
05. Wake Up Everybody [Harold Melvin & Bluenotes]
06. When The World’s At Peace
07. Always Missing You [Gerald Levert]
08. Baby Hold On To Me [Gerald Levert]
09. Casanova [Levert]
10. Addicted To Love [Robert Palmer]
11. Thrill Is Gone [B.B.King]
12. Twistin’ The Night Away [Sam Cook]
13. Shake [Sam Cook]
14. Having A Party [Sam Cook]
15. Survival
show ended 22:12
(2009年5月6日水曜、ビルボード・ライヴ東京=エディー・リヴァート・オブ・オージェイズ)
ENT>MUSIC>LIVE>Levert, Eddie Of The O’Jays
2009-37