2009年04月22日(水) 04時29分13秒
soulsearchinの投稿
★ローラ・イジボア:強烈猛烈な新人女性ソウル・シンガー
テーマ:ブログ
★ローラ・イジボア:強烈猛烈な新人女性ソウル・シンガー
強烈。
強烈な新人がデビューする。アリシア・キーズ+メアリーJブライジ、ローリン・ヒル、ジル・スコット、それにジョス・ストーン、エイミー・ワインハウス風味の果実を全部足してジューサーにかけてでてきたものすごくおいしいジュースという感じの新人がデビューする。その名はローラ・イジボア。Iziborというスペル、本人が「ローラ・イズィボア」と言っていますね。
全11曲収録のデビュー作『レット・ザ・トゥルース・ビー・トールド』がものすごくいい感じだ。声もいいし、曲調も昔のソウルから21世紀のR&Bまでをうまく縦断して自分のものにしていて、聴きやすい。これがアメリカで2009年4月28日発売、本国アイルランド、イギリスで5月15日、そして、日本では6月24日にリリースされる。(日本でも輸入盤が4月21日にリリース)
ローラ・イジボアは1987年5月アイルランドのダブリン生まれ。5人兄弟の一人で、裕福な家ではなく普通のワーキング・クラスの子だった。下に3歳の弟がいるという。アイルランド人で黒人だと多くの人は驚くそうだが、本人は特に気にしていないそうだ。15歳(2002年)のときにラジオ局主催のコンテスト『2FMソング・コンテスト』で優勝。その後現在のレコード会社と契約、デビュー・アルバムを約4年かけて制作。アルバムは、アイルランドだけでなく、ニューヨーク、フィラデルフィア、アトランタなどでも録音され、やっと完成し満を持してのリリースとなる。
声質はアリシアやメアリーJ的な実に落ち着いた声で聴きやすい。曲調はどこかエイミー風の、つまりイギリス・ソウル風のところも感じられる。6曲目の「パーフェクト・ワールド」は、アリシアにもジェームス・ブラウンを元に作った曲があったように、これもまたジェームス・ブラウン作品(「マンズ・ワールド」)をベースに作ったような感じのもの。「シャイン」はどこか60年代風、エイミー風。ピアノの弾き語りはアリシア風。「フロム・マイ・ハート・トゥ・ユアーズ」は、ヒップホップの要素もある初期メアリー・Jブライジ風。
彼女は最初にマーヴィン・ゲイ、オーティス・レディングなどの本物のソウル・ミュージックに魅了され、ソウルの奥深い世界に入り込んでいったという。彼女の好きなアーティストはスティーヴィー、アレサ、ロバータ、ジェームス・ブラウン、そして、キャンディ・ステイトンなど。普通誰も名前を挙げないようなキャンディ・ステイトンを言うところなどひじょうにおもしろい。13歳くらいから音楽に目覚めた。「生涯見た中で最高のコンサートは」の問いに「アレサ・フランクリン」と答えている。
ここでビデオやいくつかの曲が聴けます
http://www.lauraizibor.com/
2009年4月16日付けの彼女のブログ(上記オフィシャルから見られます)では、なんとスティーヴィー・ワンダーがDJをしている番組にゲストで出て、アルバム収録曲「ザ・ワースト・イズ・オーヴァー」を歌ったそうだ。しかも、そこにはやはり飛び入りでインディア・アリーも遊びに来ていたという。この曲もピアノの弾き語りなので、スタジオで即席でやるにはうってつけだ。実にいい曲だ。スティーヴィーは彼女がスタジオに入ってくるときに、イギリスで最初のシングルとなった「フロム・マイ・ハート・トゥ・ユアーズ」を歌いながら迎えたというのだから、これは大変なもの。
イギリスはもとより、すでにアメリカ、イタリア、カナダなど精力的にプロモーション、ライヴなどに動いており、今年前半の大旋風新人のひとりになりそうだ。アメリカではジョン・レジェンドのオープニング、インディア・アリーのオープニングなどもつとめているようで、アメリカ・アトランティックもかなり本気で売り出そうとしている。
先に上げたアーティストたちのいい所取りだが、アリシア・キーズが登場したとき以来のセンセーションを感じる。これからしばらく注目していきたい。かなりの確率で少なくとも来年のグラミー新人賞、うまくいけば、その他の部門の候補にもなると僕は見た。
■ ローラ・イジボア 『素顔のローラ』 (2009年6月24日発売、輸入盤4月21日発売予定)
ENT>MUSIC>ARTIST>Izibor, Laura
強烈。
強烈な新人がデビューする。アリシア・キーズ+メアリーJブライジ、ローリン・ヒル、ジル・スコット、それにジョス・ストーン、エイミー・ワインハウス風味の果実を全部足してジューサーにかけてでてきたものすごくおいしいジュースという感じの新人がデビューする。その名はローラ・イジボア。Iziborというスペル、本人が「ローラ・イズィボア」と言っていますね。
全11曲収録のデビュー作『レット・ザ・トゥルース・ビー・トールド』がものすごくいい感じだ。声もいいし、曲調も昔のソウルから21世紀のR&Bまでをうまく縦断して自分のものにしていて、聴きやすい。これがアメリカで2009年4月28日発売、本国アイルランド、イギリスで5月15日、そして、日本では6月24日にリリースされる。(日本でも輸入盤が4月21日にリリース)
ローラ・イジボアは1987年5月アイルランドのダブリン生まれ。5人兄弟の一人で、裕福な家ではなく普通のワーキング・クラスの子だった。下に3歳の弟がいるという。アイルランド人で黒人だと多くの人は驚くそうだが、本人は特に気にしていないそうだ。15歳(2002年)のときにラジオ局主催のコンテスト『2FMソング・コンテスト』で優勝。その後現在のレコード会社と契約、デビュー・アルバムを約4年かけて制作。アルバムは、アイルランドだけでなく、ニューヨーク、フィラデルフィア、アトランタなどでも録音され、やっと完成し満を持してのリリースとなる。
声質はアリシアやメアリーJ的な実に落ち着いた声で聴きやすい。曲調はどこかエイミー風の、つまりイギリス・ソウル風のところも感じられる。6曲目の「パーフェクト・ワールド」は、アリシアにもジェームス・ブラウンを元に作った曲があったように、これもまたジェームス・ブラウン作品(「マンズ・ワールド」)をベースに作ったような感じのもの。「シャイン」はどこか60年代風、エイミー風。ピアノの弾き語りはアリシア風。「フロム・マイ・ハート・トゥ・ユアーズ」は、ヒップホップの要素もある初期メアリー・Jブライジ風。
彼女は最初にマーヴィン・ゲイ、オーティス・レディングなどの本物のソウル・ミュージックに魅了され、ソウルの奥深い世界に入り込んでいったという。彼女の好きなアーティストはスティーヴィー、アレサ、ロバータ、ジェームス・ブラウン、そして、キャンディ・ステイトンなど。普通誰も名前を挙げないようなキャンディ・ステイトンを言うところなどひじょうにおもしろい。13歳くらいから音楽に目覚めた。「生涯見た中で最高のコンサートは」の問いに「アレサ・フランクリン」と答えている。
ここでビデオやいくつかの曲が聴けます
http://www.lauraizibor.com/
2009年4月16日付けの彼女のブログ(上記オフィシャルから見られます)では、なんとスティーヴィー・ワンダーがDJをしている番組にゲストで出て、アルバム収録曲「ザ・ワースト・イズ・オーヴァー」を歌ったそうだ。しかも、そこにはやはり飛び入りでインディア・アリーも遊びに来ていたという。この曲もピアノの弾き語りなので、スタジオで即席でやるにはうってつけだ。実にいい曲だ。スティーヴィーは彼女がスタジオに入ってくるときに、イギリスで最初のシングルとなった「フロム・マイ・ハート・トゥ・ユアーズ」を歌いながら迎えたというのだから、これは大変なもの。
イギリスはもとより、すでにアメリカ、イタリア、カナダなど精力的にプロモーション、ライヴなどに動いており、今年前半の大旋風新人のひとりになりそうだ。アメリカではジョン・レジェンドのオープニング、インディア・アリーのオープニングなどもつとめているようで、アメリカ・アトランティックもかなり本気で売り出そうとしている。
先に上げたアーティストたちのいい所取りだが、アリシア・キーズが登場したとき以来のセンセーションを感じる。これからしばらく注目していきたい。かなりの確率で少なくとも来年のグラミー新人賞、うまくいけば、その他の部門の候補にもなると僕は見た。
■ ローラ・イジボア 『素顔のローラ』 (2009年6月24日発売、輸入盤4月21日発売予定)
ENT>MUSIC>ARTIST>Izibor, Laura