NO.964 |
2005/03/15 (Tue) |
Marcus Miller: Silver Rain |
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ベース奏者として圧倒的人気を誇るマーカス・ミラーの新譜が登場した。タイトルは『シルヴァー・レイン』。かなり多彩なゲストを招き、ぜいたくな一枚にしあがった。 まずカヴァーでは、エドガー・ウィンターの「フランケンシュタイン」、スティーヴィー・ワンダーの「ブギー・オン・レゲエ・ウーマン」、プリンスの「ガールズ・アンド・ボーイズ」、デューク・エリントンの「ソフィスティケイテッド・レディーズ」、ジミ・ヘンドリックスの「パワー・オブ・ソウル」。 また、「ラ・ヴィレット」という曲ではレイラ・ハザウェイがリード・ヴォーカルを担当。「シルヴァー・レイン」は、テイク6のジョーイ・キブル、それにエリック・クラプトンがゲストで参加、さらに、プリンスの曲「ガールズ・アンド・ボーイズ」ではあのメイシー・グレイがリードを担当するなど、話題に事欠かない。 やはり、今あげた作品群はどれもおもしろい。特にメイシー・グレイをいれたプリンスの曲は、これは実におもしろいコンビネーションになった。プリンスの曲にあのユニークなメイシーの声というだけで、興奮する。マーカスはすっかりメイシーの声にやられているようだ。本当に彼女の声って素晴らしい。魅力的。 スティーヴィーの「ブギー・・・」もおもしろいリズムでかっこいい。 マーカスのアルバムとしては、『M2〜パワー・アンド・グレイス』(2001年)以来約4年ぶり、通算ソロとしては6枚目になる。この新作はかなり強力だ。 |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |