NO.906 |
2005/01/22 (Sat) |
Gay Power: The Movie "Priscilla" |
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ゲイ。 いわゆる「ゲイ・ムーヴィー」だ。映画『プリシラ』。23日(日曜)、「山野ミュージック・ジャム」(「ソウル・ブレンズ」内、午後4時半から)で「定盤」に選ばれているサントラを紹介する。 舞台はオーストラリア。ゲイの3人組が大都会シドニーからでて、田舎町でのショーの仕事を得て旅に出るが、その行く先々では…。「プリシラ」とは、彼らが旅をするために手に入れたツアー・バスの名前だ。 いかにも、ゲイの人好みの曲が次から次へとかかる。いきなりオープニングは、シャーリーンの「愛はかげろうのように(アイヴ・ネヴァー・ビーン・トゥ・ミー)」。オカマのシンガーがこれを口パクで歌う。ショーガール3人組のロード・ムーヴィーともいうべき映画。物語と、音楽が微妙に交錯して楽しめる。もっともオカマ系がダメな人は、絶対にダメだろうが。(笑) ゲイの人たちって、美しいものへの意識がひじょうに強いという印象を僕は持っている。美意識というものだろうか。また音楽でも独特のテイストをもっている。そうしたことを最初に知ったのは70年代中期のいわゆるアメリカのディスコブームの時だった。 ニューヨークでディスコ・シーンが盛り上がり始めたのは、ゲイ・パワーがあったからだ。多くの人気ディスコの初期は、ゲイの人々がこぞって通った。ゲイ好みのサウンドがディスコチャートで人気を集めるようになった。最初、ディスコではソウル系のものが中心だったが、なぜか徐々に白人ディスコものが幅をきかせるようになって、少しばかり疑問に思っていた。まもなくその謎が解ける。つまり、ゲイの人たちが支持を集めたものがすぐに大ヒットへ結びついていたのである。 例えば、シルヴァー・コンヴェンションやドナ・サマー、多くのヨーロッパからのディスコヒットだ。 この『プリシラ』のサントラでは、シャーリーン、ヴィレッジ・ピープル、アリシア・ブリッジス、アバ、CCぺニンストン、グロリア・ゲイナーなどなど、その手の作品が次から次へと登場する。このゲイ好みの音楽という「くくり」が僕は妙に興味がある。 プリシラ (1994) 原題 THE ADVENTURES OF PRISCILLA QUEEN OF THE DESERT 上映時間 103 分 製作国 オーストラリア 初公開年月 1995/07 監督: ステファン・エリオット Stephan Elliott 製作: アル・クラーク Al Clark マイケル・ハムリン 脚本: ステファン・エリオット Stephan Elliott 撮影: ブライアン・J・ブレーニー Brian J. Breheny 音楽: ガイ・グロス Guy Gross 出演: テレンス・スタンプ Terence Stamp ヒューゴ・ウィーヴィング Hugo Weaving ガイ・ピアース Guy Pearce ENT>MOVIE>REVIEW>Priscilla ENT>RADIO>SOUL BLENDS>YAMANO TEIBAN>Priscilla " |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |