NO.878 |
2004/12/25 (Sat) |
Merry Christmas, Happy Holiday: No Babies Allowed To Attend Live Performance |
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昨日は24日、そして今日は25日ですか。もう曜日の感覚さえないのに、クリスマスって、特別な響きもいまや、あんまりなし。(笑) さて、定例深町純ライヴはいつものとおりのいつもの調子だったのだが、この日、なぜか子供連れの女性がひとりいた。この子供がおそらく1歳に満たないのか、ちょっとしたことで、泣く。 深町さん、「子供は音楽会の敵だ」とはっきり言っていたが、まさに同感だった。その子供がパート1の終わり近くで、泣き始めた。それをつれている母親がすぐに外にだせばいいものの、全然そういう動きをしない。そこで、泣き止ませようと深町さんがピアノを弾き始めるが、まあ、泣き止まない。なんでもありを許す深町さんも、この子供がずっと泣き止まなかったのには、さすがに切れて、「うるさいなあ」と言って一度中断し、再度演奏を始めたが、結局「集中できない」と言って、演奏を途中で止めてしまった。こんなことは、過去48回のライヴで初めてのことだった。 そして、「音楽の力なんてこんなものなんです。たったひとりの赤子さえ泣き止ませることもできない、そんな程度のものなんです。音楽に力があるなんていう人がいますが、そんなことはない」といったようなコメントをしゃべった。 半分同意するのだが、それ以前に僕は、その子供を連れていた母親がなぜ、泣き出したらすぐに外にでなかったのが、皆目わからない。最初泣き出した時はよしとしよう。だったら、すぐ外にでればいいではないか。1−2分たったあたりから、こっちもいらいらしてきた。とにかく集中できないのだ。5−6分はいたのではないか。 この会場は携帯の呼び出し音も切らなくてもいい、しゃべっていてもいい、録音してもいい、通りを消防車がサイレンを流しながら走れば、そのサイレンの音を曲の中に入れ込む。なんでもあり、ダメということがない場所ではあるのだが、どうも子供の泣き声だけは別のようだ。 この母親はなんなんだろう。音楽を聴きに来たことがない人なのか、それとも、深町さんのライヴは何でもありだから、赤ん坊の泣き声さえも音楽にしてしまうとでも思ったのだろうか。少なくとも、クラシックのコンサートホールだったら、6歳以下の子供はダメとか言われるはず。ここは別にクラシックではないし、まったく堅苦しいものではないのだが、この人物はかなり非常識に思えた。「禁止」することを嫌うこのライヴも、次回以降、赤ん坊の入場は禁止、ということにでもなるかもしれない。ま、それもやむなしかな、という気がした。 |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |