NO.875 |
2004/12/22 (Wed) |
Wrote Autograph After The Show, Everyday: Frank McComb |
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日曜日、『ソウルブレンズ』にゲストでやってきたフランク・マッコム。火曜日のセカンド。けっこう満員。すごい。今回は、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにフランク、そして、ゲスト・ヴォーカルのサイ。 久々にライヴの感覚を味わったせいか、やっぱりライヴはいいなあ、と実感。それはともかく、フランクは今年だけで3回目の来日。日本にアパートでも借りたほうがいいんじゃないか。(笑) 今回のライヴは、春のモーションブルーの時とほぼ同路線。しかし、ここにさらにダニーの曲と、ゲストのサイをうまくフィーチャーした。 サイは、一見、ダイアナ・ロスと見まごうばかりのビューティー。4曲目から登場し、ずっとステージにいた。最初2曲はキーボードも弾きながら歌を披露。なかなかのものだ。 そして、6曲目からダニー・メドレーに。まずは、「リトル・ゲットー・ボーイ」。やはり、これだ! そして、続いてはこの時期にぴったりの「ディス・クリスマス」。わお。もうこれを聞けただけで、満足だ。さらに、アンコール一曲目で長いイントロから始まった「ユー・アー・マイ・ヘヴン」。これをサイとのデュエットで聞かせた。もちろん、ダニーとロバータ・フラックのデュエットでも知られる曲だ。 基本的にミュージシャンズ・ミュージシャンという感じ。だが、これだけ歌声が魅力的なのだから、もっと歌を全面に出せばいいと思う。つまり、一曲目の20分以上あるインスト曲は、各メンバーのソロを披露するのだが、少々長い。最後のアンコールの「キューピッド」も、もう少しコンパクトにまとめて、別の曲をいれてもいい。どうしても、ミュージシャンだから、楽器演奏を自分たちで楽しんでしまうきらいがある。そのあたりを一歩、エンタテインメントの方向に持っていければ、もっともっと密度の濃いショウになる。 とは言っても、現存するソウル・ミュージシャンで、これだけのものが出せる人はなかなかいないし、ダニー・ハザウェイのシャドウにいるとしても、だれもその点について文句を言う人はいない。一度、ためしに「ソウル・サーチン・トーキング」でケイリブがやったように、ダニーの曲だけで、ワンセットやったらどうだろう。そうしたら、連日超満員になるんじゃないか。 それにしてもサーヴィス精神旺盛なフランク。毎日、ライヴが終った後にサイン会をやっている、という。えらい。今、前作をだしたレコード会社ともめていて、次がだせない状況だという。これは、こまった。なんとかしてあげたいが…。しかし、いいライヴをたくさんやって、ファンを増やそうではないか。応援団作ります。 フランクマッコム・前回の記事 http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200404/diary20040416.html http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200404/diary20040417.html http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200404/diary20040418.html http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200404/diary20040419.html ブルーノート (2004年12月21日火曜セカンド、ブルーノート=フランク・マッコム・ライヴ) ENT>MUSIC>LIVE>McComb, Frank |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |