NO.826 |
2004/11/03 (Wed) |
Studying Miles |
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ウルフマン・ジャックのことを徹底的に調べ、スターダストを学んで一段落したと思ったら、こんどはマイルスである。一難去ってまた一難。(笑) ウルフマンはしゃべり足りなかった。スターダストは、ハロウィンに書かれた作品という事実を盛り込むことができなかった。さて、あのジャズの帝王、マイルス・デイヴィスを「山野ミュージックジャム」で2週に渡ってとりあげる。 この「ミュージック・ジャム」のコーナーは、基本的には、山野楽器が選んだ約700枚近くの「定盤」と呼ばれるアルバムから選んで紹介している。その他にも、旬なもので同店がプッシュするもの、あるいは番組的に僕たちが押したい物などを紹介する。マイルスは、もちろん定盤にはいっている。秋口にはジャズがいいということで、前々から予定されていたのだ。 マイルスの作品で、定盤に入っているのは次の作品だ。『死刑台のエレベーター』、『クッキン』、『リラクシン』、『スティーミン』、『ワーキン』、『バグス・グルーヴ』、『ウォーキン』、『クールの誕生』、『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』、『カインド・オブ・ブルー』、『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』、そして『ビッチズ・ブリュー』。以上12作も定盤になっているのだ。これはもちろん、山野楽器のアーティストの中で最多だ。 自分のホームグラウンドのソウル、R&Bだったらすらすらしゃべれるが、さすがにマイルスとなるといわゆる「マイルスおたく」も多数いるだろうから、下手なことはいえない。ということで、たくさんお勉強して、結局は僕なりの感想と切り口で紹介するしかないのだが、それでも最近は周囲から興味本位でかなりのプレッシャーをかけられている。マイルスは、さすがに僕からすればホームではなくアウェイである。 オッシーなどは、「アウェイのマイルスを吉岡さんがどうやるか、今から見ものですなあ」などと人事のようにてぐすねひいているのだ。 マイルスも膨大な自伝がある。いろんな書物もある。CDもそろえた。とりあえずかなりそろえたが、読むのにえらく時間がかかる。ここのところ、うちでは今、朝起きてから、寝るまでマイルスのCDがかかっている。すると、これがまた気持ちがいい。マイルス、いいんですよねえ。 ニューヨーク在住のソウルメートKからマイルスの秘蔵映像なども取り寄せた。彼は実はマイルスに関しては世界的なコレクターだ。正規盤だけでなく、いわゆるブートレッグなども膨大な量を持っている。そういう人が近くにいると、心強い。いろいろ話もきいた。 しかし、よく考えるとマイルスをテーマにしたら2時間でも4時間でも番組はできるだろうが、そこを「20分、2曲、トークは10分以内」を2週というひじょうに限定されたところでやる点がまあ、すごい。というか、無謀というか。(笑) 4分なんて雑談したら、それでぱっと終ってしまいますからねえ。気をつけないと。たださえのりのいいマーヴィンと僕とちーちゃんですからねえ。 ま、どうなるか、僕も楽しみだ。それにしてもこんな機会でもなければこう徹底してマイルスを聞くこともないので、ひじょうに喜ばしいチャンスを与えていただいて嬉しい。とはいうものの、このところ立て続けに勉強が続いて辛い辛い。(笑) 一夜漬けならぬ2週間漬けくらいかな。一夜漬けじゃできないのよ。 目標としては、まったくマイルス・デイヴィスを知らない人が番組を聴いて、「ほ〜〜、マイルスというのはそういう人間か、おもしろそうだ、一枚CD買ってみよう」と思っていただければ、とりあえずよしとしよう。 ENT>MUSIC>ARTIST>Davis Miles " |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |