NO.753 |
2004/08/25 (Wed) |
Sergio Mendes: Brazilian Night |
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ボサノヴァをモダンでポップに、さらにコンテンポラリーにした人。それがセルジオ・メンデスだ。このところ毎年のようにやってくる彼を久々に見た。それにしても、この明るさと、ポップさ、陽気さは、音楽の楽しさ満開だ。 ドラムス、キーボード2台、ギター、ベース、パーカッション、そして、女性コーラス3人という布陣。キーボード1台をセルメンが弾きながら、ときに歌う。1941年2月生まれだというから今年で63歳になるが、いやあ、若い。全体的に、個々のミュージシャンもしっかりしているので、リズム隊が強力。そして、そこにラウンジ風の軽いコーラスがはいって、良質のブラジリアン・ポップス・ウィズ・アメリカン・フレイヴァー、一丁あがりってな感じである。 途中、ひじょうにおもしろかったのが、パーカッション奏者がいろいろなパーカッションをだしてきて、少しずつ音をだすシーン。本当に見たこともないようなおもしろいパーカッションがある。カリンバみたいな音をだすもの、弓のようなもの、タンバリンもあれば、マーチングドラムのような小太鼓もある。また、やはり途中であったチョッパーベースと、そのパーカッション奏者の激しいバトルは見ごたえがあった。あれはかっこいい。ベースとパーカッションのインタープレイというのは、すばらしいアイデアだ。 途中、セルメンたちの大ヒット、「ルック・オブ・ラヴ」「フール・オン・ザ・ヒル」「マシュケナダ」などがメドレーでうたわれ、さすがに年齢層の高い観客に受けていた。あと、「デサフィナート」「トリステーザ」などの有名曲は客ものりのりになった。ブルーノート、ブラジリアン・ナイトになる一夜。 (2004年8月24日火曜セカンド、ブルーノート東京=セルジオ・メンデス・ライヴ) ENT>MUSIC>LIVE>Mendes, Sergio |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |