NO.740
2004/08/12 (Thu)
Spirited Life, Life Is Spirit: Nicholas Pettas' Soul
魂。

そのスタジオに彼は原付でやってきた。すると入口のところで人に見つかり、サイン攻めにあっていた。普通免許の試験には合格しており、あとは交付を待つだけで、この日が原付に乗る最後の日だった。そうして、階上にあがってきた人物は、格闘家ニコラス・ペタスさん。大きく、筋肉がもりもりで、がっちりしている。

スタジオにやってくるなり、「オ〜〜スッ」。気合がはいります。『フィールン・ソウル』のゲスト。1973年1月23日デンマーク生まれ、18歳(91年)で極真空手の大山倍達(おおやま・ますたつ)師匠の内弟子となった。大山師匠は1994年4月26日に71歳で逝去してしまったため、彼は最後の内弟子と呼ばれる。

意外なほどに格闘技好きだった黒沢さんの目が輝き、聴きたいことがいっぱい。なんで空手を始めたのか、そのきっかけとなった出来事、日本にどのようにして来たのか、「千日修行」とは、最近開いている「ザ・スピリット・ジム」のことなど、話は尽きず、普段の「シークレット」のコーナーまでつぶして、ペタスさんの話に聞き入った。

中でもペタスさんの足の骨が折れた時の話は、あまりにリアルで衝撃的だった。また、映画『カラテキッド』の話もおもしろい。それにしても、ペタスさんは、日本語ペラペラ。空手のスピリット、ソウルを完全に理解している。「青い目のサムライ」とはうまいことを言ったものだ。

最後は、スタジオ(ラジオなのに)で、立ち上がって気合の入れ方を指導してくれた。いやあ、汗かきました。「気合をいれる」を英語で言うと、しいて訳せばspiritedということで、spirited lifeは気合の入った人生。ペタスさんは、言いました。「人生は気合だ!」 おお〜〜いえ〜〜っ。スタジオ内の気温、一気に急上昇! ペタスさんのソウルがスタジオ内に充満した。

(この模様は8月14日の『フィールン・ソウル』(東京FM系)で放送されます)

Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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