NO725 |
2004/07/30 (Fri) |
70s Trio Backed Up Lady K |
---|
この日、成田から到着したばかりの老練な職人ミュージシャン3人が位置についている。いろいろとセッティングに時間がかかる。新宿の老舗ジャズバー、ダグ(DUG)。35席で超満員となるこの店はすでに牛詰状態だ。この夜の主人公は新人レディー・キム。しかし、僕はロイド・メイヤーズ74歳(ピアノ)、ポール・ブラウン70歳(ベース)、クラレンス・ビーン72歳(ドラムス)というこのトリオに、まずは目を奪われた。 彼らがウォームアップの一曲を演奏する。彼らにとって「音楽を演奏するとは」どういう意味を持つのだろうか。本当に朝飯前のように、それぞれがプレイしている。このトリオで演奏するようになったのは、ここ3年程度だという。ただし、それぞれはいろいろなセッションで30年以上の知り合いだ。ドラムのビーンがそう話してくれた。この70ズのトリオは、強力だ。3人の間のミュージシャンシップという絆の強さははかりしれない。 そして「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」でレディー・K登場。意外と声は細い。かなり緊張しているのだろうか。でたばかりの新作 『レフト・アローン』 からの作品を中心に1部、2部に分けて歌った。笑顔がなかなか素敵だで、確かに絵になるシンガーだ。今度は、シャウト系のソウルを聴いてみたい。 終った後、店頭で売られていたアナログ30センチアルバムやCDにサインをしていた。帰り際、ちらっと話をした。「ジャズ以外も歌いますか?」 「え〜、今は以前ほどジャズ以外は歌いませんが、ソウル、R&Bも歌っていました。一時期、チャールズ・ネヴィルのバンドにいたこともあるのよ」 「ええ? じゃあ、ニューオーリンズに住んでた?」 「いや、彼らは奥さんと子供たちとボストンにいるの」 別れ際に「ナイス・トゥ・ミート・ユー」と言って握手をしたときの、手の握り方が強かった。 Setlist (incomplete) 2004.7.29 Lady Kim Live At Shinjuku DUG First set show started 20:13 1. (Instrumental) 2. How High The Moon 3. Since I Fell For You 4. Exactly Like You 5. Left Alone 6. (Instrumental) 7. Softly As In A Morning Sunrise 8. If I Were A Bell 9. Misty 10. Summertime show ended 21:04 Second Set show started 21:30 1. (Instrumental) 2. Bird Alone 3. Afro Blue 4. What A Difference A Day Makes 5. Just In Time 6. Nearness Of You 7. Take The A Train (Instrumental) 8. Girl From Ipanema 9. Fine & Mellow 10. I'm Glad There Is You ENC. Strange Fruit show ended 22:32 (2004年7月28日木曜、新宿・ダグ=レディー・キム・ライヴ) ENT>MUSIC>LIVE>Lady Kim |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |