NO.694 |
2004/06/30 (Wed) |
Who Played Drums On "Spirit"?: Fred or Maurice or Ralph? |
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今、アース・ウィンド&ファイアーの 『スピリット(魂)』 の原稿を書いているのですが、思い入れもひとしおのアルバムだけに、あれも書きたい、これも書きたいで、なかなか進みません。すいません。 このアルバムを入手したのは、76年10月。まず輸入盤だった。オレンジ色のジャケットに白いピラミッドがみっつ。その前でモーリス・ホワイトや他のメンバーが、独特のポーズを取って、立っています。 アルバムに先がけてシングル「ゲット・アウェイ」が76年7月からヒットし始めていました。最近車の宣伝に使われてました。トヨタのハリアだったか。 さて、アースのこの 『スピリット』 のアルバムで、今、僕が注目しているのが、誰がドラムを叩いているのか、という点です。アースのこの時期、実はモーリスの弟フレッド・ホワイトのほかに、ラルフ・ジョンソンもドラマーをしていました。また、モーリス自身もドラムを叩きます。元々ドラマーですから。アルバムのクレジットには、ラルフとフレッドの名前があるのですが、曲ごとに誰が叩いているのかは書かれていないのです。 なので、「ゲットアウェイ」や「サタデイ・ナイト」のドラマーが誰なのか、ひじょうに気になります。ラルフは、それほどドラムをやらないので、おそらく、少なくともこの2曲はフレッド・ホワイトが叩いていると推測しているのですが。たぶん、他の曲もほとんどフレッドではないかと思っています。ただ、モーリスとフレッド、そして、ラルフのドラムの音の違いがわからないんですよ。CDだけからでは。ラルフはパーカッションだったとすると、フレッドとモーリスの違いはいかに。 もちろん、参考資料としてダニー・ハザウェイの 『ライヴ』 も聞き比べます。これは、フレッド。でも、やはりわからない。ワーナーからでたアースの2枚のアルバムがあります。ここでのドラムは、おそらくというか、確実にモーリスです。 『地球最後の日』 も。しかし、 『暗黒への挑戦』 からドラムにフレッド・ホワイトがクレジットされました。ここから全編、フレッドになったのでしょうか。 79年3月の初来日の時は、フレッドが来ていました。88年の時は、ソニー・エモリーだったように記憶しています。(要確認) てなことを考えているときりがないので、この手のことに詳しいハリー・ワインガーにメールで尋ねました。すると、まもなく、それならリオ・サックスにきいてみてはどうかと、リオを紹介されました。リオにメールをしました。すると、彼はハーブ・パウエルという人物を紹介してくれました。リオもハーブも、これまでにアメリカのアースのライナーを書いている人です。ハーブからは、モーリスとラルフ、そしてフレッドに確認するのでしばらく時間をくれという返事がきました。 さて、 『スピリット』 の全曲を叩いているのは、やはり、フレッド・ホワイトなのでしょうか。はっきりわかるといいですねえ。謎はとけるでしょうか。 |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |