NO.625 |
2004/04/27 (Tue) |
Rainy Days & Mondays For Al Jarreau: |
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アル・ジャロウの約一年ぶりのブルーノート公演。初日のセカンドということもあってか、かなりリラックスした様子。まだまだこれから一週間あるぞ、という感じだ。彼の場合、曲順などもかなりスポンテニアス(自然)な感じで、その場の雰囲気で決めていく。初日のためか、まだ声もそれほどでていなかったようだが、時折、見せる「声の遊び」はさすがヴェテラン。 ジャズの名曲「テイク5」をスキャットで始めるスタイルは、昨年見たもの。これはどんどんとグルーヴ感をあげていき、徐々に楽器を加えていく。「モーニン」は、ほとんどいつも必ず歌う曲。 「僕たちをまたこの店に呼んでくれてありがとう。ハタさん、ハタさん、ナカムラさん、ナカムラさん…(どちらも店長、マネージャーなど)」 そこにアル節のメロディーがつくと、もはや見事な「音楽」だ。さらに「シミズさん、シミズさん…。彼はシェフなんだ。僕は大事な人を知ってるんだ」 客席から笑いがまきおこる。 「さて、じゃあ7月に発売される予定の新作から一曲やろうか。新作のタイトルは、『アクセンチュア・ザ・ポジティヴ、エリミネート・ザ・ネガティヴ』(ものすごく早口だったのを聞き取ったため、ひょっとしたらちがうかもしれません。前向きさを伸ばし、後ろ向きなことを削除しよう、ということだと思う。ポジティヴを伸ばし、ネガティヴを減らす、ということでしょう)。あなたは、この新作を10枚買ってくれるかな、そちらのあなたは20枚、そして、そちらの方は、1枚?」(笑) そして、ラリー・ウィリアムスのシンプルなキーボードで歌い始めたのがスタンダードの「マイ・フーリッシュ・ハート」だった。2004年8月発売予定の 新作アルバム は、ピアノ、ギター、ベース、ドラムスをバックにほとんどすべてワンテイクで録音したもので、スタンダードソングを中心にしたものになる、という。 しかし、珍しくアンコール含めて58分という短いライヴだったので、少々物足りなかった。ま、初日だからしょうがないかな。おそらく日が重なるにつれて、徐々にウォームアップし、もりあがっていくことだろう。 そして、外に出るといつの間にか小雨が降っていた。アル・ジャロウと雨の日と月曜日…。 +++++ 前回ライヴ評。2003年3月23日付け日記。 ブルーノート・ウェッブ。ライヴは5月2日まで。 +++++ Setlist Second Set (incomplete) show started 21:33 1. Tell Me What I Gotta Do (From "L is for Lover" - 1986) 2. Flame (From "Tomorrow Today" - 2000) Medley 3. Save Me (From "Jarreau" -- 1983) 4. My Old Friend (From "Breakin Away" -- 1981) 5. Trouble In Paradise (From "Jarreau" -- 1983) 6. Distracted (From "This Time" -- 1980) + Thank you Hata-san, Nakamura-san, Shimizu-san 7. My Foolish Heart (From "Accentuate The Positive" - 2004) 8. Puddit (Put it Where You Want It) (From "Tomorrow Today" --2000) 9. Mornin' (From "Jarreau" -- 1983) 10. Take 5 (From "Look To The Rainbow/Live In Europe" -- 1977) 11. Roof Garden (From "Breakin' Away" -- 1981) show ended 22:31 (2004年4月26日月曜ブルーノート・セカンド=アル・ジャロウ・ライヴ) ENT>MUSIC>LIVE>Jarreau, Al |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |